kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

命の学び

2023-08-08 15:31:01 | 日記

うちの庭で蛹になってた残りの3匹の顛末

ミカンの木の枝で蛹になった1匹は

ずっと緑色のままだったけど

蛹も擬態というのがあって、まわりの色に合わせて色が変わるそうなので

そういうことか、もしくは違う種類のアゲハかな?と思いつつ見守っていたら

ある日蛹に小さな穴が開いて

そこからぞろぞろと小さな虫が!

たぶんこれはヤドリバエかコバチで

寄生されてたらしい・・・

そういうこともあるとは聞いていたけど

かなりショックを受けました💧

まあ自然界の命のことなので、仕方ないですね・・・

それから窓枠にくっついてたもう1匹の蛹は

ある朝いつも通りわたしが庭に出ようとサンダルをはいたところ

右足にむにゅっと嫌な感触が!

慌ててサンダルを脱いで振ると

なんと羽化したての蝶が入ってた!(って、そんなことある?!)

何とか体を踏みつぶすことはなかったけど

羽はこすれてボロボロになり

もうこれは飛べない・・・

それでもまだ羽が十分開ききっていなかったので

しばらく枇杷の葉の日陰のところに置いて様子を見たけど

羽があらかた開いてもやっぱり飛べず

これはもうお世話するしかないってことで家に入れて

アゲハチョウが止まれるところを作って掴まらせたけど

風がそよとも吹かないところでただじっと止まっているだけって

蝶にとってはどうなんだろうって考えちゃって

そのうち蝶も疲れたのか下に落ちてしまい

はちみつを薄めた汁も飲んでくれず

正直お手上げ・・・

それでやっぱり外がいいのかなって思って

枇杷の葉のところに連れて行って

桃の果汁を吸わせた綿をそばに置き

ストローのような口をつまようじで伸ばして綿にくっつけたら

あら、ちゃんと飲んでる!

まあ実際どれくらい飲んだかはわからないけど

ちゃんと口を綿にしばらくくっつけていたから

そこそこ飲めたと思う

その後は葉っぱにしっかりくっついていたので

時々蜜の綿を取り換えつつ様子を見ていたら

数日後、静かに息を引き取ったらしく

下に羽の残骸だけ落ちていました(たぶん本体は蟻などが持って行ったと思う)

なんかこれだけお世話しちゃうと、もううちの子みたいな気分になってたので

しばらくは落ち込みました・・・

そして天井で蛹になった最後の1匹は

羽化した様子を全く見かけなかったけど

もうこれ以上待ってもこれから羽化ってことはないって時期に

そっと剥がしてみたら、中は空っぽになってたので

たぶんわたしの知らないうちに羽化して飛び立ったに違いない・・・

ってことで

5匹の蛹それぞれから命の学びをたくさんさせてもらったわたし

当たり前のように思ってた羽化が

実際はこんなにも大変で、いろんなことが起こり

だからこそ命って尊いって

改めて感じたし

こんなに小さくても命って大切だと

心から思った

アゲハチョウの羽化のお話でした

大切なこと教えてくれたアゲハチョウたちには

ありがとうの気持ちでいっぱいです

 

遊びに来てくださって、ありがとうございました

コメント
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