kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

そんなことが・・・

2023-04-06 17:14:17 | 日記

先日千葉県の海岸に打ち上げられた

カズハゴンドウというイルカの集団

その続報があり

原因は妊娠したイルカを群れで守ろうとして浅瀬に流された可能性があるという

海岸に漂着して死んでしまったイルカを解剖したところ

3頭のうち2頭が妊娠していて

数日後に出産を迎える状態だったそう

カズハゴンドウというイルカの生態はよくわかっていないそうだけど

普段は温かい海域にいて

今が出産の時期だそう

で、今回は餌を追って暖かい海流の親潮に乗って泳いできたところ

冷たい海流の親潮とぶつかるところまで来てしまい

急に体が冷やされて低体温症となり

泳ぐ力さえ奪われて漂着したらしい

でもこれだけの集団だったら

体力のある個体は温かい海流の方に逃げて行けたはずだし

漂着する個体の数が多すぎる気がしてた

けど

もしそういうことなら

カズハゴンドウは自分の命をなげうってまで仲間を助けようとしてたわけで

これってなかなかできることじゃないし

野生の動物は命を未来につなげていくために

犠牲は最小限にするのが当たり前だと思ってたけど

こういう動物もいるんですね

もちろん最初は勝算もあったかもしれない

これくらいなら何とか乗り切れるって思ってたかもしれないけれど・・・

まあ本当のところはそのイルカたちにしかわからないんだけど

人でもこういうことはなかなかできないし

なんかちょっと圧倒されるっていうか

すごいなあと思わされる

因みにカズハゴンドウは過去にも数例集団で漂着したことがあり

ふだんは100頭~1000頭の集団で生息しているそう

だからもうみんな家族みたいなものだったんだろうけど・・・

最近は温暖化の影響で海水温も上がってるから

イルカたちも自分の生息域がどこまでなのかわかりにくくなってるかも

って

なんだかいろいろ考えさせられた

カズハゴンドウのお話でした

 

遊びに来てくださって、ありがとうございました

コメント
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