kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

失敗では済まされない

2020-12-12 16:54:04 | 日記

昨日のニュースでこれはありえないでしょ!って思ったのは

水虫治療薬に睡眠導入剤が混入していて

しかもその量が、最大投与量の2.5倍で

133人に意識もうろうや眠気だけでなく

意識消失、記憶喪失、ふらつきなどの症状がみられ

その影響によると思われる交通事故が16件発生し

34人ほどが入院し、1名が亡くなった件

調べてみるとこの睡眠導入剤の副作用として呼吸抑制というのもあったから

一度に大量に内服してしまったら

それが原因でなくなるというのもあり得ることらしい

その方が本当にこの薬のせいで亡くなったかは検査中のようだけど

本当にこういうことが起こったなら

わたしたちはもう薬を安心して内服できない

だって

すでに薬に違う成分が練りこまれて製造されていたなら

外から見たら全く異常はわからないし(においもないでしょうね)

薬局でも自分の目でもチェックのしようがないから

これが起こった原因は

お薬の原料を混ぜる過程で例えば容器Aから容器Bに移したときに全部移しきれず

全体量が足りなくなり

そこで後から原料を追加しようとして

全然違う睡眠導入剤を混ぜてしまったらしい

しかもその成分の確認はダブルチェックでなく

1人でその操作をしたそう

って

ありえなくない?

例えば病院では患者さんにお薬を渡すときに

バーコードチェックをしたりして間違い防止をしてるし

薬局だって薬のチェックは2人で行ってる

そうやってどんなに忙しくても薬の間違いを防ごうと努力してるのに

大本がこれだったとは・・・

これってある意味無差別大量殺人と未遂ってことになりませんか?

それにどうやら

後から減った量の成分を追加っていうのも

国が承認した製造手続きに反するらしい・・・

なんだか命を守ろうとして一生懸命頑張ってる皆さんの努力が簡単に踏みにじられた気がして

愕然とする

他の製薬会社でもやってるのかどうかはわからないけど

薬の製造は人の命を握ってるってことをもう一度よく考えて

二度とこんなことが起こらないように

きちんとしたマニュアルを作って

その手順をちゃんと守って薬を作ってほしいなって

心から思った

一度製品として出されたら

わたしたちは信じるしかないのでね

なんか、そういうところまで疑ってかからなくてはならない現実が

本当に悲しくなった薬のお話でした

 

遊びに来てくださって、ありがとうございました

コメント (2)
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