昔、わたしは写真を撮るのが好きだった
好きな景色の構図を選んで撮って
それが写真として残るのはけっこううれしいもの
だから
旅行に行ったときなんかは、かなり撮ってた
ところが
うちのおふたりの写真はあまり残ってない
おにいちゃん犬、おとうと犬を撮影しようとしても
じっとしていてくれることがなく
さらに「マテ」もできなかったおふたりは
ほんの数秒すら同じ状態でいることができない
だからほとんどの写真はブレてたし
ピントが合っていても納得する写真が撮れない
けど
おふたりの写真をあまり撮らなかった一番の理由は
「この子たちの可愛さがどうしても写真に写し取れない」って思ったから
目の前のおふたりはこんなにかわいいのに
何で写真になるとこんなにぶちゃいくなの？って幾度となく思ったし
それが何年も続くと
もう気持ちがあきらめてしまって
まあまあに撮れてる写真は
ほとんどが寝てるときの物
だからね
十数年生きていた中で
おふたりの写真はそれほど多くない
それを携帯に保存してランダム待受けにしてるんだけど
今見るとそのどれもが超かわいい・・・
撮った時はそれほどでもないって思ってたけど
今見てみるとなんとかわいいことか
だから
たぶん本物はこの何倍もかわいかったはずなんだけど
そうなってみると
何でもっっと写真を撮っておかなかったかな～って思う
たぶんどんな表情でもいいんですよ
たとえぶちゃいくでも
後から見るとそれはそれで十分かわいく見えるんだから
それで思うのは
ペットのお写真を常に撮ってる方はいいけど
あまり撮ってない方は
時々撮っておいた方がいいですよ、ってこと
いつかその子たちがいなくなったとき
宝物のようになりますから
何の変哲もないふだんの一コマが
ふっと心を癒してくれます
その子たちがいなくなったずっと後でも・・・
遊びに来てくださって、ありがとうございました
