kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

お粗末な結末

2020-08-29 16:36:35 | 日記

今月6日に死亡した

伊豆シャボテン公園のハシビロコウ「ビル」の性別が

実は雄ではなく雌だった!

そんなニュースを見てびっくりした人はかなり多かったと思う

このハシビロコウは推定50歳以上で、世界最高齢と言われている

そんな有名な鳥の性別もちゃんとチェックしてなかったなんて

いったいどういうことなんでしょう?

この「ビル」は39年前に進化生物学研究所というところから

もう一匹の雌とともに”つがい”として伊豆シャボテン公園にやってきて

本当は採血とか組織採取で性別を判定しなければいけないところ

そのための捕獲や保定で人との信頼関係を崩したくなかったという理由で

検査をしてこなかったという  どうやら体の大きさだけで雄と判断されたらしい

まあ研究所からやってきた時点で”つがい”扱いだったから

あまり問題にも上がらなかったかもしれない

その後もう一匹の雌はすぐ亡くなり

ビルは別のパートナーをあてがわれる訳でもなく1羽で暮らしてきて

たぶん雄と雌とで育て方の違いはなかっただろうとは思うけど

やっぱりみんなに誤解されたままっていうのは

何となく気の毒な気がするし

たった一度捕獲して採血したくらいで

信頼関係は崩れたりするものかどうか・・・

さらに

40年前だったら検査ももっと大変だったかもしれないけど

今なら少量の血液でたくさんのことが調べられるんだから

なぜやらなかったかな・・・?

わたしとしては健康診断を兼ねて一度くらいやればよかったのに、なんて思ってしまう

それに世界最高齢だったら、その情報は世界中を駆け巡ったはず

だから

今頃は世界中でお笑いネタになってるかもね

まあそれが失態になるとまではいかないかもしれないけど

動物園で展示するなら

性別くらいはちゃんと確認したほうがいいよって

びっくりしてちょっと呆れちゃった

ハシビロコウのお話、でした・・・

今頃ビルも天国で「よかった」と思ってるんじゃないかな・・・

 

遊びに来てくださって、ありがとうございました

コメント (2)
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