kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

ノーベル化学賞

2019-10-09 20:10:07 | 日記

今年のノーベル化学賞に

旭化成の吉野彰さんが選ばれた

理由はコバルト酸リチウムを使った高性能のリチウムイオン電池を開発したこと

これだけ聞くと「何のことやら」なわたしだけど

それが今携帯やノートパソコンや電気自動車などに使われている、と聞くと

ものすごく身近なものばかりでありがたみがよくわかる

しかも

この電池を完成させたのが1985年だったと聞き

今の便利な生活が成り立ってるのは

もう30年以上も前に開発されたものが支えてるとわかり

本当にびっくりして

科学ってすごいなぁ、と感心させられるし

これで思ったのが

この吉野さんが今71歳ってことは

リチウムイオン電池が完成したのは37歳の頃

して

この研究を始めたのはいつかわからないけど

1981年にポリアセチレンを使って研究を始めたそうだから

最初に興味をもって着手したのはもっとずっと前だろう

こういう科学の研究はふつうかなり時間がかかるものだろうから

例えば10年とすると

27歳の頃には始めてたかもしれない

ってことは

大学院まで卒業すると最低24歳で

卒業して間もなくテーマを見つけて研究をはじめる必要があるってこと

もちろんそれが大成功を収めるかどうかもわからぬまま

日々一生懸命研究に没頭し

何もかもうまくいくと40代でノーベル賞級の成功をおさめ

70代でノーベル賞・・・

これは個人的なイメージですが

わたしは科学者の皆さんは日々地道に静かに我慢強く研究されてると思ってたけど

こうやって年齢計算してみると

もう常におしりに火が付いたみたいな生活なのかも・・・

さらに

同じ研究してる人が世界中に何人もいるわけだから

それはもう熾烈な戦いが日々繰り広げられてるのかも・・・

そう思ったら

今後はストイックで戦う意欲満々な方々は

軍隊とかでなくこっちへすすむべきって気がする

それはともかく

ノーベル賞受賞はご本人の名誉だけでなく

若い科学者や子供たちに大きな夢を与えるし

そうでないわたしたちもとてもうれしく誇らしい気持ちにさせてくれる

だからこれからもこういう受賞が続いてほしいし

そのためには若い方々にぜひがんばってほしい  何しろ受賞は何十年も先の事ですからね!

ノーベル賞自体はダイナマイトを開発した方の個人資産で運用されていて

それはちょっとどうかなと思うところもあり

将来的には世界各国が資金を出し合って平等に運営する組織でこういう賞を作ってほしいって思うけど  ノーベル賞も運営は平等だと思いますが・・・

今は吉野さんの素晴らしい功績を讃えて

授賞式を楽しみにしたいと思います

吉野彰さん、本当におめでとうございます

 

遊びに来てくださって、ありがとうございました

コメント
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