kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

おじいちゃんのお楽しみ

2019-01-24 17:04:25 | 
高齢で目が見えないおとうと犬は

もうずいぶん前からおもちゃのお遊びは出来なくなってるし

心臓も悪いから思いっきり走ることもできない

だから

必然的に家でごろごろして寝る時間が長くなり

お楽しみも少ない

そんな日々の数少ないお楽しみは

おやつ

もちろん食べるのも楽しみだけど

彼は差し出されたおやつをすぐには食べず

まず長いことフンフンし

いきなりそっぽを向く

でも

ここで「あ、いらないの?」とおやつを片付けてはならない

まずおやつを細かく砕いておとうと犬の舌の上にのせると

え~?!って顔しながらも口の中でくちゃくちゃして味を確かめ

そのあとちょうだい!の舌ペロン

なので手のひらに砕いたおやつを乗せると

しばらくはまた鼻先でつんつんしたり舐めたりを繰り返し

そうしてようやく食べ始める

これ、ちょっとお行儀が悪いから

若くて元気な頃だったら

「食べ物を粗末に扱っちゃいけません」なんて注意したかもしれないけど

ささやかなお楽しみに違いないから

安全な食べ物かどうかをチェックしてる、ってことにして

よしとしてる

それにね

こうやって一生懸命おやつと遊んでるおとうと犬は

相当かわいくて

じっくり眺めちゃったりして

わたしのお楽しみでもある、ってわけ

ただ一つ気がかりなのは

彼が愛してやまないささみの固いジャーキーが

時々のどにつかえるらしく

「ぐっ」と言ったまま動作が止まっちゃう

なのでそんなときは背中をやさしくポンポンして

落ち着いたところでお水を飲ませるんだけど

やっぱり高齢犬には厳しいかも・・・

だから本当はもっとソフトなおやつに変えたいけど

彼はとても好みがはっきりしていて

他のおやつはほとんどゴミになってきた

だから

相当有力候補が出現しない限り

交代は難しい・・・

命は大切だけど

数少ないお楽しみを奪ってしまってもいいか、っていうのもどうかと思うし

なのでとりあえずおやつをできるだけ細かく砕きたいけど

そうなると鼻先でつんつんする遊びもできなくなる

ってことで

ここにも一つ悩ましい問題が・・・

高齢犬とのお付き合いは

次々に起こる問題をどう対処するか、何を優先するかの連続、って

つくづく思う今日この頃の

飼い主なのでした~

本犬が楽しく穏やかに暮らせるのが一番だけど

その答えはなかなか見つからない・・・



遊びに来てくださって、ありがとうございました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする