kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

親切が身に染みた件

2018-11-15 19:57:27 | 介護
母が外出するときは

普段はシルバーカーを使う

それの方が体を十分支えてくれるし

ブレーキがあって安全だから

でも

あるホームセンターは入り口まで長いスロープがあり

シルバーカーでの上り下りはけっこう危険なので

そのお店だけは入り口まで杖をついていき

店内ではカートを使う



今日そのお店に行ったとき

入口にあるはずの小さいサイズのカートが

一台もない

たまたまタイミングが悪かったらしく

仕方なく近くにあるベンチで待っていようと思ったとき

たまたま店内から出てきた女性が私たちを見るなり

「これどうぞ」と使っていたカートの荷物を下ろし始めた

でもその方はトイレットペーパー2パックとそれ以外にも荷物があり

車に行くまではカートがあったほうが絶対便利

なので

「私たちはここでゆっくり待っていますので」と丁重にお断りしたんだけど

その方はさっさと荷物を手に持つと

カートを「どうぞ」とわたしに渡して去っていく

わたしは「ありがとうございます!」を伝えるのがやっと・・・

でも

実は母の脚は時間が経つごとに動かなくなるので

カートを渡してくださったのは本当に助かったし

おかげでそのあとお買い物をスムーズに楽しく済ますことができた

その方はたぶん私と母の間くらいのお歳で

重く大きな荷物をもってスロープを下り車に行くのは

けっこう大変だったと思われたし

でもそれを感じさせないさりげなさで

カートを差し出すというのは

普段から心がけていなければ難しいんじゃないかと思われた

もうその方にお会いできることはないかもしれないけど

このご親切はわたしが次にそういう事に出会ったとき

お返ししていこうと思ったし

単純にそのやさしさが心に染みて

ちょっとじんと来ちゃいました・・・


その方の行為は単に使っていたカートを渡しただけかもしれないけど

それがどんなに私たちをハッピーにしてくださったか

気づいてくださっているかしら・・・?

世知辛い世の中にも

こんな親切な方はたくさんいるし

自分も親切にされる方じゃなくって

親切にする方の人でいたいなと思わされた

今日の出来事でした



遊びに来てくださって、ありがとうございました
コメント (2)
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