kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

ジャブが一番効いてくる

2018-03-04 20:17:41 | 介護
最近

母とうまく話せない

それは母側の問題ではなく

わたしにある

最近の母は

以前だったら絶対に人前では言わないこととか

しなかったことを

平然とすることがある

だから

家や車の中で二人だけの時は

母が何を言おうと何をしようと

うんうん、と余裕で見たり聞いたりしているんだけど

その「たぶん受け入れられてる」雰囲気を保ったまま外に出て

人前でも同じ事をしたり話したりしちゃうから

こっちは気が気ではなく

結局

ふたりだけの時も穏やかな話がしにくくなり

黙りがちに・・・

もちろんその内容は極端にひどいものではないし

聞く人が聞けば母が認知症だってことがわかるもので

周りの反応はたぶん「お気の毒」くらいのもの

でも家族からみれば

母はそんな人じゃなかったって知ってるから

もう二度と戻れないところに来てしまっていることがわかって

それが思った以上につらい

例えばストレートパンチみたいなものすごい大きなことは

その対処に追われたりして忙しいし

現実を受け入れざるを得ないから

意外と受け止めは難しくない

でも

今までは絶対したがらなかったことをするようになったり

物事の良しあしがわかりにくくなってるのを

たびたび目の当たりにするようになると

一つ一つは些細なことでも

それは積もり積もって

ジャブのようにじわじわ効いてくる

家族の心に・・・

もちろんそれはもともとの本人が望んだことじゃないだろうし

加齢や病気でそうなってることだから

否定はしないつもりだけど

人様には見せたくないな、って

つい思っちゃう・・・

だからと言って

外にもう出さないってことはできないし

これからも外出は楽しんでほしいなって

心から思うんだけど・・・


もちろん母自身はなんとも思っていなくて

わたしの気持ちだけの問題

だから認知症のせいとさっさと割り切ってしまえば

悩むこともないんだろうけど・・・

まあ、悩んだって解決はできないことなんだし

悩む必要ある?って自分に突っ込んだりしてみるけど

やっぱりなかなか抜け出せない気がする

娘なのでした~

そして

けっこう情けない自分を知る日々でもあります

介護って、自分との戦いかも・・・



遊びに来てくださって、ありがとうございました
コメント
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