kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

目は見えなくなってからが成長期

2018-01-28 19:15:08 | 
おとうと犬は

目が見えなくなってから6~7年経つけど

最初の頃は根拠のない自信があったみたいで

割と堂々としてた

でもあちこちぶつかったり

ソファに上がるつもりが全然関係ないところでジャンプして落ちたりして

いっぱい失敗を重ねて

だんだん自信を無くしたようだった

そうなるといろんなものが怖くなり

特に大きな音には敏感になった

全然平気だった雷におびえて

音が聞こえにくい脱衣所やお風呂に何とかたどり着いて震えてたり

お散歩中も飛行機の音やトラックの音で足が止まり歩けなくなったり・・・

それでお散歩はほとんど抱っこになり

家の中でも行動範囲がものすごく狭くなった

室内トイレもどこかわからなくなって行けなくなり

時間ごとに外に出さなくてはならなくなり

お水を飲む量も減った

何だかすべてが悪い方へ動き始めて

私も最初はどうしていいかわからなかったけど

とりあえず苦手克服からやっていこうと思って

まずは飛行機やトラックの音から味方につける

トラックは遠くに見えたらまずおとうと犬に「来たよ」と教え

「頑張ってるねって応援してくれてるよ」と話しかける

飛行機の音が聞こえても

同じように話す

雷や自衛隊の演習の音は

「大丈夫、ここには来ないからね」とずっと話しかける  私の抱っこは嫌がったので・・・

そんなことを何年も続けていったら

ここ2年ほどは怖がらなくなった

そうすると

行動範囲も広がって家の中も少しずつ歩けるようになり

お散歩もだんだん距離が伸びた

ブログの1年前の記事を読むと

そういえばそうだった!と思うほどいろんなことができるようになって

人でいうと70代のおとうと犬は

現在もすくすくと(?)成長中

お散歩ではもう抱っこすることはないし

むしろ「トイレ」とか「ソファに戻って寝たい」とか

きちんと自分の意志を伝えられるようになり

飼い主としては正直びっくり!

ここ数年では今が一番前向きで元気な感じで

むしろおとうと犬らしさはどんどん出てきてる気がする・・・


そんなわけで

わんこの視力が落ちたりいずれ見えなくなることを不安に思っておられる方々

大丈夫です!

うちのおとうと犬はむしろ目が見えなくなってからのほうが

ずっと進化しましたから

しかも

高齢になってもさらに成長中

見えなければ嗅覚とか聴覚とかほかの能力を最大限活用して

十分生活ができますし

いろんなことが楽しめます

だから

わんこの能力を伸ばすことを一緒に楽しんでほしい

うちの場合は私がむしろ悲劇の脇役演じちゃったときもあったけど

わんこ自身は見えないことが日常だったので

行動範囲は狭まったけど落ち込む様子はなかった

なので

見えないことが個性、って思ったらいいと思います

うちは今そんな感じで

私やおにいちゃん犬がおとうと犬を頼りにすることもあるから

ほぼ普通に一緒にやっていけます

大丈夫、心配しないで・・・


病気になったからペットを捨てる、みたいな記事をいくつか見たせいか

今日はこんなことをお伝えしたくて

記事にしました

事故や病気で障がいが残ることは仕方のない事

でも一緒に前向きに頑張っていけば

思ったほど大変じゃないし

我が子(ペット)の頑張りにいっぱい感動して

自分も力をもらうっていう特典付き

割といいこと多いかもしれません・・・



遊びに来てくださって、ありがとうございました
コメント (2)
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