kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

仕事の意味を知る

2015-09-08 09:29:02 | 仕事
また

介護施設で事件が起きた

まあ今回はまだ

本当に事件か

それとも事故なのか

わかってないけど

高齢者3人が

立て続けに飛び降り自殺とは

やはり考えにくい

警察や関係者の方には

ぜひ真相を明らかにしていただきたい


介護施設で

たびたび起こる暴力

原因はいろいろあると思うけど

会社側が

介護する人たちに

「あなた方が扱うのは

 世界でたった一つの命である」

ということを

きちんと教えていないのも

大きな一因だと思う

ちょっと見た感じは

介護職って

よろよろ歩く老人の歩行介助とか

おむつのお世話とか

全般的に

めんどくさくて汚い印象

今まで何も介護にかかわってこなかった若者が

生活のために始めたら

なかなか進まない歩みやトイレの粗相の後始末

認知症で言ってることがわからない老人の対応などに

相当イライラするだろう

だから

介護職の本当の意味を

これでもかというくらい

じっくり教えて

本当に理解して

命を守る仕事をしたい人を選ばなければ

これからも同じことが起こる


いまは介護職員が不足していて

そんな事言ってられないかもしれないけど

教育に手を抜いて

結果的に暴力沙汰で

施設自体の運営ができなくなることを考えれば

そこは手を抜いてはいけないと思う

亡くなった方やその家族にしてみれば

世界でたった一つの

大切な命だ

施設に預けてるからって

もう愛情がなくなったわけじゃない

しかも

決められた金額をきちんと払って

暴力をふるわれたなら

許されるはずもない


自分がそういうことされたらどう思うかは

みんな同じはずだ


そういう教育が

できないひとたちが

施設経営をしてるのかもしれない


ある程度年がいって

それでも暴力的な人は

この仕事をする資格がない

でも

若い人たちは

きちんと教えたら

理解できることが多い

給料は少なくても

命を扱う尊い仕事なんだと

本当に理解したら

仕事に誇りを持てるだろう

そして

自分の勤務時間に事故もトラブルも起こさないように

強い責任感を感じるだろう


世間ではそれほど重要だと思われてないけど

介護職って

本当に立派な仕事だし

利用者さんや物の管理のほか

人を楽しませる技術・笑顔

糖尿病など疾患の理解と配慮

認知症の方の想像を絶する行動への上手な対応

そして

そういう重労働をする自分の体調管理など

本当に多くの才能がないと

できない仕事


こういったことを

最初にきちんと教えた会社の職員は

やりがいを持って

日々一生懸命仕事に励むことができる


それができないなら

介護施設は手掛けるべきではないと思う


簡単そうに見えて

実はすごく奥が深い介護職

若い方々には

そこをよくわかってから

自分の資質と照らして

覚悟を決めて進んでほしい


たった一つの命を

守り抜く

素晴らしい仕事だから
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