kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

”一度は親元を離れて生活しよう”のススメ

2015-07-18 00:40:30 | 日記
最近は

お子さんの数も少なくなり

結婚するまで

ずっと親と同居

という人も少なくない

悪いことではないけど

自分の成長のためには

一度は

たとえ2~3年でも

親元を離れて生活してみるのが

大切だと思う

それには

大きく2つ理由がある


ひとつは

同じ地域で親とずっと生活していると

その地域や親の考え方が

世の中の常識と思いこんでしまう

でも実際はどうか

同じ日本人でも

住む地域や

職業や

経済的格差など

さまざまな理由から

それぞれの「常識」は

全く違う

そういうことは

学校や会社でちょっと話しただけではわからないし

わかっても

あまり問題視しない

自分の生活に切実にかかわってこなければ

深く考える必要がないからだ

でも

たとえば結婚して

初めて自分の常識と相手の常識が違うことに気づいて

そこから二人の生活がうまくいかなくなったら?

あるいは

仕事で人を理解する必要があるのに

自分の常識だけにとらわれたら

本当に相手を理解していい仕事ができるのだろうか

生まれ育った環境や考え方がいいかどうかは別として

人として豊かに生きていくために

自分の経験したことない世界の人と交わることは

本当に大切だし

できるだけは早く経験したほうが

その先の人生のためになると思う

全く他人を理解しないまま

生きていくことは難しいし

いろんな人と関わってみて

相互理解を深めることも

人生においては大切

それは

親の力ではなく

自分ひとりで切り開いていくことだ


もうひとつは

親のありがたみを知ること

親と一緒にいたら

掃除・洗濯・食事などの生活の世話や

精神的安心感など

いろいろな恩恵がある

でも

ひとり暮らし、あるいは集団生活だと

自分で自分の世話をし

責任を持って生活しなければならない

1週間ならどうにかなっても

1カ月、1年と続いていくうち

日々の細かなことがどれだけ大変かが

身にしみてくる

そして

自然と

いままで親に当たり前のようにやってもらっていたことを

感謝するようになる

これは

人としてとても大切

いずれ親になるとき

そういったことを理解していると

子育ての苦労も

少しはましになるから

そして

無償の愛がどんなものか

自分は親としてどう育てていけばいいか

わかるようになる


子育ては

本当に大変だ

生んでしまった責任、というだけで

莫大な時間とお金をかけて

育てることは難しい

そこに深い愛情があるからこそ

できることだ

そういったことを

親元を離れた生活で

考えることができる


むかしから

「かわいい子には旅をさせよ」という

親としても

身近に置いておいたほうが気が楽だろうけど

自立した大人に育てようとするなら

あえて少し離れてみるのも

必要かも

もちろんその間

会いたいときには会えるのだから

そして

見違えるように成長したお子さんに出会える特典つき

・・・まあ

信頼関係がなければ

外へ出すことはできないでしょうから

親元を離れることになったのなら

親が立派に育てた証、ということにもなる


子供にとっても

親にとっても

メリットがいっぱい

一度は

違う環境で過ごすのも

いいのでは?
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