kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

いじめの罪

2015-07-12 21:37:23 | 日記
いじめ

いつになってもなくならない

テレビなどで見ていると

「なんてひどい」

「かんがえられない」

みんなそう思う

でも

当事者になったら?


私は子供のころ

いじめにあったことがある

それはある日突然始まり

毎日続いた

殴られたり蹴られたり

ほんとうにつらくて

親に助けを求めたら

すぐに学校に行って掛けあってくれたけど

先生は何もしなかった

ともだちも

最初はだれも助けてくれなかった

いじめられてるほうも

毎日の事になると

まわりがみえてくる

仲がいいと思ってた子が

いじめられてる私を見て笑っていたのが

衝撃だった


あるときから

ひとりの女の子が

助けにはいってくれた

それまでは

あまり話もしたことない子だった

それでも

いじめはなくならず

毎日がつらかった

幸運なことに

数か月でクラス替えになり

いじめていた男の子とはクラスが変わり

新しいクラスでは

もういじめはなかったけど

私は不安でいっぱい

みんなに溶け込もうとして

必死だった


でも

ホントに大変だったのは

その先だった

こんな経験をすると

もう誰も信じられなくなる

そこから先数年間は

表面的には仲良くしていても

本当に信じられる友達はできなかった

心が孤独でいっぱいになり

自分の存在価値さえ分からない

苦しくて辛い思春期

死んでしまいたいとか

思ったことだってある


幸い

私はその後

素晴らしい友人と巡り合い

いまに至るけど

長くつらく苦しい時間に

負けてしまう人だっているだろう


問題は

いじめる人だけじゃなく

周りで無関心を装ってる人

どのいじめにも

そんな人たちがたくさんいる

それで

成り立ってる

巻き込まれたくないという思いだろうけど

目の前の暴力を見てるのに

平然としてるのは

人としてどうかと思う

そして

そんな人たちが大人になり

子供を育てたら

子供にも何かしら

影響があるかもしれない

子供は見てるから

いつも

親の背中を


どんな問題だって

自分が巻き込まれてからじゃ遅い

まずは目の前にある

小さな問題から摘み取らなければ

ひとりでは重荷なら

誰か仲間を探せばいい

そうして

大きな輪にすればいい

周りが許さないことを

あえて行う人は少ない

みんなで手を取って

いい社会にしていかなければ

このさきも

悲しい事件が起こる


ちょっとでも考えてみてください

もし

自分の子供や孫に

そんなひどいことが起こったら、と


誰だってなれるはずだ

目立たなくたって

「いいひと」に

そして

未来の子供たちに

いい社会をのバトンを渡す

きっと

できるはず

いまからでも

遅くない

小さなことから

はじめてみませんか

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