kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

前科2犯

2015-04-03 14:59:10 | 
おにいちゃん犬は

小っさいころからやんちゃでした

人と遊ぶのが大好きで

いっつも元気いっぱいに走り回る

多動性障害?

とおもうほど

毎日ばりばり

子供とかきれいなお姉さん系を発見した時は

エンジン全開

もう誰も止められない


・・・まあそういうことは許す

こっちがリードをがっちりつかんでいれば

特に問題は起こらない

大概は

皆さんに喜んでいただけて

笑顔が増える


でもねー

脱走はダメでしょ

まあ私たちにも責任はあるのですが

何しろフットワークが軽いから

階段なんてダッシュで昇降

家の隅々まで

構造も熟知

いつどういう状態でどのドアや窓がが開くか

完璧に把握

もちろん

もともと何度も脱走しようとして

家族にしこたま怒られてるから

誰かが見てる時は

そのそぶりも見せない



緻密に練りに練った計画を

あるとき遂行

家から出ると

お散歩では行ったことない道をずんずん進む

だから

家族が捜しても見つからない

皆パニックになり

仕方なく警察に駆け込む

すると・・・

数時間後に

警察から電話

「○○町のガソリンスタンドでそれらしい犬が保護されました」

なんと

そこは家からは一直線に200メートルくらいだけど

信号付き横断歩道もある

彼は信号なんてたぶんわからないから

かなり車に迷惑かけたと思われる

それで

たまたま見かけたスタンドのおじさんが気に入ったらしく

てってって、と歩いて行って

遊んでーとねだったらしい

迷子札をつけていなかったのですが

いつもどおり

お洋服を着てたので

スタンドのおじさんが

飼い犬だと気づいて警察に連絡してくれたらしい


・・・猛ダッシュで確保とお礼に行きました

みんなに相当おしかりを受けた彼は

反省の色なくうれしそうだった


その後すぐに迷子札をつけたけど

彼はバラ色の脱走の味をしめたらしく

今度は早朝を狙って

再トライ

また同じ道を楽しく進んでいたところ

たまたま

トリミングのお店を経営している方が

迷子札をつけてる犬を発見

車を止めて確保し

電話を入れてくれた

驚くことに

家族はまだ誰も

その事実に気づいてなかった!


かくして

計画は失敗(?!)

家族の目(監視)はさらにさらに厳しくなり

それ以来

罪は重ねていません・・・


思い返すたび

”命があってよかった”と思う

助けてくださった方々

本当にありがとうございます

おかげさまで

彼はこの通り

元気に年を重ねています

もう今は

十分に高齢犬

お散歩もよたよたぎみ

もう脱走することもないかな、と思うけど

気の緩みは禁物

おばさんは

犯罪は(?)

絶対許さないからね

ふたりとも!

危険行為なしで

うんざりするくらい長生きしなさい!
コメント
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