kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

相手の立場で考える

2015-03-14 13:17:23 | 仕事
新人の時でも

少し経験を積んでからでも

忙しいときや

自分の考えが絶対正しいと自信があるときは

つい

自分の思いを

相手に押し付けてしまっていませんか

自分として精いっぱいやっているとか

理屈が合っているかどうかということではなく

それが

相手自身にとって

本当に必要で価値あるものかどうか

そして

それを相手が本当に理解しているかどうか

まずそこを知ることが大切ではないでしょうか


たとえば

病気の患者さんがいて

ちょっと大変な治療が必要

それは痛くて辛いことが多いとすると

患者さんにとってはできればやりたくない

しなくて済むならだれもしません

でも

そこで丁寧な説明がなされ

患者さんが病気の状態や治療の必要性を理解すれば

いやな治療でも受け入れるでしょう


そこで大切なのは

まず相手の話をよく聞くことです

相手の方がどう思っているのか

嫌な点があればなぜ嫌なのか

どうすれば受け入れられるのか

相手の気持ちや生活状況など

いろいろなことを知った上で

その人に合った説明をすれば

相手の気持ちもずいぶん変わってくるのではないでしょうか

もちろん

あらかじめ

いろいろな情報収集をして

問題解決への道筋を知っておくことも重要です

たとえば

経済的な問題があるときなどは

どこに相談すればどのような援助が受けられるとか

また

他の方々のケースも参考にして

こういう場合はこのような対処が有効だったとか


大概の場合

相手が嫌がる理由は

自分にとっても嫌なものです

十分理解ができると思います

そこからスタートすれば

ともに乗り越える気持ちでサポートができると思います

時間はかかるかもしれませんが

思いが伝われば

相手も

味方を得たような気持ちで前に進むことができるでしょう


こういうことは

直接人相手の仕事だけでなく

物作りでも同じだと思います

自分が本当にほしいと思うようなものでなければ

必要とされにくいと思いませんか

最終的には

物でも

人でも

信頼される仕事をしているかどうか、ということだと思うのですが

そこにたどり着くためには

やはり

お互いに理解しあう

ということが不可欠だと思います

そのためには

自分からアプローチして

道筋を作ることが大切だと思います


ところで

”私はもう経験を積んで、十分人を理解しています”

という方

人はひとりひとり考えも生き方も違うということを

忘れないでください

千人出会っても

千一人目の方は

全然違う方なのです

ひとりひとりを大切にして

その人となりを知る

すべてはそこから始まると思います


いい仕事をするためには

手を抜かず

丁寧に

”急がば回れ”

という言葉がありますが

時間がかかっても

きめのこまかい対応を重ねていけば

信頼されて

そうなれば

その方とは

長くお付き合いできるようになるでしょう

そういうことを重ねていけば

いずれは

多くの方たちとつながって

さらにいい仕事になるのだと思います


いつも

相手の言葉に耳を傾け

相手の立場に立って考えてみる

そう難しいことではないと思います

ぜひやってみてください

コメント
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