よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録123(いて座 NGC6596散開星団+2)

2023-07-31 05:00:00 | NGC天体他

いて座 NGC6596散開星団、M17オメガ星雲、M18散開星団

画像①UV IR-CUTフィルター使用、800×1000切り出し(NGC6596は中央左)

NGC6596は、日本語版Wikipediaではヒットなし。英語版の翻訳でも、発見者と発見年の記述のみ。画像②でわかるように、淡い星雲のIC4701と重なっており、上手に処理するとオメガ星雲のΩとともに、赤い星雲が浮かび上がるらしい。色々試したが無理であった。散開星団と思って観望しているので、露出時間も短いのでしかたないか。

赤道儀化AZ-GTiの操作にも少し慣れ、NGC6596を中心に導入した後、上の構図に変更できたのは一歩前進であった。

画像②アスタップによるプレートソルブ、NorthUp回転等、α,δ grid表示、アノテーション

画像③ステラナビゲーターLiteによる観望位置

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

6)いて座~Wikipedia

7)NGC6596~英語版Wikipedia

8)IC4701~英語版Wikipedia

9)IC4701(いて座の散光星雲)~stellarscenes.net

電視観望の記録等、関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表) - よしべや自然博物館

02)電視観望の記録102(いて座 M23散開星団)

03)電視観望の記録103(いて座 M8干潟星雲)

04)電視観望の機材06(Ceres-C)

05)電視観望の記録106(いて座 M24/IC4715 Star Cloud)

06)電視観望の記録107(いて座 M20三裂星雲、M21散開星団、M8干潟星雲) 

07)電視観望の記録114(いて座 球状星団M22、M28、M55)

08)電視観望の記録115(いて座 M17オメガ星雲、M18散開星団)

09)電視観望の記録120(いて座 球状星団 M69、M70)(130PDSテストショット)

10)電視観望の記録121(いて座 M25散開星団)

撮影データ
2023年7月24日
ランダ観測所
いて座 NGC6596散開星団、M17オメガ星雲、M18散開星団
FMA135+Ceres-C+赤道儀化AZ-GTi+UV IR/Cutフィルター
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存、DSIAなど
Raw8、Area1304x976、Offset=100、Gain=300、Exposure=4s×77frames=308s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapでプレートソルブ、α,δ grid表示、アノテーション、JPEG保存
Microsoftフォト等で、スポット修正、色・明るさ調整、トリミング等
 

電視観望の機材04(Skywatcher 130PDSその3)

2023-07-30 05:00:00 | 覚書・機材

130PDSテストショット・・・月(月齢12.9)

ニュートン式天体望遠鏡:口径130mm、焦点距離650mm、F5(=650÷130)

画像① レディーサ使用、スナップショット(7月29日午後6時30分)

130PDSのテストショットを繰り返している。前日の撮影(画像④)で、通常では月が全部入らないので、笠井の0.5倍レデューサをつけて撮影。画像②のような状況での撮影。私のベストショットではあるが、皆さんの画像に比べると稚拙としかいえませんな。明るいと操作は易しいが、ピントは合わせにくい。画像を縮小するときに縞々が入った。これも検討課題。

なお、130PDSには、26mmの2インチアイピースがついていて、25倍の眼視ができる。眼視を行った後、手持ちコリメートにチャレンジ。20枚ほど撮影して、やっと画像③が撮れた。こちらの方が綺麗?画像撮影・画像処理の腕磨かねば。

7月29日午後7時半記述(夕食後、もう少し頑張る)

画像②iPhoneSEによる撮影


画像③2インチアイピース(26mm 25倍)を使ったコリメート撮影


画像④7月28日午後6時30分(レデューサなし):月が入りきらない

 

 

 

 

 

 


電視観望の記録122(へび座 IC4756散開星団)

2023-07-29 05:00:00 | MC天体

へび座 IC4756散開星団

画像① 元画像よりSVGA切り出し

たて座の電視観望のついでに観望。日本語Wikipediaでヒット無し、英語版を翻訳で読む。へび座の明るく大きな散開星団で、肉眼でも見えるという。またグラフの星団との名前があり、どうも月のクレーター グラフ・火星のクレーター グラフの名前にもなっているドイツの天文学者カシミール・グラフさんにちなんだ名前らしいがはっきりとは確認できなかった。広角でへびつかい座のNGC6633散開星団とペアで撮されることが多いらしいが、私の場合はそれぞれ別で撮した。(なお、NGC6633は架台の震動で星が流れ、画像は没。館長きっと減量します!)

なお、せっかくの機会なので、へび座の位置を確認してみた(画像③)。本当に2つに分かれている。驚き。ステラナビゲターLite本当に役に立つ。

 

画像② SharpCapProによるプレートソルブ、アノテーション

(画像の縮小で読めないことを懸念して、文字書き加え)

画像③ステラナビゲーターLiteによる観望位置

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

6)電視観望の機材07(機材一覧表)

7)へび座~Wikipedia

8)IC4756~英語版Wikipedia

9)星座八十八夜 #9 分割されている唯一の星座「へび座」~AstroArts

 

撮影データ
2023年7月17日 ベランダ観測所
へび座 IC4756散開星団
FMA135+Ceres-C+赤道儀化AZ-GTi+UV IR- CUTフィルター(RIver2付属品)
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
Raw16、Area1304x976、Offset=100、Gain=200
Exposure=4s×81frames=324s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、スポット修正、トリミング等


よくべやニュース
「ミナミヌマエビが避暑に」7月29日版
朝7時には気温が30°C近いですが、それ以上にはならないので、ミナミヌマエビも元気に成長しています。子エビも大きくなりました。

















 
 
 
 
 

電視観望の記録121(いて座 M25散開星団)

2023-07-28 05:00:00 | MC天体

いて座 M25(IC4725)散開星団

画像①PNGファイルより、若干のトリミングあり

M25は、いて座のM17オメガ星雲やM18に近い位置にある。メシエ天体というメジャーなのに、NGCナンバーは無く、NGCに忘れられた天体?辛うじてICカタログで、IC4725という番号を持つ。

資料7の中に、天の川の中、微光星の中で、白と黄色の星のコントラストが眺めて楽しいとの記述あり。言われてみれば、私の画像でも確認できる。どこかで眼視観望しようと思う。

 

画像②アスタップによるプレートソルブ、α,δ grid表示、アノテーション

画像③ステラナビゲーターLiteによる観望位置

 

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

6)電視観望の機材07(機材一覧表) - よしべや自然博物館

7)いて座~Wikipedia

8)M25~Wikipedia

9)「M25(メシエ25)を語る。」~ホーキング織野のサラリーマン、宇宙を語る。

10)電視観望の記録102(いて座 M23散開星団)

11)電視観望の記録103(いて座 M8干潟星雲)

12)電視観望の機材06(Ceres-C)

13)電視観望の記録106(いて座 M24/IC4715 Star Cloud)

14)電視観望の記録107(いて座 M20三裂星雲、M21散開星団、M8干潟星雲) 

15)電視観望の記録114(いて座 球状星団M22、M28、M55)

16)電視観望の記録115(いて座 M17オメガ星雲、M18散開星団)

17)電視観望の記録120(いて座 球状星団 M69、M70)(130PDSテストショット)

 

撮影データ
2023年7月17日
ランダ観測所
いて座 M69球状星団
FMA135+Ceres-C+赤道儀化AZ-GTi+UV IR/Cutフィルター
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存、DSIAなど
Raw8、Area1304x976、Offset=100、Gain=200、Exposure=4s×112frames=448s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapでプレートソルブ、α,δ grid表示、アノテーション、JPEG保存
Microsoftフォト等で、スポット修正、色・明るさ調整、トリミング等
 
 
130PDSテストショットその2
 (+NDフィルター+Neptune-CⅡ+VirtuosoGTi)
月(月齢9.3)ピントを合わせている途中で完全に雲の中、薄雲の中の月を慌ててスナップショット撮影。offset=100,gain=200,Exposure=66.7ms
花子で縮小。変な模様がでてしまった。解像度は期待できそう。

 

 

 

 


電視観望の記録120(いて座 球状星団 M69、M70)(130PDSテストショット)

2023-07-27 05:00:00 | MC天体

いて座 球状星団 M69、M70

いて座の電視観望も後半戦、球状星団が続く。ちなみに130PDSで、M70をテスト観望してみたが、結果はあまり変わらず。球状星団の撮影について、ネット上では多段階露光などのキーワードがあるがいまだ理解かなわず、しかし努力あるのみ。球状星団が解像度が低い状態では星雲のように見えるというのは理解できた。

Ⅰ.M69(NGC6637)球状星団

画像① 画像③よりVGA切り出し

画像② SharpCapProによるプレートソルブ、DSIA、VGA切り出し

画像③ 元画像

撮影データ
2023年7月17日
ランダ観測所
いて座 M69球状星団
FMA135+Ceres-C+赤道儀化AZ-GTi+UV IR/Cutフィルター
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存、DSIAなど
Raw8、Area1304x976、Offset=100、Gain=200、Exposure=4s×85frames=340s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Microsoftフォト等で、スポット修正、色・明るさ調整、トリミング等

 

Ⅱ.M70(NGC 6681)球状星団

画像④ 画像⑥よりVGA切り出し

画像⑤ SharpCapProによるプレートソルブ、DSIA、VGA切り出し

画像⑥ 元画像

撮影データ
2023年7月17日
ランダ観測所
いて座 M69球状星団
FMA135+Ceres-C+赤道儀化AZ-GTi+UV IR/Cutフィルター
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存、DSIAなど
RGB24、Area1304x976、Offset=120、Gain=300、Exposure=2s×174frames=348s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Microsoftフォト等で、スポット修正、色・明るさ調整、トリミング等

 

画像⑦ステラナビゲーターLiteによる観望位置

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

6)電視観望の機材07(機材一覧表) - よしべや自然博物館

7)いて座~Wikipedia

8)M69~Wikipedia

9)M70~Wikipedia

10)電視観望の記録102(いて座 M23散開星団)

11)電視観望の記録103(いて座 M8干潟星雲)

12)電視観望の機材06(Ceres-C)

13)電視観望の記録106(いて座 M24/IC4715 Star Cloud)

14)電視観望の記録107(いて座 M20三裂星雲、M21散開星団、M8干潟星雲) 

15)電視観望の記録114(いて座 球状星団M22、M28、M55)

16)電視観望の記録115(いて座 M17オメガ星雲、M18散開星団)

 

130PDSテストショット

(+UV IR-CUTフィルター+Neptune-CⅡ+VirtuosoGTi)

AZ-GTiを赤道儀化して電視観望のレベルアップを図りながら、130PDSを活用する。『ニ兎を追うものは一兎も得ず・・・』恐ろしい空耳が聞こえる・・・
これまでの経過を記すと
1)デネブで光軸調整。焦点外でドーナッツ形に映るように調整。改めて光軸調整用のコリメーション・アイピースを見ると垂直は良いが水平でズレているようだ。③の画像を見る限り調整できたように思える。
2)VirtuosoGTiに載せて北~北東の天体を観望。アライメントが充分にできず、導入ずれ、時々星が流れる問題発生。鏡筒のバランス取れてない?この時期、当地では、北東の観望場所に常に雲。次の①北極星の記録が精一杯であった。北東の空が観望できるメダカ部屋での観望をあきらめ.VirtuosoGTi+130PDSをベランダ側へ移動させる。
3)テスト観望(7月25日)でM8干潟星雲(次の②の画像)とM20三裂星雲(次の③の画像)が撮れた。相変わらずビギナーズラックは続いている。M70は撃沈だが・・・

しばらく赤道儀化AZ-GTi+FMA135とVirtuosoGTi+130PDSで交互ぐらいで電視観望に取り組む予定。二兎得るぞ!

①北極星(1000×1000トリミング)
②M8
③M20