ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

リッチマン・プアウーマン

2012-07-31 15:20:28 | ドラマ・ワイドショー

 こーんなに清清しくないオリンピックは嫌だなあ

そもそも興味ないし、生で見たいとも思わないけど・・・ワイドショーでは「結果」しか

出さず、その後数時間経ってとか、1日以上経過して「実はあの判定は・・」なんて

話が出てくるとがっくり。

特に体操・・・内村の「2位でも4位でも同じ」は非常にわかる。

でも他のメンバーのあの喜びようはどう?もうちょっと殊勝な顔つきできない?

2位と4位じゃ雲泥の差だよーー イギリスからのブーイングもわかる。

スイスの選手が韓国人選手に差別発言をして追放とか言ってるけど、

「韓国人はみんな精神的におかしい」って言ったって?

実は世界の人が、そして何より韓国人がそう思ってることじゃないの?

だから精神病の検査をするんでしょう

サッカーで、韓国にあれだけひどい「いじめ」をされても抗議ですんじゃった

事を思えばねーー (今回の柔道も)

 

そもそも今回のロンドンオリンピック、随分反対者が多いそうじゃないの。

理由は「オリンピックの利益を受け取るのは一部の大企業のみ」だから。

一般庶民は、住宅地にミサイル設置されて、五輪便乗商法を規制されて

おまけに交通も規制され・・いい事ないのよね

何だかヨーロッパの国らしくないっていうか。

そんなにうまみがないイベントなの?

お金でメダルを買う国があれば、審判に物言いをつける国もあり・・・

何だかモラル低下を感じますね。

 

 たけしのTVタックル 

おなじみの「日本VS中国」でした。毎回論破されるのに出てくる孔氏と

韓氏・・・それでも出てくるのはお国の為?

 中国は発展途上国だから大目に見るべきだ。

 日本が中国とうまくやりたければ尖閣問題は棚上げすべき

なーんてよく言うけど、金美齢さんに対して「台湾人だけど中国人」的な言い方を

した孔氏は地雷を踏みましたね

最期は「中国と戦争したいのか」と興奮していたけど・・・上等じゃないか・・とすら

思ってしまいました。

 

 リッチマン・プアウーマン 

このドラマ、タイトルを変えるべきだと思います。

主役の日向徹は発達障害もちのわがままワンマン社長なのはわかるけど

全然「リッチマン」じゃない

いい車乗ってスーツ着て大きな部屋に住めばそれがリッチマンなの?

日本人の・・・っていうか関東の「お金持ち感」は貧しい・・貧しすぎると思います。

で、澤木千尋こと夏井真琴がプアウーマンかと言われると、一応ちゃんとした

服を着ているし食べるのに苦労しているわけでもない。

どこがプアウーマンなの?

もはやこれは「格差」を扱うドラマじゃなくて

「心に傷と病を抱える主人公が孤軍奮闘する話」じゃないの?

だったらタイトルは「リッチマン?」とか、「ウイナーズ!」とか・・・

恋のアクセス」とかーー

タイトルで見るかみないか決めちゃうくらい、タイトルは重要。

でも、月9だから?安易すぎるよなあ

 

かといって「息もできない夏」って言われても・・こっちの息がつまるし

ビューティフルレイン」はただ娘の名前の英語読みだし。

難しいよね。

 

韓国ドラマみたいに、あからさまに「パクリ」タイトルをつけるのもどうかと。

そもそも韓国ドラマってタイトル力がないと思います。

同じアジアなのに、ここまで硬くてつまんない、しかもストーリーと関係ない

タイトルをつける国も珍しい

王女の男」なんてその最たるものですが。

「風と共に去りぬ」とかやめようよーー

その昔、ヨン様主演の「四月の雪」という映画がありまして。

でも原題は「外出」・・・でも輸出するのに都合が悪いっていうんで

誰が考えたか「四月の雪」でも同じ頃、同じ映画館で「春の雪」が上映されてて。

これは三島由紀夫作同名小説の映画化ですが・・・

釈然としなかったなあ。

 

思えば「KINKIKIDS」初主演のドラマ「人間・失格」も

太宰治の遺族からクレームがついて「・」をいれたんでしたっけ。

当時は「いい作品なんだからタイトルくらい同じでもいいじゃん」って思って

いたけど、今はその重要さがよくわかるようになりました。

日本は詩的なタイトルをつけるのが上手な国だと思うので、頑張って欲しいなあ。

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ドラマあれこれ

2012-07-30 17:40:11 | ドラマ・ワイドショー

 なーんか、夏バテですね・・・外に出るでしょ。帰って来るでしょ。

体中に熱がこもってる感じ。風邪のような症状になってぐたっ

 

オリンピックには全く興味がなく、なので旦那とチャンネル争いになってしまうんですが

いちおうなでしこはみたし、色々結果だけは見てる・・・でも、柔道の海老沼選手の

「判定覆し」は知らなかった・・・・一日中大騒ぎしてもいい程のニュースなのに

「3位決定戦ではよく頑張って」だけか?

これってつまり。

韓国のチョ・ジュンホVS海老沼の試合で、畳の判定(ジュリーっていうのね)が

全員チョのほうに上げたら会場から大ブーイングが起きて、中断し、ビデオ判定に

なって結果的に海老沼勝利になった・・・という話

YOU TUBEとかで見たけどチョ・ジュンホの勝ちになった瞬間の会場の

「ブーイング」がすごくて、日本が勝った時の拍手もすごかったです。

どなたか「買収や!」と叫んでいたけどやっぱりそうなの

審判3人を買収するって韓国はお金持ちやーースケートの時みたいに

なるのかとドキドキしたでしょうね。

開催国がロンドンでよかったかも

韓国では国民全員が「精神病」の検査をするんですって。

自殺率が世界一らしく、ストレスフルな生活がたたって、心に影響を与えている

のではないかという話。

いわゆる「火病」が増えているのかしら?

 関東ではあまり話題にならないけど、10月21日に行われている

京都の「斎宮行列」の斎宮役が誰になるかは結構な話題のようです。

去年は裏千家?でしたっけ?三笠宮系のお嬢様だった筈。

で、今年は表千家の千葉吉美さん・・ってさん・・って事は毎年裏表で

割り振ってるの?

お姉さんも妹も斎宮代経験者なのね。

で、この千葉さんって人が花組の元男役。2003年度生。って花ではもう

望海風斗しか残ってないけど。顔を見ただけじゃ誰かわかりません。

知ってる人いますか?

 

 トッカン 

やっと面白くなると思ったらそうでもなくて・・・・

私、美波ちゃんの言うこと、もっともだと思ったのよね。

要するに主人公に全く魅力がないのよ。

どんな大層な理由があってもかつて差し押さえされた人が今度は

反対に回るってありえないでしょ

ぐだぐだ「いいなあーーいいなあー」って夢をおいかける友達を羨ましがっては

いても、最終的に公務員を選んだのは自分ジャン?

しかも、「税務署しか受からなかった」って 仕方なくって思うからぐだぐだ

なんだと思うけど、こんな魅力のない主人公が必死さだけでドラマを展開

させるのは無理でしょう。

挫折しそうだわ。

 

 遺留捜査 

どういう経緯かわからないけど、本来やる予定の話ではない話だった。

元アイドルがマラソン選手になって・・・で、殺されちゃって。

実は恩師の子供を見守る為に転向したーーとかいう

わざわざ上川さんにトラックを走らせても意味なかったんじゃない?

斉藤由貴の頭ばかり気になる私はイマイチ集中できてないかも。

 

 東野圭吾シリーズ 

タイトルが「玲子とレイコ」怖い話でした。

16歳の娘が殺人を犯したけど、それは多重人格によるものだった。

でも実は本人は多重人格でも何でもなくて、まさに「悪」そのものだったと

熱演の大野いとちゃん。声音までかえて怖い怖い。

まんま「貞子」でいけますっ

先週がダサかったから、今回は本気を出した?

一方の中井貴一殺人は・・・意外な展開?

 

 家族、貸します ファミリーコンプレックス 

玉木宏&田中麗奈って義朝と由良の方じゃない?なんて思いながら

みてましたが、非常に面白いドラマでした。

見てない人には再放送で見る事をお勧めします

「家族を貸す」というお仕事は実際にもあるけど、「俳優部」とか作っちゃっての

なりきりぶりは面白くて。

特にお受験の「お父さん」役をやってた玉木君には笑いが止まらなかったです。

でもラスト、実の父親との絵ピーは時間不足だったかなあ

山口いずみさん、久しぶりのご登場って感じですが、非常に素敵でした。

色々考えさせられるドラマでした。

若くして親を亡くした自分は、今になって非常に冷たかったなあと思います。

ドラマの中の社長の息子や娘も今は最期も看取らず葬式にも出ず・・だけど

将来、必ず後悔する日が来るでしょう。

その時はわからなくても何十年後かにわかるのよね。親の気持ち。

 

 黒の女教師 

こっちでも大野いとちゃん、教師とただならぬ関係の学生役で登場。

体当たり演技は今後楽しみ? 美人とは言いがたいけど多分将来的には

貴重な女優になるかも。

このドラマ、今回はテンポがよく面白かった。

その理由は多分榮倉があまり出てこなかったからだと思います

脇役陣がやっぱりすごいっていうか?

 

 平清盛 

「平家納経」

このドラマで一番のハイライトは崇徳上皇をどう祟らせるかという話だったと

思うんですが、見事に「祟りじゃーー」の悪鬼姿にしちゃったよ

そのあまりの怖さにホラードラマか?と思ってしまい・・・・

清盛さんの次男が死んだのも、船が難破したのも崇徳上皇の祟りなのか?

いやいや、そんな・・・本当に祟らせるなんてNHKさんも怖いもの知らずね。

ちゃんとお払いとかおまいりとかしてたっけ?

崇徳上皇の祟りは本当にあるらしいし、とにかく怖いらしいから中途半端に

描くと色々さわりが・・だからって本当に悪鬼にしなくてもと思うんだけど。

ARATAに何も起こらないことを祈るばかりです。

 

ラストの兎丸ちゃんと彼女の抱擁は微笑ましかったけどね

でも、そう考えると最初の頃は無神論者だった清盛が納経する程に

変わったのは崇徳さんの祟りを恐れたから?

 

 ビューティフルレイン 

ちょっとだらだらしてきました。

芦田愛菜ちゃん起用でも視聴率がヒトケタで、TBSは蒼くなってるんでしょう。

この先、一気にトヨエツの病状悪化に持っていくの?

とはいえ、大島へ行くのにチケットを忘れる・・・それは実は美雨ちゃんのミス

だったのに病気のせいって思い込む父親と回り。

気の毒ですね

職場の方々はみないい人で「頑張ろう」って言ってくれてるけど

そんな職場はないぞっ

社長夫妻のアルツハイマーに対する認識が不足しすぎてて笑いました。

 

ケーブルテレビで「それが答えだ!」の再放送をやっているので見てます。

三上博史主演。はちゃめちゃな指揮者が学校のオーケストラ部の

顧問になるという話で。

深田恭子はまだ太っていて声が太いし、藤原竜也は今も昔も変わらず。

他にも色々今も活躍中の人が生徒役で出てますが、びっくりしたのは

小栗旬がチョイ役で出てたこと。勿論台詞もあるし一瞬アップにもなるけど

ああ・・そんな時代もあったのねーって。

 

 

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韓国史劇風小説「天皇の母」65(フィクションでした)

2012-07-29 10:41:02 | 小説「天皇の母」61話ー100話

皇太子様、あるいは皇后陛下から直接言葉を頂いたらあるいは・・」

こんな言葉が雑誌に載った。

キャリアウーマンの道を着々と歩み始めているマサコさんを諦めきれない皇太子。

でも直接プロポーズなりお願いがあればあるいは・・・という思わせぶりな記事だ。

え?オワダさんってまたお妃候補にあがってるの?」

外務省の北米2課では、この記事を読むなりひそひそとささやき声が

あちらこちらから聞こえてくる。

だってあの人、結婚したくないって言ってるじゃないの」

そうそう、あんな家には行かないとか言ってたのに・・・まだお妃候補って」

皇太子があきらめきれないんだろ」

「もはやストーカーよね」

でも、あいつにストーカーする奴なんているか?俺は御免だなあ」

蓼食う虫も好き好きよ。本当の彼女を知らないから結婚したいと思えるの」

でも、本当に皇太子妃になったら目上だよ」

あーあ、頭下げなきゃいけないのか・・・・」

頭下げてでも北米2課から出て行ってくれるならありがたい。皇太子頑張れ」

「北米2課というより外務省からでしょ」

そうそう、何かって言うとすぐに「おとうさま」を持ち出すからなあ」

マサコがトイレから戻ってきたので、みんなは一斉にばらけた。

仕事しないでダベリングしてていいの?」

マサコはにやりと笑いながら言った。

そうよね」と答えながら(30分ごとにトイレに行ってるそっちはどーよ)と

思っていたが口には出さない。

オワダマサコに手を出すとあとからとんでもない「しかえし」が来るという

もっぱらの噂だった。

例の不倫のカレシもイラクへ飛ばされてしまったし。

 

「あの・・・オワダさん。また皇太子妃候補にあがってるのね」

恐る恐る聞いてみる。するとマサコは得意そうに笑った。

そうなの。何でかしらねーーお断りしているのにね」

お断りしているの?」

ええ。だって興味ないもの」

そのわりには、本当に嬉しそうだし、このところのマサコの専横ぶりを

みていると、もしかして本気で皇太子妃になろうとしているのかも。

でも結婚したい気持ちはあるんでしょ?」

そりゃあ。結婚って一種のステイタスじゃない?一生独身の負け犬には

なりたくないわ」

負け犬の遠吠え・・・・かあ・・・最近流行の言葉だ。

「じゃあ、結婚しても外務省は辞めないの?」

うーん・・辞めないと思う。だってこの仕事は天職だし」

どこから来るんだろう・・・その自信。ああ、親か。

その時は何となく苦笑いしていた同僚達も、やがて「お妃候補」が本格化

しているとみおるや、みな彼女には近寄らないようになった。

 

週刊誌や雑誌にはまた

宮内庁長官が直接オワダ氏に会ってマサコさんを正式なお妃候補として

考えて欲しい」とお願いに行ったと書かれた。

マサコに言ってみますがお断りするかもしれません」とオワダ氏は答えたと。

「マサコは結婚そのものが考えられないのです」とも。

フジモリが直接ヒサシに会った事はすぐに天皇・皇后の耳にも入った。

一体これはどういう事でしょうか」

皇后の厳しい問いにフジモリは汗を拭きながら答えるしかなかった。

はい。皇太子殿下の強いご意向があり、オワダさんをもう一度お妃候補に

して正式に申し込みを」

聞いてない」

天皇は静かに言った。

聞いてないよ。どうして私の知らない所で話が進むのか」

お話していないという事はないと思いますが・・・」

フジモリは私が聞き違えたとか、聞いていたのに忘れたとか・・思っているの?」

いえ、決してそのような事は。しかし陛下。皇太子様のご遺志は強く

何が何でもオワダさんでなければ嫌だとおっしゃり、それを聞いた宮内庁の

職員が色々根回しを始めているのです・・・」

何を人事のように」

皇后はさらに厳しい顔つきになった。

オワダ家に直接行ってお願いしたのは長官であると、ここに書いてあるでしょう」

はあ・・・やむにやまれず。この件に関しては外務省が深く関わっており

ヤナギヤ氏なども動いているようで私としては逆らうわけにはいかず・・・

そもそも殿下のご遺志が」

そんなに彼女に執着しているのですか」

皇后はため息をついた。

はい。もし、ここで変に両陛下が反対を唱えたりしたらどんなスキャンダルが

起こるかわかりません。これまた噂ですが、皇太子殿下とマサコさんはその・・・

すでに・・・というような話もありまして。それを知ったオワダ氏が非常に立腹

しているとの情報も」

何だって!」

天皇は声を荒げた。

これじゃまるで美人局ではないか。仮にも皇太子の結婚だぞ。それを

こんな風に既成事実を積み上げるような、脅すような形で進んでいいものか」

あの・・陛下はチッソのお孫さんという事でオワダさんはふさわしくないと

お考えですね。でもチッソの孫であるという事は今時の結婚では障害には

ならないのではないかと。法的に。むしろそのような箏で反対なさると

差別であると国民から言われかねません」

オワダ家は3代前が不肖であると聞いている」

それも理由になりません。戦後、身分制度はなくなり日本人は誰もが家柄などを

気にせずに結婚する自由を得たのです。その象徴的な例が・・恐れながら

皇后陛下で」

皇后は絶句し、思わず椅子に座り込んだ。

フジモリ、皇后をたばかるのか」

とんでもないことでございます。私達国民はみなあの時のショウダミチコさん

の皇室入りに大賛成いたしました。時代が変わったと。華族制度がなくなり

皇室に民間妃が入ることで「法の下の平等」が実現されたのですから」

いつの間にかフジモリは地雷を踏んでいたようだった。

天皇も皇后もそれきり貝のように口を閉ざしてしまったからである。

 

一方で水戸の有料老人ホームに暮らすヒサシの両親は、息子達と暮らせない

ことに不満を抱きつつも、孫たちがみな高学歴でキャリアの道を選んでいる

ことに非常な満足を得ていた。

これこそが「恨」をはらすという事なのではないか。

貧しい家の中で必死に勉強をさせてきた子供達。そして見事にみな東大に

入り、しかもヒサシの娘は皇太子妃候補にすらなっている。

しかし、オワダ家のルーツが何であるかと尋ねられたら、息子は何と答える

のだろうか。新潟には墓すらまともにない。

この先、誰かが建ててくれるのだろうか。

一抹の不安がよぎる。もし、オワダ家が純粋な日本人でないとわかったら。

いや、そうなったら同胞の力を借りればいい。

日本にはすねに傷持つ「新日本人」が多々いるのだから。

 

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皇室ウイークリー

2012-07-28 11:07:50 | 皇室ウイークリー

ご日程

 

両陛下

7月20日・・・天皇陛下 → 通常業務

                   認証官任命式

7月23日ー27日・・・両陛下 → 那須御用邸滞在

       ・ 知事・警察本部長・県議会長から挨拶を受ける

       ・ 県勢事情聴取

       ・ 農家視察

       ・ 那須高原ビジターセンター視察

       ・ 天皇陛下 → 通常業務

7月27日・・・天皇陛下 → 通常業務

 

皇太子殿下

7月20日・・・マンスフィールド研修員と会う

7月21日・・・オリンピック結団式に出席

7月23-24日・・・滋賀県訪問

   ・ 県勢事情聴取

   ・ 県関係者と昼食

   ・ 滋賀県立大学視察

   ・ 東近江市てんびんの里文化学習センター視察

   ・ 五個荘金堂町視察

   ・ 滋賀県立琵琶湖博物館視察

   ・ 献血大会関係者と昼食

   ・ 献血運動推進大会に出席

7月25日・・・両殿下 → 故寛仁親王喪儀 五十日祭の儀 (親王邸・豊岡墓地)

7月26日・・・両殿下 → 人事異動者に会釈

 

秋篠宮両殿下

7月23日・・・秋篠宮殿下 → 山階鳥類研究所会議に出席

         両殿下・眞子・佳子内親王・悠仁親王 → 

               ブラジル日本語センター第4回「ふれあい日本の旅」一行に会う

7月24日・・・秋篠宮殿下・眞子内親王 → 静岡訪問

                  ・ 全日本高等学校馬術競技大会に出席

                  ・ 御殿場市富士山交流センター視察

           紀子妃殿下 → 結核国際研修50周年記念式典について説明を

                       受ける

                       全国高校生の手話によるスピーチコンテストに

                       ついて説明を受ける

7月25日・・・両殿下・眞子内親王 → 故寛仁親王喪儀 五十日祭の儀

                         国際障がいスカウトキャンプ大会について

                         説明を受ける

7月26日・・・紀子妃殿下 → 結核国際研修50周年記念式典及び記念シンポジウム

                    に出席

 25日の皇太子夫妻出席はいわば「静養前のアリバイ公務」と呼ばれるものです。

  寛仁親王喪儀と人事異動者に会釈したからお仕事終わりっ!って感じ?

 秋篠宮ご一家は総出で公務。忙しいですが眞子内親王が頑張っていらっしゃい

  ます。とはいえ、もうすぐ留学だし・・・

 30日は明治天皇のご命日で100年祭です。

   27日に秋篠宮御夫妻・眞子内親王は明治神宮に参拝されています。

   100年祭当日は両陛下が皇霊殿に参拝予定・・・・という事は、この明治神宮

   参拝は本来東宮夫妻のお仕事ではなかったかと。

   皇太子一人じゃ格好がつかない?だったら愛子内親王も刈りだせば

   よろしいのに。夏休み期間中だしね。悠仁親王だって公務をされているんだし。

   とはいえ、今の時期の愛子内親王は毎年日生劇場のミュージカルを見に行ったり

   あっちこっちお遊びで忙しい筈。

 八月の東宮家は怒涛の静養スケジュールの筈ですから・・・・・

 

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さよなら涼紫央

2012-07-27 15:14:06 | ヅカOG その他舞台

 暑いですね・・・

さて・・宝塚に5組あれど・・・私は多分「往年の星組ファン」だと思います。

その昔はツレちゃんに一目ぼれし、麻路さきに出会い・・ご贔屓がいなくなっても

何となく星組を応援してきたと思ってます。

理由は・・星組が非常におっとりしているという事かしら?

優等生はいないけど、集団の持つパワーをいかんなく発揮し、観客サービスが

徹底している。みんな仲よさそうに見える(実際にどうだかわからないけど)

生え抜きが多いというのもあるかしら?

組がこのようにおっとりしていればファンもおっとりしているんだろうなと思って来ました。

どこかの組みたいにネットで「まさおVSあすみ」で叩き合いなんてしないで

誰がトップでもとりあえず「まあねーーちえちゃんも上手にならはってえ」くらいで

微笑ましくみつめているものだと思って来ました。

ただ、私のブログのスタンスとして「悪口は言わないけど批判はします」

があるので、たとえご贔屓の星組でもやっぱり正直に思った事を書いています。

最近は星組観劇評を書くだけでコメントに「しね」とか「ばか」とか

書かれる事が多く、何が原因なのかさっぱりわからないんです。

祐飛を褒めればたまに「あんな老人トップのどこが・・」的な荒らしが来て

すぐに削除 で終わるけど、星組の場合は誰のファンなのかわからないし

何を「悪口」と捉えているのかもさっぱりわからない。

「悪口」と「批判」の違いがわからないファンが増えているのは確かでしょう。

2000年を境に増えました。

ご贔屓さんを愛するがゆえに「何をやっても素敵」「そこにいるだけでいい」

みたいな?あるいは入りや出をきっちりやればやる程に、ごひいきの出世が

自分のステイタスと思っているとかーーー

ネットで叩き合いをする人達は、自分もご贔屓も悲劇のヒロインになっていて

それなら、そういう人事をした歌劇団の前でデモでもやればいいのに

矛先は二番手やら若手のファンに向かうという、非常にねじくれた陰湿な

ものになってます。

そういう「対立」をあおる劇団主導者が悪いのは確かだけど、踊らされている

ファンもいかがなものかと。

対抗させて客席を埋めようという魂胆かもしれないし。それなら涼しい顔して

見に行かないのが一番

それもこれもその昔、新専科制度とチャーリーとぶんちゃんの退団にまつわる

あれやこれやを経験し、心から歌劇団に失望したから。

もはや自滅の道を歩み始めている歌劇団に対して何の影響力もない自分を嘆いてみたり・・・・

でも、ここ数年の星組観劇評アップ後の荒らしには辟易してます。

星も色々あるけど、とりあえず一番安定していて安心してみていられる組です。

星組だけずるいって事なのかしら

荒らされるというのは関心度が高いという証明にもなるんでしょうけど・・・

そんな関心度はレベルが低すぎ。

ヅカファンは常に公正でおっとりとして育ちがよくないといけません。

前置きが長くなりましたが。涼紫央の「退団」を聞いた時、本当に信じられなくて

なぜ今?とそればかり考えている現状です。

 専科に行くという選択肢はなかったのか?

 100周年で区切りをつけようとは思わなかったのか?

こんな風に思うのも、彼女が「コーナン」のお姫様であり入団してからこのかた

歌劇団に対する貢献度が非常に高かったから。

そりゃ女帝のように緞帳をプレゼントなんて事はしなかったかもしれないけど

星組公演のたびに貸切を打ってくれるなんて・・・すごい事なんじゃなかったの?

それだけじゃないよねーー「コーナン」にお世話になってることは多々ある筈。

そんな彼女を100周年を前にして退団させちゃう?

命をかけて説得しようとは思わなかった?って・・・そこがわからないのよね。

涼はいわば「星組の守り主」だったように思います。

その「守り主」をあっさり手放す(ようにみえる)歌劇団の心境がわからないなあ。

 

涼を最初に見つけたのは絵麻緒ゆうの「夢・シェイクスピア」でした。

1幕目はぼやっとした青年、2幕目の劇中劇ではがらりと変わった貴公子。

演技のセンスがあるというか、上手・・っていうより雰囲気がとてもよい男役

でした

香寿たつき時代、よく下級生の入りや出をしてたことがあったのですが

ある冬の日。

下級生ってファンに対する態度がぎこちない人多くありません?

朝は不機嫌であいさつもろくにしないとかーー差し入れを受け取っても

そっけないとかーー

でもその日、涼は紺色のスーツの胸にシンプルなブローチをして現われたの

ですが、ファンの前に来ると「破顔一笑」といった感じで非常に嬉しそうに

笑ったんですね。

その時の上品な服装と笑顔に「正真正銘のお嬢様だわ」と思って、非常に

羨ましかったのを覚えています。

ちなみにその日、涼の後に楽屋入りした柚希礼音は背丈を生かしたのか

足元まできそうな長いマフラーをして登場。

ド派手な服装にびっくりして「スターだなあ」と思ったけど、個人的には

飾り気のない紺色のスーツにブローチが垢抜けて見えました。

その後、一度だけ大劇場のお茶会にお花を届けに行った事があるんですが

その時、多分コーナンの社員さん達?の列がずらっと続いてて驚いた経験も

あります (お茶会がおじさまやおばさま達で埋め尽くされてるって

すごい光景よ)

 

背がそんなに高くないし、顔は可愛い系で決して二枚目とはいえない

スターでしたが、それでも「伝統のキザり」を精一杯やってる姿に

「体当たりが大好きな星組っ子」の心意気を感じて嬉しかったのです。

そもそも彼女は紫苑ゆうのファンで、芸名にも「紫」を入れるほどシメファン。

紫苑ゆうといえば「宝塚らしさ」を代表するスターであり、そんな彼女に

近づきたい一心で頑張っていたんだろうなと。

そこらへんが「新劇風優等生」の香寿たつきとは全く相容れないもので

そういう時代に新人公演を経験せざるを得なかったのは残念です

一度だけ、新人公演「プラハの春」を見ましたが、香寿の時は退屈だった

ラブシーンが涼の時は非常にロマンチックで色気があり・・・特に

首筋から鎖骨にかけての色気は並みのものではなく、非常に包容力を感じ

感動した覚えがあります

芸が上手下手というより、そこにたった時から「男役スター」であるという

部分に惚れちゃったんだなあと。

それゆえ、もっと頑張って欲しい、もっと上に行って欲しいと願っていました。

(「バビロン」の女役では見事に可愛い女の子になってましたよね。

大劇場と東京でかつらをかえて奮闘してました)

 

それでも船はゆく」をスカステで見た時は、正直、礼音より出来がいいと

思いました。でも、やがて涼の限界を知る事になるというか。

ソフトな声のせいなのか、段々扱いが微妙になっていたのは事実ですよね。

イーハトーブ夢」の船で沈んだ青年の時は、、めちゃくちゃ長い台詞を

噛みそうになりながら頑張っていました。

涼に求められるのが、中立的な立場で毒にも薬にもならない役どころばかり

だったというのは不満の残る所でしょうか。

元々が笑顔が可愛い、おっとり派なのか勢いに乗る柚希や紅の横で

個性を発揮できなかったのかも。悪役にも向かない人でした。

と、同時に彼女にとって星組以外に行く・・・という選択肢もなかったんでしょうね。

 

太王四神記」の長老役はあの体型で顔つきで、本当によく頑張ったなあと。

演技は問題なかったし。

ハプスブルクの宝剣」では悪役だったけど、違和感ありあり。

めぐりあいは再び」のお兄ちゃんは、今までになかった役で面白かった。

でもやっぱり一番は「オーシャンズ11」のラスティでしょうか。

私はラスティとポーラのいちゃいちゃぶりが大好きで、銀橋で繰り広げられる

仲のよさに癒されてました

俺もポーラにプロポーズ」というラストの台詞も、「どんな風にプロポーズ

するのかしら?」なんて想像をかきたてられましたし。

こういう正統派で尚且つ「優しい彼氏」を演じさせたら右に出る人はいないでしょ。

それから「DREAM TRAIL」に出演した時の「白の王子様」ぶりには

驚いたというか・・・あの初風淳様が隣で可愛らしく少女のようにほほを染めて

いらっしゃるのを見て・・「究極の憧れ」が具現化したのかと思った程です。

親子・・いえ、孫とおばあちゃん程年齢が違うでしょう二人が

微笑ましいカップルに見えた事は涼の包容力のなせるわざだったのだろうと。

 

思えば星組公演のどこかに必ず涼はいました。

新専科制度の流れの中で星組らしさが失われようとした時も、彼女は変わらず

そこにいて「星組的男役のあり方」を追求していました。

今、生え抜きで星組における歴史的なトップスター柚希礼音を頂いている

中で涼の役割は終わったのかもしれません。

でもやっぱり彼女は「星組の守り主」なのよ・・・いつまでも。

涼がいない星組は寂しいでしょう。

幸せそうな笑顔を見る事が出来ないなんて・・・・・

でも、幸せになってほしいです。誰よりも。

 

 

 

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韓国史劇風小説「天皇の母」64(フィクションさ)

2012-07-26 14:30:13 | 小説「天皇の母」61話ー100話

カイフ元首相の息子の結婚式にひときわ目立つ格好で出席した女性が

いた。マスコミは結婚式の主役達より色めき立ち

捨てがたい美と気品」というフレーズの元、写真をとりまくり、雑誌に載せた。

マサコは有頂天になっていた。

マスコミに注目されるのがこんなに気持ちのいいものだとは思わなかったからだ。

「美と気品」などとキャッチフレーズをつけられ、「皇太子妃候補の本命」と

評される。

それはマサコの外務省勤務において「錦の御旗」になりつつある。

もはや誰も自分に意見しようとは思わないし、ささいなミスに目くじらを

たてられることはない。

 

ノリノミヤは無事に学習院大学を卒業し、ヤマシナ鳥類研究所に職を得た。

今度はノリノミヤの「婿候補」が取りざたされるようになる。

ノリノミヤは自分が母ほど美しくない事は十分に承知してたし、派手な事より

質素を好み、アニメや時代劇が好きな今時の「オタク少女」だという事も

十分に承知している。

だから自分に趣味があう人なんてそうそういるわけない事も。

それでも、ちょっとハンサムなお公家さん出身のボウジョウ氏には熱くなった

事もあるけど・・・所詮は生きる世界が違うなと思った。

 

アキシノノミヤケでは年に数回、学習院出身の友人達を集めて

テニス大会が行われる。

お互いが食べ物を持ち寄り、テニスに興じ友好を温めているのだ。

ノリノミヤの卒業を祝ってのテニス大会が行われたのは4月の

まだちょっと寒いとき。

あまりテニスをしないノリノミヤだったけれど、兄夫婦の思いやりだし

何となくこれは「見合い」風味もあるのかしら?などと思いつつ参加した。

そしてこの会にはさらに珍しく長兄の皇太子も出ていた。

とはいっても、皇太子の場合、テニスよりひたすら日本酒やワインを飲んで

いる方が多かったのだが。

サーヤも大学を卒業したし、そろそろ結婚を考えないといけないな」

兄宮の言葉に姫宮は笑った。

私より東宮のお兄様の方が先じゃなくて?」

男は遅く結婚したっていいさ。でも女性の場合はね。特にサーヤは

自分からは絶対に動かないから心配してやってるのさ」

「余計なお世話だわ」

口をとがらせたノリノミヤにキコはそっと飲み物を差し出した。

結婚はお互いの価値観が同じでないとなかなかね

そうよ。同じ価値観の人なんてそうそういないわ。特に皇族とは。

お兄様がお姉様と結婚できたのは奇跡のようなものだもの。

私なんて・・・美人じゃないし」

顔なんて関係ないですよ」

と言ったのはアキシノノミヤの学友、ヨシキだった。

背丈はあまり高くなく面長の顔は家柄のよさを感じさせるが、決して

ハンサムとはいえない人物だった。

名門華族の末裔ではあったが本家ではないし、父親を早くなくして

大学卒業後は一旦銀行に就職したものの、実は今、公務員試験を受けようと

している所である。

こんな地味な愛称「クロちゃん」(苗字がクロダなので)がアキシノノミヤと

仲がいいのは、彼の性格がおっとりしてて上品で、決して出過ぎない

部分だったからだろう。

あら、男性はみな美人がお好みでしょ」

そうですか?顔なんて歳をとったら誰でも衰えるし、僕は性格の方が

大事だと思うけどな」

じゃあ、クロちゃんは恋人いるのかい?」

宮の問いかけにヨシキはしどろもどろになって「いたらここにいないでしょ」と

答えたのでみな笑った。

僕は今の所車とカメラが趣味だし。こういうの、理解してえくれる女性じゃ

ないと結婚なんてなかなか」

まあ、車とカメラがご趣味なの?」

ノリノミヤは目を丸くした。彼女にとってスポーツカーなど値段もわからない

代物だし、写真は皇太子がよく撮影してはいるけど、そこまで夢中になれるのか

どうかわからなかった。

「普通の人はそれでもいいけど、僕はそうはいかないよ」

皇太子がちょっと赤い顔でちゃちゃをいれた。

「誰だって皇太子なら妃なんて選びたい放題だって思うだろう。

ところが僕ときたら・・たった一つの恋愛でさえ成就できないんだから。

みーんな反対して。家柄も育ちも関係ない。価値観が合えば結婚できるなら

絶対に僕だって結婚出来る筈だ」

価値観だけじゃないよ。皇室には古くからの伝統やしきたりがある。

そういうものを受け入れてくれるかどうかが大事なんだと思う。

サーヤだって降嫁しても皇室との繋がりが切れるわけじゃない。

サーヤの夫になる人もそれなりの立ち居振る舞いを要求されるし、

慣れてもらわなくちゃいけない。自己主張ばかり強い人では困るでしょ」

アキシノノミヤの言葉にみな頷いた。

僕ら庶民とは違って、皇室はそういう伝統やしきたりをきっちりと

守っていかなくてはならない使命がありますからね」

へえ、クロちゃん、たまにはいい事いうね」

いやーー殿下の学友をやっていればおのずと・・っていうか、ここにいる

みんなそれぞれ「家」を無視する事は出来ない連中ばかりでしょう」

そうそう。ハイソだのなんだのって言われてもしがらみの多い家ですから」

そんなもの関係ない」

皇太子は怒鳴った。それでみな、絶句して黙ってしまった。

どうやらかなり酔っ払っているらしく目がすわっている。

殿下、お水を」

気をきかせてキコ妃がつめたい水を差し出したが、皇太子は受け取ろうと

しなかった。

僕は別に皇族に生まれたくて生まれたんじゃない。皇族の生活がどれだけ

堅苦しいか知ってるだろう?義務ばかり押し付けられて。

やる事といったら勉強ばかり。鉛筆一本買うのにも皇后陛下のお許しを

貰わなきゃならなかったことを僕は忘れないね。二言目には国民の税金で

暮らしているんだからって・・制服もお下がりならランドセルもそう。

そんな生活のどこがいいのかわからない。

結婚くらい好きにしてもいいじゃないか。僕が天皇になったら・・・」

にいさま」

宮が途中で言葉を止めた。それ以上言わせるわけにはいかなかった。

そんな事だからいつまでも結婚できないんですよ」

辛らつな一言に皇太子は顔を真っ赤にして「何!」と怒った。

いつまでもって何だよ。いつまでもって

外務省勤務の彼女はダメだと周りが言っているでしょう?なのに今更

話を蒸し返してどうするんですか?価値観が合わないのは火を見るより

明らかでしょう」

どこが違うの。え?どこが」

政治的な癒着を報じられるような人の娘が僕達と同じ世界に生きられると

思いますか?いわば成金主義ですよ。皇室の生活は普通の金持ちの生活

とは無縁です。実は非常に質素でシンプルだという事が彼女には理解

出来ますか?それに、日本一の公害を出した会社の社長の孫です。

国民の賛同を得られるとは思いません」

もうすぐ21世紀になるのに家柄や血筋で決めるなんてよくない。

それに彼女は聡明で学歴も高い。皇室の生活にはすぐに馴染むさ。

怯えさせているのは宮内庁だ」

だから・・人を見る目がないって・・・」

アキシノノミヤは悲しそうに言った。

私もあの人は好きになれないわ。あの方、新人職員はマイカー通勤禁止

なのに堂々と父親の名前で省内の駐車場にマイカー通勤していたんですって。

雑誌に書かれてすぐやめたと言っているけど、そういう「特権」を

ふりかざすような人は」

彼女は知らなかったんだよ。マイカー通勤が禁止だなんて。知っていたら

やらないさ。彼女の父上が教えなかったんだから知らなくて当然だろう」

お兄様・・・そういう風にお考えになるのね」

サーヤはため息をついた。

 

ちょうどその頃、千代田区のある有名ホテルの一室で会合が行われていた。

出席は東宮侍従長のヤマシタ、宮内庁長官のフジモリ、外交官のスノベ

法学者のダンドウ、そしてヒサシだった。

ではオワダさんのお嬢様を皇太子妃候補として決定する事に意義は

ありませんね」

司会役のヤマシタは確認するように回りを見渡した。

全員が黙って頷いた。

フジモリ長官、根回しをよろしくお願いします」

わかりました。でもオワダさん・・本当に大丈夫なんですか?」

何がですか?」

私の見た所、お嬢様が皇室に馴染むとは思えないのですが。ご優秀で

バリバリのキャリアウーマンが皇室のしきたりを受け入れる事は出来ますか」

無論です。私がよく言い聞かせます。なに、あれは頭のいい娘です。

自分が何をするべきかくらい出来ますよ。長官はそこに問題があると?」

いえ・・そういうつもりは。ただ現代的なお嬢様というイメージがあった

ものですし。この縁談を進めるという事は両陛下や他の皇族方を敵に

回しかねない程危険な話です」

大事なのは東宮殿下のお気持ちです」

ヤマシタは遮るように言った。

もし、長官が腰がひけて動けないというのであれば・・・・」

いや、そんな事はないけど

長官は言葉を濁し、立ち上がった。

わかりました。出来るだけの事はしましょう」

泥にはまってしまったようだ。宮仕えの悲しさでもある。

時流がこちらに有利になっている以上、従わねばならない。それが権力者に

おもねる国家公務員の使命だ。

しかし・・・この結婚は波乱含みだ。と、フジモリは頭を抱え込んだ。

先帝が生きていた頃、ヒロノミヤとオワダマサコとの結婚意対して

有名政治家のゴトウダはこういった。

そんな結婚を許したら皇室に筵旗が立つ!絶対に阻止!」と。

あれからほんの数年の間に世の中はすっかり変わって

誰も表立って反対しなくなった。世情が「皇室」から離れつつあることは確かだ。

アキシノノミヤの恋愛結婚が「皇室にも新しい風がふいた」と捉える

国民が多いからだ。

「皇室」=「平民」・・・実はアキシノノミヤの結婚こそ、保守的な面を大いに

持っていた事を国民は知らない。

キコ様は決して今時の女性ではないしなあ・・・」

フジモリはそれを思うたびに、キコ妃が皇太子妃だったらよかったのにと

思うのだった。

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息もできない夏

2012-07-25 14:45:49 | ドラマ・ワイドショー

暑い・・・何もしたくない・・・パソコンの前に座るのもだるい・・・

でも運動不足になる・・・罪悪感・・・ループ・・・ループ・・・・

暑いから?細野環境相が「菅君は日本を救った」なんて言っちゃったの?

頭が溶けちゃったかしら

クールビズで節電とはいえ、頭が溶けてわけのわからない発言するよりは

エアコンをつけてあげよう。

もしくは脱水になっているかもしれないので水をガンガン飲ませましょう。

 

 息も出来ない夏 

 

本当に見ているこっちが息が出来なくなるわ。

それというのも玲の母がDV元旦那をみかけて出奔

娘と役所に行く約束をすっぽかしてしまった。

その為、娘は母親不信になり、ついでに母の過去ってなんだろうと

思い始め、母の母を訪ねて北海道ーーまで行ってしまった?

 

玲のママってトラウマもあるかもしれないけど、行動がエキセントリックすぎて

これじゃおばあちゃんに嫌われるのはしょうがないと思いました。

約束した先から破って・・っていうか、ドタキャンばかりしてたら信頼をなくすし

出来ない約束をするんじゃないと叱りつけたくなりました。

だって玲は、そんなお母さんを信じているんだもの。

 

どうやら北大路さんは玲のおじいちゃんという事でOK?

だったら何でもっと早く娘と孫を救わなかったの?

こちらにも深くて密度の濃い事情が隠されているんでしょうね。

 

武井咲ちゃん。ちょっと太りましたか?

服装がおばさんっぽいというのもあるけど、二の腕が確かに太い。

育ち盛りでふっくらお嬢さんなんだろうとは思いますが

だったら服を何とかすべきなんじゃ・・・・・

うちの姫ですら「咲ちゃん。妊婦さんなのか?」と言ったほどですし。

 

で・・・要潤の立ち位置がわかりません。

実の娘と恋に落ちる?わけないし、でもDV夫には見えないし?

いやーー不思議な展開。

あ・・・江口洋介が今回は全然目立たず。

 

 

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リッチマン・プアウーマン

2012-07-24 10:32:05 | ドラマ・ワイドショー

 夏休みに入ったから?大津自殺事件の報道があっさりと消えましたね。

ネットでは色々出ているけど・・・

ワイドショーにとって夏休みの時期はネタに困るのかしら?

どうでもいいような話題を一面に持ってくる。

例えば「美元&高嶋弟 離婚裁判が延期」なんて話を

理由は前回、高嶋弟が出してきた美元の異常行動について反論の余地を

与える為だとか

美元・・・一体何がやりたいのかしら?何が何でも地位と名誉は離さないつもり?

それってどこぞの東宮妃。

東宮妃といえば、皇太子が滋賀県に入ったようですが。

またも名神高速道路などを大幅規制して回りに迷惑をかけまくっているようです。

施設はみんな開館時間を繰り下げたり、一般人を追い出したり。

両陛下には同じ事されても怒らないかもしれなけど、皇太子だとなぜか

ムカツク・・・・って国民が増えていませんか?

オスプレイが「強制上陸」しちゃった・・・・・

やっぱりこの場合、日本人としては「上陸反対!オスプレイは帰れ!」と

シュプレヒコールをあげるべきなんでしょうか?

オスプレイを見ると、なぜかマジンガーZを思い出します。

兜コウジが乗って、マジンガーZの頭の中にスポッと入るあれ

「パイルダーオン!」とか言いながら。

あんな乗り物、実際にあったら便利だなと思っていたのは事実で。

ガンダムのコアファイターも含めて、変身する乗り物は魅力的。

でも実際に作るとなると、バランスが大変なんだってわかりました。

事故が多いのもそのあたりなんじゃない?

これが日本製なら意外とうまくできちゃうのかもしれまいけど

アメリカとしては多額の資金を投じて作ったものに対して公に失敗だったと

認めるわけにもいかず・・・・つまり、一度作っちゃったものは最低でも

20年は使い続けないといけないという事で

ゆえに自国においても日本においても「大丈夫」を連発するって話。

でも、とりあえず住宅地に来ないならいいんじゃないかと。

乗って事故って死ぬのはあっちだし。

ただちぱっちりをうけないようにするのみで。

 

 リッチマン・プアウーマン 

 

今回は「回りがオタオタしているのを見ると楽しい」社長さんによる

生産力は落ちるけど面白い」というリストラの話でした。

あんな形でリストラされたらたまったもんじゃないけど。

朝比奈さんの苦労もわかります。なのになんで彼は悩むのか?

 

澤木千尋」の謎があっさりとけちゃってつまらない。

発達障害・自閉的な小栗が一人前に傷つくなんてありえないんじゃないかと。

彼の「こだわり」を面白くすればするほど、このドラマはリッチマンとかいう

話じゃなくて

「一般社会では生きづらさを抱えている者達へのエール」のようにも

見えたりします。

というわけでコンセプトが最初と違ってきているような?

もう一度仕切りなおしで「リッチマン・プアウーマン」になるのか?

挫折しそう・・・・・

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ドラマあれこれ

2012-07-23 09:40:20 | ドラマ・ワイドショー

 27時間テレビ・・・見ているわけじゃないけど、テレビをつけると

やってる感じで。

タモリさんは全然寝てないって?草君がタモリさんのために100キロマラソン?

日テレに対抗しているのか何なのかわかりませんが、どうしてタレントに無理を

させるんだろうと思います

普段、ほとんど走らない人にいきなり100キロって無理に決まってるし

タモリさんの年齢とか考えて欲しいよねーー

そこまでして視聴率が欲しい?っていうか出ずっぱりしないと不安な材料があるの?

こういうのはバラエティというよりも、身内のお祭り騒ぎを見せられているようで

本当に好きじゃありません。

でも視聴率がとれるから毎年放送されているんですよねえ

いきなり月組さんの「いいとも替え歌」にはびっくり

ついにそこまで・・・・ってな感じ。

大劇場「ロミジュリ」見てないので、あの一瞬で

「ああ、龍真咲がトップになったんだなあ・・・・」と妙に感慨深く?

いやいや・・・でも・・・何だか違うんじゃないか?宝塚さん。

大階段使ってパロディやるならもっと徹底的にさあ・・・・

 

 東野圭吾シリーズ 

「ゲゲゲ」とか「早海さん」以外の松下奈緒ってどうしてこうも

魅力がないんだろうか それはひとえに育ちのせい?

育ちがよすぎるのねーーきっと。

ゆえに夫を殺すなんてありえないでしょうーーって。そういう考えすら。

まして関西人だった?似合わないー

考えてみれば単純な妻による夫殺しだったわけですが。

まるで大阪体験ツァーのようなステレオタイプのおばさんが沢山登場。

でも個人的には「大阪が嫌い」という松下の台詞に驚き。

あんなに大阪の悪口言っちゃっていいのか?

東北人なら怒るぞーー

 

 黒の女教師 

うーん・・・ストーリーはいいけど展開がだるい。

榮倉を教師役にするって・・・天海の二番煎じ?

どうせ二番煎じをやらせるなら本人か、元ジェンヌとか・・・

榮倉は「メイちゃん」の時から姿勢が悪くて、コスチュームが似合わないなと

思っていました。

今回、背丈があるのはよくわかったけど、白衣も・・ちょっとなーー

徹底した冷たさや色気皆無というより、ただの無表情?になってる感じ。

それでも彼女にとっては代表作になるのかもしれませんが。

びっくりしたのは早乙女太一。

彼って心の病か?変な方向に進まなきゃいいけど

何年か前、彼のショーを見たけど、終演後にロビーに出てお客様達に

挨拶をしていたんだけど、何とも面倒くさそうで。

本当はこういうの、嫌なんだろうなあーー音楽とか自分の思い通りの仕事を

やりたいんだろうなあーーって感じたものですが。

下町の玉三郎などと持ち上げられても彼の心には少しも響いていなかった?

っていうか、むしろ闇は深くなるばかりですね。

 

 平清盛 

滋子の結婚」

義理の妹のわがままぶりと「出来ちゃった結婚」にオタオタする

清盛は見てて微笑ましい・・・というか「わしは何もしない」とかいいつつ

滋子が巻き髪を何とかしようと必死になっている所にわざわざ出向いて

仕舞いには兎まるまで使って盛り上げてやっちゃう

本当に清盛って言ってる事とやってる事が矛盾しまくりですね。

 

脚本家も演出家も今回は「ファンタジー」として割り切って作ってるんだよね?

だって今回の話は韓国史劇で女性がパステルカラーのチョゴリを着ている

以上におかしなシーンだらけでしたもん。

あれが本当の事だなんて思わないでね。

 

そもそも、女官ごときが上皇の寝所に歌いながら登場って。

これは「源氏物語」朧月夜のシーンの逆バージョンですよね

清純そうな顔の滋子が上皇を誘惑しているような感じに見えるのは当然。

だって源氏だって下心ありありで歩いてた廊下だし。

そして滋子の「巻き髪」

早い話、天然パーマね

平安時代は直毛が主流。でも、当時から髪が薄かったり巻き髪だったりの

悩みはあったみたいですよ

自分の抜けた毛を拾いあつめてかもじにするのはメジャーな方法。

でも巻き髪の場合は・・コテでもあてたのかなあって。

滋子みたいな見事な天然パーマはさすがにいなかったと思うけど

 

それ以上にありえなかったのは、「結婚式」です。

滋子は上西門院様の女官です。ゆえに上皇のお手がついても

おかしくない状況ではありましたが、上西門院様が

そなたが妹になるのは嬉しい」なんて言うわけがなく・・・・・

身分が違うんですから・・・中宮じゃなくてあくまでも「側室」ですし。

その側室があんなに堂々といわゆる「婚礼の式」を挙げる事自体が異様。

でもそこまでは「まあ、許せる」

でも、ウエディングドレスか白無垢かの衣装に「宋風」の頭ってのはいかがな

ものでしょうか?

あれのどこが中国風なのかわかりませんけど・・・雄蝶雌蝶がフラワーを

散らしながらバージンロードを歩く姿はすっかりヨーロッパ風。

髪型はひどすぎて話にならず。まるで仮装。(でも側室だからそれもあり?)

いや、でも、恐れ多くも宮中における婚礼に「宋」を導入するのは

文化の侵略ではないの?

冠婚葬祭というのは、最もその国らしさが現われてでる場所。

まして平安時代というのは、それまでも唐風をあらためて「国風」を大事に

しましょうという時代

清盛が宋との貿易、国際化を目指すのは勝手だけど、それと上皇の婚礼は

また別物ではないですか?

今時の日本人がキリスト教でもないのに教会で式を挙げるのとは訳が違う。

でも、そこらへんの歴史認識のなさがこの大河を作っていると思うと

非常に残念です。

これはグローバルでも国際的な話でも何でもないですよーー

 

 ビューティフルレイン 

 

今回は芦田愛菜ちゃんの泣き顔を安売りしすぎだと思いました。

「ママちゃん」の話を聞いて泣く、父親が叱られているのを見て泣く、

その父親に「ごめんね」といって泣く・・・みたいな

それと、今時の小学2年生って四葉のクローバーにあんなに燃えませんって。

「願い事が叶う」jから探す・・・というのは、非常にロマンチックだけど

それは一昔前の小学生でしょう。

美雨がやってた問題も、「急に難しくなる」程度ではなく・・・(細かいか)

学習指導要綱が変わって、現場の先生達は大変。

いきなり時計の読み方と時間の問題に加えて定規を使えと。

3年まで持ち越さないようにしないといけないらしく。

でも、2年生に時間と長さを教えるのはなかなか大変。

1時間=60分 ってわかってても戸惑う。10進法に慣れているから。

とまあ・・それくらいの問題をやっていれば「今時の2年生は難しいことをやるのね」

って言われてもいいっか。

丘みつ子さん、急に「梅ちゃん先生」と掛け持ちしてこっちにも出まくり。

むかしはよく見た顔だけど懐かしいなあと毎回思ってしまいます。

でも・・美雨のまま産後2週間で死んじゃったって。

どんな病気だったんだろう。

 

 サマーレスキュー 

 

脚本の秦建日子ってもう少しいい脚本を書いていたと思うんですが。

今回は色々矛盾が多くて。

お母さんの病気を知っていてもたってもたまらず下山・・・は同情できるけど

東京には医者が一杯いるじゃない」って遥がいうのは解せません。

自分のお母さんも病気で亡くしているんでしょう?

速水先生の無責任さを追及するなら別の方法がよかったかな

 

また、登山者夫婦が病気で駆け込んでくるシーンも。

「医者がいない」事を強調したかったんだろうと思うけど、曲がりなりにも

インターンがいるなら診察させれば?と思うし、ドクターヘリは使わないの?と。

そんなに具合が悪くてよく山を登ってこれたわねーー

 

速水先生のお母さんの急変も・・・個室って本当に怖いなーと思うのは

発見が遅くて手遅れになりかねない危険があること。

必ずしも患者は自分でナースコールできるとはいえないわけで。

という事は心電図なり何なり装着しているか、代わりの付添い人を置くべき

だったのでは?

普通にナースが検温に来るまで気づきませんでした・・・じゃ、お粗末すぎます。

手術不可能くらい悪化しているならいつ急変してもおかしくなかったんだし。

って・・・「気づいたときには」ですむ話じゃないよね。

 

そしたら今度はドイツへ留学の話かい?

つい1週間前に山小屋へ行けと言われ、今度は留学?

よくわからない上司ですっ

 

 

 

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韓国史劇風小説「天皇の母」63(フィクションでした)

2012-07-22 16:30:43 | 小説「天皇の母」61話ー100話

はい、赤ちゃんを抱っこして笑って下さい」

カメラが笑いを誘うと、マサコはスミヨの子供を抱き上げてにっこり笑った。

赤ちゃんはびっくりした目でカメラを見つめる。

オワ、その抱き方はどうかと・・・・」

スミヨは正直、はらはらしながらみていた。

軽い気持ちで依頼を受けた。要請はユミコからだった。

何でもマサコがお妃候補に急浮上するらしいから、ぜひ「学友」として

マスコミ対応をしてくれと・・・・まるで雲をつかむような話。

スミヨだって週刊誌は読むから、オワダマサコが皇太子妃候補として

名前が挙がったことは知っている。

でも、彼女は「自分には関係ない」と言い切ったではないか。

それなのに、なぜ今になって?

それはね。皇太子様がぜひにってしつこくおっしゃるからなの

ユミコは自慢げにそう言った。

うちのまあちゃんは外務省で官僚として生きたいって言ってたのよ。

でも皇太子様は忘れられないみたいで再三お誘いになるの。

相手が皇室じゃ断れないじゃない?

マサコも次第に心が向いてきてね。それで、あなたのような方が「学友」として

ついてくれたらまあちゃんも安心だと思うのよ。

何といってもデンフタ時代の同級生だし」

同級生といっても親しくしていたわけはありませんし。何をどうすればいいのか

スミヨは戸惑いながらそういうのが精一杯だった。

大丈夫。こちらでシナリオは書くから。

普通、小学校時代とか高校時代とか詳しく覚えている子なんていないわよね。

だけど皇族が結婚する時って必ず「学友」が出て来て色々しゃべるじゃない?

それをやって欲しいの。

あなたがまあちゃんの学友で「親友」だったら、きっとあなたにも得があると

思うのよ」

得ですか」

本当にやっかいだ。ヒサシとスミヨの父がたまたま同じ東大出身で

仲良くしていたからといっても、自分はマサコと仲がよかったわけではなかった。

あの子はいつも悪ふざけばかりして周囲を驚かせていたし

自分としてはそういう人って苦手だなと思っていたほど。

社会人になってからの付き合いもない。

それなのに、今になって小学校やら高校時代やらの写真をあれこれ

持ってこられて「このエピソードは何だった?」などと聞かれながら台詞を

つけていく作業。

そして当のマサコは今、自分の子供と一緒にビデオに写って楽しそうだ。

オワ、本当に皇太子妃になるの?」

スミヨはつい質問してしまった。

カメラがストップし、マサコは子供を放り投げるようにスミヨに渡すと

意味ありげな笑い方をした。

さあ

さあって・・・皇太子殿下はマサコさんのこと、好きなんでしょ。でもあなたは

その話、断ったはずよね」

結婚そのものには興味がないっていうか?」

じゃあ、何で今、こんなビデオを撮影しているの?」

それはお父様がそうしろとおっしゃったからよ」

スミヨは絶句した。お父様の言うことなら何でも聞くのか・・・・・

皇太子殿下の事は?」

興味があるかも。日本一のお家柄だし。やっぱり皇太子妃っていえば

だれでもなれるものじゃないし」

すみません、次はウインナーを炒めてくれますか?」

カメラマンが台所に入ったので、マサコは立ち上がりおもむろに

フライパンを火にかけた。

とはいえ、料理など一度もしたことのない娘である。油のしきかたも

わからないし、ウインナーをどういためたらいいのかすらわからない。

それでも「一応出来ます」と笑いながら「ふり」をする演技力には感嘆した。

そうはいっても、コンロの側に子供がよちよちと歩いて行った時には

ひやりとして、慌てて抱っこしたのだが、マサコは気にならないらしかった。

このビデオを一体、いつどんなときに使うのだろう。

これからは頻繁に会わないといけないわね

オワ、皇太子妃になるってどんな事かわかってるの?皇室ってとても

古いしきたりがあってそれをきっちり守らなくちゃいけないし、いつも

色々な人が回りにいるのよ」

それくらいなに?大した事じゃないんじゃない?皇室だって人間でしょ。

たかが学習院出身の集まりじゃないの」

よくわからないマサコの台詞にスミヨは頭を抱えた。

一番信じられなかったのは、こんな意味不明のビデオを嬉々として

撮影しているマサコの気持ちだ。

彼女は単純に自分が話題の中心になる事が嬉しいようだった。

 

ヒサシが外務省の事務次官に就任すると、事は急激に動き始めた。

宮内庁の職員に外務省からの出向組が増え、東宮侍従長になった

ヤマシタを始め、元ソ連大使のナカガワやヤナギヤなどがヒサシに近づき

密かに会合を重ねていた。

政治家などは空気を読むと動くのが早い。

つい先日まで「機密費」がどうの息を巻いていた連中が、週刊誌に

皇太子妃オワダマサコさん再浮上」の記事が載ると、急に声を出さなくなった。

今回の記事は「皇太子の忘れられない恋心」が中心となっており

最初の出会いから6年も一つの思いを抱き続けている皇太子に

同情的な風合いになっている。

宮内庁内では相変わらずフジモリ宮内庁長官が反対しているし

皇族方もおおむね反対の立場をとっていた。

常盤会も当然学習院出身でないマサコには反対の立場をとっていた。

しかし、それらは全て「負け犬の遠吠え」もしくは「時代遅れの人達」

そのものの言い草だった。

華族制度が崩壊し、いまや身分制などないのだ。

皇室だってこっちが敬ってやってるから立場を維持できているのであって

いくらそんな連中が「血筋が」「家柄が」と言っても何も怖いことはない。

要は「権力」さえ持っていれば、そんなものはひねり潰せる。

 

ヒサシはヤマシタを通じてタカマドノミヤに接近した。

タカマドノミヤは「文化交流」を通じて外務省とは繋がりが深いし

お手元不如意の宮家の為に外務省は度々仕事を斡旋。

互いに「金と名声」を交換しあいながら均衡関係を保っていた。

それゆえに、皇太子とマサコの最初の出会いの場を提供したのは

タカマドノミヤだったのだが、その後は交流が途絶えていた。

そこにもう一度楔を打ち込むのだ。

末端宮家とはいっても皇族は皇族。これを味方につければ皇室内の

反対勢力をじわじわと追い詰める事が出来る。

特にタカマドノミヤの父であるミカサノミヤは先帝の末弟だが、今は

長老としてそれなりの発言権を持っている。

戦後は「赤い宮様」などと言われていたくせに、今は保守派の権化のように

マサコの入内を反対しているという。

その父親の牙城を崩すにはまず息子から・・・・・

 

勿論、タカマドノミヤはそこまでヒサシが考えていたとは思っていない。

ただ

今後、皇太子殿下の恋の相談に乗って差し上げてください

とヤマシタに頼まれ、「兄とも慕うタカマドノミヤのご意見なら聞くでしょう」

と持ち上げられれば悪い気はしない。

日頃、東宮職から見たら末端宮家なんて・・・と見下げた態度をされている・・・

と感じている宮にとっては、相手が下手に出るのは嬉しい。

何が出来るの?」

そうですね。まず、マサコさんの人柄をもう一度知るために、

ピアノリアイタルにご一緒されてはいかがでしょう」

ああ・・・中村紘子の。一緒に行けばいいの?」

はい」

宮は軽く応じた。今時有名な外務省の美人キャリアを侍られていると

なればこちらの知名度も上がるかもしれない。

案の定、会場に現われた自分達がマサコを連れている事に会場は

ざわつき、マスコミがしゃったーを切った。

アキシノノミヤケ誕生以来、こんなに注目されたのは初めてだった。

お礼はいかようにもさせて頂きます」

ヒサシからのメッセージを受け取り、宮はにっこり微笑んだ。

コメント (2)
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