タロー8の脳腫瘍闘病記改め 健康長寿の窓口

2009年に乏突起神経膠腫の手術を受け15年が経過したことを機にブログをリニューアル、健康長寿の情報を発信していきます。

検診行ってきました。

2024-05-30 19:46:00 | 日記
広島市から案内のあった、がん検診と無料の生活習慣病リスクを診る健康診断「元気じゃ健診(広島弁の"じゃけん"を掛けてます)」に行ってきました。一般の医療機関でも受けられますが、胃内視鏡が少し安かった市の健康センターでの受診です。がん検診は、大腸がん(便潜血)、肺がん(X線)、胃がん(胃内視鏡)、健診は一般的な血液と尿検査です。更に、一生に1回だけ無料でB型、C型肝炎検査ができるっと言うことで、オプション追加です。(2回目以降は有料)
最初が胃内視鏡で、憂鬱でしたが、苦痛は比較的少なくて、結果も丁寧でした。
人間ドックなら4万円近く掛かりますが(これまでは職場が負担)、今回はがん検診の計3,000円のみ、でも十分かな。
その他にも、この広島市健康センターでは被爆二世に対する検診(骨髄性白血病)が6月から始まるとの説明もあり、ここへ来て正解でした。
心電図などの生理学検査はオプションとなっていて、必要なものを追加しても人間ドックよりも安い。広島市民なので、せっかくの恩恵は受けていきたいと思いました。
全ては120歳まで生きるための投資です。

膝注射再開

2024-05-27 19:51:00 | 日記
膝サポーターへのスポンジ貼り付けやO脚インソール、ストレッチなど膝痛対策で痛みは和らいでいたのですが、家庭農園の草抜きなどで無理な姿勢が続いて痛みを感じても続けて作業していたら、まともに歩けないほどの
痛み、消炎鎮痛パップ剤も効かないほど。
ウォーキングやスクワットのフレイル対策ができなくなったので、これは西洋医学に頼るしかないと、注射を1本打って貰ってきました。
やはり、効きます。効き目がシャープです。効かせている正体はステロイドです(ヒアルロン酸に即効性はないと考えてます)。ステロイドは免疫を抑制する、つまり感染症やガンにかかりやすくなります(非ステロイド消炎鎮痛剤も弱いながら回り回って免疫抑制します)。どこかでしっぺ返しに合うかも知れませんが、一日運動しないと筋肉は1%減ると言われています。まずは運動できるようにするのが先決と判断しました。
初診では毎週の注射でしたが、これからは2週間毎です。
ちなみに過去にしっぺ返しを受けたことがあります。ブログを開始した2009年の過去ログに投稿していますが、発端は健診で見つかったピロリ菌の除菌です。除菌後に頭皮ヘルペスによる頭痛でMRI検査をして突突起神経膠腫発覚、続いて手術入院前にパルボウイルスという大人では滅多に罹らない感染症で発熱、全身発赤で体力低下で入院延期。いずれも感染症、ピロリ菌除菌で使った抗菌剤が腸内細菌のバランスを崩し免疫低下につながった、パンドラの箱を開けたのだと思ってます。でもヘルペスが脳腫瘍の早期発見に繋がったので結果オーライだったのですが

アンメット~抗てんかん薬の予防投与 その2: 障害と就業

2024-05-22 18:52:49 | 日記

 抗てんかん薬投与についての投稿の続きです。

 ドラマで、てんかん患者が働いている会社の上司から、「夜勤を控えるという特別扱いはできない、しばらく休んだ方が良いのでは」と言われ、ミヤビが院長の付き添いので会社へ説明に行った、というシーンがありました(原作では、ミヤビが三瓶に付き添う)。院長が(原作ではミヤビが)、「抗てんかん薬投与で発作が抑えられていること、障害のある人は特別扱いして欲しいのではなく、周囲が正しく理解して欲しい」ということを訴えました。「正しく理解」という言葉にジーンと来ました。同僚達はむしろ、才能のある人の復帰を歓迎していて、そこでまたジーンと。

”正しく理解する”ことは、てんかんに限ったことではないと思います。私の場合、職場復帰後、しばらくは抗がん剤治療を続けていましたが、当時の周りの方々にご理解いただくことができて感謝です。

 

さて、脳腫瘍の手術後に、痙攣発作がなくても抗けいれん薬を飲み続ける必要があるかどうかについて少し調べてみました。

脳腫瘍って、どんな種類で、どのくらいの大きさで、どのくらい進行しているか、はもちろんですが、脳のどの位置にあるのかで人それぞれです。ので、てんかん発作の症状、薬の効果も様々のようです。私は、乏突起神経膠腫(オリゴデンドログリオーマ)おりごでんd、右前頭葉に4cmくらいのグレード2でした。主に、さわむら脳神経クリニックの澤村先生のホームページを参考に簡単にまとめてみました(主治医に質問するときの参考にもなるので)。

 長期的な予防投与は正当化されていない。予防的な投与が必要な場合、催奇形性リスクの少ない薬剤を選択し、適切な用量調整を行うことが重要。

  • 悪性度の高い腫瘍ほどてんかんを生じる確率が高い。
  • 低悪性度グリオーマ(乏突起神経膠腫グレード2が該当する)では6割以上,膠芽腫では5割程度の患者さんがてんかん発作を生じるといわれている。グリオーマの中でも特に乏突起膠腫はてんかん発作のリスクが高い。
  • 放射線治療で腫瘍が縮小や消失した時にもてんかん発作が改善することがある。
  • 乏突起膠腫ではテモゾロマイド化学療法で腫瘍が縮小するとてんかん発作が抑制される。
  • てんかん発作のない患者さんに対する脳腫瘍開頭手術前の予防的な抗てんかん薬投与は利点がないとされている。
  • てんかんのない脳腫瘍の患者に、てんかんの薬を予防的投与は原則的にはしない。
  • 運転免許をなくすと仕事ができなくなる患者さんには予防的投与をすることがある。
  • 腫瘍が治ってから薬を止められるかについては、学術的な結論は出ていない。
  • てんかんリスクが低い、長い間てんかんがない場合は、主治医と話し合って決める。
  • てんかんと車の運転免許の関係が問題。

う~ん、結局、ひとそれぞれか・・・。

 なお、抗てんかん薬の中で、現在服用しているラミクタール(ラモトリギン)が推奨されています。薬価が高いとされていますが、安価なジェネリックにしています。


アンメット~抗てんかん薬の予防投与

2024-05-21 16:11:16 | 日記

 昨夜、放送されたドラマ「アンメット」のあらすじは「記憶障害のミヤビが、てんかんの予防投与(てんかん発作の既往歴ない)であることに疑問を持った三瓶医師が、ミヤビが実は側頭葉てんかん発作を発症していたことを知り、主治医である大迫教授が、記憶障害が起きることを知りながら発作が起きない最低の投与量をミヤビを検査することで設定していた事実を突き止めた」というものでした。さらに「抗てんかん薬の予防投与は推奨されてないことが一般的で、大迫教授も推奨しない考えであるにも関わらず、別の医師に処方箋を依頼していたこと、ミヤビの検査の際に会長が同席していた。」ということですが、大迫教授は、「投与量が多いと認知症のリスクが高くなる。発作が起きていたことが院内スタッフに知れ渡るとミヤビが医師として働来にくくなるので(発作は起きたことのない)予防投与していることにした」と反論していましたが、今後の展開が楽しみです。

 はて?予防投与は推奨されてないの?との疑問が私の頭を過ります。

 私は手術前の、確か3日前から抗てんかん薬を服薬し、術後も現在に至るまで発作を起こしたことはありません。術前、術中、術後とも投薬を受けていたのですから、発作が起きることはないですが、ドラマにあったように血中濃度や脳波の検査も術後の1年くらいは受けていたと記憶しています。

 2018年(つまり術後9年経過)の西日本豪雨で、新幹線が足止めとなって出張から帰ることができず、抗てんかん薬が切れて2日間過ごしたことがありますが、発作が起きたらどうしよう、思っていましたが、杞憂に終わりました。もしかすると2日間は血中濃度が維持されていたのかも知れませんが。

 そんなこともあり、主治医に「いつまで薬は必要なのですか?」と聞いたところ、「正しい答えはありません」ということでした。ドラマでもあった「何かあったら・・・」という病院の方針なのでしょうか。

 入院中は、周りは脳疾患の方がほとんどで、夜中に痙攣を起こしてナースコールが鳴り響いていました。実際に痙攣されている患者さんを目の当たりにしたとき、とても恐怖を感じたのが15年経った今でも忘れられません。

 次回の受診が7月にあり、主治医に「発作がなくても予防投与は必要なのか、もし投薬中止するとしたら、確認の検査が必要になるのか、警察へ提出している診断書(てんかんの薬を飲んでいて発作は起きてないので運転は大丈夫、との証明。1年に1回の提出が今は5年に1回となった)も必要なくなくなるのではないか」と聞いてみようと思います。次回の診断書提出は来年の5月、それまでに、「もういいよ」と言ってくれないかなあ。我が家だけでなく、国も医療費抑制につながると思うのですけどね。

今回の放送は、アンメット第6巻に基づいていました。

 

Amazonのアソシエイトとして、yokochantarogooは適格販売により収入を得ています。


O脚矯正インソール続き

2024-05-20 19:41:00 | 日記
先日、かかとの外側が厚くなったインソールを紹介し、フルタイプの履き心地が良かったと感想を書きましたが、別の用かかとの部分タイプを、またしても百均で買って来ました。

フルタイプは既に平べっくなり、最初の履き心地感が薄れて来ました。


かかと部分タイプは透明なポリウレタン製で粘着ジェルで靴底に貼り付けます。汚れても水洗いすれば粘着力が復活するようです。
どちらが良いかは、靴が異なるので何とも言い難いですが、かかと部分タイプの方が少し厚みがあって膝痛軽減に良さそうです。
もちろん、使用感には個人差があります。自分に合った方を使うことをお勧めします。
また、医療機器ではないのでO脚を矯正するものではなく、履き心地の良さを感じるものですので、自己責任でお求め下さい。