-Have you ever seen the Wind?-

天体観察関係....。

写真撮影関係....。

双眼鏡など光学機器にはどっぷり。

最近はぬこ様を溺愛。

双眼鏡のストラップの巻き方。(Carl Zeiss VICTORY SF 8×42 編)

2019年01月16日 14時12分08秒 | 日記
これはNPSで教わったやり方です。(もちろんカメラの話)

サービスの方も面倒なのでストラップを頂いた時、自分でやっていたら覚えてしまったのでご紹介します。

少し面倒ではありますが、まず外れることはありません。

伸びた紐が眼に刺さることもありません。

長さの調節も慣れれば大丈夫です。

これはCarl Zeiss VICTORY SF 8×42のための巻き方ですが、他も似たようなもの。カメラも同じです。
(カメラの場合、プラの輪っかは一組ですが、たすき掛けのストラップは四つあった方が良いかもしれません。)






①まず紐を片側双眼鏡の輪っかまで通します。
 ポイントは双眼鏡を経由した後、双眼鏡に近い方の輪っか(プラ)をまず通します。
 この時紐は双眼鏡の輪っか外側から内側に差し込みます。(カメラの場合も同じです)
 ③の輪っかが用意できない場合は①の輪っかだけにします。カメラの場合も通常は①の輪っかだけです。

②次にアイピースカバーを、方向を間違えないよう紐を通し、もう一つ輪っか(プラ)を通します。


③名前がわからないのですが、カメラのストラップにもあるこのプラの内側から元に戻すように紐を通します。
ストラップを少し短くしたい人はこの時点で紐が長く入るようにします。

最後にたるみを締め付けます。

写真では少しわかりにくいかもしれませんが、ここが最大の難所でしょうか。
これをクリアすればOKです。


④一番最初に通した輪っかに少し伸びたベルトを通します。最後の仕上げとして①の輪っかを通して締め付けます。ここを忘れてはいけません。
ココだけ三重になり、華奢なプラの輪っかだと壊れてしまいますが、通常は大丈夫です。

輪っかを、通し用の方向に戻してしまうのがやりやすく力もさほどいりません。



Carl Zeiss VICTORY SF 8×42の場合、アイピースキャップが遠くまでずれるようにすると覗きやすいかもしれません。

Carl Zeissの場合、これが便利なような気もするのですが、他にいい手段がありましたら教えてください。

なお、輪っかは通称「リング」。用具とか書いてたのは「アジャスター」と言うらしいです。

やや気になるのが吐息がアイピースキャップについてしまいそうなのと、やはり覗くときは邪魔になるデメリットに対し紛失することはないメリット...。
また、アイピースキャップが無い場合はストラップの長さはかなり調節がききます。



見づらいでしょうか?ここだけベルトが3重になります。ここまで出来て完成ですが、個人的には、長さ調節を行ってから癖をつけてあげてください。


写真のように、見た目にもかなりスッキリします。

ただし、通常プラの輪っかは一組しか付属しません。入手は面倒です。




視度補正はポップアップしてから回転させますが、少しポップアップも回転のトルクも軽すぎるような気がしました。
ただ軽い方が数名で使いまわしする場合は、軽くてやりやすいとも言えるかな~?


見るときは、キャップは対物レンズ側、アイピースキャップと、こうなります。




SFならではのコーティング。


こうして見るとアイピース側もコーティングが違うんですね。当然ですけど。(;^ω^)


それでは、どうもお疲れ様でした。

気が向いたら試してみてください。


【注意】

輪っかの破損が気になる方は、予備をご用意の上試してみてください。

破損の責任は負えませんが、昔のCarl Zeissのよりは破損しにくなったと思います。(あくまで個人的印象です。)

もう一つは、これは思い付きですが、アイピースキャップの穴を左側だけ遠し、右側を通さないやり方も良いでしょうか。

覗くときぶらつきますが...。

どっちもどっちなんですよね。

PENTAXは右側が外れるプラのアイピースキャップなんですが隙間だらけで、これもイマイチ安っぽいですが使いやすさは、片側だけでしょうか。

ストラップのZeissのロゴの方向にも気を使うと、周りから見られるとき恥ずかしくありませんし、首にフィットしやすいように作られているようです。
(首にかけたとき、後ろの人がロゴが読めるのが正解でしょうか?)


【追記】

ニコン巻きに関しては、どうも色々あるようです。
確かに、やたら薄い紐のストラップもありますし、その場合、正直巻きにくい場合がございます。ただ間違えて巻き付けた場合は外れるかもしれません。この日記ですと①の輪っかが緩いと危険かもしれません。
それほど複雑怪奇な巻き方ではないのですが。個人的には外れたことはございません。
30年前の古くて細いストラップでも同様です。外れません。

また、双眼鏡によっては、そもそもニコン巻きなど出来ないモデルもございます。
その場合、メーカー指定の巻き方や装着でお願いします。


これは再撮Bカットです。VICTORY SF 8×42とVICTORY HT 8×42です。

まあ、「ニコン巻き」と言われるほどでしてネックはリングになると思います。新宿とかのサービスセンターで売ってくれれば「ニコン巻き」は問題はないはずです。昔は三角環とか¥200程度で販売してくれましたがストラップ用のプラのリング単品は中々ヒットしません。
リングが稀に破損した場合も部品購入した記憶があるのですが、あまりにも昔のことです。VICTORY SFになってからのこのリングでは破損しませんでした。追加のリングはニコンの物ですがベルトが三重になるところはニコン製がベストです。


天体観測時のヘッドライト&マグライト

2019年01月12日 15時26分00秒 | 日記


ムギ球のヘッドランプも出てきた。(若いころ登山で使用していた思い出の品だが今や暗い。しかもナショナル時代から愛用。壊れない!!)
此方は単三電池4本使用。

そもそも暗い赤い光が欲しいのでLEDヘッドライトはそのままにすることとした。(これは単三電池3本使用と半端)

赤いセロファンを探したが、百均が安くて良いかも。

ただし、耐久性は低い。すぐ破れそうな材質ではある。ムギ球を使用する以上電球の交換時パーマセルは剥がさなくてはならない。


セロファンは赤色のみの使用なので他色がもったいない。緑とかもつかえそうだけど....。

商品名「カラーセロファン」使い方いろいろ。Komada薦田紙工業株式会社/TEL0896-28-1136


貼り付けには白と黒のパーマセルを使用。
数年たってもべとつきにくく剥がしやすい。



まずは正方形にカットして(その後8角形)、一枚貼りつけてみた。まだ明るい。試しに、一つは二重。もう一つは三重に重ねた。
左が三重で、若干暗くなった。(右は二重)つまり二枚重ねとか三枚重ねってこと。




ついでにペン型マグライトも作った。
奥がムギ球なので、こちらを赤くすることとした。
リングはコロコロ回転しないように取り付けた。


こちらは意外と明るいのでセロファンを四重にし、パーマセルで巻き付けただけ。(セロファンを4枚重ね)
これはアイピースのトランク用に入れっぱなしとした。


ヘッドライトはムギ球の赤がかなり暗くなった。



LEDヘッドライトは、近年「GENTOS ジェントスHW-V143D [ヘッドライト HEAD WARSシリーズ]」を使用している。

山での撮影もあるので二個保有。防水だが完全なものではないので雨に濡れた後は乾燥させないと電池は液漏れを起こしやすい。バッテリー室のパッキンは特に弱い。だが手ごろな価格で想像よりは明るい。
(夜間の登山にも一応というかしっかり使用でき、電池も持つ!!)

車内用と撮影用、で二個なわけ。(緊急時使えなくても困るし、それだけ頼りにしている。)

ペン型マグライトは頂きもの。(景品とかでもらったもの)

だが、単四の凄く暗くて便利なの、先日の日食の時紛失!!

探したけど出てこない。小型で軽くて楽だったのに!残念!!無念!!!



ナショナル、パナソニックのは使用しないときスイッチにパーマセルを貼って固定しないと、うっかり電源が入りやすい。(ジェントスHW-V143Dは、スイッチの合間に点滅が入るので嫌いだ。)
ヘッドバンドと電球は二台とも流石に交換。
だが、当時交換する部品があった。
現在はどうであろうか?

赤セロファンを貼らなかったマグライトは車内で手元足元用に置いた。
室内灯は意外と広く照らしてくれない。ここが嫌なのよね、このクルマ...。



一応証拠写真。



マグライトオタクなついでにもう一つ。

これも夜間、車内や現場の風景の確認などに使用。

申し訳ないが、夜間天体望遠鏡やアクセサリーを撤収するときに使用。どうしても黒い製品が多いため忘れ物が出やすい。


単一電池、3本のLEDが一番明るくて軽い。

これは寝室にももう一本!(非常用)

次に明るいのは単一6本のマグライトだがさすがに重い!!うえに想像以上に明るくはない。単一2本よりは明るいけど、これをLEDに交換したがかえって暗くなった。ショック!!

これもLEDの単一三本の、もう一本あったはずなのだが紛失...。
これはプリンターの内部を見るのに使用していた。

ま、部分日食なんてと思われる方も多いかもしれませんが、一応イベントものなので...。

極軸合わせに夜訪れたら大ヒンシュクだったわけです。まあ、赤色灯でもヒンシュクなのですが、こちらではヘッドライトハイビームってクルマも多いので大変です。みんな何しているのだろうって照らします。
また若い男女がクルマで山間部で、、って話もありまして。ライト消してくれないとノックしずらいという話は昔からあります。
赤色燈でも迷惑がられますが山の写真撮影の時、星を撮影している方からは突然ライト消してくれとなるわけです。これは銀塩の頃からでして、帰り道どうしてくれるんだとなります。夜間、星を撮る人のためだけの空間なのでしょうか?
これこそ、お願いベースだとは思うのですが。ただ星の撮影している者同士なら気を遣うでしょうか。いずれにせよ撮影場所は限られ狭くなったものです。

気遣いも大変なので基本的に、誰も来ないような場所を探します。

そんなに夜空が暗いわけでもないのに、大混雑です。

私なんか、お子さんや宙ガールが、「望遠鏡覗かせて!?」っておこしになると撮影中止で観望会にしちゃいます(=・ω・=)にゃ~♥


(TOA130NFBは見るに良し撮影にある程度良しです☆彡)




【まとめ】


とりあえず赤いライトを作ってみるには、手持ちのライトに百均のセロファンがお薦めです。(テープはパーマセルが買えなければメンディングテープの太めもいいかもです。安いです。)

撮影用の(ライティング用)は、一桁値段が違います。(2,000~3,000円くらい)

ただし耐久性は段違いですが...。

個人的には、もっと暗くしたいなら緑でも良いとは思います。

暗室でのネガチェックは緑の暗い奴でした。

また、Hα対応のカメラの場合、撮影中カメラに赤ライトを近づけると感光しそうです。

今回、作ってみたのは一応、他の人への気遣い用で観望でなければ(他人がいなければ)特に必要でもないのですが、眼を暗闇にならすには赤が効果的なのは言うまでもないでしょうか。

ついでに液漏れも怖いので電池を全て入れ替えた。

3個作るのに、セロファン2/3使用した。

(ジェントスHW-V143Dの後頭部に位置する赤いLEDは、さすがに暗すぎますが、撮影中にカメラの確認には便利です。)




でわでわ。

長文、お疲れ様でした。



【追記】



探したら出る。

貸し出し用のも作れるわ...。

ただ、自転車用のも思い出しまして、あと3本ペン型があるはずなのだ!!

自前で購入したペン型は3本。

あとは貰い物。


PENTAXのは単四3本。超軽量で、いざという時は口でくわえられる。

何処行った~☆彡


【追記2】

セロファンが少し暗すぎた。

日中部屋で見ると比較的明るいのだが、夜間暗闇で見ると意外と暗かった。

そこでセロファンを3枚重ねから1枚にすることとした。

一応、カメラ付近を撮影中照らすのグリーンは暗いままにしてみた。

また何かの時のため、マグライトのペン型は赤色で暗いまま。

実際使ってみて使いやすかったのはヘッドランプ型。

両手が楽だし、何処行った~?ってならなくて済む。


問題のマグライト1個は出てきたが、あと2本小型のが紛失中!!


出てきておくれ~!!

撮影地に1本は紛失したかもしれん...。



タカハシ製作所 天体望遠鏡 対物レンズクリーニング代

2019年01月09日 16時51分34秒 | 日記
なんでも....。

実質OH扱いになるので7万円に消費税が基本料金だそうです。(TOA130N)

そこに更なる調整が入ると+されるとかないとか....。

送るのに望遠鏡の箱(段ボール)がないと言ったら、¥5,000だそうです。

ひょええー

箱は初の日に強風で山の何処かに吹き飛ばされました!!Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン




オートマチックの腕時計じゃあるまいし...。

ばらして拭くだけ。(どうも厳密な光軸調整作業になるらしい)



自力でなんとかしようとフロントは何とかした!!

だが、鏡筒内部内側に枯葉の破片のようなのがあるのだ!



撮影にも観望にもまだ影響はないが...。

気になる!!

これ...。

コンプレッサーの小型の買った方が安くない???

もし吹き飛ばせるならよ。

でも、アレ、買った後邪魔なのよね....。

小型とはいえそれなりのものになるし...。


他にもタカハシの光学レンズは拭きにくく、吹きムラがでてしまう!!



エクステンダーは諦めました。拭きにくい!!レンズ枠が拭けない!!

基本的に通常はブローで済ませるに限ります。


アップするとお分かりいただけるだろうか?
この縁が拭けない。



エアダスターもTOA130の3枚玉裏側には届かず...。
ショック(=・ω・=)にゃ~

まあ、撮影には影響ないので、光軸が狂ったときにとか、、、まとめてじゃないと出せないよコレ!!


今夜も嘆いてしまった...。

すまんでごわす。



そうそうオリオン大星雲のトラペジウム

トラペジウム三つしか見えないと思ったらアルゴル型の食変光星BMと、古い書籍にあった...。「8.1(変)」とあるのだ。ヽ(`Д´)ノ

変光星なの?知らんかった。

アイピースかえても三ツ星☆彡(201901)



【まとめ】

タカハシの光学製品で特にガラスレンズは個人的にクリーニングして良かった試しは無いです。せいぜいブロアーでクリーニング止まりが無難です。埃や塵があっても通常撮影や観察に影響が無い物がほとんどです。

カメラレンズの様に扱って可能なのは、せいぜいアイピース止まりだと個人的には感じています。エクステンダーやレデューサーも出来れば触れたくないレンズです。個人的には結露にも注意しています。可能なら結露させない様に電熱ヒーター等で対処します。

ただどうしてもの方は、メーカーメンテナンス終了期限前に出せるものなら出した方が良いでしょうか。なかなか長持ちする良い商品だらけですので。カビやショック、他消耗品に気を付ければ長く使えます。家電の様に短い命ではないです。




NIKON NAV-12.5HW&NAV-17HW 女子(宙ガール)も喜んだアイピース

2019年01月05日 13時54分59秒 | 日記
ようやくの晴れ間は、またしても流星群の日。

今回は奥日光に出かけた。

もう夜晴れてから明け方までクルマのライトが....。(せっかく月明りもないのに...。)



写真は下手でも、観るだけなら大丈夫???

NIKON NAV-12.5HW&NAV-17HW試しましたよ!

メジャーな所でオリオン座大星雲とか。

12.5mmでこんな広くみえるの???みたいな感動。

17mmは今までの30mmはなんだったのか!?

みたいな。

ただ個人的には若干星は大きく見えたように感じた。(大気の揺らぎのせい?)


メインのアイピース。
これでけっこう重い。
アルミケースはSサイズだけど、こんなにアイピース増えるとは思わなかったのでMサイズにしておけばよかった。


これは撮影に飽きたころやってきた若い女子と観望会に使用したアイピース。

「わー綺麗、星がいっぱい」

「ずーっと覗いていたい」

と、ぽそり、二人の女子はささやいた。

そうでしょうともXWだってなかなかなのにこれ見ちゃ安いアイピースはもう覗けないことでしょう。(XWは安くありません。)


XWシリーズ
アイピースXWシリーズ|双眼鏡・スポッティングスコープ|PENTAXRICOH IMAGING

オジサンだって感動しちゃったんだから。

まさにNIKONが言う「宇宙遊泳」だ!!

散開星団は双眼鏡では彗星のように見えるが、これだとしっかり分解するうえ視野一杯に広がる宇宙って感じだった。

(NIKON WX10×50IFはもう少し分解する)


カメラレンズと比較して。


「EiC」各、標準付属


遮光フードには「蓄光塗料」ニコンさん、ご自慢のフードです。
せっかくなのでイメージ写真撮りました。蛍光ブルー?に発光するようです。

だがアイカップだけはなんとかして欲しかった。観望中も何度も地面に落下させてしまったゴム。見つけにくいのだ。(特に夜間は)

そういえば彗星何処行っちゃったかな?



と、活躍したのがCarl Zeiss VICTORY SF 8×42

本当に周辺まで点光源だ。コントラストも高いし広い。

ざっくり見渡しただけで簡単に見つけることが出来た。(もうPC立ち上げるのも面倒で...。すみません。)

ざっくり6等級クラスでしょうか?



もう、フラットが下手過ぎてすみません。



一応、本命のスバル。

こちらは手抜きしないでオートガイドにすれば良かったと反省。

それから、もちっとコンポジットしたかった。

だんだんやり方がわかってきたが、なんせ赤道儀や三脚が重すぎる。

せめてレンチは1種類で作業したい。4本もレンチを使うのは冬季は危険でもある。



焦点距離1000mmでNAV-17HWだと、スバルはギリギリ視野に入る。

中倍率で広く見るとは、これか!との思いであった。(58.8倍)



なぜ、これほどまでに購入したかというと眼が悪いんだそうで、現在眼科に通っている。

写真も出来なくなったら終わりだし、今は老眼鏡(中近用)がないとピントが合わせられない。


長々とご高覧有難うございました。

また何かありましたらアップしますので宜しくお願い致します。


ETHOSに手を言付けたら終わりのような気もする...。(独り言です)

ニコンイメージング NAV-12.5HW&NAV-17HW天体望遠鏡アイピース各HP

NAV-12.5HW-概要 | 双眼鏡・望遠鏡・レーザー距離計 | ニコンイメージング

ニコンの「NAV-12.5HW」の製品ページ。双眼鏡、望遠鏡、ルーペ、ゴルフ用レーザー距離計、携帯型双眼実体顕微鏡などの製品紹介や主な仕様、アクセサリーなどの関連製品に関...

 


NAV-17HW-概要 | 双眼鏡・望遠鏡・レーザー距離計 | ニコンイメージング

ニコンの「NAV-17HW」の製品ページ。双眼鏡、望遠鏡、ルーペ、ゴルフ用レーザー距離計、携帯型双眼実体顕微鏡などの製品紹介や主な仕様、アクセサリーなどの関連製品に関す...

 



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カール ツァイス Carl Zeiss VICTORY SF 8×42

2019年01月01日 13時43分29秒 | 日記




とうとうこの日を迎えることとなった。
やっちまっただ...。


バックシートの買い替えで気分も一新、再撮!!もちっとサイドライトが良かったかにゃ!?HTをもそっと際立たせてみました。(⋈◍>◡<◍)。✧♡

購入の決め手は、立体感のある見え方であろうか。(個人的感想)
それからフィールドフラットナーレンズにより、ピントが浅いという感覚が少なくなる。


アイカップを伸ばして。カポっとハマります。VICTORYシリーズは覗きやすいです。何といっても自分はやや目が悪いのだが、裸眼で双眼鏡を覗ける楽ちんさは有り難い!


Carl Zeiss VICTORY SF 8×42

Best Visual Experience

新開発のウルトラFLレンズシステムと光透過率92%の光学系、7枚構成の広視界型接眼レンズに組み込まれたフィールドフラットナーレンズにより、視野の隅々までシャープな画質が得られます。

と、あるがVICTORY HT 8×42と比較するとよくわかる。

周辺部までかなりシャープである。

夜間、遠くの街灯でテストすると判別し易い。(もしかすると近すぎると、一見わかりにくいかもしれない。よって店舗での覗きでは、この辺はわかりにくい)

VICTORY HT 8×42は、中央から50%くらいから、次第にピントが外れてくる。
自分のだけだろうか?特に下はかなり画像が悪い。
ただし、見やすさは相変わらず良いと言えよう。



VICTORY HT 8×42(写真右側)と見た目比べるとVICTORY SF 8×42は筒が長くなっているのがわかる。(スマホカメラで歪んでいて申し訳ないが)
この辺の長さの問題で、無理のない設計が可能になったのであろうか。
だが重量は HT 8×42 より50gも軽い、780g
これは、ぱっと持ってみてすぐわかる。

フォーカシングホイールは、グリスがよいのか動きは滑らかだ。
また、ウルトラFLレンズの膨張率を考慮してか、インフィニティから遠くまでフォーカシングホイールは回る。
この辺はどうとるかだろうが、個人的にはHTレベルにして欲しかった。

見かけ視界64°はHTの62°と比較して(ノ・ω・)ノオオオォォォ-!
と言うほどではないが、大きい。
ただ、この2°の差はさほどでもないが、今から購入するならまず間違いなくVICTORY SF 8×42であろうことは間違いない。
まだ在庫セールがあったとしても約6万円の差はどうということのない開きである。しかしVICTORY HTシリーズが中古で手ごろで入手可能ならば、それは悩むべきところかもしれない。


ハードケース。

これ、アイカップを伸ばしたまま収納することは出来なかったのはなぜか?
それどころか、ストラップをうまく巻き付けないとジッパーが締まらないし、マグネットのボタン?は緩すぎて危険であろう。

VICTORY SF 8×42本体も内部に埃があって、最初のは返品交換してもらった。
次のも塵があったが、もうこれは欧州製の宿命であろうか。
噂には聞いていたが、国内メーカーの某国製より酷いのだ。

もちろん、見る分には何ら影響はない。ただちょっと残念な気分になるだけであろうか。



対物レンズキャップの出来は相変わらずだが、紐は1本になった。
メリットは対物レンズに絡みにくい。
デメリットはストラップに纏わりつく。

どちらかと言えば、個人的には紐は2本欲しかった。


ストラップの紐は改良されていて、巻きやすかった。
ニコン巻きは、やりやすかった。
取り付けは、やや面倒ではあるが紐がぴよ~ん。と飛び出ているのは危険でもある。
場合によっては眼に刺さることもあるし、外れやすい巻き方でもある。


使用するときは、アイピース側のラバーを、このようにずらして使用する。
問題は吐息がカバーのラバーに付着しそうで気にはなる...。

プラの輪っかは、もう一個づつ取り寄せる予定。
まだふわふわしている。


HT 8×42のように、このようにしたい。
自分の双眼鏡は、基本的にこのような方式をとっている。特にツァイスは。




透過率対決

VICTORY HT 8×42にはこうあった。
95%の光透過率。比類のない明るさの双眼鏡は、SCHOTT社の高透過率HTガラスを採用し、アッベ・ケーニッヒ型プリズムとを組み合わせた構成で最高のイメージシャープネスを誇ります。

つまり95%

対する VICTORY SF 8×42では、、

高視界を楽しむ最高レベルの明るさ:光透過92%優れたイメージクオリティ:SCHTTO社のFLレンズ

と、ある。

まだ、本格的運用をしていないのでこの3%の差は判別できなかった。
もっと夜空の暗い所に出かけてテストせねばならないであろう。

透過率に関しては90%で、かなり明るく感じるが、VICTORY SFはその上を行く。



確かに、この対物レンズのキャップ用紐は邪魔ではあるが、使用するときは垂れ下がるので2本派かな~。



【総括】

フィールドフラットナーレンズの威力を思い知った。
同じような光学系のフィールドフラットナーレンズを謳った双眼鏡は他にも安くて良いらしいのがある。(安いと言っても10万円以上のコースである!)
自分は、今まで損をしてきたのか?
いや、単なるカール ツァイス信者ではない。
見やすさ、覗きやすさは良いと思っている。
ただそれに20万円とか30万円出すかだ。

明るさもカール ツァイス特有であろう。(同じ欧州製でもライカとスワロフスキーはどうも。ファンの方すみません。)

国産の双眼鏡にも興味津々のがいくつかあるが、そうそう買えるものではない。

今悩んでいるのはポケットか30mmクラスか?

ポケットで口径25mmなら30mmでもよいのでは!?とか、悩みは尽きない。

元を正せば、最初にSFを購入しておくべきだったのだ。
そうすれば、この予算で30mmクラスとポケットを同時購入することが可能であったでろう。
高い勉強代金となってしまったが、一度最高級品に触れておくことは重要だろう。

誤解されないで欲しいのは、廉価な双眼鏡をバカにしているわけではない。
だが、実売価格2万円くらいにならないと、シャープさとコントラストは上がらないようだ。


店頭では比較しにくいであろうから、可能ならばCP+で置いてあるようなものを見比べて購入すれば、それは一生ものであろう。(CP+では遠くが見えるので比較しやすい)

さあ、消費税10%になる前になんとかしなければならないものがある。
30mmクラスも可能ならば購入しておきたいが、そんなに持っててどうするの???
ってアホな世界です。

振り返れば祖父の戦争中使用していた日本光学だったかな?カビだらけだったのを清掃したことと、星にハマっていることが原因である。

自分にとっては、星とか天文とかが唯一の道楽なので許してやって下さい。

さあ、これで手持ちの双眼鏡は完璧だ!




誤字脱字がございましたらお許しください。

また、何か感じたことがありましたら追記致します。




【追記】

メーカーによると...。

VICTORY HTは明るさを追求したもので、VICTORY SFはフィールドフラットナーレンズがコンセプトらしい。



だが、それほど暗くない星空でも、両方とも明るかった。

6等級台のウィルタネン彗星が、双眼鏡ではSF&HT共に見えたのに、望遠鏡のファインダー(7×50)では判別しにくかった。

恐るべしVICTORY!!

だがVICTORY SFのフィールドフラットナーレンズは完ぺきではない。やはり周辺部に行くにつれボケてくる。(わずかではあるが)

覗きやすさは比較してしまうとHTよりはSFではあるが、両機とも覗きやすい。



キャップのストラップはやはり二本ないとネックストラプに絡まるので二本にしたが、長さが足りない。
レザーを縫いあわせる紐で5cm延長した。(Zeiss Conquest HD用だったのだろうか!?)



右の鏡筒側を長くした。
対物レンズに、カバーを引っ掛けないためだ。

因みに、このストラップ(紐)、市販品にはなかなかヒットしない。
といううかZeissオリジナルらしい。

百均にもなかったしネットでも検索しても出てこなかった。




因みに「ウルトラFLレンズシステム」とは、人工的に作り出したフローライトレンズ(蛍石)である。

色のにじみは感じられない。

軽量化にも一役かっているのかもしれない。(蛍石の方がEDレンズより軽い)

P.S.
レンズの収差には7つの収差があるのですが、その一つ「像面湾曲」が残っていると画面中心でピントを合わせても周辺(ピントの結像点が垂直でないので)でピンボケとなり、特に星などでは気になる率が高いです。
「フィールドフレットナーレンズシステム」の光学系ですと、その辺は補正されることとなります。ただし、全てを完璧に補正してしまうと若干他の見え具合で不具合も生じるデメリットもあります。
野生動物観察などで完全に周辺まで見えなくとも、意外と見やすく気にならないのは中心像に注視しているからでしょうか?少なくとも自分はそうでした。これが星とか遠くを綺麗にピントを合わせて見たいなら「フィールドフレットナーレンズシステム」の双眼鏡となります。
この辺は、専門の方々がよく分かっているでしょうし、良心的なメーカーは図解や写真で解説されています。専門店の店員さんも知っている方は知っています。少なくともこれらの双眼鏡は安くありませんので。
VICTORYシリーズもHTからSFに移行したのは、このようなユーザーの要望が大きかったのかもしれません。よってHTが覗きやすくともSFのように広視界双眼鏡になると気になるレベルになるのでしょう。この辺りは、メーカーの匙加減が出てきますね。
個人的にVICTORY SFは気に入っています。(*'▽')