つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

古代ローマ帝国

2024-06-10 06:41:50 | 日記

詳しくは知らないのだが、おいらがなんとなく畏敬の念を持っている古代ローマ帝国。

それは、数々の偉人・賢人の類を生んできたからだ。

そしてそれは数え方にもよるが、紀元前700年ころから1200年ほども続いたらしい。

今日は、その内の二人の言葉を味わってみたい。

 

◆足元が滑る

 タキトゥスはこう言う、「人間は地位が高くなるほど足元が滑りやすくなる」と。

 現役時代に専務だとか、部長だとかという役職に就いて偉そうにしてきたあなた、

 部下を指導してきたつもりかもしれませんが、裏を返せば自分では何もできないのでは。

 もう部下はあなたを助けてくれません。

 自らが行動するしかないのです、できますか。

 

 セネカならばこうです。

 「人生には加えるものはあっても引くものは何一つない」。

 たしかに人は、生きていれば色々な体験や思いが加わっていくものだろう。

 退職したり、何かの立場から引いたとしても、きっと何かが加わっていくものだ。

 

 →おいらが勝手に端折って翻訳すればこうなるかな。

  ①自分で考えて行動しなさい

  ②経験を積み重ねれば、それは実績にもなっていきます

 


遠心力

2024-06-09 06:48:14 | 日記

遠い昔に多分理科の時間に、遠心力とかいうやつを学んだ記憶がある。

モノを振り回すと、外に向かって飛び出す力が発生するというやつだ。

そんな学びはもうすっかり忘れていたのですが、

今日こんな話を聞いて、そういうことも関係するのかと思わされました。

 

◆タンカー(油槽船)は満タンには積み込めない

 サウジアラビア等の産油国の多くは、赤道近くにある。

 これはどういうことを意味するかと言うと、地球は自転している、

 そして地球の回転速度は赤道に近くなるほど速いのだ。

 赤道上だと、なんと時速にすれば1700kmにもなるそうだ。

 新幹線のぞみ号の6倍ほどのスピードだから、当然に大きな遠心力が発生する。

 

 遠心力が発生することはわかった。

 で、それがどう影響するのか。

 外に向かって力が発生するという事は、内に向かっての力が減衰するということだ。

 内に向かう力というのは、引力であり、重力=重さとほぼ同義だ。

 つまり、赤道近くではモノが軽くなってしまうのだ。

 その軽くなった状態で、満タンに原油を積み込めば、

 日本に向かう頃には、それは重量を増し、タンカーは喫水線を越えて浸水してしまうのだ。

 だから、中東等で原油を積み込むときには、それを想定して満タンにはしないのだ。

 

 →ふう~ん 久しぶりに学校での学びと実学が一致したような気がします。


どんどん回してやる

2024-06-08 06:40:35 | 日記

いろいろな方が、お金に対する向き合い方についてアドバイスしてくれる。

そんな中で、今日の佐藤伝(さとうでん)氏のアドバイスが腹落ちした。

氏は、行動習慣の専門家を称しているようだ。

 

自分の人生を運や縁に恵まれたものにしたかったらお金はどんどん回す

 組織や水は、淀むとどんどん劣化するといいます。

 もちろん借金まみれになってはいけない、

 それでも自分が手にしたお金の内、使っていい範囲の金額は喜んで使うべきです。

 お金というものは、社会にとっての血液みたいなもので、それは循環させてやるべきものなのです。

 

 仏教では「放てば満てり」という言葉があります。

 新鮮でいいものを手に入れたいならば、今現在持っているものをどんどん手放し、

 両手を空っぽにすべきなんだそうです。

 そうすれば、お金も情報もどんどんとあなたに回って来るらしいのです。

 これが、最高に楽しい人生を送るコツなんです。

 

 お金は、しょせんは社会を動かすツールに過ぎないのです。

 だから、どんどん回すのが社会のためにいいのであって、せき止めてはいけないのです。

 せき止めて、自分は〇〇億円持っているから金持ちだと思っていても、

 死んでしまえば、〇〇億円預かっていただけです。

 だったら、回した(使った)方があなたも楽しいし、世の中もうまく回っていくのです。

 

 →たしかにそうだ。使えば自分も楽しいし、それが社会のためになるならばなおさらですよね。

  生活に不安のない範囲で、どんどんと回してやりたいものですよね。

 

 

 


田舎の神童(後編)

2024-06-07 06:45:20 | 日記

昨日はダメ人間である田舎の神童こと「しんめいP」さんを紹介した。

32歳にして世間に敗れて実家に逃げ帰り、ふとんをかぶって丸まっていた男だ。

だが、やはり神童は神童だったようだ。

彼はある日、覚醒してしまう。

それは、哲学についてだ。

 

◆西洋哲学を通り東洋哲学に至る

 デカルト・カント・ヘーゲルそしてニーチェ。

 ことに19世紀ドイツの哲学者ニーチェには惹かれた。

 だがそんなニーチェには衝撃の事実があり、発狂して10年間ふとんに入ったまま死んだらしい。

 彼にもまだ冷静さはあった、全然わからんけどこの道を進むのはやばい。

 だったら、東洋哲学はどうだ。

 

 東洋哲学のメインテーマらしきはこれ、本当の自分ってなんだ=自分探しというやつ。

 東洋哲学はとにかく楽になるのだ、無職でも離婚されても、ふとんの中にいてもだ。

 ブッダの東洋哲学に出会ったら、本当の自分なんてどうでもよくなった。

 だって自分なんてないんだ、「無我」なんです。

 自分とはそもそも空っぽなんです、そして空っぽだからこそ最高なんです。

 考えてみれば、人はみな、空っぽであることを隠すために頑張っているのかもしれない。

 そして、そんな自分に苦しんでいるのかもしれない。

 でも気づいちゃったもんね、空っぽの境地「無我」が、最高なんだよね。

 だったら、ふとんから出られる、なにものにもとらわれない空っぽの自分で生きていける・・・

 

 →さすがは元神童、よくわかりませんが、なんとなくわかった感じがします。

 

 


田舎の神童(前)

2024-06-06 06:47:23 | 日記

身につまされる話を聞いた。

それはかって、田舎の神童と呼ばれたにもかかわらず、32歳にして無職となり、さらには離婚されて、

実家のふとんに入って一生を過ごしそうだった男の話だ。

その語り手は、「しんめいP」という方だ。

 

◆大阪府出身で東京大学法学部卒業

 まあそれだけで、氏の優秀さは想像がつく。

 実際に氏は、新卒で某IT企業に就職し、海外事業で世界中を飛び回っていた。

 だが、そんな彼は実際の企業実務=仕事がまったくできないことがばれて、密かに退職した。

 その後鹿児島県の離島に移住し、教育事業に携わるものの、やはり仕事が出来ずに退職した。

 その後一発逆転を狙って、R-1グランプリ優勝を目指したが、現実は1回戦での敗退だった。

 妻には愛想をつかされて離婚された、その理由はおもしろくないやつだからだったそうだ。

 

 そう、彼にとっての人生のピークは、18歳の東大に合格したときだったのだ。

 当時合格発表の翌日には、町の有名人になっていた。

 近所のスーパーで、突然知らないおばちゃんに力強く両手で握手され、泣きながらすごいなぁと言われた。

 今でも誰かはわからない。

 そんな僕は、「田舎の神童」から「一族の恥」となって、実家に戻りそして布団の中に丸まっている。

 それでも運動不足になるのがいやで、近所の人にみつからないように、深夜に散歩している。

 前編は、まずこんなダメなやつの紹介だ。

 

 →典型的なダメ人間で、引きこもり直前ですね。

  それでも、彼には「後編」があるのです、それは明日。