わたきょんの観劇(感激)日記

日常生活や芝居についてのあれこれ

サボテニング

2009-11-30 23:37:24 | 観劇

11月26日 赤坂REDシアター
プロペラ犬 第3回公演 サボテニング

作:楠野一郎
演出:倉持裕
出演:水野美紀、猫背椿、福田転球

映画やテレビとは違った水野美紀を見ることができる、プロペラ犬公演。
仮チラシも手作り、本チラシの小道具も水野美紀の手作り。

コントのような内容のバラバラに思えた3つの話が、微妙に絡み合っていて。
ほとんど笑えるんだけれど、最後にちょっとほろってなって。

水野美紀がいくつかのキャラクターをコスプレのように演じているんだけれど、とっても楽しそうに、生き生きとしてた。

私の好きな、キャラクターは、「神切 うのすけ君」です。

私が観たのは初日だったけど、きっとますます面白くなっていくんだろうな。




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海をゆく者 アフタートーク

2009-11-29 10:59:51 | 観劇
11月25日 パルコ劇場 
海をゆく者終演後

アフタートークは、出演者5人(小日向文世、吉田鋼太郎、浅野和之、大谷亮介、平田 満)全員が登壇。
司会は出演者が順番で務めているそうで、今日は、浅野和之が司会でした。
最初は、浅野和之がふったお題「ギャンブル」についてのトーク。
ところが、皆ギャンブルはあまりやらないとのことで、いまいち盛り上がりに欠けてしまいました。
そのせいか、すぐに質問コーナー。
質問したい人が挙手。

最初の質問は、「芝居の当日の朝は何を食べますか?」

がっつり食べる人、軽く食べる人。
でも皆さん、芝居に影響しないように、芝居前の食事は腹八分目までにしたり、2時間前に済ませたりしているそうです。

私も集中できるように、観劇前の食事は腹八分目を心がけよう、と思いました。

2番目の質問は「お酒を飲むシーンがたくさんありますが、お腹がちゃぽちゃぽになりませんか?」

稽古当初は、がぶがぶ飲んで結構大変かも?と思ったそうですが、演出家から、強いお酒の設定だから、量を飲まなくても良いと言われ、そこからは、ちょうどのどが潤うような状態になるので、ぜんぜん辛くないとの答えがでてました。
また、ビールは中身が見えないので、飲む量を調整できるそうです。
お酒は麦茶だそうで、ウーロン茶を使うケースもあるそうですが、身体にやさしい麦茶をお願いしているそうです。
トイレの話題になり、休憩時間には行っているが、ある芝居(12人の優しい日本人)の時、生瀬勝久が本番中にふっといなくなってしまい(もちろん引っ込むところじゃないところで)、どうしたんだろう?と後で聞いたら、トイレだった。そういえば、いなくなる前のセリフがやけに早口だった。なんて裏話も披露してくれました。

3番目は、私が質問しました。「芝居の中で缶を踏んだシーンがありましたが、演出ではないですよね?」

小日向:違います。 
吉田:えっ、そんなことあったの?
小日向:踏んでるままだとまずいと思って、さりげなくはずしたんだ。

「この芝居の中に限らず、いままで起きたハプニングの中で一番印象に残っていることを教えてください?」

吉田:タイタス・アンドロニカスの時、1幕の終わりに手を切り落とすのね。で、2幕は、手を切り落としているので、手につけ物をして出ないとならない訳。
ところが、それをつけるの忘れて出てしまい、そのまま芝居をやっていたら、周りはえっ?ってなってるんだけど、自分では気づいてなかったんだ。
そしたら、蜷川さん(演出家)が突然出てきて、「ちょっと、ストップ。鋼太郎、手。」って芝居を止めて、俺もあわててつけにいったんだよ。
でも、お客も、あんまり堂々と蜷川さんが芝居を止めたから、それも演出か?と思ったみたいで…。(あとで怒られなかった?)うん、怒られなかったよ。

平田:結構昔の話なんだけど、一番いいところで、ポケットから石を出すところがあったんだ。こう、石を高々と掲げて、「この石が奇跡の…」とか言うんだけど、ある日持つのを忘れてしまい、しかたないから、さも持っているように振舞っていたら、案外それが受けてしまって…。
それから、つかさんの芝居から小道具がなくなった。
小道具ないと、なんでもありになるんだよね。

忘れ物つながりで、ピーターパンのフック船長役の俳優さんが、フック船長のトレードマークのかぎ爪を付け忘れてしまい、かぎ爪の代わりに人差し指をずっとまげていたという、噂話も披露されました。

浅野:出とちりをしたことがある。また、ユースケ・サンタマリアが同じような場面の繰り返しの時に、引っ込んじゃいけないときに、舞台から消えたことがある。

小日向:オケピの時、自分の出るシーンに遅れそうになって…。
ちょうどウサギの箱をもって出るシーンだったんだけれど、だ~って走っていって、階段があったのにそのまま行っちゃって…。
おもいっきり向う脛を打って、痛かったけれどそのまま芝居して…。
後で見たら、血がだ~って流れてて悲惨だった。

4つ目の質問は「質問ではなく、お願いなんですが、浅野さんにタバコの演技を見せて欲しいのですが…」

タバコを吸うパントマイムなのですが、コマ落としで、なおかつVTRの早送りののような動きでした。はじめてみたけれど凄かったです。
魚を釣ってさばいて食べるっていうのもやってくれました。
動く時は息を止めているので、とても疲れるそうです。

5つ目の質問は「この芝居にアドリブはありますか?」

この芝居は、会話劇に近いので、アドリブを入れるとまったく成り立たなくなってしまうので、アドリブはないそうです。

6つ目の質問は「自分の役以外にやってみたい役はありますか?」

吉田鋼太郎以外の4人:公演期間中は、自分の役が一番好きでないとやってられないので、終わってみないとわからない。だけど、リチャードだけはやりたくないですね。

吉田鋼太郎:確かに大変な役で、この中で一番若い自分だからきた役なのかな?(会場からえ~っの声)皆より4歳年下なんですよ。もし次にやるのだったら、ロックハートかな?


皆さん、公演後にお疲れだったでしょうが、いろんな質問に、真剣に答えてくれてくれました。


※記憶があいまいなところもあるので、話の順番が違うところがあるかもしれません。
おおまかな、雰囲気としてとらえてください。




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海をゆく者

2009-11-28 10:32:03 | 観劇

海をゆく者(終演後のアフタートーク付)

11月25日 パルコ劇場

作:コナー・マクファーソン
翻訳:小田島恒志
演出:栗山民也
出演:小日向文世、吉田鋼太郎、浅野和之、大谷亮介、平田 満

アイルランドが舞台。

アイルランドが舞台の作品というと、マーティン・マグドナーウィー・トーマス(2003年8月、206年6月パルコ劇場)を思い出します。

ウィー・トーマスは若者の話でしたが、海をゆく者は50歳過ぎた男たちの物語です。

失明した兄:リチャード(吉田剛太郎)の世話のために、弟のシャーキー(平田満)は1年ぶりに家に戻ってきた。
そこには、友人のアイヴァン(浅野和之)が、酔いつぶれて泊まっていた。
アイヴァンは、「眼鏡がない」と探しているが見つからない。
兄は朝から飲むほど、大酒のみ。
弟は、現在は禁酒しているようだが、以前は酒でいろいろ問題を起こしていたらしい。
わがまま放題に振舞う兄、かいがいしく面倒を見る弟。

クリスマス・イブは、仲間とポーカーをやるのが、毎年の決まりごと。
兄が誘ったニッキー(大谷亮介)は、見知らぬ男ロックハート(小日向文世)をつれてきた。
酒を飲みながら、夜通しポーカーに興じる5人の男。
しかし、シャーキーだけは酒を飲まない。
シャーキーは、日頃は温和だが、酒を飲むと凶暴になり、刑務所に入ったこともあったため、酒を断っていた。
シャーキーが刑務所に入っていた間に、ニッキーはシャーキーの元彼女と一緒になったため、なんとなく2人の間はぎこちない空気が漂っている。

ロックハートは、シャーキーの命をねらう死神だった。
ひとり負けていたロックハートが、最後の勝負にでる。
シャーキーは、自分の命を賭ける。
結果は、ロックハートの勝ち。
ロックハートと一緒に出て行こうとするシャーキーを必死で引きとめようとするリチャード。

眼鏡を見つけたアイヴァンが、カードを見直すと、「4のフォーカード」と思っていたカードは、「A(エース)のフォーカード」だった。
土壇場で、負けてしまったロックハートは、ひとりで家を出て行く。
朝になり、ニッキーは妻の元へ帰り、リチャードとシャーキーとアイヴァンは教会へ出かける仕度をはじめる。


死神の精度の死神は、音楽が大好きだったが、ロックハートは音楽が大の苦手。
音楽を聞いて、身をよじって苦痛に耐える小日向文世の演技がユーモラスでした。

海をゆく者というタイトルは、人生を海にたとえて、何があっても生きていく者と捉えました。

5人の役者は、それぞれ実力も個性もある役者ばかりでした。
でも、その個性をぶつけあっているのではなく、役と役者があてがきのようにぴったりしていて、調和を取りながらも、それぞれの個性を際立たせていたと思います。

2009.12.14訂正しました。




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ヘンリー六世

2009-11-26 01:01:18 | 観劇

ヘンリー六世 
第一部 百年戦争・第二部 敗北と混乱・第三部 薔薇戦争

11月21日 新国立劇場 中劇場

作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:小田島 雄志
演出:鵜山 仁
出演:浦井健治、中嶋朋子、渡辺徹、村井国夫、ソニン、上杉祥三、木場勝己、岡本健一、中島しゅう、久野綾希子、今井朋彦 ほか


1,2,3部通しで観ました。

途中、睡魔に襲われた時もありましたが、なんとか9時間頑張って観ました。

壮大な物語でしたが、印象に残ったのが、ジャンヌ・ダルク(ソニン)とマーガレット王妃(中島朋子)。
男たちは、なんだかんだと策を弄しているけれど、女は直球勝負
勝っても負けても、全力勝負が潔いと思いました。
あと、周りは欲と野望が渦巻いて、裏切ったり裏切られたりしているのに、まったくぶれないヘンリー六世(浦井健治)の純粋さが、本当の正義はなんなのか?と考えさせられました。

3月には、蜷川幸雄演出のヘンリー六世を観るので、予習になったかも…。

寝坊してしまい、1部の開演時間に少し遅れてしまいました。
劇場に着いたら、同様に遅れた男性がひとりいました。
席に案内されるまで少し待たされたので、何気にその人を見てみたら、なんと、蜷川幸雄版に出演予定の長谷川博巳でした。
ちょっと、気になっている俳優だったので、ガン見しちゃいました。
かっこよかったです

1部では、他に渡辺えりも観に来てました。

3部の客席には、大好きな河原雅彦と嵐の松本潤が並んで座ってました。
好きな俳優に遭遇すると、なんだかとっても得した気分になりますね




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グレイ・ガーデンズ

2009-11-24 23:35:16 | 観劇

ミュージカル グレイ・ガーデンズ
11月20日 シアタークリエ

台本:ダグ・ライト
音楽:スコット・フランケル
作詞:マイケル・コリー
演出:宮本亜門
出演:草笛光子、大竹しのぶ、彩乃かなみ、川久保拓司、デイビット矢野、吉野圭吾、光枝明彦

実在した母娘のドキュメンタリー映画を基に作られたミュージカル。

セレブだったのに没落し、ごみ屋敷のように荒れ果てた家に猫と共に住む母娘。
離れたいと言いながらも、母から離れることができない娘。
娘の自立を邪魔する母。
お互いを厳しい目で見ながらも、底辺には愛情がある。

1部では、没落前の華やかな生活ぶり。
おかかえの作曲家を持ち、歌を歌うのが大好きな母。
娘の婚約パーティーの日、別居中の夫から届いた手紙を見て、娘の婚約をぶち壊す母。
母から離れて、自立しようと家を出る娘。

2部では、豪華な部屋が一転して、ごみ屋敷のように…。
何が起こったのかは、明らかにされないが、家を出た娘は精神に異常をきたし、家に戻ってきたらしい。
ストレスで禿げた頭をスカーフで隠し、独特なファッションに身を包む娘。
高齢になり、思うように身体が動かせない母。
辛らつな言葉を投げかけあうが、お互いがお互いを必要としてる。

家を出ようとした娘が思いとどまり、母の元へ戻った時に、母が娘にかけた一言「あなたが、決めなさい。」が、印象的でした。

他にも、印象に残るセリフがあったのですが、情けないことに忘れてしまいました

確か、「自分で食べていけない人には、自由はない。」だったか「自分で食べていけない人は、自立できない。」だったか?

親や夫に養ってもらっている間は、自由はない。自由が欲しければ、自分で食べていくように自立しなさい。って意に捉えたんだけれど…。

1部では母親を2部では娘を演じた大竹しのぶの表現力には感服です。
歌も上手でした。
草笛光子は、とてもきれい。白髪だし、シワもあるけれど、自然な美しさがありました。
76歳でミュージカルってギネスものらしいです。

親子のつながりをいろいろ考えさせられたミュージカルでした。

猫を映像で登場させた演出が、おしゃれでした。

川久保拓司は、はじめて観た俳優さんでしたが、とってもきれいなお顔の人でした。
彩乃かなみも、はじめて知ったのですが、宝塚の娘役っぽいとおもったら、やっぱりそうでした。(宝塚って、幼稚園の時に1回観ただけのまったく素人なんで、有名な人も退団した後に知ることが多いんです)




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