うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

すぱあく じょい

2019年11月28日 | 日記・エッセイ・コラム

アメリカに進出してまさかの大ブレイクをしたこんまりさんが、かの地で自らのメソッド「ときめき」を英訳するときに使った言葉が、「spark joy」です。
捨てるかどうか迷ったとき、そのものが「すぱあく じょい」してるかどうかで判断する、というものですが、このなんだかわかったようなわからないような判定法が、アメリカ人には新鮮に感じられたのでしょうね。。

こんまりさんの本を読んでから半年、そのときは大変に感心して、さて時間ができたらうちも片づけようかと思ったものですが、なにしろこの半年は色々ありすぎて。。年末までに時間を取って、片づけないといけません。

このメソッドでは、時には「すぱあく」したものをずっと使い続けることもあり、とされてもいますが、うちにはかなり長生きしている道具がいくつもあります。
ひじょうに所帯じみた話で恐縮ですが、写真のピンチハンガー、もうかれこれ20年ぐらい使い続けていると思います。後から買ったものもあったのですが、それは実家にあげてしまい、こちらが生き残っています。
ピンチは時の経過とともにばねのところが割れてしまい、その都度新しいものと交換してきました。このままずっと使い続けていくものかと思っていましたが。
先日折りたたむところが割れてしまいました。はめ直せば使えるというものではないようで、これは寿命でしょうね。
これまでの活躍に感謝しつつ、新しいものと交換となりました。。


こちらは、買ってから今年でまる25年になるアンプ。
これを買ってから1年ほどした時、実家近くの電器店で格安のサンスイα607XRを見つけて、それと交代。しばらく不遇をかこった時代もありましたが、サブシステム用に復活、更に部屋の片づけでメインシステムを解体してからはこれが唯一の稼働コンポとなり、現在に至ります。強運のアンプです。
3回ぐらい修理に出してはいますが、今でも元気に活躍中。

ではありますが、先日ウェブで同じマランツから、NR1200という多機能アンプが出たのを知り、俄然興味が出てきました。現在検討中。ただ、NR1200は基本AVアンプの系譜なので、音質については未知数。昔のアンプはつくりがしっかりしてるので、もしかして古いほうが音がよかった、なんてことがあったらどうしよう、と思ったりもします。。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1926回N響定期公演

2019年11月23日 | 音楽
何かの間違いじゃないかと思うほど、時間のたつのが早いですね。もう11月も後半。

木曜日、オフィスでふとSNSを見ていたら、ベストオブクラシックの告知が出てきました。明日22日(金)午後7時から、第1926回N響定期公演の生中継を行うと。指揮者はヘルベルト・ブロムシュテット、曲目はモーツァルトのリンツと大ミサ曲。リンクをたどると、ネットで席の確認、予約ができます。
 オフィスからNHKホールまでのアクセスは、すぐそばにある地下鉄に乗って13分、そのあと歩いて10分ほどらしい。会社の子と大丈夫かねえ、時間間に合うかななんて話したりしましたが、何とかなるだろうとぽち。

 ただ、木曜日朝には翌日雨が降ることまでは予想がつきませんでした。。

ヘルベルト・ブロムシュテット氏は御年92歳になられるとか。
年齢とともに円熟度を増す方の多い指揮者の世界の中でも別格という感じがします。
リンクがちゃんと読めるか不安ですが、ここ(An Interview with Herbert Blomstedt)にブロムシュテット氏が大ミサ曲の魅力について語った映像があります。とてもわかりやすい英語で、しっかりとお話されています。
 この方、たぶん60代ぐらいの頃から雑誌その他で写真を見ていますが、昔っから若く見えるというか、いい男ですよね。。髪を七三に分けて、偉丈夫でとても知的な感じ。若く見えすぎて重みがないかな、と思えた時もありましたが、それはこの方が時間をかけてじっくり円熟していくことの現れだったのかも知れないと、今になると思います。

音楽の感想は例によってうさ耳には荷が重いので軽く。
交響曲第36番「リンツ」は、速すぎないテンポですっと始まり、緩徐楽章でもだれることなく、かといって最終楽章で重みを失うこともない、非常に凝縮感の高い演奏でした。なんだか休憩時間にトイレに行きながら、ああ、幸せという感じが残ったな。。

 ミサ曲ハ短調 k427は聴くのはたぶん初めてです。合唱は新国立劇場合唱団で、非常にしっかりした印象。ここのところちょっと合唱づいていて、先週も友達の参加した合唱曲を聞きに行ったのですが、アマチュアだと男声がどうしても弱くなり(人数が少ない)曲づくりが難しくなりますからね。

 ソプラノのクリスティーナ・ランツハマーさんは、非常にすらっとした方でカラーの高いドレスもそれを助長しているのですが、全身を動かしながら歌ってらして、ちょっと体を揺らしながらことり、と挨拶されるのがかわいいというか、見ていてなんとも心地よい感じがします。

 もう一人、アンナ・ルチア・リヒターさんは、歌いだし口の動きと声の聞こえがずれている感じがして、ちょっと不思議な思いがしました。この方も声、澄んでいてとても聞きほれました。テナーと特にバリトンは、出番が少なくて気の毒でした。ずっと人の演奏を聞いていないといけないのはどうなんだろう。最後のベネディクトゥスのところで出て来ればいいような気がするけど、ちょっと音楽の間が空いちゃうか。

ブロムシュテット氏が数秒間、指揮の手を高く掲げたまま無音の音楽を奏でて、曲を終えました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

変わっていく

2019年11月14日 | まち歩き

今日は大嘗祭の儀が東御苑で、今頃まだ行われているはずです。この近くなんですけどね。。
おごそかな儀式が行われている一方で、こちらはクリスマスムードに彩られています。
ハロウィンのあとはすぐにクリスマスですが、日本では感謝祭とかは流行ったり?しないんでしょうかね。日本だって新嘗祭というのがあるので、11月はそれをもっと見直せばいいのに。どうも11月に入ってすぐクリスマスというのはねえ。

またオフィスに一人に、今日は随分と早い時間になりました。
こちらも、今日は少し風邪気味なので、退散します。
こうして静かなオフィスにいると、色々と感慨深いものも感じられますが。。
ここにあるツリーは、だんだん変わり種であることが普通になり、夜は音と光のショーみたいなことをやっています。去年はなぜか松任谷由実の「恋人がサンタクロース」を大音量で流しながらツリーが光りまくるという趣向でした。

今年はスターウォーズのようです。映画、やるんですね。
スターウォーズって、僕らが中学生くらいのころからやっていて、ということはもう40年もシリーズが続いているんですね。。世代的にはのめりこんでいてもいいはずですが(周りにはけっこういます)、僕自身はそれほどでも。。
初期のものはかわいい表現もあったりするけど、時代が下ると結構、作風が変わってきますよね。。あれはどう評価されているのかしらね。

ちょうど通りがかったら、音と光のショーが始まりますよ、と言っていたので見物客の一人になったのですが・。
おなじみの音楽が流れてきて、光が時々青くなったり赤くなったりして・・。

それだけ。
ちょっと、地味というか、ずっと見ているようなものでもないな、と。
ただ、見物人集団のなかにいるので、すぐにはその場を出られず最後まで見てはいましたけど。

誰か女性の声で、
「なにかでてくるのかな?」
「わかんない」
という会話が後ろできこえましたが、ツリーが割れてベイダー卿がでてくるとか、もちろんそんな演出はないのです。

ことしはいまいちかな。予算とか、色々あれなのかな。。
ワールドカップのときもそうだったけど、職場のそばがイベントでいつもにぎやか、というのにすっかり慣れてしまっていましたね。。
朝通りかかると、なにがしかイベントが準備されているという。

それで帰りがけにカメラ片手に、よく撮り歩いたものです。

話変わって、これも今頃の時期の恒例、手帳のリフィルとカレンダーの購入です。
ここ数年、インコカレンダーを買ってきました。また、手帳のリフィル(ダイヤリー)は、PTMのものを毎年使ってきました。
ただ、今年はちょっと趣向を変える気になり。
いんこではなくうさぎさんです。
手帳はKNOXのもの。たぶん日本製でしょうね。PTMはイタリアの製品なので、日付の表示とかが慣れないとわかりにくいとか、値段がやけに高いとか、いろいろ問題はあったのです。週間ダイヤリーはどうも今年から値下げになったらしく、1,800円ぐらいでした。これはファイロファクスもほぼ同じくらいです。KNOXもいろいろあるのでしょうが、今回勝ったのは外国勢の6割ぐらいの値段でした。
使い勝手とかは1年かけて確認してみます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝賀御列の儀 なにがなんだか

2019年11月10日 | まち歩き
電車に乗りながら警視庁のツイッターを見ていたのですが、出発点である皇居周辺と、到達点である赤坂御所付近から徐々に混雑し始めている様子でした。
ので、現場はどういう様子なのかわからないが、とにかく空いている桜田門付近で降りてみようと。
地下鉄の出口を出ると、警官の方が行くべき方向を示してくれますので、その通りに進んでいきます。法務省の赤レンガの建物前で荷物検査があります。ここでだいたい30分ぐらい並ぶ。列は2列ありますが、正面から見たい人は右、横から眺めたい人は左などと警備の方が話している。こちらはそんなことはわかりませんから、適当に並ぶしかない。

今は皇居の東御苑に入るときだって荷物チェックをします。一応慣れているので、液体(お茶とか)なんか持ってきたりしません。まあ、水持ってきた前の家族なんかは、今回は不問に付されていたみたいだけど。ボディチェックは婦人警官。ポケットのもの全部出して、と言われて出しますが、案外あちこちに色々入っていて、ちょっと難儀。帽子も取らないといけないし。金属チェックはあっさりと済んだ。
手前のブースは早くから来ている人らしく、新聞紙敷いて座っている人が多かった。僕は進めるだけ進んでいったのですが、議事堂が見える辺りが終点らしい。ので、その辺で立って並びます。道路まで5人(列)ぐらいの人垣ができている。始発電車を待つ列だったら、ちょっとの差で座れないぐらいの位置関係です。
ここで1時間半以上待ちます。
満員電車や、年末の初詣ほどは混んでいません。皆さん紳士的で、ちょっと体が触れるとすみません、と挨拶するような感じ。
ただ、見えないものは見えない。
写真はまだパレードがくる前、旗を振る練習。旗は行く途中で配っていました。数回やりましたが、これをやるとかさかさという音がすごい。
皆さん撮影しようとしますが、カメラは一眼レフというのはほとんどいなくて、だいたいスマホ、ソニーのミラーレス、パナソニックのGX8、オリンパスらしきものとかを見たかな。ビデオカメラの方もいました。僕はKPをライブビューにして、モニターを傾けて撮影。しますが、車列がくればみんな手を上げるのだから、もうあとは。。
だれがだれなんだか。
なにがなんだか。

長い。。
 
事前に車を回送しているのをちらっと見たのですが、センチュリーではなくてキャディラック(新しいものとかなり古いもの)が複数台いて、パレードでは露払いのような感じて使われていました。あれはSPが護衛その他の理由でああしているのでしょうかね。。

ん・
周りの人がうおおと言い始める。
わはははははは。
等倍にすると、手だけ写っていました。。
ひえ~~。

秋篠宮家のディグニティらしい。
まあ、一応撮り鉄も時々してますので、ブース見た瞬間これは無理だとはわかっていましたけどね。写真撮りに来たわけじゃなくて、旗を振ってお見送りするのが本分ではありますが。。
おしまい。
いや~つかれた・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

このさき

2019年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム
そういうわけで、季節はめぐるなあ、と思っているわけですが(^^;、それどころじゃないというか、色々これから直面する事案に対してどこから手を付けてものか、と忙しく考えてもいるわけです。

そうしてふと気がつくと、オフィスに一人になってしまう。
何度か書きましたが、初夏から秋にかけて、家の事情で毎日定時に帰っていました。その時期はちょうど決算で、例年だと毎日一人で残ることが多かったのですが、今年は全部定時のうちに終わらせてしまった。どうやってできたのか、自分でも覚えてないんですけどね。。

一人で仕事するのって、それなりに楽しかったりはします。数年前は「巨災対のテーマ」をかけながらやっていました。
室内は静かだけど、外はにぎやか。クリスマスの飾りが道を照らす季節。
令和元年11月。
いま、このときの自分をここに記録しておきます。
そして、このさきへ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

めぐる

2019年11月06日 | 日記・エッセイ・コラム

ラグビーワールドカップも終わりましたね。
この界隈も、大会中はだいぶ盛り上がりました。
結構参拝する人も多かったようです。
まだ飾ってありますが、もしかしたら今日あたり撤去するのかな。
チコちゃんが飾られたのは夏の初め頃。

その頃は家族の見舞いのため毎日定時で帰宅し、面会終了時間まで過ごしていました。チコちゃん、それまでよく見ていたのですが、退院する初秋まで見られなかった。

その渦中ではいつまでもこのままかな、と思ったりしたものですが、時が巡ればものごとは変わっていくものです。
10月になったばかりの頃、地下鉄に乗るとドアに風邪薬の小さな広告が貼られているのに気がつきました。

セーターを着た母子がこちらを見て微笑んでいる、ものすごく昭和っぽい広告です。おもわず「ちいさい秋」を歌いたくなるような。。その頃はまだ暑かったので、すごく違和感を感じていました。この暑さもずっと続きそうな感じがしていましたが。

雨もすごかった10月も終わり、季節はカレンダーをめくるように切り替わりましたね。
これも毎年のこと。
こうやって、令和の季節は巡っていきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吾妻ひでお作品集

2019年11月04日 | 本と雑誌
先日吾妻さんの訃報を聞いてから、いくつか作品を読んでみた。

前にも書いたが、吾妻さんの作品は少年時代ちらちらと読んでいたが、入れ込むようなマニアだったわけではない。ちなみに先日「少年少女SF漫画大全集」と書いたが、「少年少女SF漫画競作大全集」でした。確か季刊で、古本含めて数冊買ったかな。その中に「ぶつぶつ冒険記」が載っていたので読んだことがある。「不条理日記」は「ぱふ」か何かに引用、考察されているのは読んだことがあるが、作品そのものは今回初めて読んだ。

この頃から女の子も男の子の絵もかわいいし、人物の書きわけもしっかりしている。僕は「なはは」の模写(といってもあれだが・)をしたり、当時の落書きには多少吾妻さんが入っているような記憶がある・。ただ、女の子は模写しなかったと思う。。

後年の作品は「失踪日記」と「逃亡日記」を読んでみた。なるほど、かなり読ませますね。。人が持つ逃亡願望、変身願望みたいなものを形に表したというか、本当に実践してしまったわけで。アルコールの方は自分は弱いからよくわからないけど、何かに追い詰められる、どこかに逃げ込たくなるという心理は人間確かにある。やはりそういうものが伝わってくる。

そしてなによりこれが実話であること。背後に書かれていない壮絶なドラマがあることは明らかで、その平和でほのぼのとした絵柄の奥にあるペンチメント(痕跡)を探したくなる。
何気ないエピソードの描写が印象的だ。
正月、住民の目を避けるため、より深い藪に移動し一夜を明かした朝、目が覚めたら一面の雪に下草が押しつぶされ、遠くの家や道が一望できたというシーン。

深夜、ゴミ箱を漁っていると手つかずのクッキー缶が出てきて大喜びで口に入れていると、向こうからブーツをはいた若い女性がカツコツと規則正しい音を響かせながら、無表情で通り過ぎていく。クッキーを手に持ったまましばらく動けない吾妻氏。

それにしても、幾多の困難を乗り越えられて今は・・というお話なのですが、それが今はもう、いないのですからね。。ご苦労様でした。。

この文章、書くのにやたらと時間がかかってしまった。つい吾妻氏のツイッターをずっと追ってしまったから。晩年の、病気になってからのつぶやきを見ていると、「失踪日記」並みにニヒルな書き込みが目立つな・。晩年まで絵も達者。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする