うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

2024年問題

2024年04月28日 | 社会・経済
たまたまテレビをつけてたらNHKで輸送の2024年問題をやっていた。

じっと見たわけではないので感想にはならないが、途中労働経済の教授が「90年に運送業の規制緩和があり、零細運送業者がひじょうに増えたため、過当競争になり輸送従事者の労働環境が厳しくなった」というような趣旨のことを述べ、「私はこの政策(規制緩和)が妥当であったかどうかをもう一度検証すべきだと思っている」と話されていた。

たしか昔の自動車雑誌で、大手宅配業者の若い社員が年収1千万だか稼いでて、フェラーリの中古車を買った、みたいなPRストーリーが載っていて、当時同世代だった僕はあの人たちお金持ちなのね、と思った記憶がある。規制緩和前=バブル期だからそういう話はふつうにあった。不動産の人もあの頃は3時半ぐらいで仕事上がってあとは仲間と飲み歩いてたとか、言ってたな。

規制緩和は参入障壁をなくして競争原理を働かせ、社会の効率化を促すわけだから、これが悪いわけではない。
ただ、日本人ってすごく粘り強くて苦境を耐え忍ぶ力が強い。
それに横並び意識が強いから、みんなでいっしょに頑張っちゃう。
もう無理だと思っても、それをなかなか言えない。

なので、本来は優勝劣敗が働いて、より効率的な企業が生き残るところを、みんなで辛い思いをする社会にしてしまう。

という、感想を持った。
だって外資なんて、半年前に華々しく事業立ち上げて、我々は長期的な視野に立ち云々とかいう舌の根の乾かぬうちにちゃぶ台ひっくり返す、てなこと、見てきましたからね。

あの決断力は、ネイティブなぼくらの心の中からは出てこないです。

たぶん、お米作ってきたDNAは誰もが持っているので、そう簡単に癖は直らないと思うし、そもそも直すべきことか、って気もする。

ただ、物事を変えるちからは(日本人)あるので、多少時間はかかっても良い方向に向かっていくことでしょう。適切な方向を見つけたら、粘り強さは武器になるはずですし。

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円安がすごい

2024年04月17日 | 社会・経済
1990年以来とかだそうですが、あの頃バブル崩壊してドル円はすこし戻してたんでしたね。89年ごろはたしか130円ぐらいだった。

相場が同じでも通貨の価値が違いますもんね・インフレだし。海外ニュース見てたら、フランスではガソリン320円(2ユーロ)、こないだ友達が出張先で聞いたら中国本土は400円以上する(これは国策もあるらしい)。

なので・海外旅行は夢のまた夢になってしまったか。

エルサレムとか前からずっと行きたいとおもってるし、ローマとかギリシャも行ってみたい。あと、テヘランも面白そう。あそこは物価安いらしい。地下鉄乗りつぶしとかしてみたい(違)。

あれです・人為的にレート押さえようとしてもやっぱりダメですから。ポンドとかタイバーツとか、さんざん見てましたよね。しばらくはしかたない。自分が財務官とかじゃなくてよかった。

投資のチャンスではあるのですが、こう世の中色々変動があると、おっかなくて嫌なんですよね。。

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台湾で大地震

2024年04月03日 | 社会・経済
まずは被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
我們謹向所有受地震影響的人表示最深切的同情。

ちょうど9時前、在宅勤務だったのでそろそろPCを立ち上げねばと思いながら、テレビの前でうだうだしてるところでした。

BSのワールドニュースの切り替わりで、間つなぎになぜかアザラシの映像が出ていて、〈今日は都合によりインドのニュースはお休みです〉というテロップが表示されていました。時刻は8時59分。

突然、緊急地震速報・強い揺れに警戒してください、というアナウンスが。
宮古島だか石垣島だかで震度4と。ちょっと遠いなと思いながら、テレビを地上波に切り替えると、もう臨時ニュースになっていて、津波の恐れがあるので気をつけてと言ってました。
そしたら急にアナウンサーの声が鋭くなり、津波が来ます、直ぐに逃げてください!と。

画面は港の風景で、やがて船が沖に避難する様子が映し出されていました。

テレビはつけっぱなしにしたまま、別室で仕事を始めましたが、しばらくは沖縄とか、日本の様子だけが報じられていました。
台湾の様子が分かったのはずいぶん経ってからだと思います。


1月の能登半島地震の時も、SNSですぐ蔡英文総統からお見舞いのメッセージをいただきました。今回は岸田首相が台湾にお見舞いのメッセージを出し、頼次期総統が謝意のメッセージを返している。
台湾も地震の多いところなのでしょうね。お互い助け合わないとですな。



天災は致し方ないところもありますが、なにせ世界は荒れに荒れており、連日頭抱えてしまうようなニュースがどんどん流れてきます。

昔、世紀の変わり目の頃、20世紀は人類同士が戦う時代だったけど、21世紀は地球環境(の悪化が)それを許さず、人々は団結せざるを得なくなるのでは、とぼんやり考えていましたが、その予想はもう完膚なまでに外れましたね。

能登の地震の時も、SNSでは変なフェイクニュースみたいのとか、あれこれ喧嘩したりとか・。

しかしながら、わたしたちはとにかく目の前の困った人を助けてあげましょう。情けは人の為ならずです。



月曜までは殆ど咲いていなかったのが、火曜日(上の写真2枚、空が晴れているやつ)、水曜日(下の2枚)と、日々どんどん咲いてきています。
境内でこの樹がいちばん咲くのが早くて、ほかのはまだまだです。
満開は来週週明けぐらいじゃないかな。
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ウクライナ侵攻2年

2024年02月26日 | 社会・経済
と、いう話をする前に昨日書いた激安中華SSDなのですが・。
不安的中。転送エラーが出ます。フォルダだけコピーされて中身がないとか、jpgファイルだけど読み込み不可能になるとか。一度に大量のデータコピーをするとダメなのかと思い、小出しにすると確かにエラーは出ないのですが。

ひとつ気が付いたのは偶々USB-Cにハブを差していたのでそれに差し込んで使ってたのですが、さっき気が付いて、付属のアダプタつけてUSB-Cのソケットに直刺しにしてみました。

小さくて洒落た形で、見た目はいいんですけどね。ダメなら返品かな。。


2年前の2月24日前後の、自分のブログを見てみたのですが、当時はかなり動揺していたようで、連日書き込んでいます。いつも読んでいる著名なエコノミストの方の、当時の書き込みログも同様で、あの頃はみんなとんでもない、あり得ない事が起きた、という印象でした。
特に我々は西側先進国という社会の目でものを見ていますから、力による問題解決など論外、という風潮が大勢を占めていました。

当時は西側先進国が結束してロシアに圧力をかければ、あるいは短期間でで事態は終息するかも、という期待もありましたし、事実ごく初期の絶望的な状況を経て、数か月後にはウクライナも意外と善戦している(またはロシアの軍事力は思ったより大したことない)という印象がもたれるようになります。

それから2年。

反転攻勢をやるぞやるぞ、と言っていた頃、それって大丈夫?相手に警戒されてダメなんじゃないの?と、なんとなく不安に思っていましたが。。

3万1千人の兵士の犠牲は、人口4千万の国には重荷でしょう。単純に日本の人口で換算すると10万人の兵士が亡くなったということになります。

実は昨日夜、NHK特集を見ましたが、番組冒頭でセンシティブな映像があるので気をつけろ、とかなり念の入った警告が出されました。子供は見るな、とも警告していました。

それで、実際途中まで見て、兵士が地雷にやられる辺りでギブアップしてしまいました。警告通り、かなり残酷できつかったですね。。子供は見ない方が良いかもしれません。

2年前にもたぶん書いたと思いますが、ロシアという国は人命に関する意識が、我々とは全く違うという印象があります。最近はシリアとかもありますが、とりわけ印象が深いのはチェチェン紛争の頃、学校で立てこもり事件があったときのことです。あり得ないような乱暴な突入をして、子どもがものすごく死にました。別にロシアの事に詳しいわけでも何でもありませんが、あのときこの国(の官憲、軍)は感覚が違う、と思ったものです。

経済面でも、西側の国がロシアを全く干上がらせることはできないし、武器弾薬も止められない。ひところは半導体を止めれば誘導ミサイルも作れないとされていましたが、今はどうなのでしょう。

僕は実は少しニヒルなところがあって、理不尽がまかり通る世の中を、肯定はしないが現実として受け止めざるを得ない、みたいに思うことがあります。ちょっとしんどい会社に長年いた経験があるからかもしれません。

とはいえ、声高に悪を肯定するようなことはしたくないし、変に青いことを言うつもりも、おかしな逆張り議論をするつもりもありません。

ただ、常に前を向いて、筋が通せる余地があれば通していきたいとは思う。
週末、かつて一緒に苦労したことのある友人とチャットして、友人がすこし良い方向を見出しつつあることを知りました。やはり筋は通せるものなら通したい。

しかし本当に、どうなるのかねえ。


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AMラジオ

2024年02月02日 | 社会・経済
中学ぐらいのころ、部屋の鴨居に針金を巡らせて、それをコンポにつなぎ、AM放送を聞いていた。FMは近隣の放送局しか入らないが、AMはアンテナ次第で遠くの放送が聴ける。

関東でもラジオ大阪とか、結構入ってきた。「1314、ラジオ大阪~」というジングルを覚えている。韓国やロシアの放送も聞こえ、モスクワ放送なんかは日本語で聞けた。

もうすこし趣味が昂じると自分でラジオを作ったり、短波放送聞いたりとかするんだろうけど、そこまでは行かなかった。。

むかしはFMって首都圏だとHNKとエフエム東京(今のTFM)しかなかったし、番組もAMはわりと充実している感じがあった。野球もやってるし、関東圏ではFEN(現AFN)もあって、よく聞いていた。

今車でも自宅でも、AMは電波が入りにくいのに驚く。リビングにあるラジカセは、和室の蛍光灯をつけるとノイズが入るし、その和室ではエアコンをつけると聞きづらくなる。

ただ、NHKだけだけど、今でも放送自体はけっこう、たぶん毎日聞いている。テレビよりも定時ニュースが多いし。民放は聞かないけどね。

AM放送は時代遅れということで放送休止が進むらしい。ネットラジオもあるけど、なんとなく電波をとらえて音を聴くことに、ロマンを感じるんだよね。。


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被疑者死亡

2024年01月30日 | 社会・経済
警視庁ホームページより。最終更新は21年9月となっている。
被疑者死亡で書類送検しているところですが、下記リンクもまもなく消されることでしょう。

駅構内の通路などでしょっちゅうこの顔を見てたので、すっかりおなじみになってました。つい先週も、西武線の高田馬場駅改札付近で見かけて、今はどんな風貌なんだろうとふと考えていたところでした。
いかにも70年代前半の若者らしい髪形とメガネ。なんとなく中判カメラ担いで、北海道でSL追っかけていた人のような感じがしてきます。

子供の頃、若いお兄さんたちって好きなところ行って遊べるうらやましい人、というイメージでした。親ぐらいの年のおっさんはあまり趣味的な遊びをしている印象はなくて、せいぜい温泉で浴衣着て飲んでるとか、って感じだったし。

連続企業爆破事件のことは、ニュースで見聞きしていたかもしれないけど、当時はあまり印象にはのこってなくて。丸の内の事件だけは覚えてます。
前職の頃あのビル内にあるスタバに毎日のように通ってて、何かのきっかけでここが爆破事件の場所だったことを知り、驚いたことがあります。それから、当時の過激派関係の事件をあれこれ検索し、当時の殺伐とした社会を知って暗然とした気持ちになったりしました。

ぼちぼちと容疑者の生前の事を知る人たちの証言が出てきていますが、身分を隠したまま、ふつうに暮らしていたようですね。音楽に詳しかったり、お酒飲んで陽気になったり。親しい女性ができても、あるところで遠ざけたりと。

普通に学生続けて企業に就職してたらとか、どこかで自首して服役し、そのあと人生やり直してたらとか、想像はしますが、本人はどう思っていたのか。事件について後悔しているとは言っていたようですが。

何となく吾妻ひでお「逃亡日記」とか、魯迅の「阿Q正伝」を思い起こしながら、人が生きることの不思議さや、奥深さを思ったりします。。
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ダメかもしれない

2023年12月28日 | 社会・経済
27日が社の公式の年内最終日、かつ夕方から仮想サーバーの交換作業のため、事実上仕事ができない(が、29日に在宅勤務の予定)。

職場周辺はまだ勤め人で賑わっている。近所の複合施設が老朽化で閉鎖になり、食事処が減ってしまった。ちょっと出遅れるとお昼が食べにくい。
足もまだ完全に治ってないので近場を探すが、なかなか空いてない。仕方なく「ルノワール」で年内最後のお昼した。コーヒーが700円もするのねえ。。
おおむかし、大学の近くのルノワールで女の子と何時間も粘って、そのうち昆布茶がでてきたりして・とってもなつかしいわねえ。あの緑のソファとか。


日経新聞が明年掲載する新連載のプレ企画としてこんな記事を掲げている。
『・・かつての経済大国は世界での順位を下げ、物価の上がらないデフレ体質が足腰を衰えさせた。日本はもう「ダメな国」なのか。 』

もうダメかもしれない、とは今年後半、個人的に何度も思った。わけのわからん仕事とか、むちゃたまった研修とか、歯が悪くなったとか、熱を出した上に転んで怪我したとか。
どうにか生き延びたが、まだ解決していない問題もある。研修はあとちょっと残ってる。

日本ダメ説は今年後半になってエコノミスト界隈からも聞かれるようになった。いつもネガティブな事を言っている人はいるものだが、基本的に楽観的な人たちが心配し始めると、これは本物かもしれない。

社会が硬直化しているのはなんとなく実感することができる。自動車業界とかも色々大変みたいだが、業界の人たちよりもその周辺というか、市井の人たちの言葉が気になることがある。
SNS等で時折、中韓自動車メーカー製の電気自動車の広告が出ることがある。これにコメントがいっぱいつくのだが、これがとってもくだらない誹謗中傷ばかりなのだ。彼らは主に二つの点が許しがたいらしい。東アジアのメーカーであること。EVであること。

これを見ていると、昔のアメリカの自動車を巡るいろいろなドキュメンタリーや、様々な雑誌記事等を思い出す。その頃の論調は、北米3(4)大メーカーは過去の遺産に安住し、利幅の大きい大型自動車の外観だけを変えて販売し、基礎的な技術開発を怠っていた。オイルショックで人々の目先が変わり、欧州や特に日本製の小型車が売れるようになった。北米各社の工場は閉鎖になり、レイオフを受けた人々は怒って日本製自動車を焼き討ちにして気勢を上げた。

SNS広告に誹謗中傷を加えている人たちは、たぶん自動車会社を解雇された工員ではないだろう。もしかしたら自動車も持っていないのかもしれない。
しかし、何かが気に食わないのだ。

自動車メーカーがこの先どういう方向でものづくりをしていけばよいのかはわからない。考えている人はいるはずだし、既に動き始めていると思う。
ただ、世の中に現状を変えたくない、という人が一定数いて、それがSNS等で目に触れる機会が増えたことは確かだ。

ネガティブな心情に囚われてしまうと、なかなかクリエイティブなことはやりにくいだろうし、何をしても楽しくなくて、余計悪循環になってしまうかもしれない。

ネットで誹謗中傷的な発言をする人たちは、若い人よりもむしろ50代より上、人生の後半になってから今のような情報社会に触れた人が多いのだという。物心ついたときからネット社会になじんでいるような若い世代は、むしろ心のスタビライザーが鍛えられて、不確かな情報に左右されることが少ない。

北米の自動車業界はその後も順調には回復しなかったかもしれないが、ここにきてテスラが登場、北米に工場進出した日本メーカーも地域に根を張り、一定のダイナミズムを維持している。ラストベルトの人たちがいることも確かだが、流石に日本車を壊すような人はいない。

ネット社会が根付いたのはこの四半世紀ぐらいか。ちょうど日本が少しずつ勢いを失ってきた時期と一致している。もしかしたら今の若い子たちは、それまでの世代とは一線を画した、新しい考え方や事業を展開していくのかもしれない。



会社の帰り、買い物を終えて、安全確認だかで数分遅れた列車に慌てて乗り込む。目の前に年配の夫婦が座っている。男性は黒づくめの服装に黒の丸眼鏡をかけて、つば広の帽子をかぶっている。すこしだけ高橋幸宏に似てなくもない。女性も年齢なりにおしゃれな装いだ。時折顔を見合わせては笑っている。仕事を引退して悠々自適、何かの会合に出た帰り、という感じらしい。僕よりは年配だろうが、そう年は離れていない気もする。

高橋幸宏さんぽいダンディな男性はしかし、よくよく見ると帽子にたくさん缶バッジをつけている。缶バッジには(以下固有名詞はすべて仮称)「寝ても覚めてもタヌポン! 木常近太郎チャンネル」などと書いてある。右側の缶バッジには本人の写真が掲げてある。帽子もよく見ると模造のダイヤとか、ピカピカ光る真鍮のリベットが飾りについている。

タヌポンはどこかの国家元首だった方だが、日本とは直接関係のある人ではないように思える。しかし、何らかの理由で信奉しておられるらしい。
何よりも、身だしなみがおしゃれで奥様と楽し気に会話されているのが印象的だった。たぶん、充実した日々を過ごされているのだろう。。
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縮小

2023年12月01日 | 社会・経済

帰宅したらちょうどBS放送チャンネル廃止の特番をやっていた。
2023年初めの時点ではNHK衛星デジタルのチャンネルは101がBS1(102はサブチャンネル)、103はBS Premiumという名前で放送していた。
12月1日からBS1はBS101となり、103は廃止になる。

今の体制になったのは2011年の4月からだ。

それまでは、101~103チャンネルはBS1,BS2,BShiとして割り振られていた。

このときは地上波を含め放送がアナログからデジタルに移行しようとしていた。ただ、2011年3月末と言えば東日本大震災の直後であり、放送特番どころか通常の番組さえ自粛やら何やらで大変な時期だった。切り替えに際しお祭りめいた放送は一切されなかったと思う。

地上アナログの終了はやや遅れて7月末だった。

2018年には4K,8Kの放送が始まっているが、うちは受信機がないのでどういう内容なのか知らない。

ここ数年、BS1とBSPは、統合をにらんでなのか、段々とチャネルごとの性格があいまいになり、放送内容も再放送や低コストのトーク番組などが多くなっていた。
かなり前からNHKはその肥大化傾向が批判されており、それに沿った業務の縮小が進行中だ。
ラジオ放送を含め再編は今後も進むようだ。他方、放送法の規定により高画質放送普及の旗振りもしないければならないらしく、内情は大変みたいだ。

そんな折、NHK記者のメモがネットに流出するという事件が発生。リークしたのは子会社が委託していた派遣スタッフだったという。週刊誌のウェブ記事によると相次ぐ運営方針変更や業容縮小等でNHK社内の士気は低下しており、退職者が相次いでいるという。

NHKの運営に対する批判は政府部内からもあるが、以前はワンイシューの政党が批判を繰り返したり、またネット上でも受信料徴取に関する批判が多くみられる。そうした批判が妥当なのかどうかよくわからないし、さほど興味もないが、放送内容がいささか薄くなってきているのは事実で、これは残念なことだ。

放送法を読んでないので、勘違いかもしれないが、たぶん放送内容にも制約があって、国会中継からアニメ、演歌、オペラ、将棋、とにかくあらゆる層に対応できる放送内容にしないといけないことになっているんじゃないかしら。

最新の、16か国からの海外ニュースが同時通訳で見聞できるのはNHKならではだし、年々減っているけどオペラや能、演劇の中継も見られる。大谷翔平が登板する試合もやってる。大統領選の投票日には数時間の特番が組まれて、現地の様子をリアルタイムで、日本の学者の解説付きで見ることができる。

ケーブルテレビや動画配信でこれらのことをカバーしようとしても、視聴料が高額になるか、情報源が怪しくなるか、ソースが違法なものか、そもそも存在しないかなど、同じクオリティを確保することは不可能だと思う。

その意味で、公共放送には頑張ってほしいのだが・。
どうも近頃自壊の傾向があるので、もう段々と質が落ちていくことに慣れないといけないのかも。まあ世の中全般に、何でも前よりも不便になるのが流行りだし、仕方ないのかもしれないですね。。
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フランスと日本

2023年11月21日 | 社会・経済

・・さいしょにこの写真を掲げるとなんだぜんぜんふらんすじゃねえじゃん、となるよね・。この直前の国際報道で北朝鮮の話題もやっていて、そのあとドキュメンタリーでTSMCのモリス・チャンの話をやっている途中でした。

アナウンサーが延々避難しろという定型文を読んでいたけど、あれたいへんだよねえ。ときどきただいまの時刻は10時57ふんであります、みたいなこと言っているから、AIじゃないとおもうけど。昔の空襲警報時代からの伝統でしょうか。。B29編隊100機鹿島灘より侵入、只今ノ時刻ハ11時57分でアリマス・・。


先月につづき、今度はフランスの前大使の方からお話を伺いました。

日本とフランスは価値観を共有する国同士であり、日本人もフレンチ好きだけど、昔のフランス大統領は相撲マニアだったし、パリジャンは今アニソンを日本語で歌うのが流行りだ(やや誇張しててきとうなこと書いています。大使が言ったわけではないです)。

フランスの日本好きは一過性のものではなく、草の根レベルで定着しているそうです。日本はある種の高級ブランドとして確立されている。韓国は一部コアなファンを持つが料理とかはだめ。中国はだめ、だそうです。

しかし、少し冷静に見ると、根本的な考え方はずいぶん違う、というお話でした。

まず第五共和政以来の独立外交、戦略的自立の伝統は(いきなりはなしが固くなりますが)、東西冷戦期の米国、またはイギリスを含めたアングロサクソン国家への不信、反発から来ているとされる。日本が大戦後アメリカの強い影響のもとで外交を展開してきたのとは対照的だ。

これはひとつには、日本は東アジアにおいて周辺にさほど日本に好意的ではない国に囲まれているのに対し、フランスはNATOの同盟諸国の中に存する、という条件の違いがある。つまりある程度戦略的自立を語る余裕がある(条件を持っている)。

大使は、より深い意味では、フランス革命以来の自由を自らの手で守るという、伝統的な意識が影響しているのではないかと指摘されました。革命当時の周辺国は王制を打破したフランスに危機感を抱いていたでしょうし、革命自体が自由を血を流すことで勝ち取るという性質のものであった(フランス国家の歌詞にもそれが反映されている)ことが、思想として受け継がれていると。

他方フランス外交にはイデオロギーに縛られない、柔軟な側面も持ち合わせているのだとも。

もう一つ、日本との違いで分かりにくいのが政教分離の原則(ライシテ)です。フランス国家の、自由、平等、博愛に並ぶ重要な国家の原則とされています。

2020年、サミュエル・パティという中学の教師が授業でムハンマドの風刺画を取り上げ、これに反発したチェチェン出身の男が教師の首を切り落として殺害した。
事件にフランス社会は強く反応した。葬儀ではマクロン大統領が演説を行った。
この種の事件は近年でもいくつか起きている。

言論の自由は大切だ。これは日本人にも理解できる(ちなみに僕は、最近の日本のSNS界隈で時折言論の自由を主張する人の意見が理解できないことはある)。
ただこの言論の自由が、冒涜の自由まで含まれると言われると、日本の常識では理解しにくいものがある。

大使はこれは歴史的な経緯から来るものではないか、と言われます。
絶対王政が倒された後もフランスの政治はカトリック教会の影響を排除できなかった。教会はしばしば「神への冒涜」という言葉を使い、政治に介入した。
地方ではその影響を排除することが特に難しかった。それがようやく解消したのは2005年、国と宗教の関係を定めた法律が施行されてからとされる。

19世紀から20世紀にかけてのフランス社会と今日との違いは移民の存在だ。
1割程度の国民がイスラム系と言われている。イスラムでは宗教と政治が密接に結びついている。

これもあまり知られていないことだが、フランスは多文化主義を認めていない。フランス国民は共和国モデルを受け入れなければならないとされている。
イギリスが多文化社会であるのと対照的だ。
ただ、それが今日の現状に即してどう現状を解決していくのかを考えると、難しいものがある。

学校に宗教を持ち込まない事は大原則だが、それは教育を通じてフランスのプリンシプルを根付かせるという意義があるのだろう。なのでヒジャブを着て登校することが問題になったりする。



先日SNSで知人がBBCの記事を取り上げてくれて、それを巡ってコメントをやり取りしたのですが(中途半端に終わってるので、いずれ続きを書きたいのですが)、日本が幕藩体制から近代に入る過程と、西欧諸国の歴史との違いについて、色々考えさせらえたことがあります。

フランスは特にそうですが、絶対王政の下で市民階級が革命により今日の体制を築きました。日本は明治期において西欧諸国の体制を参考に自らの体制を作り上げたのですが、それをどう位置づけるか。そもそも日本に階級闘争的な対立図式があったのか。

それが、上記大使が語られたような日仏の似て非なる社会に結びついていくのかなと。

とか、ほんとは軽く書くつもりがものすごく長くなってしまった。


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ガザ

2023年11月07日 | 社会・経済
季節外れの台風が来たような奇妙な天気の朝だった。風は生暖かく、朝7時を過ぎても辺りは暗い。ただ、南の空は明るく光っている。

出かける支度をしながら、つけっぱなしにしているテレビを見る。
BBCがガザ地区からの映像を伝えている。大写しにされた10歳ぐらいの少女は、両親がどこにもいない、家族はどこに行ったのだと強い調子で訴えている。

記者がどこにいたのかと聞くと、家の中にいたら天井が落ちてきたのだ、という。
髪は埃で白くなり、左側は血で固まっている。顔と着ている服にも血がこびりついている。目の周りが痛々しいが、目そのものはけがをしてはいないようだ。

通訳の声がかぶっているから本人の肉声は聞こえてこないが、少女は記者の問いかけにはっきりと答えているようだった。憤っているようにも思えた。


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グローバルサウス

2023年10月31日 | 社会・経済

アフリカ東海岸の或る国の、前大使の方のお話を伺いました。
任地の国の地理や歴史、現況のお話が中心でしたが、後半昨今話題の言葉、グローバスサウスに絡めてお話をされました。

グローバルサウスが話題になったのは、2022年のウクライナ侵攻に伴う、国連の対露精細決議に少なからぬ国が反対または棄権をした時です。このとき西側でも東でも北でもない、南の国々、ということでグローバルサウス、という名前が浮上してきました。

この言葉については一部の専門家からは適切な言葉ではない(地理的にも南とは言えない国もある、各国間の経済、政治その他の差異が大きすぎ、カテゴライズすることに語弊がでるなど)という意見もあります。
ただ、いわゆる西側先進国の、今まで視界に入っていなかった国々が自己主張をした、ということに対する驚きが、この新語に表れているようです。

大使はご自身の見解として、次のような指摘をされました。
1.歴史の重みは侮れないこと。アフリカ大陸にあってはかつての植民地支配、奴隷貿易が極めて過酷であり、被害を受けた国々の人はそれを記憶している。識字率や教育も徐々に充実しつつあり、昔よりも過去の歴史を意識する人が増えた。アフリカにおける植民地支配は数百年前~20世紀半ばまで続きました。それを考えると今日の西側諸国が民主主義が、人権がどうのというのは、どの口が言う、と言われても仕方がないかもしれません。

2.なので、5月の広島サミットでは民主主義や自由等の言葉よりも法の支配という言葉を前面に出しています。
ここでも、例えばアメリカはイラクとの戦争では国連の決議に基づかない戦闘を行っています。だからといってロシアのウクライナ侵攻を非難できないという事はないとは思いますが、卑近な言い方をすればちょっと白けてしまう、という人たちもいるとは思います。

3.人命の重さという問題があります。ウクライナは白人の国、シリアや、ガザの住民たちは非白人。アメリカはガザの市民を1万人近く殺したイスラエルに対し、ひじょうに抑制的なコメントしか発していません。

4. アフリカ諸国は旧ソ連時代から武器の供給などを受けています。アフリカでは社会主義体制の国もいくつかあり、それらの国々は中国や北朝鮮などとも付き合いが深い。中国の途上国援助には色々問題も指摘されますが、それなりの人的交流があることも確かです。ロシアも同様です。これらの国々は現実問題として、ロシアや中国との外交を重視しないわけにはいかない。

日本は自由主義陣営に属していますから、報道も一定の視点から見た世界観で語られることが多いですし、多くの専門家たちの発言もその線に沿った見解を持たれています。これは当然というか自然なことであり、それ自体は問題ではありません。

ただ、視点が違えば見えてくるものも当然変わってきます。
大使はそういう、異なる視点を現地で実地に見てこられ、上記のようなpoint of viewの違いも体感されて、それを指摘いただけたのだと思います。

国内の、例えばSNSでの論争を見聞していると、強引な逆張りや異論を認めないかのようなやり取りが散見されます。上記の4点の指摘も、反論は色々できるかもしれません。しかし今の国同士の関係がこうなっている背景には、お互い相手のことが見えていないという部分がある事は確かだと思います。


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GDP

2023年10月24日 | 社会・経済
日本のGDP(ドル換算ベース)がドイツに抜かれて4位になるかもしれないとIMFが予測しているというニュースが流れてきました。

こういう指標は往々にしてひとり歩きする傾向があるので、あまり気にするのもどうかと思うが、オリンピックでメダル何個取った!という次元で見ると気にはなりますよね。

当時はGNPですしドイツは東西統合前ですが、日本がGNPで西ドイツを抜いて世界2位になったのは1968年(計算がまとまったのは翌年)だそうです。以来長年その地位を保っていて、中国に2位の座を譲ったのは2010年頃と記憶しています。この時はまあ国土も人口もちがうからしかたないねえ、とかおもってました。いま中国のGDPは日本の4.2倍あるそうです。。

それで、人口世界一になったインドがそろそろ追い付いてきて、こちらも日本を追い越して日本は5位になるとか。

ドル建てGDPなので為替が影響します。ドル円下がったからなあ、と思うのですがユーロドルも17%下がってるらしい(ドル円は同じ時期で23%減価)。

考えてみると、1968年は1ドル360円ですから、現在レートに換算したらその頃の日本、もっとすごいなあと。

ドイツの人口は今8400万くらいだそうなので、現時点で日独GDPおおむね同じとすると、一人当たりあちらは1.5倍稼いでることになります。まあ改めて計算しないでもわかってますけど。生産年齢人口が減れば稼ぎも減るでしょう。

なので、なるべくしてそうなってるということになるのかな。GDPはフロー値だけど、個人金融資産2000兆円あるし。

長い目で見て、やはり1960年代から90年ごろまでの日本は幸運が重なってああなっていた気がします。あれは再現できない。ドイツも内情は東西格差とか、移民問題とか、問題山積と聞きます。日本だけがいろんな問題を免れる理由などない。

なので飛躍するようですが、あと30年もすれば日本も日本人の感覚も、今の自分たちとは相当変わっているのだとは思います。自分たちだって昔とちがいますからね。。

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全銀ネットの障害

2023年10月11日 | 社会・経済
うわ~・前代未聞だぞ、とは思うのですが、肌感覚で世間的にはそんなに大騒ぎにはなってないですね。
とはいえ世の中には定められた日時に着金していないと困る事ってたくさんありますから、ただ事ではないです。

ここは経済金融のブログじゃないのでてきとうなこと書いてますが、堅牢で確実と言われてたシステムに障害と聞くと、ちょっと感慨深いものがあります。

同じ日経紙面にデジタル通貨を来年発行へ、などという記事が載ってる。これは全銀システムを通さない決済手段です。資金移動業も定着してきたし、このさきどうなっていくんでしょうかね。。

写真は銀行会館(のあったところ)ですが、90年代まではほんとうにレンガの古い建物が残っていました(中に為替とかの博物館があった)。それを再開発して、レリーフみたいなのを張り付けたビルになってしまった。
ところがこれも長続きせず、今はこのビルも解体されて、敷地を拡大した別のビルが建っています。前のビル時代にテナントの会社訪れたことあったけど(10年位前)、そんなに古い感じしなかったんですけどね。
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あおぞら

2023年10月07日 | 社会・経済
3連休初日は定期の業務、先週取りこぼしの業務をいくつかこなします。
ふだんは通らない道(新大宮バイパス)を通ったけど混んでますね。トラックが多いから、休みとか関係ないのかな。

風が強い日でした。
季節が一気に変わりましたね。

こういうとき、特に地上のいろんなものが見えなくなる夜なんかがいいのですが、昔の「ムーミン」の「おさびし山の歌」を思い出します。



1970年頃のアニメですけど、なんとなく当時の世相がにじみ出てきている感じがして、興味深いです。

しかしそんなことより、自分たちが広い大地と大気のもと、地表の一部をお借りして活動してますみたいなことを、ふと思い起こさせてくれます(飛躍しすぎててよくわからんな、人には)。


しかしながら、青空と北風で吹き流すくらいでは憂いは去って行かないようです。チェコやポーランドではウクライナ支援への疲れを思わせる選挙結果や政策が報じられています。ウクライナはクリミアへの攻勢を進める一方、ロシアはハルキウ近郊の市民を狙った攻撃をします。

米下院議長は解任されました。円安も進みましたが米財政も安泰ではありません。日本が巡航ミサイルを「前倒し」して購入するという報道には、なにか急がなければならない事情があるのでは、という憶測が飛び交っています。

そしてパレスチナ自治区を実効支配するハマースは突然(自分にとってはですがラジオで第4次中東戦争50周年の話を聞いた翌日の事です)イスラエルに向けて大規模攻撃を開始し、イスラエル首相は「戦争状態にある」という声明を出しました。

今年に入ってから紛争はニジェール、ナゴルノ・カラバフ地方でも発生しています。自然災害は2月にトルコ、9月にモロッコで大きな地震、同じく9月にリビアで洪水、ハワイでは山火事。

いったい今年何人の人が不慮の災害で、あるいは紛争に巻き込まれて死んだのでしょうか。


とりあえず・・、寝るしかないでしょうね。
あとどこかで、仕事の準備しとかないとな。

考えてみると、前はもう少し趣味的なことができてたのですが、さいきんだめですね。買い物して電車乗るぐらいか。イベントなんかぜんぜん行く気になれない。

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すぱむ

2023年09月05日 | 社会・経済

ウェブで調べものをしてたら(1970年代のヒット曲・・)、ページに出てくる広告が「ほにゃららのなんとか水は非常にあれだ」という(一部言葉を置き換えています)、非常にプロパガンダ色のつよいものだった。しかもページ全体がその広告なのだ。。

ふだんは相手にしないのだがふと、どういう主張なのかと、よせばいいのにクリックしてみたらフィッシング系の詐欺ページが出てきた。これ、googe ad経由の広告なのだ。

広告内容が不適切とか入れて、広告が出ないようにするが、また出てくる。
ちょっとむかついたのでGoogleに、詐欺メールにリンクしてる、と通報しておいた。

先ほどこれを書くために、履歴から当該ページ(1970年代のヒット曲・・)を開いてみたが、もう同じ広告は出てこない。

検索したら、このスパム広告に気づいた人は結構いるようだ。

どうやらプロパガンダ系というよりは単に煽情的な言葉で釣る詐欺系広告らしいのだが、なんとも厄介な世の中だ。。


ご存じの問題について、かの国が日本に対し色々なコメントを発したり、官公庁やお店などに不審な電話がたくさんかかって来たりと、色々騒がしい状態が続いている。
もっとも、ここにきて少しずつ落ち着いてきてはいるらしい。幸いこちらには電話はきていない。

かの国の事情は詳しくないし、情報源は新聞数紙しかないのだが、先日読んだ日経では、イタ電をかけてきた相手に折り返し電話して取材をした記事を掲げていた。相手は40-50代と思しき男で、与太者のような返答を繰り返していたが、どうやら日本の飲食店や官庁の電話リストが与えられて?いるらしく、電話番号は沢山ある、と答えていた。記者が誰かに頼まれたのか、と質問したら電話を切られたらしい。

当初はプロパガンダを展開すれば韓国世論(政府)も同調して、日韓(米)分断が図れると目論んでいたのが失敗したらしいとか、かの国に宥和的な台湾国民党の総統候補者が、指名候補受諾後最初に訪問したのが日本(与党関係者と懇談)で、非公式なコメントとしてIAEAの判断を尊重すると言った、などと新聞は報じている。

経済の不振が深刻で、長老たちからは諫言を受け、側近を叱りつけているとか、先月末に発表した新地図を巡って周辺国の反発を招いているとか、そういうもろもろの事があってG20の出席を見送ったとか、いろいろ。

先日聞いた日曜討論(NHK)では、専門家の方がさいきんかの国は、サンフランシスコ平和条約を認めないなどと言い始めている(から気を付けた方が良い)とコメントしていた。このことも春頃日経に出ていたが、その時はあまりに唐突で訳が分からなかった。
こういうのを聞いていると自分の知識不足が浮き彫りになってくる(戦後史、現代史)。国連の代表権問題とかもそうだが、なにか適当な入門書とか探して勉強してみたい。

などと、ここのところ剣呑な記事がおおくて恐縮です。。

*ちなみにいつも言ってますが、個々のレベルでおつきあいしてる方々はみなさんとても良い方たちです。
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