やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

穏やかな時間

2016-08-27 16:31:35 | おもう。

わたしは一足先に鹿児島から東京に戻ってきている。

桜島

鹿児島の家は自然豊かで、あちらの家族もあったかく、食べ物もおいしく、
(大好きな鳥刺し、きびなごの刺身、鹿児島ラーメン、お義母さんの甘めの煮物など)
家の近くからは桜島の見える秘密基地を子供達と見つけたりして
子供達を連れて何度も通い、
のんびり過ごした。




こういった景色はきっと、大人になっても心の中に
くっきりと鮮やかな映像のまま残っているものだ。
そして、それは子供の頃からの記憶の財産の一つになる。


わたしの飛行機を子供達(はーたんといとこ達)が
空を飛ぶまで大きく手を振って見送ってくれていた。

ただひとつ、言葉がなかったのは
義母さんが、わたしの仕事について
レジ打ちでもなんでも夕方ふつうに家にいれる仕事をしては?
と。子供が小さいうちは。

・・・ですよね。
これについては、常識とかいう考え方を無視したくなる。
あー、どうしても聞き入れることのできないわたしの
頑ななものが・・・



はーたんはパパと台風予報の月曜に帰ってくる予定。

そしてわたしは。

忙しい毎日からすると特別と言える空いた普通の時間を
過ごしている。
特に急いでなにもしなくていいときは、逆になにも進まない。
ツア出発前の忙しいときは、しなくていいところまで掃除したりするのに。

今朝は早朝ホットヨガにいき、帰宅して料理とか
洗濯とかして
いま、午後15:30。Frank Oceanのpink+WhiteとかSeinabo seyのyoungerとか聞きながら
ワインを飲みながら、
この前買ったノートになんか書きたいなあとか。

なんて、贅沢な時間?
午後はやく、ひとり飲み。笑
みんなもたまにはやるでしょう?

これからの山の予定、海外ツアーの予定、
そういうこともすべて置いといて
お友達のお誘いも断り、あえてひとりでこもる時間て。




予定を変更して
鹿児島から早く帰ってきたのは
大切なひとの、精神の病気に寄り添うため。昨日、
病院に行ってきた。

切なくなる。

普通って、なんだろう。

人間とは複雑なものだ。

健康と病気の境目は不透明だ。

自分の見ている価値観が一度壊されて、
無意味で、
儚いと思わされることもある。

誰かと関わっているときっとみんなぶつかる
気持ちだとおもう。

すべてがうまくいく日々はなくて、そういうときは、
自分に、人生とはなんなのか
生きるとはなんなのか
そういうことを改めて投げかけてくる。

どうやって向き合えばいいか
さっぱりわからないこともたくさんある。

自分を見失うほどの激しい感情や
わからないことの底に沈むこと。
それは長期的にも、
たとえば短いツアーの中にだってある。

あるよね。

その中から自分が信じるほうにいく。
自分が信じて、そこに進む、それがいちばんむずかしいことってあるよね。




5895メートルでジャグリング

2016-08-24 11:48:34 | キリマンジャロ
今年二回目のキリマンジャロツア(8月)の最年少は21歳の
大学生の男子ショウタ君でした!
(ブログ掲載はご本人方の承諾をいただいています)

ちなみに、わたしのツアーで、今年2月にキリマンジャロに登頂したときは
78歳の男性が最も年上でした!!
素晴らしいですよね。もちろん最高ピークの
ウフルピークに立ちました。

そして今回のショウタ君。
ジャグリングをやっている彼は
キリマンジャロの最高峰ウフルピーク5895メートルで、
それをやるんだって言うのです。

それはとても難しい
ただでさえ苦しいのに
だいたいウフルピークに
たどりつけるかさえ
わからないのに

と、思ったんだけど、

もちろん応援しようと思いました。

やってみたい気持ちはすごくわかるもの。

で、3700メートルの
ホロンボハット(小屋)(日本では富士山山頂近く)
についてからショウタ君は外で試しに練習してみたのです。





すると、すごい息切れで
続けるのが困難なことを発見。
(当たり前ですよね。笑)
普段ならもっとすごい技を軽々できるのに、
手袋に厚い上着に、薄い酸素の中です。

そんな折、同じ小屋のダイニングで
向こうのテーブルに倉岡裕之さんを発見!!
倉岡さんは日本を代表する登山家で
7大陸最高峰のガイドができ、(たしかそれは日本人としては彼だけ)
エベレスト登頂は7回、
三浦雄一郎さんのエベレスト登山のガイドもした方です。

その倉岡さん、とっても気さくで、
一緒にお茶をという私たちの図々しいお願いにこたえてくださって
一緒にお茶をしました。

3700メートルのホロンボハットにて。

そのときのうちの若い男性のお客さんたちの、
倉岡さんに向ける見上げるような眼差しが印象的でした。笑
倉岡さんは世界の山の大変な話から
私のくだらない質問にまでもしっかり答えてくださいました。
ジャグリングのショウタ君のことも
やってみな!と。そのときの倉岡さんのお話もすてきだったのです。

年を重ねるといかに無駄をしないか考え、
余計なものは省いていくようになる。
自分はそうだ、いかに手抜きしていくか、て。
若いうちに痛い思いをたくさんして失敗をたくさん重ねたからこそ、と。
だからやりたいと思うことはやったほうがいい

と、倉岡さんの言葉には力がありました。

ショウタ君は、何度も外に、練習してくる
と出て行き、
霧の濃ゆい寒い外でジャグリングしてました。
みんなはなるべくおとなしく過ごしているときに。



ホロンボハットに2日間、高所順応のためにいるのだけど、遂に
ショウタ君、嬉しそうに駆け込んできて、

だんだん、息を上げないコツがわかってきました!!!
って。

いやあ。参りますね。
わたしに、そんな無駄(といっては悪いけど。笑)なものに注ぐ情熱って
もしかして、最近なかったよね?と思いました。

しなくてもいいことに懸ける情熱

とでもいうのでしょうか。

若さだけでもない、性格の資質もあるのかなあとも思います。

約4700メートルのキボハットにのぼり
仮眠の後、夜の間に山頂アタックへ出発です。

お客さん13名とガイド・ポーター15名で。

標高5000メートルを越えると
さすがに辛くなります。
(倉岡さんには6000まではほぼ平地と同じなんですって!)

ギルマンズポイント5681メートル
ステラポイント5756メートル
をへて、
一歩一歩ウフルピークへ。






ウフルピークの山頂標識板の前は
記念撮影の人と喜びモードで賑わっています。
長くはいれないのですが。。。




やったね!








にっぽんの夏休み

2016-08-23 11:35:42 | 日曜登山部/ママと娘の登山日記

9月半ばの次のキリマンジャロツアまでわたしは
日本の遅い夏休み!

この間に日曜登山部の子供たちを
アルプスデビューさせる予定!!!

じつは!
子供たちを山に連れて行けなかったこの2カ月?
わたしも海外ツア続いてたのもあるけど
はーたんも、飽きたとか言ってやる気をなくしていた。

(そう、子供は親の期待通りには動かない)

もー、飽きた〜。山にはいーかーなーい

と言ってたんだけど、

すこし間を置き、
このアルプス計画を話してみると

いくいく♪いく♪っていう飛びついてきた。

夜行バスや初の山小屋に友達といけるところに
魅力を感じてもらえたみたい。

そんなこんなでテンションをさらに上げるため
新しいザックを買いに行ったの、昨日。

そして、ふと、そばに、モンチュラのキッズ服を発見!!

はーたん試着。





大きい



ちょうどいい




子供デザインもかっこいい。

でも買ったのは別のパンツとか!
なんか、予定外の出費になったけど、上下と新しい
かっこよすぎる子供ザックを買い
はーたんも次の山を楽しみにしてる!!よかった!!!!!!

やっぱりグッズを揃えていくのも楽しいよね。


安全にずーっと長く、山に親しんで行きたいなあと
思ってる。特に子供達に、山を歩かせたいと思ってる。
日本の美しい自然を誇りに思うし
一緒に行くみんなに
楽しいなあって思って欲しい。




これから鹿児島へ帰省!






いま。空港に向かってる!

鹿児島のあと、夏休みは終わるけど
二つの日曜登山部の山を予定してる♪
テント泊と、山小屋泊。ママは楽しみ!






一年に3回キリマンジャロへ登る、予定

2016-08-05 15:32:47 | 山旅(国内)

今日からキリマンジャロツアに出発♪

今年は3回キリマンジャロで、今月はその2回目。
来月はテント泊でいくのだけど、今月は山小屋でいくコカコーラルート。

しかも!!!今回は13人中
なんと
12人が男性のお客さん。珍しい!

しかも!!!!!!
8人は20代30代の男性、2人は同世代、2人は男女50代
一番お兄さんは60代前半という
若さっ(≧∇≦)

いつもの平均年齢は65くらいかなあ。

今年の2月に行った時は平均年齢70以上だったから
すごい 平均年齢差!!!

みんなで、最高峰の5895mのウフルピークに
立てるよう、わたしもめっさめっさ燃えてるし
どんな雰囲気になるのか
楽しみ〜♪





昨夜、大好きカルボナーラを完食の
はーたん。







エチオピア経由で、
タンザニアへ!

いってきまーす。












海外ツア前の母としての準備♪

2016-08-03 18:14:47 | おもう。

ピレネーツアも終わり、今回は中6日で次のキリマンジャロツア。

もうあらかじめ、自分の中ではすべてが流れになっているので
カレンダーにあれこれ、自分の予定と子供の予定と家族の予定を
同時に書き込んでいるわけなので。
それをいっこいっこ、こなしていくだけ。

合間にはダランとしつつ、
はーたんを夜のセミの孵化の観察につれていったり
うちの屋上で家族でささやかなビアガーデンしたり
ホットヨガもしつつ、昼寝もしつつ、昼夜も逆転していたり
そんななか、家事も進行しつつ・・・ツアの準備もしつつ。

たぶんすべてが半端。笑。

*

今、夏休みで、小3のはーたんは
学童でお世話になっていて、わたしが海外ツアで不在のときは
お友達の2家族でごはんからお風呂までお世話になっている。

そして夏休みなので、今は毎日「お弁当」がいるわけ。

うちの学童では働く別の素敵なママが
忙しいママ用に「注文のお弁当」も注文できるようにしてくれている。

けれども、うちのはーたんは
いわゆる「外注弁当」を食べない。

なので毎日お弁当を作らないといけないわけ。

で、それでなくても大変なのに、それを
働くパパにさせるのもかわいそうでしょう?

だから上山家はどうしているかというと。

(別に大したことではないけど)

ポイントは4つだけ。

1
おにぎりはあらかじめ作って冷凍しておき
それだけ朝、電子レンジでチンしてもらうの。
おにぎりにはクイズとか、メッセージのシールを
貼っておくの。

2
あとのおかずはすべて「自然解凍」を詰めるだけ。市販の。笑。
あぁ、便利な世の中に感謝。
もう日付別に小分けにしておくの。しかも、かわいいバランやピックを多用。

かわいいキャラ弁は作れないけど、
かなりごまかせる♪

外注弁当は食べないけど、解凍のおかずは
食べてるみたい。かわいさにごまかされてる。



3
プチトマトを洗って冷蔵庫に入れてるので
それをいっこ、ピックをさして入れる。
時々長女がそれをすべて食べていて欠品していることがある・・

4
お弁当箱は常時三つ用意してある。
夜遅くにパパが帰宅して翌朝までに洗うのが面倒でも
必ずいっこは予備のお弁当箱があるの!
さすがに三日以上はためないだろうという前提。
しかもお弁当箱は食洗器対応可が必須。




そんなこんなで、今日はもうキリマンジャロのスーツケースも空港に送ったし、
(準備もかなり慣れて早い)
弁当の準備もできた。

他にもなにかいい(手抜きの)方法があれば
教えてね♪


*


それでも、家事は終わることがない。どこかで
手を抜かないと。あきらめないと。

そしてツアで成田空港に向かうときは
いろんな気持ちが交錯して、不安で涙ぐみたくなったり、
ちゃんと家のことが完全にできないことに
ごめんねって気持ちになったりするの。

だいたい、この添乗の仕事は自分が選んでるわけで
自分のしたいことは絶対になにがなんでも一歩も譲りたくないわけ。
そのために、がんばれるってこともあるわけ。
いろいろつめこんでるわたしを心配してくれる
親友がいて。

自分の気持ちを彼女に話したとき、
出国直前にとってもすてきなメッセージをもらったので

少し、内容は省略するけど、紹介するね♪


以下親友のメッセ



『仕事をさせてもらえる環境に感謝することと、
子どもに対して申し訳ない気持ちを抱く事とは違うと思う。
最近ね、「親は子どもの相手しなきゃ・・・」みたいな風潮あるけどね、おかしいと思ってるんだ。

昔からね、「仕事」というくくりでなくても母親が地域や家で大切な役割を持っていて、
子どもの相手なんてしてられない状況って沢山あったと思う。おうちでの仕事だって、
「今お仕事だから、子どもたちは邪魔しないでね」と言い聞かせてやってたんだと思う。
それを通じて子どもたちは相手にも都合があることとか、今、自分の主張をしちゃいけないときなんだな、
とか学習してったんだと思うのよ。それって、学校では教えてくれないことで、
家庭でこそ教えられることだと思うのよ。
母親の方だって、最初はうまくできなくても、
だんだんと仕事と子育てのメリハリをつけられるようになって行くんだと思うのよ。

ひとみちゃんはお仕事を通じて、山そのものの美しさや、自然と人間が共存する
ことのすばらしさ、生きてることのすばらしさなどを多くの人々に伝えていると
思うんだよね。趣味ではできない、お仕事だからこそできることをしてるんだよね。
ひとみちゃんの生き甲斐でもあり、子育てや家庭と天秤にかけられるようなものではないのよね。

(途中略)

仕事ができる状況に感謝していること。
今の状況が当たり前とは思っていなくて、もっとはーちゃんとの時間を増やせるように考えていること。
オフの時間の使い方も上手になりたいと思っていること。

きちんと伝えてればさ、はーちゃんもわかるんじゃないかな。

ところが、「我慢させてごめんね」と思ったとたん、
仕事がはーちゃんにとってもひとみちゃんにとっても
「悪者」になってしまうのだと思うのよ。
そうなったら、いろんな事がうまくいかなくなると思う。
うまく言えないけど、マイナスの言葉はマイナスの思考、現象を生むと思うから。

仕事ができる状況に感謝しつつ、晴れやかな気持ちで仕事をし、
うまくいっていない部分は整えていく。整うまでの期間も子どもや家族にも見守ってもらえるようにしていこう。
お互い頑張っていこうね。

(途中略)

はーちゃんが私の考えにも触れて、うちのライフスタイルにも触れて、
色んなおうちがある中のひとつが自分のおうちなんだと思い、
自分で人生を切り開いていく際の一助になってくれると良いなと思う。




はあ、これ、出国前に読んで泣いたわ。
ここまで思ってくれてる友達がそばにいてくれて
一緒に子育てをしてくれていて
超ありがたいよね?

何人もの何人もの人たちが一緒にうちの子を育ててくれてるから
わたしも友達たちの子供たちを一緒に育てたいって思ってる。


オフはのんびりできるようにスケジュール
組めてないところもあるけど、なんか
ホッとしたっていうか、自信もっていってこよう、がんばろうって思えたの。

こんな言葉を伝えれるその親友を尊敬するし、
世の中にはいろんな価値観や考え方がある。
いろんな家庭スタイルもある。
根底は
愛をもってることや、感謝をもってること、
仕事が大好きなところは自分の原点。
大変なことがあったとしても、そのために
乗り越えていける力を、自分の中にも感じるし、こうして
周囲からも力をもらってる。
お客さんたちからのあたたかい言葉、励ましもいつもわたしの力。

だからがんばっていこう♪

って思える。











ネパールツア☆2016の秋~来年春の予定

2016-08-02 16:11:26 | ツアー予定


上山仁美同行の
ネパールのツア三本が決まりました。





2016年10月18日~11月1日(15日間)
アンナプルナ内院トレッキング
二大ベースキャンプを訪ねて

こちら→クリック


2016年11月7日~25日(19日間)
エベレスト山群大展望
ゴーキョピーク登頂とレンジョパス越え
こちら→クリック


2017年3月14日~4月1日(19日間)
エベレスト大展望
カラパタールトレッキング

こちら→クリック

ご一緒しましょう♪

西遊旅行のネパールツア→クリック






私の場合は当然、ツアの準備だけではなくて
家事育児との両立が大切なポイントです♪


いつもお世話になっているみなさま、どうぞ
よろしくお願いいたします。ナマステ~


感謝。上山仁美