やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

余談・龍とか才能とか友情とか将来とか

2019-07-28 19:37:37 | 中央アジア

こちらは途中の休憩のときの
ヨガ『鷲のポーズ』

彼ら、身体能力はものすごく高いけど、この、腕を
深くクロスさせるのはできないみたい。笑
(前に伸ばした腕をクロスさせて手前に折り、さらに腕先を絡ませて手のひらを合わせる)
(わたしももっと腰を落としたほうがいい。笑)
(右の青い服のアリーシャは音楽学校にいて夏休みにアルバイトできてた。ピアニストになりたいのだって
ショパンも弾くなんてかっこいいよね)

*

キャンプの最初の夜、ポーターヘツドの
エルダ(英語は話せない)(ガイドとポーターほとんど
キルギス語は話せなくてロシア語)
エルダが腕にすごい入れ墨をしてたの。黒の。
それなに?って聞いたら「自分でデザインした龍」だと
別の英語を話せる子が通訳してくれたの。
龍が好きで龍の絵ばかり描くのだって。

この子 エルダ

逆光だけど、腕の龍、わかる?


でもこれは入れ墨ではなくて
水性ペンで描いたのだって。

そこで、わたしも龍が好きなの
と伝え、笑
わたしも描いてもらったの。(わたしほんとに龍が好き)
↓2日目の朝

わたしは腕が細いので
小さい龍。

これを見たガイドのマーラも
翌日。笑

腕、見えるかな。大きくてたくましい龍。
いかつくて怖い感じ。

ちなみに彼らは、入れ墨は好きではないそう。
入れたくないって言ってた。

そのあと日本語でマーラと書いてほしいといわれたので
マーラはマーラとカタカナで書けるけど
漢字で書くといろんな意味でいろんなふうに書けるよと
教えてあげた。それで魔羅って強そうな
ふうに書いてあげた。笑


写真がないけど、このあと、別のポーター(いつもおちゃらけている10代の無邪気なアジーズ)
が、胸に「愛」と書いてくれって言い、なぜかわたしは
酔っぱらって愛っていう漢字がとっさにかけなくて
二回間違えて(人の胸なのに)変な漢字を書いてしまった。
彼らは読めないからいいけど。笑。情けなくてごめんだった。
翌朝にはアジーズはすべて消してたけどね。笑


すごくアジアぽい子とロシアぽい子がいる
アジーズはわたしの右隣の子

みんなマーラ(36歳のガイド)みたいな頼りになるガイドになりたいって
目をキラキラさせながら言ってた。20代前半の子たち。
ポーターから経験を経てアシスタントからさらにガイドになる。

マーラは右端

そんなマーラは何度も夜に、
周辺の白い静かな山々を眺めながら、
この自然はすべて自分のもので
みんなのことを知ってるし
みんなも自分を知ってるし
ここで生まれ育って
自分の場所だ
と。
誇り高く思う気持ちがとても伝わってきた。



夕方のひとときに、あっというまに後ろの山の肩まで登り
すごい勢いで降りてきた。
もう半端ない体力と身体能力なの。

このキャンプ地が3900mで、後ろの山は5000弱のアバヤ。
この写真の右の肩まで!その前面の急斜面を。


英語が話せる子はいろんな境遇とかも
教えてくれた。

これはキャンプのスタッフの子たち。ひとりはこの夜が誕生日だった。

遠くからアルバイトできてた。

写真は写ってないけどこのキャンプ地に女の子のスタッフがいて
21歳で、(わたしの長女より若い)、ロシア人の彼氏がいて
遠距離恋愛中。彼はいくつか年上でもう結婚したがっているけど
「わたしはまだ結婚する気はないの、どうしよう」
とかため息ついて話してくれた。「すごくいいひとだけど」
「ほんとに彼でいいのかな」って。
ほんとかわいい子だった。ちょっとお姉さんの気分だったわたし。笑


この子はバク転がすごいの。助走なしで手もつかずに
氷河の上をバク転で飛び越えてたところ、かっこよかった。
それに絵もうまいの。


あと縫物もできる子が多いのは
破れた靴下を自分で縫わないといけないからって。

キャンプ最終のとき、
ポーターたちは一足先にヘリで帰ることになり。
朝にエルダがわたしのところにきて
くれたの。夜に描いたって。
彼の龍

かっこいいよね!!
宝物









涼しい景色と大変で感動的な氷河の上歩き

2019-07-27 15:55:07 | 中央アジア


10泊テントの連日の氷河やモレーンの上の歩きは
とても楽しく、大変でもあった。
氷河ってわたしたち日本人にはなじみがないけど、
雪のところもあるし
土や石ころのすぐ下も氷で
水が流れていたり、クレバスがあったり。
地形は常に変わり、動き、
不安定。



左からアシスタントガイド アリーシャ(普段はピアニスト)・無邪気な10代のポーター・わたし・ガイドのマーラ(頼りになるかっこいいひと)




実際わたしもクレバスに胸まで滑り落ちて
ガイドさんたちが引き上げてくれたことあった。
幅が狭かったので何気なくまたごうとしたんだけど、
思いのほか周りがゆるんでて柔らかく引き込まれた感じ。
ザックが引っ掛かっていたので助かったのかも。




お客さんたちはちゃんとガイドさんの指示通りに
歩いてくださって
大変といえば、5、6回出てきたロープの箇所かな。




よくサポートしてくれてね。

マーラが
「自分たちの仕事はこの大変な氷河歩きを
お客さんたちに大変だと思わさないことだ

と言ってた。

イニルチェク氷河。
これほど広大でダイナミックな氷河の上を長く歩けることは
そんなにないと思う。
幸せすぎる・・・
























先に歩いてルートファインディングしてくれたり
みんなでサポートしてくれて
本当にありがとう














最後に。笑




昨日帰国して♪

2019-07-25 23:54:58 | 中央アジア


帰国したの。ただいまあ

鏡の中のわたしは、日に焼けて黒いわ。
(今日からトランシーノ ホワイトcクリアを飲んでみる)


どこをどうまとめたらいいかとか
どこのエピソードをピックアップしようか
頭の中でまだ、
まとまっていないの

好きすぎる

氷河トレッキング。

ロシア語のガイドとポーターたち。好きすぎる。


男たちが馬に乗る、山の豊かな
自然豊かな、
キルギスが

好きすぎる。



氷河の上にいることがどんなものか

タフな仲間が(仲間になった)どんなにかっこいいか

あの果てしないトレッキングは
どれほど日常から遠いものか
大変だったか。
大変なのに、ガイドたちが感じさせないことが。

どれほど特別なのか。  ↓この子はポーターのヘッド。龍の絵が得意なの、書けたらまた書くね。

はあ、遠すぎる。さっきまで普通に一緒だったのにー。
こんなに遠いのかな。

i MISS THEM.
仲良くなりすぎると、別れてからつらいから
仲良くしないほうがよかったと思うほどよ、
みんなにほんとうに、ありがとう。ナズタロービエ



ポーターヘッド エルマ アシスタントガイドアリーシャ ガイドマーラ ポーターアジーズ
*

帰国してからは

容赦なく現実が怒涛のように。笑

学校の個人面談とか塾のスケジュールとか。笑
(この一日で)

八月の次のストックカンリのツアも
視野に見えつつ、たくさんたくさんの予定と、
これからどっぷり旅日記つくろうかとか。



櫻井君とも再会


暗闇に浮かぶ、月明かり
白い山々があまりに美しくて。


夜中にぼんやり立って見つめてた。周辺の山々。
月が強いから星がないけど、
とても美しかった。




写真のことを教えてくださったお客さんにもありがとうございます。

たふん、わたしでなくガイドのマーラが撮ったかも。
すごい真剣にこうじゃない、
ああじゃないと(わたしの)カメラをのぞいていた。
どの写真を
どっちが撮ったかはわからない。

美しかった。

わたしの山 ペトロスキー(右)




とにかく。

どのエピソードを切り取ろうかと。












美しい氷河から下りてきたところ

2019-07-21 16:06:31 | 中央アジア

10泊の氷河上テント泊から
無事に下りてきた。キルギスの天山山脈イニルチェク氷河。

美しかったー。美しすぎて
楽しすぎて、ぼーっとしてる。
今、標高1600メートルのイシククル湖畔のホテルのテラスで
ロシア語のヒット曲聴きながら
一息ついてるとこ。pm15:55。

大笑いして、真剣に歩いて、大笑いして、
真剣に歩いて
心が奪われてるわ。

天山山脈最高峰ポベータ7439mと、昨日のベースキャンプ4100m


ハンテングリ7100m右 と、MT.チャパヤ


何度も何度も息をのむ瞬間あった。


ガイドのマーラが仕事してる私を撮ってくれてた、さっきメールで受け取った

ロシア製のヘリに乗り込むところ

危険で大変な氷河歩きを
若いガイドたちやポーターさんたちに助けられながら
歩ききった。


今テラスでひとり聴いてるのは
夜にテントでみんなで聴いてた曲。
みんなロシア語なの。

彼らとはお別れしたけど
忘れられないな。10代から30代の
無邪気でかわいい人たちだった。
そして、ありえないほどタフで強い人たちだった。





このあとお客さんたちみんなで、夕食前に
打ち上げするんだ♪

たくさんのいい思い出がみなさんにも
刻まれていたらいいなー。



つづく♡













To the heart of Tian Shan "South Inylchek BC"イニルチェク氷河トレッキング ハイライト

2018-07-27 13:59:08 | 中央アジア


2018年7月12日~22日
のトレッキングはとってもワイルドでドラマチックなものだった

なおかつ、楽しいメンバーと一緒で
笑いの多いものだった。心から楽しんだ。


ガイドのマーラが先行してルートファインディング、ニコライが列の先頭に、わたしは最後尾から進んだ

モレーンと氷河の上はアップダウンが激しい




渡渉は馬で渡るところも





ちなみにこのあたりの男性たちは
馬に乗れることが当たり前。
馬に乗って走ってる男性たち(当然ガイドたちも含め)、
かっこよかった。









サンダルで渡るとこ。氷河の水はとっても冷たい。




急な斜面でロープ張ってもらってる


ひとりひとり下りる。みなさんとっても楽しんでくださってた。


わたしのテントの中のマンテマ。贅沢










川の水位はこのメルツバヘル湖の水位と関係している、
神秘を知った

詳しくは次回ツアで聞いてね♪

ここ(その氷河湖)では世界の研究機関が駐在しているのだけど
日本の大学生の男の子も一人入っていた。入っていたというか、一人で研究を続けているのだった。
それがとーーーーーーってもかわいくて、いい子で、さわやかで、わたしのお客さんたちにも
みんなに愛されるキャラのすてきなコだったの。

わたし、ガイドを通して現地のジャーナリストに取材を申し込まれたのね。
受けたのだけどそのとき、この子も誘って一緒に♡


この子っていうとあれだけど、長女と同じ年代なんだよね。
毎日毎日、ここの水位などを地道に調べているのだよ。

日本の将来を背負っていくひとりだね。

ちなみにこのインタビューは映像化されるみたい。
キルギスのこの大自然の美しさをわたしも称賛して語ったよ。ニコライが通訳。



湖のセラックまで一日、散策


セラックの上で




ポーターさんのうちの二人は16と18、サンダル。笑。余裕だね。アンドレとセルゲイ


ベースキャンプでは3泊したのでのんびり。



くつろぐうちのお客さんたち♡景色に溶け込んでる



うしろが最高峰のポベータ。かっこいい!

かっこいいニコラ


このサングラスにうつる自分たちもたくさん撮ったり。
彼ら、写真の中であまり笑顔じゃないけど、実際は冗談好きで一緒にいるときは
ずーーーーっと冗談ばかりいって笑っていたんだ。


何もみてるわけじゃないの。かっこいい写真をねらってみようって
やらせポーズ

わたしの友達になった山があるの、ペトロスキー

毎日 myペトロスキーと呼んで仲良くしていた・・・



帰りはヘリ(軍用みたいな20人乗りくらいの)


上から歩いてきた氷河の山群を見て、うるっとした

上空から見たわたしたちのメルツバヘルのキャンプサイト

とっても濃ゆく、美しいトレッキングだったの。

おすすめ♪

*




この日記はわたしが個人の感想を書いているもので
会社の公式ブログではありません。




















その夜に撮ったという写真 from Tien Sian mountains

2018-07-25 20:25:44 | 中央アジア


今日無事帰国しました♪ただいまあ。

さっそく、はあたんの夏休みの読書感想文の本を探しにきて
うーん、分厚すぎるなあ
とため息をついているはーたんを、待っているとこ。笑
わたし、
漫画にしとけば?
といってみると、さすがに、やだあーーーって。笑笑

手を繋いで歩きながら、はーたんがキルギスは
暑かった?寒かったと聞いてくる。

山の上(4100m)の朝晩はマイナスの寒さだけど
日中は晴れてれば24度くらいなんだよーと、話した。

日本、暑い。蒸し蒸し。
そして、友達たちが
今日はまだマシなんだよ、と教えてくれる。





私たちは氷河とモレーンの上にいた。

月明かりのある時

右は天山山脈2位ハン テングリ7010m


これが撮れた時

軽くパタパタ興奮して足踏み。笑




月が消える


最高峰ポベータ7439mの上の天の川


一枚ごとに身悶えたの、わかる???




ちょうど、ハンテングリのほうから、ポベータへ、この天の川が
橋のように天空でつながっているの。
流れ星がポロンポロンと流れるの。
見て!って言われて、振り向くと
まだ流れてるくらい
くっきりしてる
すごいのもたくさんあった。




闘いで殺されれ、
亡くなった人々の魂が集まるらしい、
血の山とも言われている
ハンテングリ。


翌々日、
お客さんたちに興奮気味に見せてたら
上山さんでもこんなの撮れるなら、みんなとれるねって

笑笑

お客さんが、
天文の雑誌に出したら?って。♡

たーしーかーにーーーーー。笑








美しすぎる氷河の上の世界

2018-07-23 03:25:53 | 中央アジア


みなさんこんばんは。

わたしは、10日間の氷河歩き&テント生活を終え、
(Kyrgyzstan テンシャン山脈)
今夜イシククル湖そばの観光地に下りてきたとこ。

氷河とモレーンの道なき道を、連日
優秀なガイド2人がルートファインディングしながら
導いてくれ、
無事歩き切ることができた♪
最後は4100mに3連泊♪

ひさびさに、海外で、力持ちで頼りになる
歩きも上手で野生の動物みたいな
ガイドさんたちと仕事ができた。

ロシア語のマーラ、わたし、ロシア語のニコラ
英語で打ち解ける。笑

大きな氷河とモレーンのアップダウンの中で
誰にも会わなくて、美しいことに
お客さんたちも、感嘆してた。


氷河は動いている、と、
実感した。
言葉では言い表せない。
こんなに広大な氷河が
周囲の山々からそれぞれ続いてるの、
あまりに
広大で
そのぶん、
なんか、自分が一瞬の中の幸せにいるって
その一瞬を愛おしく思った。
(そう、歩いているのは山道でなくて
氷河とモレーンの上)



マーラと3日間
みんなが寝静まった後の夜の氷河と山々と
星空の撮影をした。
半月近い三日月が山々の白を浮かび上がらせている
マイナス8度の空気。やがて、
三日月は山の中に消えて
もっと深い暗闇の中に、天の川が広がる。
静かなんだけど、氷があちこちで時々音を立てて崩れたり
ポコポコと水が流れている音がして
流れ星は何個も何個も、静かに
落ちていくの。
圧倒された。

ベースキャンプでは、
7000メートル峰のハンテングリを登ってきた
各国の人たちともたくさん話した、

心奪われてたわ。





美しい景色の写真をまたご紹介するね。