やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

世界遺産アイト・ベン・ハドゥと美しすぎるサハラ砂漠など モロッコ

2018-07-03 12:25:31 | モロッコ・エチオピア


ワードカップ日本戦で寝不足だよね。
わたしは時差ボケもあるので昼夜があまり関係ない。笑
家にこもって旅日記を作ってるんだけど
自分の撮った写真の美しすぎることよ・・・・
圧巻じゃわ。
早くお客さんたちにお届けしたい

*

モロッコで多くの映画が撮られているのが
わかる。絵になるもの。

そのひとつ、この景色。アイト・バン・ヘドゥ。
伝統的な家「カスバ」の集まるひとつの要塞のような村「クサル」


砂漠を走っていて、この景色が前に見えてくると、
おおって感激する。
砂漠を走る景色は、グランドキャニオンみたいで
地層の傾きや、果てしなく広がる台地型や
とんがった山々や、
地質に詳しいお客さんもいたので
なるほど、この時代は安定してたんだあとか感じながら
地球の過去を思うの。
ガイドさんも、億年前の話をするんだけど、
それゃそうだわな、と思う景色なの。たくさんの
アンモナイトや三葉虫の化石もとれるので、売られている。(かなり安い)

そんな中にぽつぽつと、ベルベル人たちが作り上げてきた
伝統的な家々が残っていて、そこに白いパラボラアンテナが
ついていたりする。笑
ガイドさんが「それで今ではここの女性たちも
アメリカ映画の『セックス&ザ シティ』を見て
大変な畑仕事より自立を目指してる」と笑わせながら説明してくれるの。笑

アイト・ベン・ハドウは世界遺産に登録されている。
今現在、4~5世帯のみが住んでいる。


















ここの女性が3分くらいで描いてくれたの。
お客さんたちがその写真は、背景がこの景色のほうがいいって教えてくださって。笑


近くのモスクの上のコウノトリ 早朝






夜明け


元々はキャラバン隊のオアシスだった。


これは移動中に見た、ダデス渓谷のオアシス



なつめやしの木がたくさん。とれるデーツの実はとっても栄養価が高い。


サハラ砂漠では全員で(わたしも)ラクダに乗った。






ラクダから降りて、夕日を待つ間、風で
すごい砂で。目が開けられないほど。







壮絶な美しさ。




風の作る芸術


ベルベルのラクダボーイ、写真の撮り方を心得ている。笑

日が沈む頃、風が止んで、とても美しい夕日が見れた。

















日が沈み、
月が明るくなる



かわいい顔してる!

そしてラクダに乗って帰る


月の砂漠を歌う方の声が…笑






*


さて、また仕事しよう。笑

まだまだたくさんあるこのツアの美しいところ
魅力的なところ。

けど、気持ちの半分はすでに
次のツアへの準備が待っている。(7月10日からキルギス)

自分でもあきれるほどなんだけど、
そのキルギスの直後の子供たちとの計画や
さらに、この秋の国内の山の計画や
(赤沼千史ちゃんと個人ツア、下の廊下 10月下旬)(みんな開けといてね~)

来年のノルウェーオーロラとスノーシュー(3月14日くらいから3月22日くらいで
ブライアンと調整中)
さらにその先…

など。詳細を待っていてね~













アトラス山脈最高峰 ツブカル山4167mの景色

2018-07-01 22:41:11 | モロッコ・エチオピア

6000万年前がどのくらい前とか、
5億年前がどのくらい昔なのかとか、
この大陸(日本の場合この島)が
どんな感じで動いてどんなふうにできたんだろうとか
時々考える?笑
わたしは、日常では考えないけど、
旅の景色の中では考えて、はるかな気持ちになる。
目の前にまさにそういう景色が広がってるんだもん。

お客さんが
「昔、テストの地図上でこの山脈はどこにあるかってあったわよね!」と。
(アトラス山脈)
「そこに本当にいるのね~感激するわあ~」と言ってらした♡
すると別の方が「アトラス山脈ってテストに出たかなあ???」とか。笑

教科書で勉強しようと思うと退屈なのに、
目の前に広がる絶景を見ながら、説明を受けると
なんでもかんでも頭に入ってくるし、笑
地質学も歴史も楽しい!

*

すごいな~ほんとにすごいな~
というみなさんの歓声がたくさん聞こえた。







すごいゴロゴロだよね。

やっと山頂がちょこっと見えたとこ。




登り始めからの標高差は2400m。
距離は14kmくらい。日頃歩いてないと、厳しいとおもう。

ガイドさんと


全員登頂できてよかった~
今年も山頂は風がなくポカポカしていたので
しばらくいた。



*

ツブカル山中3207mにある、ネルトナー小屋




途中に小さな売店もいくつもあり、
その中でもフレッシュオレンジジュースがとてもおいしいの。
コップ一杯で100円くらいだし、七個も
オレンジを絞っていれていたよ。

ガイドさんのこのターバンをお客さんちも
すてきだね~と、



ほしいほしいっと群がっているとこ。笑















花もたくさん!ここでは省略するけど
南アルプスぽい花とか。
でも柔らかそうで触ると
この厳しい乾燥や風に耐えるためかのように、
花も葉も全体が硬かったり。

まずは2泊3日の登山が無事終了し、
みなさんとってもいいお顔をされていた。

マラケシュに戻り、その夜はジャマ・エル・フナ広場を歩き、
レストランへ。
翌日からの観光につづく。


モロッコはエキゾチックでパワフルな魅力があふれてる。
交易で栄えてきた、古い都のマラケシュと
フェズには迷路のような市場があって
中世にタイムスリップしたみたいな気分にさせてくれる。

先月までスペインで、レコンキスタを想ってた。
キリスト教圏とイスラム教圏の土地と権力争い。
あちらは勝ちながらキリスト教の道を広げていき、
ジブラルタル海峡を渡って逃げてきたムール人たちが
こちら側では
イスラムと融合しながら独自の文化を築き上げていった。

ヨーロッパの文化、イスラムの文化、
元々あるムール人(ベルベルとローマの人々に呼ばれた)の
遊牧の文化など、また、
海と山々とサハラ砂漠の、いろんな気候の、
いろんなミックスの
とっても魅力的なところをかいつまむ。

旅って面白い。

*
これは、サハラ砂漠にて、なんだけど、

ワールドカップも開催されていて
日本もモロッコも健闘が
話題に上がっていた。

ワールドカップモロッコ代表チーム仕様のペットボトル
と、サハラ砂漠。
このミネラルウォーターのボトル、国民の不買運動で
仕方なく値段を下げてデザインも一新されたもの。
ガソリンや食品や今、ちょうど、いろんなボイコット運動も
あちこちで行われていた。


サハラ

仁美がいた。



つづく



ダナキル砂漠/エチオピア

2018-02-07 14:25:40 | モロッコ・エチオピア

2018年1月19日〜28日
ダナキル砂漠の写真、選んでみた♪

このツアーでは、地球の動きと、大地の下の熱を
感じれる。もちろん、太陽の灼熱も。
そこに住んでる人たちは
今日も、明日も、明後日もこの暮らしなんだなあと
ただただ、思った。たくましいというか、
そういうふうに生きてくんだなあと。この地だから。

地球の動きはわたしたちには
遥かすぎる測りようもない時間なのだけど
確実にあと数年で失われるであろう
塩のキャラバン隊の光景には
なんだかぐっとくるものがあった。

その地は砂漠なんだけど、
海につながっていることを感じることができるの。



海でないよ、塩分濃度の高いアフデラ湖の、朝日

波打ち際に塩の結晶みたいなのが集まってる


アフデラ湖の夜




エルタ・アレ火山を遠くに臨む




エルタ・アレ火山の火口を覗いた




マグマがどおー!!!って流れ、燃えてる



こんなのが、地球の内部で轟々としているわけよ

そして、地表近くまで吹き上げられているわけよ



帰りの飛行機で赤い蛇の夢をみたのは、
このせいかと。笑


ラクダ隊の女の子






エルタアレ火山とちがう、こちらはもうひとつのダロール火山

水蒸気がぷくぷくたっていた




灼熱


アサレ湖はアフリカのウユニ塩湖

夕暮れ時









この風景の中、労働を終え塩を積んで帰っていくキャラバン隊








私たちの車


まだあるんだけどね。笑
この大地の下が海なんだと、海とつながっているんだと、
マジ実感するとこや→意味わかんないでしょう?
でもそこに立つとわかるの。
砂漠にポカンと突然割れて出来た穴の下は
海の底のような水だったり。→意味わかんないでしょう。
それに、そこに暮らす人々の表情。
(いま、電車で、パソコンからうまくダウンロードできてなかった)


南十字星/The southern cross

去年までは星の撮り方がわからなかったけど
結構ちゃんと撮れるようになったかな✌️





エチオピアより帰国

2018-01-28 21:45:42 | モロッコ・エチオピア

数時間前に成田空港に到着し
いま、電車で帰ってるところ。
ただいまー!

アディスアベバからの機内で寝てる時、
赤い大きい蛇がたくさん、夜に、
すごいスピードで這い回ってるのが
うちの近所にたくさんいて。という
夢を見ていたの。
そのうちわたしの足元にもその真っ赤な大蛇が
絡み付こうとしてきたので、わたし、
キャッって叫んでしまった。
そしたら、座席のテーブルに置いてた水を通路の方に
こぼしてしまったの。寝たまま
飛び跳ねたのかな。周りの人に
ごめんなさいて謝りつつ。

いま、その夢を電車で思い出してたら
あれは、エルタアレの火山のマグマと火かなて。

夜の闇の地球の底のあの赤い、動くマグマと
吹き上げる炎だったのかなあと。

明日からも仕事やいろいろ忙しく続くので
気が抜けないけど
うまくやって行きたいなあて思ってる。
今回も留守中の周りの家族やお世話になった方々に感謝だし
ツアーご参加のステキなメンバーたちとの
出会いに感謝。
みなさんの、なんと、経験豊富なことよ。
面白すぎます。お話が。

エルタアレの火山
それとはぜんぜんちがうダロール火山
塩の砂漠の地平線と、
見てると涙したくなるようなラクダのキャラバン

時間と、地球とを感じる旅だった。ご一緒した
お客さんたちもみんなそう感じられたと思う。

南十字星と北極星と、→奇跡のコラボ
筋が残るほどの壮大な流れ星。

暑さ。

まだ頭の中ごちゃごちゃ。笑

またご紹介するね。機内や成田空港で
わたしをみたみなさんが、黒いね、焼けたね、って。笑















エチオピア ダナキル砂漠へ

2018-01-19 19:19:37 | モロッコ・エチオピア
I'm leaving for Danakil Desert in Ethiopia to
see Dallol and Erta Ale Volcano,etc.
it's actually the hottest place on Earth!
I mean it's really hot,like temperature goes up to nearly 50 ℃.

I hope this will be the great tour.

いま、成田空港!もうすぐ搭乗♪・・・遅れてる。
ダナキル砂漠、エルタアレ火山、ダロール火山、塩田とラクダのキャラバン隊
などを見に行ってくる。
エチオピアのダナキル砂漠は、世界で最も過酷な暑さに
なるところ。
その中に暮らしている人々に会いに。

いい旅になりますように!

いつもながら、自分で選んでる仕事だけど
出るときは切ない。
今朝は、はーたんのほうがさきに学校にいったわけで。
そのときちょっと、
ふつうにいってきまーすて。

特にがんばってね、とかいう励ましとかも
あるわけでなく、これは家族全員からも。笑
いってらっしゃいでなく、それぞれいってきまーすて。笑

でも見えないみんなの支えも感じるわけで。

なので、わたしも出る直前まで、掃除や補充やアイロンやら
バタバタだったー。みんながすこしでも困らないように
これもいつもだけどね♪



感謝じゃ。いってきます!






モロッコ最高峰 ツブカル山

2017-06-02 17:56:02 | モロッコ・エチオピア
pictures of Mt.Toubkal 4167m in Morroco,the highest peak in the Atlas mountains.


モロッコ ツブカル山登頂。5月の場合、花も多く残雪も多い。

ザレ場ガレ場満載、結構コースは長く、
なかなか歩きごたえある。

北アフリカ最高峰 4167m
なかなか、また二回目も登りに行こう
とは思わないと思うんだ。でも
絶対に一回はオススメ!♪

わたしはまた何度でも行きたいけどね









村の景色や、イスラム的風景が、まずいつもと違う。




暑い。でも花が綺麗。

















バラのそばでバラのいい香りもした~















一眼レフを持ってったので、デジカメと両方使いでたくさん撮った

説明諸々はわたしのツアー(現地!)でお話するね。詳しく。笑


さくらんぼもシーズン

安くておいしい❤️
4キロ1200円で買ってみんなで食べた。


途中の飲み物どれでも100円くらい。コーラも、フレッシュオレンジをその場で絞ってくれるのも同じ、100円くらい。




ミュールが荷物を運んでくれて、ともに道を行き交う。

あ、これ、人を運んどるじゃんか!

いい景色じゃろ~




下に見えてるのは途中の小さな巡礼の村なんだけど、ここにまつわる伝説もまた、
ツアー参加された方には現地でお話するね。笑




山中の軍事施設。・・・・嘘だよ。





ガイドさん、カリーファとムース。登山ガイドさんね。

それなりに日ごろから歩いてないと大変だよーん。


アトラス山脈最高峰♪






山頂で、スイス人の二人も一緒に入って記念撮影~彼らから入れて入れてって入ってきたのー♪

とっても気持ちよくて30分以上いたよ。ずっといたいくらいだった。360度の展望。
ここからの景色、ぜひ見に行きましょう
北アフリカに広がる、山々がどんな景色なのか見たいでしょう~。

見たいよね~

見たいよね~

モロッコの観光だけでは見られない、山の絶景。見に行きましょ


下り慎重に


雪もいっぱい




2泊3日。1740m~山小屋3200mの一日目。
二日目は山頂往復3200m~4167m
三日目に下山。


山小屋でもおいしいタジン鍋を食べれたりしたよ。
大きなタジン鍋にたくさんの肉と野菜。
わたしはラム肉のタジンが好きだなあ。肉とプラムとかのフルーツの香りと食感が
絶妙なミックスでほんとおいしい。




ヴェールに包まれた文化

2017-05-30 06:52:24 | モロッコ・エチオピア

今回のツアのお客さんたちと
最後の夕食のとき、「楽しかったですか?」って聞いたらみなさん
楽しかったって。その中でもある方が
「すごく楽しかった、全部よかったけど上山さんの笑顔が一番印象に残った旅だった」って

これまでもツアではみなさんにいろんな素敵な言葉をいただき
何度励まされてきたことかわからないけど、
この「添乗員の笑顔が一番心に残った」ってすごくない?笑
その部分を何度も聞き直したら、どうも本当のようで。
モロッコの山の景色も花もの景色も街の景色もどれも越えて?

昨日会社でアンケートを読ませていただいたらみなさん本当に
ご満足してくださっていてとってもとってもとーってもうれしかった。

自然に笑顔になってしまうそういう旅をまた作り上げていきたい!





タイトルは、この写真をご紹介するため。

イスラムの国の方々はそれぞれ国によって、また部族によって、衣装(アバヤとかヒシャブなど)
の色とかヴェールの巻き方も違う。
中近東だと、だいたいシティボーイズはびしっとした(アイロンのかかった)(カンドゥーラとかクゥトラ)を着てて
湾岸諸国だけでもそれぞれの国でちょっとずつ違う。見慣れてくるととってもかっこいい。
ベドゥインという(砂漠の民・遊牧民)は赤と白とかのを頭にぐるぐるっと巻いてワイルド風。

モロッコもベルベル風とかあったり、また地方とか部族で違う。
特にモロッコの遊牧民(ノマド)はトァレグ族などいくつかあるんだけど、中東とは雰囲気が違う。
砂漠で青の美しいのとか見た。

砂漠ではもうこれしかないでしょって思う。
だったすごいんだもん。砂が。


当たり前かもしれないけどみんな巻くのが上手。

他の写真にもたくさんいろんな人がヴェールで写ってるけど
わたしがガイドさんに10秒で巻いてもらったのこれ↓モロッコの山の民族風。









これはアラビア文字の「ひとみ」
一番上はふつうのヒトミ、真ん中はちょっと飾りをつけたひとみ、一番下も
おしゃれに飾り文字的なヒトミ。




ツブカル山の景色と花編につづくいっぱいありすぎてまとめが・・・楽しみ。笑