からくの一人遊び

音楽、小説、映画、何でも紹介、あと雑文です。

【PV】 世武裕子 NEW SINGLE "Hello Hello(2011 version)"

2020-05-31 | 音楽
【PV】 世武裕子 NEW SINGLE "Hello Hello(2011 version)"



群青 - 阿部芙蓉美



Simon & Garfunkel - El Condor Pasa (If I Could) (Audio)



夕陽が泣いているー浜田真理子/Marino/MariMari



ちょっとばがり最近妙に気に入っている女性シンガーをあげようと思ったのだけれど、3曲目で何故かS&Gになってしまった。

なんかね、そこで躊躇いが出てしまったんだな。

本当はこれが聴きたかったはずだ、ってねぇ。

そして4曲目、「夕日が泣いている」という曲、「コンドルは飛んでいく」には夕日にコンドルというイメージがあって、その絡みというか、つなげたくも思った。

まあ、でもみんなよい曲。

いいではないか、と思う。
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Paul McCartney's 'My Valentine' Featuring Natalie Portman and Johnny Depp

2020-05-29 | 音楽
Paul McCartney's 'My Valentine' Featuring Natalie Portman and Johnny Depp



Tracey Ullman - Terry



妹(太田裕美)



ささやかなこの人生/ 歌詞  風




最近「御神」が「私亡くなったらこの家どうなっちゃうんだろう、・・・・・心配」と言う。

そして、私は秘かに(大丈夫だよ、俺、多分先にいくから)と思う。

だって、「御神」が先に亡くなったときのことを思うと・・・・・、ね。

涙。

きっと私はいつまでもめそめそしてるに違いない。

きっと抜け殻だ。

それは避けねばならないことで私の脳内世界では大問題なのである。

だから、私は毎日大量の煙草を消費し、秘かに「御神」より先に逝く算段をしている。(つもり)

わざと健康に悪いことをしている。(と粋がっている)

それは、・・・・・わがままなのか?

それとも裏切り?

あるいは・・・・・・。

ただ、寂しいだけなのに。


(ここでテレビのニュース)

ん?

年金が75歳・・・、85パーセント上乗せ・・・。

想定外である。

煙草やめるかぁカァカァ・・・。

私の決意などしょせんそんなものものもの。

男という生き物はつくづくバカな生き物であるのある之介。

そんな私の様子を「御神」がのぞき込んで終いに言った。

「やっぱ、長生きやめるわ、・・・・大変だし付き合いもほどほどによねぇ」


そこに昔大切に育んでいた愛の言霊は無かった。

・・・・さびしくって、ちょっとウマシカ、いや、バカです。
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Culture Club - Do You Really Want To Hurt Me (Official Video)

2020-05-28 | 音楽
Culture Club - Do You Really Want To Hurt Me (Official Video)



「時代」中島みゆき Covered by BEBE



Styx - Crystal Ball - 1/28/1978 - Winterland (Official)



Mariko Hamada (浜田真理子) - Shijima (静寂)






猛スピードで母は



著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
長嶋有
1972年生まれ。2001年に「サイドカーに犬」で第92回文学界新人賞、02年に「猛スピードで母は」で第126回芥川賞を受賞した。ブルボン小林(コラムニスト)、肩甲(俳人)としても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

〇あらすじ
「私、結婚するかもしれないから」「すごいね」。小六の慎は結婚をほのめかす母を冷静に見つめ、恋人らしき男とも適度にうまくやっていく。現実に立ち向う母を子供の皮膚感覚で描いた芥川賞受賞作と、大胆でかっこいい父の愛人・洋子さんとの共同生活を爽やかに綴った文学界新人賞受賞作「サイドカーに犬」を収録。

〇レビュー
「猛スピードで母は」と「サイドカーに犬」の二編が収められている。
どちらも子供の頃、過去の視点で書かれた作品であるが、どこかしらノスタルジーというものを感じさせる。ノスタルジーを感じさせるには読者と共有できる体験や言葉がなければならないが、私にとってそれは「手塚治虫」と「ムギチョコ」
過去からの芥川賞の受賞作の傾向というのは、人間心理に潜む恐ろしさを描き、読者を戦慄へと誘う作品が多い傾向にあるように思う。しかしこの作品たちは特に何か大きな出来事がある訳でもなし、離婚や不倫といったシリアスな部分があるにも関わらず、どこかユーモラスである。
豪快なところのあるキャラクターが描かれていることもあるが、真面目でシリアスな雰囲気を保ちながら、どことなく変で、それがなんだかユーモラスな小説になっている。
それは作者の文体によることもあるが、決定的なところは小さい頃の「あるある話」がそれとなく差し込まれていることでの懐かしさのせいかと思う。
本書の二作品は、意外にもともに読了後、爽やかな余韻を残してくれる。「サイドカーに犬」などは、あらすじだけを追ってみれば結構重い話であるが、不幸を不幸としない快活さがある。
「快活さ」、そうかもしかしたらそれこそが長嶋有作品の一番の特徴なのかもしれない。
それがあるからこそ、シリアスな物語でもユーモアを感じるのだ。
最後に、この二作品に出てくる子供たちは非常に愛らしい。
私は小説に出てくる少年・少女たちでこんなに愛おしく思ったのは初めてだ、と思った。
コメント (2)
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COIL / ミュージック from 待ち人のフェイバリットvol.2 境港

2020-05-27 | 音楽
COIL / ミュージック from 待ち人のフェイバリットvol.2 境港



鈴木祥子 杉真理 松尾清憲/CARPENTERS MEDLEY



Taco - Singin' In The Rain (Official Video)



Pretenders - Don't Get Me Wrong - Acoustic version




未完の名作




◎遊戯

藤原 伊織 (フジワラ イオリ)  
1948年大阪府生まれ。東京大学文学部卒業。1985年『ダックスフントのワープ』で第9回すばる文学賞受賞。1995年『テロリストのパラソル』で第41回江戸川乱歩賞、同作品で翌年、第114回直木三十五賞を受賞。2007年5月17日、食道癌のため都内の病院で逝去。享年59

○あらすじ
ネット上で対戦するビリヤードゲームで知り合った派遣会社勤務の30過ぎの男と、モデル事務所に登録しながら働いている20歳の女。
それぞれ家庭に事情を抱えたふたりが、バーチャルからリアルに出会い、やがて理由のわからない中年男に付きまとわれ、トラブルに巻き込まれていく様を洒脱に描いた連作短編集。

○レビュー
著者の作品に登場する人物は押し並べて魅力的である。著者はその人々を操りながらご自身の世界を紡いできた。それを“ワンパターン”だと揶揄するか、あるいは“藤原ワールド”と受け入れるかは読む側の判断であるし、それが読書の楽しみのひとつでもある。

『遊戯』 『帰路』 『侵入』 『陽光』 『回流』
この5編の短編は、それぞれとしては完結しているものの、連作短編という大きな流れの中では、多くの謎を残したまま終わっている。話の流れからすれば、あと3、4話で完結したのではないかと思われるが、それらの謎が解き明かされる日は作者急逝のため、永久に訪れない。

謎解きという意味では少々の鬱憤が溜まるかもしれないが、冒頭に述べたように、登場人物の描き方は秀逸である。もともと作者はキャラクター構築には定評のある作家であるが、ハードボイルドというジャンルということもあり、特に男性を魅力的に描くことを得意とする作家である。それが、今回はヒロインの描き方が秀逸であり、男性主人公とのW主演のような様相を呈している。今までの藤原作品ではありえない現象である。そういう意味では、今回は新境地を開いた作品であり、一種の挑戦的な試みだったのではないだろうか・・・。

私はこの小説は未完で終わって逆に良かったのではないかと思っている。これだけ精度の高いストーリーを詰め合わせたら、どういうラストを迎えたのだろう、と想像せずにはいられないのだが、これはこれで想像する余地があって良いのではではないかな、と思う。
読者各自の想像力による補完。これで作品も完成。そんなラストがあってもいいじゃないか。

藤原作品を読んだことのない人は一度その作品に触れてみることをお勧めする。ハードボイルドではあるが、ただそれだけではない。優しい筆致で描かれた文章は読んだ人々に幸福のひと時を提供する。
こんな作家がいたんだな、とただそれだけを思ってくれればいいとも思っている。
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Let The River Run - Carly Simon

2020-05-26 | 音楽
Let The River Run - Carly Simon



HONEBONE - 『地獄に落ちようか』 Music Video / "Why don't we go to Hell?" MV



湯川潮音 - 緑のアーチ



David Bowie – Space Oddity – Live 1974




十三番目の人格 ISOLA


貴志祐介

大阪府大阪市出身[1]。幼いころから読書に親しみ、中学生時代からミステリやSFを読み始める[2]。1日で7冊読んだこともあったという。清風南海高等学校、京都大学経済学部卒業。大学4年生のころに投稿をはじめた。大学卒業後、朝日生命保険に入社した当初は小説を書くのを断念していたが、数年後に意欲が芽生えて執筆を再開している[3]。1986年に第12回ハヤカワ・SFコンテストに「岸祐介」名義で応募した、後の『新世界より』の原点となる短編「凍った嘴」が佳作入選する。1987年に「夜の記憶」が早川書房『S-Fマガジン』に掲載された。


〇あらすじ
賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会う。由香里は、千尋の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わす由香里。だがやがて、十三番目の人格〈ISOLA〉の出現に、彼女は身も凍る思いがした。


〇レビュー
貴志祐介の小説は以前「クリムゾンの迷宮」という作品を紹介したことがある。そのときに多分「残酷」とかRPGゲームのようだとか話したのではないかと思うが、この物語もそういったものを継承しているのではないかと思う。
もう少し分かり易く言うと、物語の前半はミステリー、後半はホラーといったところか?後半部分はともかく凄い。心臓の鼓動が追い付かないくらいのスピード感に溢れ、しかも映像が容易に思い浮かべられる、というか映像を思い浮かべながら読んでいくと迫ってくるような感覚に襲われる。
超能力とペルソナと恋愛的要素も少し、それに十三番目の人格と幽体離脱。もうそうなってくると本当にぐちゃぐちゃでよく分からなくなってしまうのだが、ミステリー&ホラーのRPGゲームだと思って整理して読んでいくと納得がいく。
ただ、最後の最後は嵐の後のようにほっとしつつも、どこか運命の悲しさみたいな余韻が残る。・・・と思いきや・・・・。
この小説は『ISOLA 多重人格少女』として2000年に映画化されたらしい。『リング0 バースデイ』と同時上映とのこと。
ラストの「戦い」の場面、映像ではどのように表現したのかが興味深い。

コメント (2)
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