からくの一人遊び

音楽、小説、映画、何でも紹介、あと雑文です。

Morning Has Broken  Cat Stevens

2020-03-31 | 音楽
Morning Has Broken Cat Stevens


Cat Stevensのこの曲は何人もの人がカバーしているね。

確かアート・ガーファンクルも。

ピアノがミソ。

ちょっと、ビリージョエルがよく使うフレーズに似ているかな?いや、エルトンジョンか・・・。

他にもちょいと面白いメロディの曲がある。次にまたあげてみようかなぁ・・・。(^^♪

Czecho No Republic - 摩訶不思議 (Lyric video) Makafushigi



高良健吾、すりこぎ一本で悪漢を追い払う男気溢れるシーン 多部未華子は背中に縋り付く 映画『多十郎殉愛記』本編映像


これ、去年公開したらしい。

監督は「真田幸村の陰謀」の中島貞夫。

知らなかあったなぁ。

高良健吾の眼付というか表情というか・・・、注目だね。

これ、私の勝手な想像だけれど、彼はこの役をやるに際して「七人の侍」と「椿三十郎」の三船敏郎を参考にしたのじゃないだろうか?

中島監督の映画はやくざ者が多くてあまり好きではないが、この時代劇に関しては面白そう。

ただ、多部未華子ちゃんが心配だ。

この娘は演技は最近格段と上手くなったけれど、時代劇のこの役は童顔が邪魔している。

まぁ、観てみよう。

Drop's「赤のブルーズ」Music Video


もう何年も前から注目していたけれど、なかなか芽がでなかった。

その時思ったのは、このレベルの女性バンドが70年代後半辺りに出ていたらなぁ、というもの。

一時休止していたみたいだけれど、また18年辺りから再始動し始めているようだ。

最近、この手の女性ボーカルが注目されているようだから、若い人たちにも受け入れられるかも。

もう少しポップ感が欲しいところではある。
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Eurythmics - I Saved the World Today (Official Video)

2020-03-30 | 小説
Eurythmics - I Saved the World Today (Official Video)



RC SUCCESSION - スローバラード~Sweet Soul Music’81 [Studio Live]



くるり - 奇跡 | Live



Sade - Smooth Operator




性懲りなく再掲です。( *´艸`)


[キスと煙草と夜露のブルース]

からく





ちょうど今頃か。

先輩と最後に会ったのは。



先輩とは多分私と五つくらい年上だろう女性社員のことだ。

最初に遭遇(?)したのは私が三店めの店舗に移動した時か?

デスクで仕事をしていたときに電話が鳴った。

「本部の三橋です。・・・矢沢くん?あなた何をしたか分かってる?」

受話器をとって耳に当てると突然そんな言葉を、脅すように押し付けてきたのが先輩。

「あなたが上げた書類、ミスが三件。おかげであたしは残業予定。信じられない!」

それに私が言い返そうと思うやいなや「じゃ、二度とするんじゃないよ!」

がちゃんと切ってしまった。

最悪の出会いである。


二度目は確か先輩が人事部にいたとき、会社創立70周年のパーティーでの出来事。

私が店舗の仲間とかたまって酒を口にしながら談笑しているとき、人の波を縫うようにこちらに向かってきた女性がいて、私のすぐ横で立ち止まった。

彼女はナミナミと入った赤ワインのグラスをいきなり私に差し出し、「三橋だ。飲め!」と強要した。

ああ三橋さんですか、いつぞやはお世話に・・・と言いかけたのだけれど、「あいさつはいらん。飲め!」

仕方がないのでグラスを受け取り一気飲みをしたのだが、彼女は「よし」と笑い、振り返ると背中を向けてさっさと元に戻っていった。

その背中を見ながら私はぽかんとしていて、それから、はっと「・・・綺麗な人だったな」と思った。



三度目は・・・・。

私が先輩のいる本部の部署へ移動した。

私が朝礼で前に立って新任の挨拶をしている最中に、部署の社員がコの字になって並んでいる端っこに先輩がいて、目が合うとその瞳がニタリと獲物を見つけた獣のように嗤ったような気がした。・・・・悪魔だ。

まあ最初がそんな感じでいろいろあったけど、それから二年の間、私は先輩の秘書のように彼女の命令には常に従うように躾けられた。

右を向けと言われたら右へ。左と言われたら左・・・。

そして、週一回、金曜日のアフター5のお付き合い。

その頃にはもう私にはカミさんがいて、先輩とはいえ、女性と二人っきりで飲みに行くのはさすがにまずいだろうと思ったけれど、美人だしその弟という立ち位置でいればいいかと思い、やはり「さあいくよ」と言われると少し嬉しさもあって毎回付いていったものだ。



そして三年目。


あれは季節はいつのことだったのだろうか・・・・。

上着を着てなかったような気がするので、夏だったか。

突然先輩は休暇を取り、十日間も不在になった。

それまで先輩は長い休暇を取ったことがなかったので不思議に思ったけれど、考えてみれば今まで取らなかった方が変だったことに気づいて特に心配もせずに私はその先輩がいない時間を淡々と過ごした。



来週の月曜から先輩が出社する予定の前の金曜日だったか、私が6時までには仕事を仕上げようとシャカリキになっていたとき、携帯が鳴った。

普段仕事中は鳴ることはなかったのでぴくっとなったが、デスクの左端に置いてあったそれを見ると「三橋」という文字が表示されていたのに気が付いてあわてて携帯を手に取り耳にあてた。

(返事しなくていいから聞いて)

いきなり飛び込んだその声は妙にしおらしく、憂いを秘めた声だった。

(・・柳町の寿司屋、7時)

先輩はそれだけのことを言って電話を切った。

せっかく早く帰ろうと思ったのにと少々の怒りが込み上げてきたけれど、心配の方が先に立った。

先輩は、それまでどんなときでも決して私の携帯には架けてこなかったし、ちゃんと彼女なりの一線を引いていた。

急用?休んでいるのに?

私は気になったけれど、ともかく仕事をすましてからだと思い、再び手を動かした。



柳町の寿司屋には7時10分前には着いた。

まだ居ないかなと思いながら引き戸を開けたら、先輩はもうすでにカウンター席についていた。

「待ってた、遅いよ!」

彼女はこちらを振り返ると笑いながら手をあげた。

いつもの笑顔だ。

ほっと安心して彼女の左隣の席に座り、さてなにを頼もうかと彼女の前を見遣るとほとんど飲み干されている大ジョッキが置かれている。

「生!大ジョッキ二つね」

私がカウンター内の大将に注文し、「あと、刺身でも頼みますか?」と先輩にたずねると彼女は少し考える風にして「いいや」と答えた。

「まあ、あとに寿司がひかえてますからね」とおしぼりを取ると、彼女はそれを見て「おやじみたいに顔拭くんじゃないよ」と目尻を上げた。

私が「へいへい」と言って苦笑いしていると、さっそく生二つ来たので両手で受け取り、一つを先輩の前に、もう一つは一旦カウンターに置いてから取っ手に掴みなおし、ジョッキを上げて小さく「ごっそさん、です」と言うと先輩は少しだけ赤らめた顔を向け、「バカ」と小さく口を開いた。

それからは私の方でほぼ一方的に喋った。

最初は大丈夫と思ったが、どうやら今ひとつ先輩は気分が乗らないようだったからだ。

こちらが話し続けられず、話を途中で止めると、良くないなにかを言われそうな気がした。

つまらない話をした。

会社の誰々と誰々がついにくっついた、課長が椅子に寄りかかりデスクに脚を投げ出していたら上から常務が降りてきてこっぴどく叱られた、後輩が大切な書類をシュレッダーにかけてしまった・・・・。

どうでもいい話だ。

どうでもいい話だからそれほど続くはずもなく、30分もすると話も尽き、私は沈黙を覚悟した。



案の定沈黙が続いた。

野球かサッカーの話題でも持ちかけようか?

でもダメだ。

思い切ってファッション?

無理。


時間だけが沈黙とともに過ぎてゆく。


それで生ビールでも追加で注文しようかと先輩に声をかけようとしたら、突然彼女が小さく呟いた。

あたし死ぬみたいだな・・・。

私の方は見ていなかった。

それはあまりに脈絡がなく理解のできない言葉だったので、この人は今何を呟いたのか分かっているのだろうか?と思った。

それで、嘘だよな?自分の聞き違いだよなと思い直し、隣の先輩の顔を見つめた。

その私の様子に気が付いたのか先輩は小首をかしげ「ふふ」と含み笑いを浮かべ私の目をじっと見つめた。

「癌。肝臓がだめみたいね」

「・・・だめ?」

「そう。・・・あと半年だってさ」

「はぁ・・・」

間抜けな声を上げてしまったけれど、胸に鉄の矢がささったかのような衝撃を感じた。

それまで私は人の死に直面したことはあっても、その本人の口から「死」という言葉を聞いたことがなかった。

残酷・・・・、そう思った。

一方、先輩は落ち着いていた。まるで修学旅行で見た菩薩像のような穏やかな顔をし、恐らく心も落ち着いていただろうに、私の心の中は吹雪の中の迷い犬のように震えはじめていた。

「休んでいたのはそのため・・・?」

「そう。前の健康診断で引っかかってさ。大病院で精密検査」

「半年って、元気じゃないですか」

「それがね。おかしいんだ。怠いけど元気なのよ」

「でもこんなことしてる場合じゃ・・・」

「一応来週から入院生活。・・・お酒飲めるのも最後だからね。最後だからあんたを誘った」

それを聞いて嫌だと思った。この人との付き合いなんて大した年月を費やしたわけではない。でも私に自分の死を打ち明けてくれたこの人を失うのは嫌だ。瞬時にそう思った。

「入院するってことは、もしかしたら治る可能性があるんじゃぁ・・?」

「だめ」

「東京の大病院に行けば何とかなりますよ、きっと」

「だめ」

「何故ですか?」

「うちにはそんなお金はない。親いないし祖母一人だから」

「そんな・・・・・」


私は自分の無力さに腹が立った。



その寿司屋をあとにしてから朝まで四軒ほどハシゴをした。


行きつけのスナック、ショーパブ、ストリップ。・・・・最後にファミレスでビールを飲み夜を明かした。

先輩は酔っぱらって、いつのまにか椅子に横になってる私を「始発だ」と優しく揺り動かしてくれ、慌てて起き上がりレジに向かい支払いをしようとする私を制して「最後のおごり」と私に笑みを向け先にレジの前に立った。

それからファミレスを急いで出た。駅まで走ったはいいけれど、改札前に着いたときには始発はあと何十秒というところで出てしまっていた。

私は「こんちくしょう!」と腕を振り、それを見た先輩は腹を抱えてケセラセラと大笑いした。

「ねえ、先輩は好きな人いなかったの?」

「何故よ」

「だってそんなに美人さんなのに」

「いたけど最近別れた」

「ごめん」

「謝らなくてもいいよ。でも・・・・」

「でも?」

「どうしてあたしなんだろうね」

先輩は少しだけ残念、という風に下を向きそれから私と向き合った。

「ねえ」

「なに?」

「キスしていい?」

「いいんですか?俺で」

「今日、最後のキスはあんたって決めてたのよ!」

「それは光栄です」



そしてこのことを一生忘れないかのように私達は改札前で抱きしめ合い「最初で最後のキス」をした。









ねえ、みてみてみて。

カミさんがテレビの画面を指して私に観ろと強要する。

画面に映っているのはドラマかなんかで今売り出し中の男女の俳優の向かい合う姿。

「このこ好きなのよねぇ」

「男には興味はないぜ」

「あら、でも女優さんの方は好みでしょう?」

言われてじっと観てみた。

確かにそうなのだけれど、それよりも初めてみる女優なのにどこか懐かしい。

それにこのシチュエーション。

やがて抱き合う男女の姿を見て、やっとああそうかと思い出し、私はカミさんに「タバコ・・・」と告げて煙草とライターを握りしめ、二階のベランダに出た。

もう十年になるんだね。

私は煙草を一本取り出し、火を点けた。

煙が目にしみる。

少し感傷的にもなる。

私はあの時も今も好きなのはカミさん一人だけなのだけれど、あのキス、瞬間だけは本物だった。

それに「好き」とは違うけれど、決して同情なんかじゃなかった。



・・・からだをベランダから乗り出して夜空を見上げ、星々に想いを告げる。

一言、我慢できなくなり呟いた。

今はどこにいるんだい?・・・先輩。

煙草の煙がゆらゆらと夜空に流れ、何故か夜露が頬に落ちてきたような気がする。




どこかで「上を向いて歩こう」が聴こえた。
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Bob Dylan - Sara (Audio)

2020-03-28 | 音楽
Bob Dylan - Sara (Audio)



Hikouki Gumo



向井秀徳『約束』 (映画『ディストラクション・ベイビーズ』主題歌) Destruction Babies Theme Song - "Yakusoku" by Shutoku Mukai



Paul McCartney - Hey Jude | Montserrat | Live | Elton John, Clapton, Sting, Knopfler, Phil Collins



再掲

つくずく私達夫婦は変だと思う。

昨晩、夕食のとき、テレビを観ながら「ごちそう」についての話になり、
                       ☟ここ重要、うちの祖父ちゃん店潰したぼんくら息子だった。
私がおどけて「わしゃぁ、世が世なら(大きな材木屋の若社長)だからのぅ、小さな頃からごちそうには慣れすぎて、今じゃあ庶民の不味い粗食がかえってごちそうになってしもたゎ・・・。ははは」と言ったら、

「そうよね、あたしの作ったのいつも残さず食べてくれるものね」と真顔で答えるカミさん。

私は彼女のその答えに、えええ・・、と思い、

「もしかして自分のつくった料理不味いと思ってんの?」

そしたらカミさん少し上目遣いになって、少し考え、

「分かんない。どう思う?」だってさ。

私は答えに窮して「まあ、味は薄い・・・・、かな?」と言ったけれど・・・・。

なんかへんだよなぁ。

まあ、私は自他ともに認める変わり者だからいいとしても、カミさんはちと世間とずれているところがあるんじゃあるまいか?

前から思っていたのだけれど、彼女は本当は旧家の生まれのお嬢なんじゃないかと思う。

あの頭のねじが外れそうで決して外れない、そしてそれに気づいていないおおらかさはお嬢特有のものだ。

田舎の山の中のたばこやの娘だってことは知ってるけどさ。

そういえば、あの山は源氏の落ち武者が逃げ延びて村を作ったという噂がある。

もし、その中に逃げてきたお姫様かなんかいたりして・・・、代々それを隠してそのような教育を施されていたとして・・・・。

と考えが飛躍しすぎたところで、「フィギアスケート中継、何時から?」と必要以上に騒ぐ彼女の声。

んなことないよなぁ、と思い直した私です。

ちゃんちゃんちゃん、さてさてさて今回は変な夫婦のお話でござりました。

またのお越しをお待ちもーしておりま~する~~~。

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Queen & George Michael - Somebody to Love (The Freddie Mercury Tribute Concert)

2020-03-27 | 音楽
Queen & George Michael - Somebody to Love (The Freddie Mercury Tribute Concert)



Zabadak - I Am...



Ryuichi Sakamoto feat. Iggy Pop ~ Risky



赤い華 / 錦城 薫





読んだ小説の感想です。

草のかんむり




伊井 直行(いい なおゆき、1953年9月1日 - )は、日本の小説家、東海大学文学部文芸創作学科教授。
宮崎県延岡市大瀬出身、慶應義塾大学文学部史学科民族学・考古学専攻卒業。出版社勤務を経て、1983年「草のかんむり」で第26回群像新人文学賞を受賞して小説家デビュー。

〇あらすじ

ある日、予備校教師「李」に因縁をつけられた「ぼく」は目が覚めるとニホンアマガエルになっていた。カフカ『変身』と異なるこの変身譚は、グリム童話やカエルたちの奇妙な生態、悲しい女の子、麦子との優しい恋愛、めくるめく古代文字と謎の粘土版にとり憑かれた男の手記、そんな数々の幻想を軽妙なステップで跳び越えて行く。

〇レビュー
伊井直行については以前「ポケットの中のレノニワ」のレビューの時に書いた。
確か村上春樹の文体に似ている、寓話性のある物語というようなことを書いたような気がする。
この小説は私が学生の時に、群像新人文学賞を取り、そしてその題名にセンスを感じて私は本屋に並べられていたこの本を手に取ったという思い出がある。確か芥川賞の候補作にもなったはずだ。それから三十数年私は彼が本を出すたびにそれらを読んできた訳だが、変わらないのがやはりその寓話性。
寓話性というと、70年代初頭の庄司薫、後半の村上春樹にも感じることだが彼らの場合は失ったものへのノスタルジーによって心が突き動かされ、小説の骨格を創り上げていく作家のように思うのだが、伊井直行に関してはあらすじを見てもわかる通り、もうほとんど奇妙奇天烈、まあ言ってみれば一種の「大人の童話」みたいなものと言っていいのかもしれない。
ただ、この「草のかんむり」はデビュー作であるだけあって、若々しく鮮烈でSF の要素やメルヘンであったり恋愛小説であったりもする。
私とすれば読み終わった感想を言うと、これはヒネクレタ恋愛小説だよね、というところである。
ああ、そう言えば以前「ポケットの中のレノニワ」でもそのような感想を書いたかもしれない。
見どころはやはり「ぼく」と「麦子」の物語である。途中「ぼく」と「麦子」から離れた話になるのだが、そこからまた麦子へとシフトする経緯が面白い。結末が非常に爽快で感動さえする。最後のたった一文によってこの物語がハッピーエンドで終わることが鮮明にされる。
私はこの物語を三十数年ぶりに読んだのだが、そのときと今とそれほど違う感覚を持たなかった。ただ、インターネットのなかった当時よくぞこれほどカエルの生態について調べ上げ、古代文字の知識まで絡めてそれを文章にし、そこから物語を広げていったなぁと思った。
やはり異世界を創り上げ物語を紡ぐことには非常に長けた恋愛小説家。(それだけではないけど・・)
伊井直行に関してはそう思うのである。


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Kan Sano - C'est la vie feat. 七尾旅人 [Official Music Video]

2020-03-25 | 音楽
Kan Sano - C'est la vie feat. 七尾旅人 [Official Music Video]



Céline Dion - Tout l'or des hommes (Clip officiel)



tsugunaizei   小谷美沙子



George Harrison, Bruce Springsteen, Mick Jagger, Bob Dylan and others -- "I Saw Her Standing There"



麻生さんの「商品券」発言。

おいおい、本当にそうするのか?

なんでも「消費が回っていないのが問題」だとか「みんな銀行にお金が余っているじゃん。だから、お金があるんですよ。要はそのお金が動かない、回らないのが問題なんだから」とか。

いやいや貯金なんか出来ませんから。

そもそも国民が今回の新コロナによって給与や職業まで失っている、しかもその現状が非正規の母子家庭や「失われた世代」にとっては生死にまでかかわるということで、給付をするということではないのか?

まったくずれていると思う。

というより、「恵んでやる」くらいにしか思ってないんだろうな。

私は前澤という男はあまりいい印象は持っていなかった。でもこれを読んで考えが変わったよ。まさに正論。
    👇
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/前澤社長-富裕層から臨時徴税を提案-故郷に恩返しできない人「日本から出ていけばいい」/ar-BB11F945?ocid=spartanntp

企業が利益を追いかけるのはいい。

しかし、「conpany」の役目というのはもともとなんだったのか?

まず、利益が出たら配当金は株主(協力者)へ配分し

次に労働者への給与。

そしてこれを日本の企業は忘れがちだが、福祉。

つまり前澤さんが言っているように、利益が出たのは自分たちの力だけではない。社会のおかげでもあるのである。

前澤さんは「富裕層から臨時徴収、税率をあげればいい」と言っているけれど、それだけではなく社会の中で困っている人たちに対しての寄付や援助も必要なのだ。

例えばビル・ゲイツなんかは孤児院だったか、そういう施設に莫大なお金を寄付している。

恐らく欧米の富裕層はそういう文化(?)が日本よりも育っているのではないかと思う。

もし日本がこれからも「資本主義体制」を推し進めていくのであるならば、そこをもう少し考えるべきだと私は思うのだ。

競争した上で勝つのはいい、しかしそれで得た利益をどのようにする社会に活用、配分するのかが問われ、そのお金が再生のための誰かの資本になりお金が回っていくシステムが本来の資本主義の社会なのである、と私は考えるのだ。



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