トントンのつぶやき

囲碁棋士信田成仁のブログです

囲碁未来教室

2013-01-04 05:37:01 | 気のままに

新年早々嬉しい便りが・・・・・・神奈川県相模原市南区古渕1-14-10で「囲碁未来教室」を開催してくれている

「古渕囲碁将棋クラブ」本田月男様からのお便りで「ヒカルの碁」世代の学生や社会人が来店してくれるようになってきました。

という僕にとっては本当に嬉しい嬉しいお便りです。僕は前回理事になった時、若い人たち、特に級位者の人達が囲碁を

楽しんでもらう環境を作らなければいけないと「囲碁未来教室」を立ち上げました。子供たちに囲碁を広めることの大切さは

勿論ですが、受験やあまり伸びなかった子供たちが囲碁をやめてしまう。これは囲碁を教えている方たちの共通の悩みですが、

いつか社会人になって囲碁を楽しんでもらえればという想いがあって頑張ってくれています。ですが現在は社会人になっても囲碁に

戻ってくれない、特に級位者の人が打てる環境が無い。碁会所へ行っても自分と棋力の近い人が少なく、ほとんどが有段者で

なかなか相手にしてもらえないという声を多く聞きます。囲碁はハンデイが確りあり、初心者も高段者もなく同等の力となって楽しめる素晴

らしいゲームです。日本の高度成長期の時代いわゆるモーレツ社員などと言われた時代に特に囲碁は親しまれてきました。政治家もお医

者さんもお坊さんも学校の先生もお役所もサラリーマンも強い弱い関係なく本当に多くの方たちが囲碁を楽しんでいました。ですが、今は特

に若い級位者の人が囲碁を打たなくなってしまいました。なぜそんなことになってしまったのか、時代と言えばそれまでですが、やはり強さ

だけを求めてしまい、囲碁の本当の楽しさを伝えることが出来なくなってしまっているのではないか・・・・いつか又囲碁を覚えた若い人たち

が棋力に関係なく囲碁を楽しんでもらうときが来る。そんな思いを込めて作ったのが「囲碁未来教室」です。その時は相当力を入れて頑張

ったつもりですが現実にはまだまだ僕の思いには程遠い状態です。ですがこうやって少しずつでもこういうところが増えてくれればこんな嬉

しい事はありません。これからも僕は僕なりに頑張って何とか多くの方たちに囲碁を楽しんでもらえるよう全力で行きたいと願っています。

 

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棋聖戦挑戦手合い日本棋院解説会

2013-01-01 09:22:16 | 気のままに

新たな年平成25年が始まりました。(本来なら新年明けましておめでとうございます。

から始まるのですが、昨年僕の義理の母親が亡くなりましたので・・・・)

昨年の日本の碁界は井山さんの、23歳で5冠達成という驚異的な快挙の年でした。

その井山さんが、長い間第1人者として君臨していた張棋聖に新年早々挑戦者として名乗りを

あげました(高尾九段とのまさに死闘と言える1戦をを半目差で制しました。)張棋聖としても

大変な相手が来たと、相当な覚悟で新たな年を迎えているものと思います。井山さんが棋聖も

奪取して史上初の6冠なるか、それとも張棋聖が防衛してその力を見せるか、囲碁ファンならずとも

目の離せない大激闘になることは間違いないでしょう。その第1局が1月17(木)、18日(金)

に開催されます。熱戦の模様を日本棋院で18日(金)16時から解説会を行います。解説者には

NHKなどで人気を博している24世石田秀芳本因坊が易しく分かり易く解説いたします。

この機会に是非プロ棋士の生の解説を聞いてみてはいかがでしょうか。

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