道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

おだて

2024年06月07日 | 随想
子どもの頃に女性にチヤホヤされた男は、女性のおだてに弱い。女性というものは、そういう男を直感的に判るもので、「豚もおだてりゃ木に登る」という状態にたやすく導く。恥ずかしながら老生、幼い頃にある習い事でチヤホヤを体験したので、洵に女性のおだてに弱い。老生が若い頃のデパートでは、ネクタイ売り場の女店員は美人でおだてのエキスパートだった。多くの男性客は女店員の推奨するネクタイを盲目的に買ってしまう。ネク . . . 本文を読む
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歩程を延ばして

2024年06月06日 | 散歩
前日の散歩で弾みがつき、今日は早朝から佐鳴湖まで歩いた。往復約4キロ弱。 ウォーキングよりランニングの人の数が多い。働き盛りの人たちに較べ、わが町では、高齢者の活動が少なくなっているようだ。年齢は確実に脚に顕れる。新川に架かる「であい橋」を渡れば、アシの密生する湖岸に出る。「であい橋」からの新川河口の眺めは、四季を通じて癒される。アシの湖岸は、オオヨシキリの声が賑やかだ。ウグイスと比べ . . . 本文を読む
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散歩

2024年06月05日 | 散歩
夕刻に妻と散歩に出た。去年鉢植で購入し、地に降ろしておいたスカシユリ?が咲いている。散歩道で、近くに住む次男父娘と出会った。滅多にない偶然に愕いたが、考えてみれば、日頃散歩に出ない自分たちと違い、次男たちは毎晩食事前に散歩しているのだから、たまたま思いつき散歩に出てふたりと出会ったのは、愕くことでも何でもなかった。アジサイがたくさん咲いている場所を教えられ、現場に行ってみた。北向きの山陰に、沢山の . . . 本文を読む
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近江の歴史探索行再開

2024年06月03日 | 歴史探索
過般、中学校の同窓会があり、同じ町内で小中学校時代を倶にした級友たちと、数年ぶりに会うことができた。互いの近況を語り合ううち、私の近江歴史探索行に関心を持ってくれる人が居たので、コロナで中断していた探索行を、5年ぶりに再開した。先ずは同行の友人に滋賀県の遺跡分布の概要を知ってもらおうと、滋賀県立安土考古博物館へ直行した。好天だったので、駅から安土山の麓の所在地まで、駅から街並みを抜け、ヒバリの声を . . . 本文を読む
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仕末の良し悪し

2024年05月29日 | 随想
【仕末】端末を納まり良く処理し仕上げること。物事には始めがあり、終わりがある。工作物には、仕事の終末に必ず納まりの良し悪しが生じる。万事ことの終わりに不手際があっては、納まりが悪いということになり、仕事は不首尾に終わる。当県の前知事の県政は、不首尾に終わったということになるだろう。多年県政に尽力しても、仕末が雑だと、それ以前の治政までもが不出来に映るのは否めない。首尾よく仕上げるということは、万事 . . . 本文を読む
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