青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

万感の年度末

2012年03月31日 21時46分21秒 | 日常

(氷雨に濡れる@長野電鉄屋代線信濃川田駅)

長野から戻って来てからと言うもの、それこそボロ雑巾のように働かされて放り棄てられるように週末を迎え、本日は家でグッタリ。仕事上では昨日だったけれども、気付いてみれば今日が本当の年度末。東京では南風が強く吹き込んで桜が咲いたと言うのに、今日の長野はみぞれ交じりの天気なのだそうです。いつの間にか開幕していたプロ野球を見ながら善光寺平に思いを馳せる。今日は本当の最終日、沿線の人出はいかばかりか。


本日をもって、2000系D編成も戻る事のない旅路に向かいます。噂では小布施駅に保存されるようで…さすがに功労者への待遇はそれなりのものが用意されているみたいですね。先週のラストランツアーを雨宮駅で。この形の長野電鉄の路線図、2000系の雄姿、今日限りでございます。


善光寺平の淵をなぞるように、マッコウクジラがのんびりと走っていた姿も今日限りでございます。明日からは、写真に見えている一番右の道路を代替バスが走るそうで…それはそれで時代の流れなのでしょうねえ。変わらないのは千曲川の流れだけ。そろそろ最終が須坂の駅を発車する頃でしょうか。河東線90年の思いを込めて。


D編成は48年間お疲れ様。
今日で引退だけど、手に取る卓上の七味に、君は生き続ける(笑)。
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信州の 名車の誉れ 永遠に。

2012年03月26日 23時55分12秒 | 日常

(青空の旧駅舎@湯田中駅)

湯田中駅旧駅舎。現在はギャラリー兼待合室になっとりますが、文化財登録もされた由緒ある駅舎です。

本来であれば24日の地元放送局による団臨が山ノ内線(湯田中)入線のラストになるはずだったリンゴ編成。直前になって長電主催の引退ツアーが組まれ、この土日はともに湯田中までやって来る案配に。参戦した二週間前の団臨では集客不足により山ノ内線入線は中止。長電沿線では屈指の景観を走る姿を収められず、三脚並べた見ず知らずの同行の氏と行く先行く先でがっかりした矢先にリベンジチャンスは早くもやって参りました。普通なら二週間で長野に舞い戻るなんて事はしませんが、リンゴファンだからしょうがない。嫁さんを鉄道写真展とかに参加させたりしつつジワジワ洗脳し、先週あたりの新幹線300系やロマカの引退報道も積極的に見せ、「何がいいんだろうね~」などとメシを食いながら呟く嫁さんに「大好きなアイドルの引退コンサートみたいなもん」「大好きな野球選手の引退試合みたいなもん」「鉄道マニアには毎年この時期卒業式がある」と洗脳を継続(笑)。俺は同居してる占い師か。
そんな家族の会話にからめつつ「ところでさ、今度長野でも自分の大好きなデンシャの卒業式があってさ…」「え~、こないだ長野行ったばっかじゃん。土曜日は家族の食事会あるよ?」「うん。だから日曜日帰りで」「日帰りで長野?車で?大変じゃない?」「いやいや昔は一日800kmくらい走ってたし平気だよ」…どこの家庭も趣味型のダンナってこの手の苦労をしているものなんだろうか。最終的に持ち出されるのが「趣味と家庭とどっちが大事なの?」的な究極の二元論になるのだが、「あのさ、水と空気とどっちが大事なの、って聞かないじゃん。家庭も趣味も、どっちも大事なの」と爽やかに答えればいいと思います(笑)。

ともあれ勝訴を勝ち取れたので土曜の深夜に家を出る。前回は上信越道経由だったから今回は中央道で。諏訪手前から軽く雪だったが路面に影響ナシ。更埴インターまで家から3時間半、塩尻機関区篠ノ井派出を冷やかして松代の駅横の観光駐車場で仮眠。目覚めてみたら、始発前から三脚持った同業者が若干名ウロウロ。こちらも身支度整えて早速何枚か。

 

松代駅は、屋代線内では唯一の有人駅にて基幹駅。全体的には木造で雰囲気のある駅ですが、城跡側から見るとコンクリでかさ上げされたホームとか改良はされてますよね。行き止まりの一番線には始発の須坂行。夜間滞泊はなく、屋代行き始発の前に須坂から回送されて来ます。


雨宮~岩野間の堤防沿いで屋代線レギュラーのオー2編成を。始発の返しの割には乗客多し。リンゴ団臨は長野を9時前に発車と言う事で、須坂からの送り込み狙いで場所移動。当初は本郷付近で構える予定だったのだが、長野市内の道が何気に混雑。市内中心部に向かわずに村山橋方面に移動。既に朝から三脚林になってるのでめぼしいポイントはいっぱい。村山駅の踏切を渡り、人のいなそうな下流側からアプローチ。さてさてどう撮ろう…と思いきや、村山橋下流側は河川工事にてユンボがガタガタと絶賛稼動中(笑)。そりゃ人いね~罠。


いまさら場所は変えられないのでこんな構図に。予想に反した青空に救われる。馴染みはおそらく旧橋にあったリンゴ編成。村山橋も変わったし、今度は自分の番…そんな哀愁を青空の下の後追いで表現してみました(笑)。早々に三脚を畳み山ノ内方面へ向かったのだが、小布施のパーキングで朝からガッツリモツ煮定食を食ったら慌てて食いすぎナメコ汁で口をやけどしたぞ。どんだけ慌ててんだ>俺
山ノ内方面、どこで撮ろうかはノープランでしたが、基本車があると夜間瀬川か上条農面踏切くらいなんですよね。あとは撮影地はあるけどアクセスが軽トラ対応の細い農道だけなんで…こんな時期だし狭い撮影地に車で突っ込んで迷惑も起こしたくない。ただし、リンゴ最後の山ノ内だから、やはり絵には「らしさ」が欲しいよなあ。どうすべかなあと考えた結果、役場に車を置いて湯田中駅前へ。団臨到着1時間前に到着したのだが、誰も構える人はおらず。


と言う訳で、リンゴ最後の山ノ内は湯田中の入線を抑える事に。
朝方はどうなる事かと思われた山ノ内で最後に相応しい奇跡の晴れ&順光は、素直に来てよかったと思わせます。予報に反した春の日差しをたっぷり浴びて、丸いオデコをテカらせながらリンゴ編成がやって来る。湯の香漂う花道を、もう登る事ない坂道を、その足取りを懐かしむようにゆっくりと…

 

到着するやいなやサヨナラツアーの参加者が先を争っての撮影会。
「我、信州のスターなり」…黙して佇むリンゴ編成の声が聞こえたような気がした。
ホームの喧騒を避けてこちらは旧駅舎待合室からもう一枚。「木島・長野・屋代方面」のホーロー板と絡めて。


湯田中の折り返し時間に余裕がなく、返しは問答無用で夜間瀬川へ。正直撮影場所を選んでらんなかった(笑)。まあ夜間瀬川に行けばどうにでもなるっしょ!ってんでやっぱり最後は定番高社山バック。二週間前に比べてほんのり春めいた河原に土手に、思い思いに広がる撮り鉄もサヨナラらしい風景だよね。長年の労苦に報いるように稜線を見せた高社山の麓、タイフォンと軽いジョイント音を響かせてリンゴが最後の夜間瀬川を往く。


さよなら団臨のヘッドマーク、長野側のエンドから。「信濃路を走って48年 この日が参りました ありがとう」ってのにゃちょいとホロリとさせられましたよ。去年からこの日が来ると分かってはいたんですけどね。この日が参りましただなんて、なんかリンゴのくせにかぐや姫みたいだなあ。月にでも帰っちゃうのかよ(笑)。


先々週に引き続いて屋代駅ではしな鉄の169系とのコラボ撮影会が行われたのだが、正直前回とは比べ物にならない人出で…コの字型に人が並んだ様が、なんだかリンゴ編成の引退会見のようでもあり。まあゆっくりとリンゴを見送ると言った雰囲気ではなかったけど、やっぱ来て良かったな。湯田中入線のカットはさっそく今週カメラのキタムラでも行ってパネルの大きさに焼いてもらって居間に飾るとしよう。ヨメには文句言われるかもしれないけどw
それにしても湯田中で会った人、夜間瀬で会った人、「2000系いなくなったらどうすればいいんだろうね」ってみんな言ってたぞ。どーするったって言われても…自分にも分かんないけど、OSカー復活とかしたら許してもらえるんでしょうか?w
うーん。この喪失感、しばらくみんなの胸に残ってしまうかもしれないなあ。
まあでもリンゴだから、いつかは甘酸っぱい思い出に変わってしまう事でしょう(笑)。

信州の 名車の誉れ 永遠に。
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往復650km

2012年03月26日 06時28分18秒 | 日常

(ロクヨン重連@篠ノ井駅)

リンゴ編成の山ノ内最終興行に参戦して来ましたが、寝ずの往復650kmは堪えるな~。と言う訳で画像の整理と追加レポは少々お待ち下さい。画像はリンゴとは関係ない早朝の篠ノ井駅、たぶん中央東線を上がって来た隅田川からのロクヨン重連貨物です(笑)。
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さよならリンゴ&屋代線の旅 エピローグ

2012年03月22日 23時04分11秒 | 日常

(淡い西日に照らされて@屋代線東屋代駅)

さて、長々とお送りして来た「さよならリンゴ&屋代線の旅」もとうとうエピローグ。陽は西に傾いて、旅のフィナーレを飾るために訪れたのは屋代線の東屋代駅。長野電鉄の駅舎はそれぞれ味のあるものが多いですけど、ことこの駅は木造駅舎マニアが見たら失神すんじゃねーかってくらいの雰囲気があります。元々住み込みの駅員さんがいた駅らしく、戸口に付けられた郵便ポストだとか、洗濯物を干していたであろう縁台だとか、そう言う「生活の残滓」みたいなものがそこかしこに残っています。駅自体は街道沿いをひょいと入った場所にあるんですが、これがなかなか見つけづらい場所にありまして一発で辿り着くのはなかなか難儀なんじゃないかと思われます。

 

ラッチや出札口、そしてホームのベンチがまた見事なストラクチャー。少し羽目板の外れかけた風除けのガラス戸とか、ここまで来ると骨董品の茶道具のような使い古されたワビサビの世界なんじゃなかろうか(笑)。以前はこの駅も近くにある屋代高校の通学用としてその役割を果たしていた事もあったそうなのだが、平成13年にしなの鉄道に屋代高校前駅が開設されて以降は利便性と本数に劣るこの駅を利用する高校生もグッと減ってしまったのだとか。今でも正門からの距離は微妙に東屋代の方が近いみたいなんですけどねえ。


残された時間も少ない鉄路に、今日も電車はやって来る。
いつの間にか駅に現れた女子高生と、お名残り乗車の乗り鉄のセーネンのコントラスト。
春まだ遠い信濃路、女子高生のマフラーの鮮やかなピンク色は、一足先に届けてくれた屋代線への春便り。
でも、屋代線には、もう春は来ないんだけどね…

さよならリンゴと屋代線。3月31日まで、どうぞ無事に。
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さよならリンゴ&屋代線の旅 その4

2012年03月21日 14時25分56秒 | 日常

(ナガデンのエキナカ@長野電鉄長野駅)

「気軽に買えて、とってもお得!」…そんなキャッチフレーズが付いた「ながでん駅なか商店」。ペンギンの向こうを張ったナガデンのエキナカ戦略は、こんな感じで改札前に地元の商品その他が並べられて物販をすると言う非常にシンプルなもの(笑)。レジはありませんが、出札口に持って行って駅員に渡すとお会計してくれます(袋付き)。長野らしくアップルジュースの瓶詰め、戸隠そばとそばつゆ、漬物…それと長野県北部はキノコ系多いっす。特に中野市はエリンギ生産が盛んらしい。パスタなんかに刻んで入れるとシコシコして美味しいよね。あと丸善食品工業㈱のなめたけ瓶詰めとか五目釜めしの素とか(本社が屋代駅の近くにあるらしい)、その他結構色々あります。電車の待ち時間にしげしげと眺めてたら、改札から出て来たおばちゃんが「今日ネギないの?」とか駅員に話しかけてたりして…浸透してるんだなと(笑)。せっかくなんで何か買ってみようとチョイスしたのが「りんごが主人の万能だれ」と言う商品(500円)。第18回信州の味コンクール入賞作品。リンゴベースの焼肉のタレって感じなのだが、豚肉を漬けて焼いたらご飯のおかずにぴったりのテリヤキ&BBQソース的な味でヨメさんにも評判の味でした。


2日目の朝は、須坂の車庫から聞こえて来るクジラのホイッスルで起こされる。駅の真裏ですからね。須坂駅にアクセスが良いって事のみがウリの老舗(笑)ビジホ、とりあえず暖房切って寝たらエライ寒いので、朝風呂がてらひとっ走り山田温泉まで。松川の渓谷はまだ真冬の景色であります。共同浴場「大湯」で尋常じゃない温度の朝風呂。46℃くらいあんじゃねーのか?それでも朝風呂をやっつけに来た地元民はへーきのへーざ。あんたら皮膚おかしいよ!

  

体真っ赤っかにして風呂から上がり、コンビニで食料調達してビジホに戻る。身支度を整えて須坂駅に向かうと、今日も朝もはよから季節外れのリンゴ狩りの面々が(笑)。今日の挨拶代わりの一枚は、後ろの車庫で眠るゆけむりを配してみました。昭和39年生まれの年寄りは、後輩より早起きなんです。ホームにはリンゴの先頭ボックス狙いの親子連れ、子供が「リンゴ!リンゴ!」とはしゃぐ姿をお母さんがデジカメで一枚。子供にも大人にも、奥さんにもマニアにも。お前さん、みんなに愛されて幸せもんだねえ…

日曜日の朝の須坂始発の上り列車は、各車両7~8人程度の乗車で閑散としたもの。家族連れを含めて8割方マニア(笑)ですが、若干の定期利用のお客も含めて須坂を発車。暖かい座席に座って朝の日差しに当たっていると眠くなるな。あ、そういや自分の持ってるD90って動画機能あるんだよね。ほっとんど使った事ないし、映像鉄&音鉄の趣味もないけど、せっかくお別れ乗車してるんだからいっちょやってみっか!


村山駅から柳原駅まで約3分間ですがいかがなもんざんしょ(笑)。
この区間、村山橋を渡りますんでね、結構モーター唸らせて行ってくれると踏んでのチョイスです。動画の方は素人ですんでその何たるかはまるで分かっておりませんが、一応ホイッスル音も入ってるし、三菱電機謹製のリンゴのモーターがクァ~ンと言うカン高い音を上げて村山橋を爆走している様子はご理解いただけるかとwそれにしても止め際のブレーキの軋み音はすごいな。もう検切れ間近で相当ブレーキ踏面も車輪もヘタってるご様子。昨日屋代で見た時車輪がかなり薄くなってたんでね。

本郷駅でリンゴ編成から下車し、返しを捕まえに鐘鋳川の踏切へ。一瞬美和神社の鳥居抜きとかやってみようかなあと思ってたんだけど、もし道路に車でも通っちゃったら後悔してもし切れませんぜって事で初志貫徹。ってかこの一文読んで長野市民じゃなかったら何言ってるか全然分かりませんなw三脚担いで現地に向かうと先客は一人。ここは長野市街地の地下線から上がって来る姿をきれいに収められる撮影地なんですが、意外と人気ないのね。その理由を先客氏に伺うと「ここ被るからじゃないですか」との由。聞けば現行の朝のリンゴダイヤでは、ここは上りの普電と被りの確率が非常に高いらしい…とは言えリンゴの返しを10分後に控えて今更どーにもならないし、構図は作って構えてはみたが緊張しますなあ(笑)。


通過時刻が迫る。後ろの本郷駅には上りのデント8500が停車している。踏切は鳴る。開口部に目を凝らしてもリンゴの姿はまだ見えない。上りデント本郷出る。まだ来ない。デント迫る。まだ来ない。デント踏切に近づく。開口部が明るくなる。リンゴ来た!デント踏切通過。地下線の登り坂で交換する。リンゴの姿が消える。こりゃヤベエと詰めていた構図をおもむろに広角へ振り直して、ポケットキャッチのような形で何とかリンゴを受け止めた。何て素敵なスリリンゴアワー@鐘鋳川冬の陣。どうやら我々より一個前の踏切にいたお二人さんは被られてしまった模様…ご愁傷様です。


善光寺下駅。長野、市役所前、権堂、善光寺下と長野市街地の地下区間には4つの駅があります。都市計画に基づいて地下化された主要部と複線区間、朝の通勤ラッシュにOSカー。地方鉄道ながら近代化されたスペック、地方鉄道のガリバー的存在が子供の頃の長野電鉄のイメージでした。しかし、いざ駅に立ってみれば地下化から30年経った雰囲気と、日本の構造的問題である地方都市の車社会化と鉄道の疲弊はそこはかとなく感じられます。人のいない天井の高い地下ホームは薄暗さとともに、開削工法らしい柱の立て方といい昔の都営浅草線の駅(宝町とか蔵前とか)を思い出すなあ。

 

今日はリンゴは朝の一往復のみ。用事も済んだので今度は長野駅から山ノ内線方面へ521レで。道中は柔らかく温かいシートにもたれてうつらうつら。信州中野で山ノ内線に乗り換えると、意外と地元民が乗っているのに驚き。中野松川の駅で降りた女子高生の二人連れ。山ノ内線の中でも印象の薄い中野松川の駅ですが、よく見ればなかなか雰囲気いいなあ。


夜間瀬の鉄橋を過ぎると、長野電鉄の車窓風景の白眉とも言える高社山が見えて来る。クジラの車窓から@上条駅手前って感じですか(笑)。上条駅で電車を降り、高社山の麓をのんびりロケハンしながら夜間瀬駅方面へ下って行ったのだが、雪に阻まれてなかなか線路に接近できず構えたのは夜間瀬駅の先の町浦踏切。上条で降りた意味ナッシング。


昨日とは打って変わって春を思わせるような山ノ内界隈。上条から三脚担いで歩いてきたらちょっと汗ばむほどだ。三脚を構えて農道の淵に腰掛けて列車を待つ。仰ぎ見る高社山、青い空と午前の日差しがリンゴ畑の雪に跳ね返って眩しい中を、ゆったりと連接車体をくねらせて上って来る5Aゆけむり。本家は引退するけれど、まだまだ元気なHiSE。長電レッドが雪に映えてピカピカの一枚になりました。

  

夜間瀬駅前の謎の食堂(笑)でなかなか美味しい醤油ラーメン大盛りを平らげ、返しのクジラで信州中野→須坂にて車を回収。今度は9Aゆけむりを村山橋メモリアルパークから。道路・鉄道の併用橋として大正15年に架橋され、長い間長野市と須坂市の住民の足となって来た村山橋。現在架橋されているのは平成20年頃に架け替えられた新村山橋ですが、旧村山橋のトラスや親柱を橋の須坂側に集め、その功績を語り継ぐ広場が昨年末に完成しました。そして、長野電鉄の一級撮影地になりました(笑)。だって駐車場もあってスペースも広くて足場もカンペキだし言う事ないっすよw遊びに来てた近所の若奥さん&子供が「ゆけむりまだあ?」って言ってるから、もうすぐですよと教えてあげました。

この話はもうちょっとだけ続くんじゃ。
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