青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

写欲をそそる風景

2009年10月31日 22時05分22秒 | 日常

(画像:蒼天輝)

はい、おなじみ定番の小淵沢の大カーブです。
ちょっとガスってますが、定番撮影地ですので先客もちらほら。
空気が澄んでたら後ろの甲斐駒(三角頂の山ね)を望遠で抜くんですが、
ちょっとガスってたんで広角を出してみました。
最大12mmまで目一杯引いたんでちょっと収差が出ているのはご愛嬌(笑)。
絞ったせいでハレーションが上手く散ってくれたですね。

高原の空気満ちる、秋の甲斐大泉駅。
臨時列車から降りる壮年ハイカー。
小淵沢、大泉、清里、野辺山…
山梨県の北杜市から県境を挟んで長野県の川上村あたりまで。
八ヶ岳南麓のエリアは、もう何度日帰りドライブで訪れたか判りません(笑)。
それでも、天気が良くなると自然とこの地域に足が向いてしまうのは、
自分の中に惹かれる何かがあるのでしょう。

 

この周辺のスポットも、今週末からいよいよ紅葉シーズン。
八ヶ岳に源を発する川俣川の刻む東沢渓谷。
吐龍(どりゅう)の滝へ向かう遊歩道を歩いてみる。
青空に映えるモミジ、素直にきれいだなと思えます。

 

このエリアの見どころはだいたい行きつくしたかなあと言う感じですが、ここは初訪問。
滝にそれほどの迫力はないものの、たおやかに岩壁を伝って滑る姿は優美だ。
透き通った流れ渦巻くその色は、ガラス玉のような色をしていた。

小海線の列車が東沢渓谷を渡る。
吐龍の滝はこの橋の右下。
車窓からも見る事が出来るのだが、撮影となると難しいかな。
遊歩道は谷底にあるのだが、この構図を確保するために崖を登ってしまったw
今日は小海線を中心にカット数を稼ぎます。
無機質な感もあるキハ110系ですが、ここまで盛りの紅葉を添えれば絵になります。
逆に控えめなカラーリングがいいコントラストかもしれん。

野辺山の鉄道最高地点付近から八ヶ岳を。
たぶんこの場所からも何回も写真撮ってると思いますw
高原から望む山並みの連なりは薄く紅を引いたようで、
おそらく山全体が紅葉に染まっているのでしょうねえ。
今日はPLフィルターかましてるんで、必要以上に青が出てますねえ(笑)。

グッピー氏のブログではないが、写欲をそそる風景はそこら中に転がっている。
整備された人工美と、大自然の美がほど良くミックスされている。
景色のいいところはちゃんとお立ち台があって、車も停められるしね(笑)。
写真は八ヶ岳南麓の最大のビュースポット、東沢大橋。
黄金に枯れた針葉樹、そして深紅の橋と八ヶ岳。

距離的に、天気が良いのを確認してから出掛けられるのもいい。
そういう意味でお手軽なんだよなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鉄路訃報

2009年10月29日 21時46分40秒 | 日常
JR東海:名松線・家城-伊勢奥津間を廃止へ(毎日jp)

さすがJR東海、新幹線以外はやる気がないぜ!って事なのか(笑)。
こんなんだったら先日沿線を走った時に無理しても乗っておくんだったが。

>名松線は1935年に全線開通。
>87年度には1日当たりの利用者は1670人だったが、08年度は同700人に減少。
>特に家城-伊勢奥津間は、87年度の同430人から同90人にまで減った。

とは言え、カネを掛けて復旧するだけの費用対効果が認められないって事も事実ではあるらしく。
確か、一志とか家城の辺りに高校があって、その通学手段がなくなるからって事で存続していたんでしたっけね。
しかし逆に言えば家城から松阪の間こそ近鉄があるから特に問題ないような気もするけどなあ…
例えば、川合高岡の駅と名松線の一志駅って全く離れてないですしね。
当面代行バスをJR東海が受け持つようだが、末期の国鉄士幌線(糠平~十勝三股)みたいになってしまうのでしょうな。

ともあれ、最近JRに関しては廃線と言う話を聞かなかっただけに驚きではある。
広島県の可部線(可部~三段峡)以来ですかね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸せって何だっけ

2009年10月27日 22時37分13秒 | 日常

(画像:光に透けてモミジの葉)

画像とは全然関係ないですけど、最近新発売の某Kリンビール会社の発泡酒のCM、桃井かおりが出てるヤツですが…商品としては従来のモノと比べてホップが2倍になったんだとさ。酒は嫌いじゃないが家で飲むほど好きではない私にとってそんなに興味はない話ですがね。んで、CMでは桃井かおりが「ホップが2倍になったら幸せは何倍くらいかなあ~?」なんて視聴者に問いつつ発泡酒をぐびっと飲んで「5倍くらいかなあ~?」と締める。のだが、最後に出て来るテロップにビックリ。

「幸せの感じ方には個人差があります」

え~っと、最初はギャグのつもりで言ってるのかと思ったのだが…(笑)。
どうやらKリンはマジで視聴者に対して注意を促しているつもりらしいと感じてまたビックリ。

確かに最近芸能人のダイエット番組なんかでもダイエット方法を紹介しては「※効果には個人差があります」とか、驚くほど汚れの落ちる賢いコツを紹介しては「※衣類によっては効果がない場合があります」とか、んなこたあ分かってるよ!と言う事象にとにかくやたらとエクスキューズを付けて予防線を張っている。しかしながら、このKリンのCMの字幕はその最たるものだろう。日本人ってそんなにアホになってしまったのでしょうか、とつくづく嫌になるCMだ(笑)。

要するに、日本人にも「マックのコーヒーが熱くて6億円(だっけ?)」のアメリカのキティババアみたいな思考回路の人間が増えて来たって事なんでしょうね。企業としては、ひょっとしたら「Kリンの発泡酒を飲んだのに5倍の幸せを感じられなかったから6億円訴訟」と言う事態を回避するためにこのテロップを入れる事が企業防衛のガバナンスの一つなんですよ!バンバン!(机を叩く音)って感じでKリンのコンプライアンス担当(笑)あたりが大真面目にCM担当の広報部あたりを締め上げたのではないかと思うと、非常に滑稽だ。

確かに説明義務は大事だが、常識を求めてはいけないのだろうか?
このCMに、消費者が強くなり過ぎ、売り手側が縛られる昨今の日本の息苦しさが垣間見えるとは言い過ぎか。
お客様は神様ですが、傲慢になり過ぎたのかもしれません。
モンスターペアレンツならぬ、モンスターカスタマーってトコか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20年選手、21歳の騎手

2009年10月25日 23時09分46秒 | 日常
予想より早く天気が悪くなった週末、なんかうすら寒くてストーブなんか出してしまった。
午後は家で久し振りに菊花賞とか見てしまったのだが、ほとんどが知らない馬で知らない騎手が勝ったwハマナカって誰よ。

勝ったスリーロールスと言う馬は、父親がダンスインザダークで秋に900万下を出た馬みたいなんで、ちょっとデルタブルースみたいな感じか。一時期菊花賞って春の勢力が横滑りしてたけど、最近は普通に秋の上がり馬が勝つよね。うん、それでも血統表を見ると古い大典牧場の牝系で、二代母のアコニットローマンは高橋三郎が乗って東京プリンセス賞とか勝ってましたなあ。南関古馬牝馬の薄い層を支えていた。兄貴のトキノクンショウとかも大井じゃ啓之が乗ってて、その後は宇都宮~道営とかなり末長い活躍をしていたね。まあ我々の世代で二代母の話まで出来るのだから、もう競馬自体も最近はやってないけど知識だけは20年選手になりかかっているような。

こちらは20年選手だが、乗っていた浜中騎手は生まれたのが1988年12月25日の若干21歳。調べたらその日は第35回有馬記念の当日でして、オグリ4歳で有馬を制す(with岡部幸雄)その日だった訳だが…長い事中央競馬ダイジェストに使われてたなあオグリ4歳の有馬。そんな岡部も引退してこっそりJRAのCMに出たりしているようだ。つか岡部のCM出走って以前に競馬学校のCMってのがありませんでしたっけ?「ダメじゃないか勝春!」みたいなベタ演技で勝春叱ってましたがw

調教師を見ると武宏平厩舎って事で、ここだけ自分の知ってる競馬関係者がいた(笑)。言わずと知れた武平三の息子さん。武一族は豊=邦彦の親子が光だとすると、武平三=宏平親子は陰でしたね。平三さんはカイバの中にカフェイン混ぜられちゃって調教停止だの名義貸しだの色々ありましたが、ステイジヒーローに武永祥を乗せ続けた事は評価してあげたいw今日の勝ち馬スリーロールスも武牧場生産だって事で弟の牧場の馬ですから、ダブルハッピーな出来事にきっと永祥さんも草葉の陰で喜んでいるのでは(死んでないよ)。

武牧場と言えば静内のサラブレッド銀座と言われた二十四間道路沿いにある。
アローやレックスや静内スタリオン(当時)にずらりと並んだ名馬の名前。
メジロライアンやらアンバーシャダイやらサクラユタカオーに負けじと武牧場が掲げる看板は、そのどの牧場よりでっかかったのだが、書いてある馬の名前が凄かった。

「種牡馬・コウストンズクラウン」

そのギャップに爆笑した記憶がw
B29を竹槍で撃ち落とす事を夢見た牧場、武牧場(笑)。
それは言い過ぎかw
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

889-1900

2009年10月24日 22時32分43秒 | 日常
セ・パともにCSが終わってしまった。
日本シリーズは正直興味がないので割愛になると思いますw
もう充分手に汗握る試合を見たからいいです。

さて、今週高校時代の友人から手紙を貰った。
転居したとの事なのだが、転居先があまりに激しいので驚いた。
えーと、宮崎県北諸県郡三股町???

何で好き好んでそんな所に引っ越したのか、まあそれなりの何かがあっての事なんでしょうが、自分の思いを遂げるために住み慣れた町を離れる事はるか。調べたら都城の隣町らしいのだが、自分はとてもそんな場所まで行く勇気はないw地元から出ずに地元の会社に就職し、変化がない毎日を送る自分にはその行動力は頭が下がるものが。もちろんお近くにお越しの際はぜひお寄り下さいと言うお決まりの文面はなし(笑)。そりゃそうだ。

ってか、宮崎県の三股町ってツルマルの馬主(鶴田任男氏)の出身地だよな。
この町の名前から付けられた馬の名前がツルマルミマタオーだったかと。
ま、それが三股町のマイ・パーソナルデータw
充分ですw
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする