蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

月見草

2024-06-07 23:03:00 | 日記













       ポストカード 貰う久しカフェ 涼し





















       月見草 カードに喚起 夕歩き
















       待宵草 雨兆す風 歩を急かす

















       緑濃き辺り 老鶯の声 しきり


















       万緑の 道標となり カーブミラー




















       夏薊 雲の重たき ひと日なり






























       水無月の 色に咲きけり アガパンサス










何をするでもなく、それでもせっかくの金曜日。
とりあえず、モールへ。

お中元早期予約、ポイント20倍デーは、今月中旬までだが、せっかくだからいくつか選び、妹弟へ。

せっかくだから(笑)可愛い雑貨屋さんやキャラクターもの沢山のお店で、孫の喜びそうな小物を二つ。

気がつけば2時半近い。
久しぶりに、ナナズカフェに行ってみようと思い立つ。

ランチギリギリの時間、お店の混み具合はそこそこ。
まぁいいかな。

レジで注文すると、若い店員さん。
「お久しぶりですね。カードはまだですよね?」と、月初めの「茶花」カードを差し出してくれた。
にっこり笑顔の対応が嬉しくて、ついこちらも、「はい、久しぶりに来ました。カードありがとう。」

席に着いて、しみじみカードを眺める。
六月の茶花「月見草」夏の季語。

白い四片花を、夕方開き、朝 紅色になって萎む。

カードの月見草は、そんな紅色。(濃いピンク色)

私が知ってる月見草、いや実際は「待宵草」は黄色。

月見草の傍題。
待宵草は黄色。そうそうきっと今頃咲いている…はず。
行ってみたくなった。
確かめなくちゃ。

ランチを食べ終え、決意した。

怠け心を立ちなおしてくれたのは「月見草カード」とナナズカフェの感じ良い店員のお嬢さん。
来て良かった。

夕飯の買い物は今日は、しなくて大丈夫。
じじばばだけなら、冷蔵庫の中のあまり物で大丈夫。

帰宅して、気が変わらないうちに、ウォーキングに出発。

曇天で蒸し暑く、少し前の爽やかさはないけど、
昨日のような急な夕立もなさそう。

いつものコースを歩く。
紫陽花や、夏アザミもまだ咲いている。すぐ前を行く鴉も居た!(笑)(写真も撮ったけど、今日は載せず🙇‍♀️)

木々や草の緑が濃く美しい。
鶯がよく鳴くこの辺り。

うーん。待宵草はなかなか見つからない。

開発が進む、公園付近のこの辺り。
道幅も少し広くなり、きっと来年には、きちんと整備され、歩道も綺麗になるのだろう。

その分、野の草花は無くなってしまうものもある。

待宵草もないのかな、と思ったら、一輪見つけた!
やはり歯科医院の入り口付近。
良かった。

なんとか生き延びて欲しいな、と願う。
黄色いちょっと寂しげな小花。

夕焼け空も、二日月(新月?かな。だったら晴れてても無理だった。)も丸で見えない曇天夕空。

それでも帰り着けば、7000歩越え。
これはこれで満足。

やっぱりあっという間の一日でした。











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梔子と赤い紫陽花

2024-06-05 23:19:00 | 日記















       梔子咲く この家の翁の 訃報知る

















       陽気な女将 赤い紫陽花 咲かせけり
















       夕べには 晴れ渡る空 芒種の日




久しぶりに、最寄り駅の踏切を越え、小学校へ向かう道を歩いた。

駅のすぐそばには、白い梔子の花が咲くおうちがあり、その前の長椅子にいつも座っているお爺さんが居た。

ただ道行く人や、登下校の子たちを眺めるともなく…座っている。
暑い真夏も、北風吹く寒い冬も。

たまにこの道を歩いたり、夏みかん(何故かみかんではなく夏みかん。)をモグモグ食べたり。

我が孫たちは、いつの頃からか「夏みかんじいちゃん」と呼ぶようになった。

孫たちは3年前に、引越しをして、学校も変わったので、その後は、おじいさんを見かける事もなくなった。

私もこの道筋はあまり、通る用事もなく、そのお爺さんを見たのは、随分前。

最近見ないけど、あのお爺さんどうしてるかな?と、何気なく夫に聞いた。

「ああ、去年だったか一昨年かな、亡くなったよ。」

飄々としたおじいさん、家族は遠くに居るとか…と聞いていたけど。

梔子の花の前には、今は誰も座っていない。

その道を少し小学校寄りに進むと、夫がよく行く(この地区の役員さん達の)馴染みのおばんざい屋さんがある。
ここの玄関先の紫陽花の色の美しい事!
赤、というより紅、かな。
少しピンクががった紅。
じいっと見つめる。(笑)
こんな紫陽花、うちにも欲しい、といつも思っていたけど、我が家の青い紫陽花も綺麗だなと、思いはじめた今年。(笑)
ただ黙って鑑賞する。

ここの女将(おかみ)さんは気さくで陽気な方。
ただ一人で切り盛りしてるので、不定期営業。
コロナ禍を挟み、こんなお店が増えた。
なにしろ片田舎。客層も、営業主も高齢者ばかり。

今日は、二十四節気のひとつ「芒種」
禾のある穀物を撒く時期の意。
この頃から田植えが始まり、天候は梅雨めいてくる。

そのせいか、本日は蒸し暑い一日だった。
それでも、夕方から少し、風が涼しくなり、夜は過ごしやすくなった。

週間予報は、徐々に最高気温、最低気温共に、高くなってきている。
梅雨入りも近いのかも知れない。



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たんぽぽの話

2024-06-04 22:46:00 | 日記































       抜かずおく 外来種とて たんぽぽは



















       本日も 佳句は浮かばず 青葉風















ちょっと時期外れなのだが、たんぽぽの事を。

先週、小6の孫が、「たんぽぽって日本の花なんでしょ?」と聞いてきた。
学校で、友だちと話したのか、道ばたの、たんぽぽを見たからなのかはわからないけど。

唐突だったけど、知ってるだけの知識(笑)を孫に話す。

ううん、タンポポは日本のだけじゃないよ。外来種もいっぱいあるみたい。 
日本に昔からあるのを在来種って言うんだけど、シロバナたんぽぽは、その在来種。日本のたんぽぽ。
「へぇっ?そうなの!」と少し驚く孫。

翌日の朝刊に、なんと「たんぽぽ」の記事が載っている。

「親子で読むこどもタイムズ」という欄が、新しくでき、たんぽぽ特集が組まれていた。

ありがたい。正直少しばかり自信がなかった。
正しいことを、孫に教えてあげられる。

以下、ほぼ新聞記事を抜粋。

蒲公英は、世界中にある。
日本に昔からある在来種と、外来種(雑種も含む)の区別は。

そうほう(総苞)が花にくっついているのが、在来種。
外側に反り返っているのが外来種。

蒲公英の花は、花弁のようなものひとつひとつが、一つの花で、沢山の花で言わば構成され、この「頭上花序」の下半分を包む緑の受け皿を、そうほうと言う。
つまり額ではなく、総苞と言うのだそう。

全部の花が咲ききると、一度萎み、支える茎も、地面近くに倒れる。しかし枯れたわけではなく、花の下でじっくりと種を育み、
成長したら、茎をまた空へと伸ばし、最後に綿毛を開き、そして種を飛ばす…。


へぇっ。
知らない事も多々あった。
綿毛の件はびっくり。
一度倒れて、起き上がり綿毛完成だったなんて。
凄い人生、いや花生?(笑)

シロバナたんぽぽは、在来種で間違い無かったけど、
孫に新聞を切り抜き、持って行き、一緒に見る。
そうなんだ、と孫。
でもね、シロバナたんぽぽ見た事ない、と言う。
ばあばんちの近く、春には沢山咲くから来年見たらいいね、と話す。

写真のたんぽぽは、今も我が荒庭(笑)にかろうじて、咲いていた一輪。白い絮となったのもそのすぐそばに。
総苞を確かめたら、外来種であった。





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涼しい朝

2024-06-03 11:27:00 | 日記



















       涼しさや 薄桃揺るる 式部の花




















       風がゆくだけで ゆかしき 薔薇の朝







 















       青も好し でも隣の紫陽花 赤い






































       祝日のない 六月 予定も無し

      (だから別に良いんですけどね…)








六月に入ってから、割と爽やかな日が続く。(まだ三日だけど😅)
朝晩は寒いくらい。

紫式部の花が、色づき初めた。
小さな花だけど、その淡いピンク色の存在感。
これが秋には、美しい紫色の実になる。

どっちも好きだけど、今はこの愛らしい花のピンク色が増えていくさまを楽しむ。

薔薇は、今は住む人のない庭の片隅。道を覗きこむように咲く。
最後の一輪…かな。

我が家の紫陽花は、青い色。
額紫陽花も、青っぽい水色。

紫陽花ははじめは、少し白っぽいのだが、今では青そのもの。

で、つい他の色の紫陽花に憧れる。
特にピンクとか赤い紫陽花。
見惚れる。

「隣の芝生は青い」「隣の花は赤い」かな。(笑)

だけど、この歳になり、青い紫陽花って良いな。ザ・アジサイって感じ✨と思うようになった。

六月、水無月に相応しいとも。
毎年、綺麗に咲いてくれる。

私は、庭の花々をながめ、写真を撮るだけ。

今は、地区の仕事が多忙で、あまり庭仕事もしない夫。

手入れもおろそかなのに、なんて健気。
今朝は、我が家の満開の紫陽花に心の中で「ありがとう」と言った。






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土曜は、孫二人お泊まり

2024-06-02 01:30:00 | 日記


















       花仙人掌 「可愛いね」と子  言ったきり




  
















       青葉騒 微々たる賽銭 二礼して








 















       蕎麦が好き 海老天も好き 星涼し






   子の寝顔 眺める至福 明易し




我が家のサボテン、今年はどくだみ草に取り囲まれ、少しだけ肩身が狭い風。

どちらも生命力が強いのだろう。

このサボテンも、小さくほんの数株だったものが、いつの頃からか怪獣みたいに大きくなり増え続け、庭の西側、紫陽花や金柑を見る時、ちょっと怖いくらい…うっかり触るとその棘の鋭さと言ったら。

それが今年は、どくだみ草の勝利の感。
写真は、サボテンをアップに撮っている。どくだみ草がなるべく映らないよう。(笑)

オレンジ色の鮮やかな花。
これも毎年の楽しみ。

でも二人の孫は、それ程の興味もない風情。(笑)

孫の書道教室に、隣接した神社。
時々、境内の大きな銀杏など撮らせてもらっている。
今は、新緑が見事。

いつも、勝手に写真を取らせていただきすみません。
と、今日は心ばかりのお賽銭と、真面目(笑)にお参りして来た。

晴れて暑くなった土曜日。
それでも、夕方には涼しい風が吹き、爽やか。

土曜は、飲み会の多い夫。

孫たちと、夕方からモールへ買い物。
二人の孫、母親にはあまり許可がおりそうもないデザインの、ブラウスなど、「いいかな?これ?」と。
いいよ!若いうちは好きなもの、流行りのものも、時に冒険するものよ。
と甘いばあば。(たぶん娘に、叱られるー(笑))

買い物を済ませ、下の孫の希望のお蕎麦屋さんへ。

六組待ち。だけど順番一つ前になるとスマホへ知らせてくれると言う。

しばらく他のお店をぶらぶら。

程なくお知らせ、お店へ向かう。

二人の好きな、海老天とざる蕎麦。
上の孫は、蕎麦湯までいただき、「もうお腹いっぱい!」

家に帰れば、ビーズでブレスレットやストラップを、仲良く作り、入浴も一緒に。

時に激しい姉妹喧嘩もするけど、今日は穏やか。(笑)
仲良く枕を並べて、寝つくのも早いこと!

相変わらず、夜更かしばあばは、その後、俳句をひねりブログ更新。

孫たちの穏やかな寝顔は、お婆さんにとってこの上ない宝。

まもなく夜中の2時になる。
宵っぱりは、きっと一生治らない。💧










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