映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

思い、思われ、ふり、ふられ

2023年10月13日 | 映画(あ行)

高校生男女の複雑な関係

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咲坂伊緒さんのコミックの実写映画化。
なにげに豪華キャストでキュンキュン間違いなし。
ということで、絶対見たいとまでは思わない作品ながら、
嫌いではないのです・・・。

積極的かつ社交的、でも実は自身の恋愛には不器用な朱里(浜辺美波)。
彼女の母が再婚し、義父の連れ子は朱里と同じ高校1年の理央(北村匠海)。
通常のドラマだとここでこの2人に恋愛関係が発生したりするわけですが・・・? 
朱里は、両親や周囲の人たちがそんなことになるのではと心配するのがイヤで、
あえて何も気にかけないよう頑張っているのです・・・。

さて、同じマンションに住む由奈(福本莉子)は朱里と同じ高校の親友。
由奈は自分に自信がなく消極的。
好きな人に思いを打ち明けるなど、とてもムリと思っています。
そんな彼女が、幼い頃から憧れた絵本の挿絵にそっくりな、ステキな男子を見つけます。
それが、朱里の義理の弟である理央というわけ。

そして、異性と話すこともままならない由奈が唯一まともに話すことができるのが、
幼馴染みの和臣(赤楚衛二)。

ある時、由奈は朱里に後押しされて勇気を振り絞り理央に恋心を告白しますが、
なんと理央が好きなのは、朱里だった・・・。

そしてまた、朱里は和臣に恋心を抱き、告白しますが・・・。

たしかに、思ったり思われたり、ふったりふられたり、
男女の関係性が複雑に入れ替わり、なかなか予断を許しません。

・・・と、やきもきさせられるあたりを楽しむための作品でありましょう。

まだ高校生で、親との関係もままならないけれど切ってしまうわけにも行かない、
そういうもどかしさもうまく描かれていたと思います。

<Amazon prime videoにて>

「思い、思われ、ふり、ふられ」

2020年/日本/124分

監督:三木孝浩

原作:咲坂伊緒

脚本:米内山陽子、三木孝浩

出演:浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二、古川雄輝、戸田菜穂

胸キュン度★★★★☆

四角関係度★★★★☆

満足度★★★.5



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