sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

ラベンダーの家

2024-05-29 11:42:33 | 自作詩
きょうも
ラベンダーのアロマオイルを

たちまち 香りが 部屋中に

しばらくしたら 眠くなり
わたしは 深い夢を見た

ラベンダーの花束 抱えて

どこまでも続く
紫にけむる ラベンダー畑

その中に 一軒の小さな家
気づくと 木のドアの前に

呼び鈴を 押したら
娘さんが どうぞと ほほえむ

せまい家の中は アンティーク
ラベンダーのポプリが いっぱいで

思わず 眼を閉じると

幼い頃に 住んでいた部屋
セピア色して 瞼に浮かぶ

目覚めたら 午後の光
遠い懐かしさと ともに


(2024年5月28日作詩)







*夢のお話

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すずらんの花園

2024-05-16 11:46:17 | 自作詩
あの角を 曲がり
細い道を ずっと行ったら

ひっそりとある すずらんの花園

そこでは 朝になると
かすかに 澄んだ音が 聞こえる

りんりんと すずらんの音
小さなベルが 風に揺れて

純白のすずらんは 人の心に
純粋の心を 思い出させて

まだ 何も書かれていない
日記帳を そっと 開くように

まっ白のページに 希望の言葉を

遠くない未来に 
幸せの再来を 信じて

白く 輝く
すずらんの花園で


(2024年5月15日作詩)

※スズランの花言葉「純粋」「希望」「幸せの再来」を使って書きました。







*心象画


コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

星の約束

2024-05-02 11:50:03 | 自作詩
あなたとの 尊い約束は 
漆黒の空に 瞬く星

いつも そこに 存在している

だけど それは
遠い遠い 銀河の向こう

どんなに 心を伸ばしても 届かない

海に浮かんだ その星は
掬うことが できるでしょうか

てのひらだと こぼれてしまうから

大きな 真珠貝の中に
たいせつに そっと 浮かべよう

そして あなたの優しさで 包んだら
わたしの愛が ほほえんで

あんなに憧れた 約束が
今 手の上で 光り輝く

そこに 新しい世界 生まれ
夜から 朝へ 広がってゆく

あなたの夢が 今 叶って


(2024年5月1日作詩)







*大切なもの


コメント (21)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チューリップホテル

2024-04-16 11:46:25 | 自作詩
丘の上にある チューリップホテル

広いチューリップ畑の中に
佇むように 建っています

細い道を歩いて エントランスへ
扉が開くと チューリップ柄の絨毯

お部屋の鍵を 受けとり
エレベーターに乗ったら いい香り

お部屋に入ると
赤と黄色のチューリップの鉢

その鉢は おみやげなんだって

チューリップの花言葉は
「博愛」と「思いやり」

このホテルは その言葉を
モットーに しています

だから そのホテルに 泊まると
誰もが とっても 優しい気持ちに

4月と5月だけのホテルです

もしも 見つけたなら
あなたも ぜひ 泊まってみてね


(2024年4月16日作詩)







*季節

コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春のサングラス

2024-04-06 11:47:06 | 自作詩
薄いブラウンのサングラス
春の日差しに かけてみる

桜の花 咲き誇り
今日は 川沿いの散歩道

黄色の菜の花 色添えて

桜の下を 歩いていたら
瞳の端に 小さな人影

それは サングラスで見える
可憐な 桜の精だった

桜の精が 花びらに 触れると
淡く灯る 桜の花

桜のランプが 次々と
うすももいろの光の木

心に ほほえみ 
そっと生まれる 春の朝


(2024年4月6日作詩)







*季節
コメント (26)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする