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USA ボストンの桜

2011-07-31 23:46:32 | アメリカ大陸横断 花の旅

 ボストンを車で廻りますが、興味を惹く建物などがあっても、車を止めることができません。

 

 

 銀座や新宿へ車で行って、碌なことが無いのと同様、都会では歩くか、電車を使うに限ります。

 

 それでも、何とかパーキングメーターに車を停めて、パブリックガーデンを歩くことができました。

 

 

 嬉しいことに、桜が満開でした。

 

 

 

 大樹が、見事な姿で、枯れ枝を空に広げ、

 

 

 柳は風に、新緑をなびかせていました。

 

 

 スワンボートが池に浮かび、 

 

 

 ブロンズの鴨が、親子で列をなして歩いています。

 

 

 見事なハクモクレンが純白の花弁を散らしていました。

 

 

 公園で、春を彩る花と緑を愛でてから、ボストン市街を西へ走りました。

 道の両脇を、モクレンが優しく飾っています。

 

 

 路面電車を見かけました。

 レンガ造りの建物と路面電車の組み合わせは、アムステルダムを思い出させます。

 ボストンでは、ヨーロッパと同質の香りを感じることができました。

 

 

 

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USA 建国に関わる地

2011-07-31 23:37:08 | アメリカ大陸横断 花の旅

 渡米してから九日目、サンフランシスコを出発してから八日目の朝を迎えました。旅も順調で、予定した日程より二日ほどの余裕があります。

 

 スケジュールに余裕があるので、無理な運転をしなくて済みます。

 今朝は7時ごろに、ゆっくりとモーテルを出発しました。

 

 

 今日は午前中にボストン(Boston)を観光し、午後にアーノルド樹木園を訪問する予定です。

 青空の下、朝のハイウエーをボストン市街へと向かいます。

 

 

 ボストン中心部へ橋を渡ります。

 朝の通勤時間帯だったので、渋滞に巻き込まれてしていました。

 

 

 この橋は有料でした。3ドル程度だったと記憶しています。

 

 

 直ぐに、ボストン市街のビルが見えてきました。

 

 

 アメリカの交通ルールは赤信号でも、「いったん停止して、安全が確認できたら右折しても良い」のですが、そのルールが適応されない信号は、写真のように「NO TURN ON RED」と掲示されています。

 

 

 これらの情報は、先にご紹介した地球の歩き方「アメリカ・ドライブ」で学んだものですが、この本は、本当に、アメリカをドライブする人の必読書だと思います

 

 ボストン市街の中心部へ入ると、レンガ作りの建物が多く目に付きました。

 

 

 アメリカ独立戦争時に、愛国者として活躍したポール・リビアの像を認めました。

 

 

 アメリカを一週間かけて横断して来ましたが、セントルイスを除いて、歴史を感じさせるような風景に、ほとんど出会うことはありませんでした。

 

 しかし、ボストンにはアメリカ建国の歴史に関わる、様々な逸話があります。

 街の佇まいにも趣を感じます。

 

 

 一方で、新しいビルの景観が空に伸びて、街は活気に溢れていました。

 

 

 そして、何といってもボストンと言えば茶会事件。

 港の奥に見えているのは、茶会事件で襲われた、ビーバー号を再現した博物館のようです。

 

 

 大西洋に昇る朝日を浴びて、定期航路からの船がゆっくりとボストン港へ入港して来ました。

 

 

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USA ポーツマスで達成

2011-07-31 23:28:07 | アメリカ大陸横断 花の旅

 当初の予定を変更し、ボストンへは向かわず、手前で進路を北へ変えて、ポーツマスを目指しました。

 

 

 ブログを書くに当って、歴史を調べ直しました。

 

 「ポーツマスでは、1905年(明治38年)に、日露戦争の講和条約であるポーツマス条約が結ばれました。ポーツマス条約は、当時のアメリカ大統領セオドル・ルーズベルトの斡旋により、日本全権小村寿太郎とロシア全権セルゲイ・ウィッテの間で調印がなされたものです。」

 

 と言うことなので、日本人には大変馴染みのある地名ですし、その後の日本の針路に、大きな影響を与えることとなった地でもあります。

 

 ポーツマスの街に入って行くと、赤レンガの建物が目に入ってきました。

 

 

 何時ものように闇雲に、周囲の様子を参考にしながら、勘を頼りに彷徨いました。

 言ってみれば散歩ドライブのようなものです。

 

 

 静かな街でした。

 歴史を感じさせる、落ち着いたたたずまいに好感が持てます。

 

 

 石を積み重ねた教会が、ひっそりと門を閉ざしていました。

 

 

 街中に人影を見ません。

 白いモクレンが、美しく庭先を飾っていました。

 

 

 そして、私が探していたのは海。

 大西洋です。

 

 もしかすると、目の前に見えているのはポーツマス条約の交渉・締結を行ったポーツマス海軍造船場でしょうか。 そう思いたい。

 

 そして、この時点のこの場所で、私のアメリカ大陸横断ドライブは達成されたことになります。

 

 悪くないシチュエーションです。

 

 

 小さな橋を渡って、島のような場所へ進み、周囲の海を眺めながら、夕暮れの迫る、寂びた雰囲気の住宅街でユーターンしました。

 

 

 再度ポーツマスの中心へ戻ってきました。

 

 

 小さな町です。

 人口は2万人弱だそうです。

 

 

  しかし、この町で宿を探すことはできませんでした。

 ボストン近郊へ戻り、モーテルにチェックインしたのは7時半を過ぎていました。

 

 いつものように近隣にスーパーマーケットを探して、ハマチの握りと、トマトを買い求めて、ワインで大陸横断の達成を祝しました。

 

 サンフランシスコを出発してから7日目の夜のことでした。

 

 

4月20のルートと位置

 

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USA バーガーお握り仮説

2011-07-31 23:18:19 | アメリカ大陸横断 花の旅

 ハドソン川に掛かる橋を渡りました。

 この川が海へ流れ込む場所がニューヨークのマンハッタンです。

 ここを通過したのが13時半頃でした。

 

 

 丘陵地帯を縫うように、緩やかなアップダウンを繰り返しながら東へ走ります。

 

                    

 

 マサチューセッツ州へ入ると直ぐに、レストアリアがありました。

 午後2時を少し過ぎていました。

 当初の予定ではこの先のスプリングフィールド(Springfield)に宿を探すつもりだったのですが、それでは時間が余りすぎます。

 

 このレストアリアで、計画を練り直すことにしました。

 

 

 中を覗くと、フードショップが並んでいました。

 

 

 美味しそうな雰囲気を漂わせています。

 

 

 お昼を食べそこねていたので、一軒のバーガー屋さんでトラディショナルスタイル・チキンを注文しました。

 目の前で調理してくれました。

 と言ってもパンに具を挟むだけなんですけど。

 

 

 そして、これがトラディショナルスタイル・チキン・バーガーです。

 

                     

                     

 

 美味しかった。

 パンが美味しいですね。

 お店の名がフレッシュ・シティと言うだけあって、野菜が新鮮で、ボイルした鶏肉がいい味を出していました。

 

 日本でも有名なアメリカ資本のバーガー屋さんは、パンが、食パンのように柔らかくて、パン自体に旨みを感じませんが、このパンは小麦粉本来の味がしました。

 

 車の中でバーガーを食べながら、そうか「アメリカ人にとってのバーガーは日本人にとってのお握りなんだ」というアイデアが浮かびました。

 

 アメリカ人が主食とするパンの中に、副食の肉や野菜を添えて、手軽に食べられる形にしたのがバーガーですから、お握りと状況は一緒です。

 

 お握りの味を決めるのはお米ですから、バーガーにおいても、最も重要なのはパンの味ということになるのでしょう。

 

 よって、以後はこれを「バーガーお握り仮説」と名付けることに致します。へへッ。

 

 新大陸でまたまた新発見ですが、書いてて、ちょっと恥ずかしい。

 

 そうだ、大事なことを忘れてました。

 計画を練り直した結果、今夜はボストンより北のポーツマス辺りまで走って、その付近で宿を探すことにしました。

 

 もしかしたら海沿いの町で、美味しい魚料理に出会えるかもしれません。

 

 十分な休憩を取り、リフレッシュした後、再び進路を東に取り、車を走らせました

 

 

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USA スピードの出し過ぎです

2011-07-31 23:10:10 | アメリカ大陸横断 花の旅

 雨のナイアガラに別れを告げて、次のルートは大西洋を目指します。

 

 

 この辺りからボストンまでは720キロ程です。

 当初の予定は、昼頃にナイアガラを出発するつもりだったのですが、昨日はカナダを通過した為に、時間が節約できました。

 その分今日のスケジュールには余裕があります。

 

 

 ナイアガラ川を渡って、バッファロー(Buffalo)でインターステート90に入ります。

 小雨模様で天気は良くありませんが、周囲を緑に包まれました、気持ちの良いドライブが続きます。

 

 

 いつものように道は、果てしない直線です。

 

 

 ハイウエーの両側の林は、林床に水を湛えていました。

 この辺りでも、春の訪れはまだ少し先のようです。 

 

 

 コロラド辺りと違い、ハイウエーは時折り曲線を見せます。

 そして、ハイウエーは一貫した下り勾配です。

 下り勾配が続く状況は、ナイアガラ瀑布のあるニューヨーク州から、ボストンを州都とするマサチューセッツ州に入るまで変わりませんでした。

 

 

 ハイウエーは五大湖の一つ、オンタリオ湖の南30キロ程の場所を湖と並行して東へ向かいます。

 

 オンタリオへ流れ込む支流でしょうか、林の奥に泥色の流れが見えています。

  

 

 そんなハイウエーを走っていると、サービスエリアを見かけたので、ガソリンを補給しました。

 バッファローから先のハイウエーは、有料道路ですから、道路を出なくても済む位置にサービスエリアが設けられていました。

 

 

 道の周囲には、数多くの湖沼が広がっていました。

 

 

 ハイウエーは緩やかな下り勾配を続け、まるで川下りをしているような気分です。 

 

 

 皆、ついついスピードを出し過ぎるのでしょうか、あちらこちらで、お巡りさんに注意されていました。

 

 

 やがて車はアルバニー(Albany)を過ぎ、インターステート90を更に、ボストンへと向かいました。

 

 

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USA 雨のナイアガラ

2011-07-31 23:01:32 | アメリカ大陸横断 花の旅

 やっぱり世界有数の観光地ですよね。

 いろんな意味で堪能しました。

 

 

 後から分かったのですが、ゴート島までは車で行くことができます。

 早朝、しかも雨が降っていたので、遊歩道を歩いているのは私一人でした。

 周囲は閑散としていました。

 でも、素敵な雰囲気です。

 こんな場所を独り占めできるなんて、結構贅沢なことかもしれません。

 

 そして、やっぱり見るべきは、この圧倒的な水の嵩とそのダイナミズムです。

 

 

 ボリュームや量が異なることは、質も異なるとはよく聞く話ですが、

 

 

 「五月雨を あつめてはやし 最上川」

 とは明らかに異質な世界だと感じました。

 

 車に戻って、時間を確認すると8時15分。

 

 何か温かいもので、ゆっくり朝ごはんを食べようと、ガイドブックに「朝食のメニューも豊富」と記載のあった老舗レストラン「レッドコーチイン」を探して、玄関先まで行ってみたのですが、オープン前でした。

 

 今回は本当に食事処には縁がありませんでした。

 

 

   

 

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USA 計り知れない

2011-07-31 22:48:00 | アメリカ大陸横断 花の旅

 ゴート島のアメリカ側に、ルナ島と呼ばれる小さな島がくっ付いています。

 

 下の写真の右手中央に、人の姿が見えている所です。

 ご覧のように、滝の落ち口に最も近づける場所にあります。

 

 

 近づくと、滝口まで、流れはそんなに速くはありません。

 しかし例えようもないスケールの水が、滝壺に向かって落ち続けて行きます。

 

 

 階段を降りて橋を渡るときに、上流と下流を見やると、 マーよくも、飽きもせずに水は次々と流れてくるもんだ!と驚くばかりです。

 

                     

 

 ルナ島から滝壺を見下ろすと、

 

 

 お~ぉ + + +   言葉になりません。

 

 反対側を見ると、滝壺の中に大きな雪の塊が、岩のように聳えていました。

 

 

 そうか、やっぱり滝壷の中は気温が低いんだ!

 

 縦位置で写真を撮ると、雪の塊の大きさが良く分かります。

 更にズームすると、断層のような縞模様がはっきりします。

 

 

 

 それにしても、とてつもない、計り知れない、膨大な量の水と、水と、水のスペクトラム。

 

 

 圧倒的なボリュームに、まいったね~、の一言だけです。

 

 すっかり圧倒されてルナ島を後にしました。

 

 そして、歩いて戻ろうとする道すがら、こんなものを見かけました。

 

 

 エー - - - !!

 水に入っちゃいけない、ですって!

 あったりまえでしょう!

 こんな急流に足を踏み入れたら、結果は明らかでしょう!

 

 なに、なに。入ると規則の下に起訴される!

 オー そんな条令もあるんだ。

 

 いやはや。この国は何だかちょっと、計り知れないものがありますね。

 

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USA 魚が目を回すほど

2011-07-31 22:34:46 | アメリカ大陸横断 花の旅

 ナイアガラ川右岸の、アメリカ滝を望む展望ポイントから、川に沿って上流へと遊歩道が延びています。

 傘を片手に、その道を歩いてみました。

 

 

 上流へ向かう途中、滝へ落ち込む川面に、沢山のカモメが群れ飛んでいました。

 

 

 はて?ここは海から遠いはずなのに、何でカモメがこんなに居るんだろう?と訝しく思ったものです。

 

 このときは迂闊にも、海ほどの広い湖がすぐ近くにあることを忘れていました。

 

 で、よく見ると、どうやら急流に翻弄された小魚が、水面を流されているようです、

 多分。

 

 推測ですが、滝が近づくにつれて、流れを早めた急流に小魚が呑まれ、目を回して浮き上がった所をカモメが狙っているようです。 多分。

 

 そんな推測から、水の中で目を回す魚の姿を想像した瞬間に、可笑しさがこみ上げてきました。 

 

 おぉーと危ない。

 一人でニヤけてるのを誰かに見られたら・・・ 変質者と間違われかねません。

 

 

 写真のカモメは今丁度、口に小魚を銜えたところです。

 

 振り返ると、流れを速めた滝の上流では、水しぶきなのか、霧なのかが立ち上っているように見えます。

 

 

 はて?水蒸気か霧なら水のほうが大気より温度が高いのかな?

 でも滝の下の川は雪で埋まっていたし?

 水が落下する時に霧が生じ、気化熱で、水温が下がって滝壺に雪が残るのかな?

 

 はてな?はてな?と考えながら、興味は尽きることがありません。

 

 やがて、川を二分する、ゴート島に渡る橋の前に出ました。

 

 

 橋の上から下流を見ると、濁流に霧が掛かっています

 ここから見ると霧は、滝壺から吹き寄せられているだけの様にも見えます。

 

 

 大きな流木が瀬に掛かっていました。

 こんな木が滝を落ちる様子は、豪快でしょうね。

 

 

 橋を渡りきると、小雨の中に静かな林が広がっていました。

 

 

 そんな人気のない林の隅で、リスが遊んでいました。

 

 

 ナイアガラ川のゴート島を横切り、カナダ側の滝を見る、テラピンポイントへ行ってみました。

 

 

 しかし、岸には雪が積もり、滝の傍に近づくことができません。

 滝壷の中から、水飛沫と思われる霧が湧き上がっていまいた。

 

  こちら側の滝も、下流は雪で覆われていました。

 

 

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USA ナイアガラ川の雪

2011-07-30 13:23:37 | アメリカ大陸横断 花の旅

 朝6時半、今日は比較的ゆっくりとモーテルを出発しました。

 目的地は目と鼻の先ですから。

 

 ナビの「付近のトピックス」という検索項目にナイアガラの滝を見付けて指定すると、後はナビまかせです。

 

 道はナイアガラ川の上流に廻り込んで行きます。

 やがて、左手に川が見えてきました。驚く程の水量です。

 

 

  駐車場に車を止めて、最初にビジターセンターへ向かいました。

 

 

 ビジターセンターの中は、とってもお行儀の悪い中国人の観光客で溢れかえっていました。

 どうやら観光バスで来た団体のようです。

 私がラックの絵葉書を選んでいると、横から手を伸ばし、強引に体を割り込ませてくるので、早々に退散しました。

 

 でも、とても不思議です。

 中国本土は上海、広州と二度訪ねましたが、その時はこんな経験をしませんでした。

 何故なのでしょうか。

 

 外は小雨が降っていました。

 傘を差して、最寄りのプロスペクトポイントへ行ってみました。

 

 

                 

 

 ものすごい水量の滝が目の前にありました。

 そして、予想外のことに、滝の下に続く川が白い雪で埋まっていたのです。

 

 

 以前にも記載しましたが、私は今回の旅に出るときに、観光地の情報を集めませんでした。

 というか、集める時間も無いままに出発し、唯一「地球の歩き方・アメリカ」を鞄に入れただけ、しかも十分には目を通していません。

 ナイアガラ川が冬は雪で埋まる、なんて寝耳に水みたいなものです。

 

 

 昨晩宿で、ガイドブックをぱらぱらと捲りながら、「そうか、船で滝壺を巡るツアーがあるんだ、これに乗ってみようか」などと暢気に考えていたのですが。

 下の写真をご覧下さい。

 

 

 雪に閉ざされた川面の横で、陸に閉じ込められているのが多分、滝壺観光船でしょう。

 

 思わず、笑っちゃいました。

 そうなんだ、ナイアガラは4月頃までオフシーズンなんだ。

 寒い時に来てはいけないんだ。

 

 但し、ガイドブックには10月~3月がオフシーズンと記載されていますが。

 

 

 でも、臍曲がりの真骨頂とも言うべきか、私は直ぐに「これはなかなか面白い」と興味を膨らませました。

 というのも、雪で埋まったナイアガラの写真なんて、今まで一度も見たことがないらです。

 

 これでまた一つ、酒席での話題が増えようというものです。

 

 

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USA 何処から来たの?

2011-07-30 13:03:22 | アメリカ大陸横断 花の旅

 無事にカナダへ入国できたので、心安らかにハイウエーを走り始めました。

 そう言えば、検問所でやりとりしている時に、記念に審査官の女性の写真を撮ろうかなと思ったのですが、トラブルが起きるとと面倒なので我慢しました。

 多分それで正解だったと思います。

 

 

 カナダ国内のハイウエーもアメリカと殆ど違いはありません。

 しかし、道路表示はマイルではなくて、メートルが基本のようです。

 

 

 広々とした道が、真っ直ぐに続くだけなので、何の心配もありません。

 

 但し、予定外の行動なので私の財布には米ドルしかありませんでした。

 ビザカードは世界共通に使えますので、いざとなればカードで何とかなるとは思いましたが、余計なことはせずに、アメリカ国内へ早く戻るに越したことはありません。

 

 

 ちょっとした冒険気分を味わいながら、カナダのハイウエーを走っていると、面白いものを見かけました。

 

 

 建物の引越しです。こんな光景は日本では見たことがありません。

 追い越してから、思わずバックミラーでどんな風に見えるかを確認した程です。

 

 

 カナダを走り始めて一時間半、ナイアガラ瀑布方面とオンタリオ州の州都トロント(Toront)への分岐点に差し掛かりました。

 相変わらず交通量は少な目です。

 

 

 掲示されていた「ナイアガラ150」の表示はKmの意味です。

 

 

 視界の良く開けた、心地好い真っ直ぐな道が続いていました。

 

 日本の東名高速で、稀にフェラーリやランボルギニーなどを見かけますが、掃き溜めに鶴の様です。

 渋滞すれば皆同じですから。

 こんな道でこそ価値が認められるんだろうな、と思ったりしました

 

 

 そして18時40分。

 そろそろ国境の町に近づいてきました。

 

 

 「アメリカ国境までの最終出口」の表示が見えました。

 

 

 そして、「国境では余計なことはせずに、無事に通過するだけ」を肝に銘じて、恙なく国境を通過することが出来ました。

 

 

 アメリカ再入国の時に、審査官から「何処から来たのですか?」と聞かれたので、「デトロイトです」と答えると、「デトロイトの訪問目的は何ですか?」と聞かれたので「観光です」と答え、それだけで終わりでした。

 

 もっと神経質な状況も想定していたので、何だか拍子抜けしましたが、全て目出度し、目出度しです。

 

 モーテルへのチェックインは19時10分でした。

 

 

 スーパーへ買出しに行き、お風呂に入り、明日の仕度を整えて、

 

 

 今夜も、冷えたビールに喉を潤しながら、お寿司とトマトを摘まむ、ささやかな晩餐となりました。

 西海岸での記憶が邪魔して、レストランへ入るつもりが全くないのです。

 

4月19日のコースと位置

 

 

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USA ちょっとカナダへ

2011-07-30 12:44:35 | アメリカ大陸横断 花の旅

 ミシガン大学植物園の散策を終えて、次に目指すのはナイアガラの滝です。

 

 今夜は可能な限り、ナイアガラ瀑布に近い場所に宿を取りたいと、ナビで、ナイアガラの町バッファロー(Buffalo)までのルートを検索すると、予想外のルートラインが示されました。

 

 私が当初想定したのは、デトロイト(Detroit)からエリー湖の南岸を経由して、オハイオ州を経てナイアガラに至るルートです。

 

 しかしナビが示したルートは全く違っていました。

 

 図で示しますと、当初私が想定したのは青い破線が示すルートで、ナビが示したのが赤い実線です。

 

 どちらが近いかは明らかですが、ナビが描いた線は何と!カナダ国内を経由するルートだったのです。

 

 

 オ・・・! と一瞬思いましたが、直ぐに「アメリカの一般的なレンタカーに設置されたナビであれば、一般的なアメリカ人が運転するのに不都合なルートを示すはずはない」と考えました。

 

 それと、ナイアガラ滝では、観光客は比較的自由に国境を行き来できる、とガイドブックに記されていたことを思い出しました。

 

 計画段階で地図をながめた時も、カナダを通ると近いのになー、とは思っていましたが、ナビが背中を押してくれたのです。

 

 判断できれば、早速出発です。

 

 時計は14時を示していました。

 

 

 雨は本降りでしたが、デトロイトが近づくにつれて収まってきました。

 

 

 30分程でデトロイトの街が見えましたが、そのまま、通過します。

 

                 

 

 この時ナビを確認すると、バッファローまで346km、予定走行時間は4時間12分でした。

 

 それにしてもナビは画面が小さくて大雑把ですよね、慣れるまでに結構苦労させられまた。

 

 

 そして、いよいよカナダに渡る橋に差し掛かりました。

 

 橋の手前に料金所があって、米ドルで支払いましたが、正確な料金は覚えていません。

 

 多分5ドル程度だったと思います。

 

 

 橋の頂を越えると、眼下にカナダ国内のウインザー(Windsor)の街が広がりました。

 

 

 橋を降た所に入国審査の検問所がありました。

 

 他の車は空港の入国審査と同じペースで、通過して行きます。

 

 

 いよいよ、私の番です。

 

 車に乗ったまま窓を開けて、パスポートを審査官に渡しました。

 

 審査官は20代とおぼしき、丸顔の普通の女の子でした。

 

 しかし、矢鱈と質問が多いんですよね。

 

 「一人ですか?」

 「奥さんとご一緒じゃないんですか?」

 「何処から来たのですか?」

 「入国目的は何ですか?」

 「年齢はおいくつですか?」

 「カナダは初めてですか?」

 等々と

 

 日本人が珍しくて、個人的な興味で質問しているんじゃないかと思ったほどです。

 

 それでも、カナダへは無事に入国することができました。

 

 自分で言うのもなんですが、前科はないし、善良だし、人相も悪くないので、拒絶されることはないと思いましたが、正直ほっとしました。

 

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USA 早春のラビリンス

2011-07-30 12:28:56 | アメリカ大陸横断 花の旅

 みつけました。

 柳の花の初々しい芽生えを。

 

 

 そして、すっかり気に入ってしまった赤く色づく紅の枝。

 紅葉という言葉がありますから、紅枝と言う言葉があってもいいのかな。

 

 萌える若草のみどりと、素晴らしいアンサンブルを奏でています。

 

 

 よく見ると、冬枯れと見える木立の梢に僅かに緑が萌え始めていました。

 

 

 

 林の中には、冬と春の境目に、枯葉色の道が続いています。

 

 

 そして林が開けた場所に、不思議な広場が現れました。

 近くの掲示板に「歩く迷宮(ラビリンス)」とあります。

 

 

 「歩く迷宮」はバルト海沿岸の模様を、草丈が低いバッファローグラスで作ったもので、迷路とは異なり、単純な一本道でできていますので、人は歩きながら心やすめ、気持ちをほぐすことができるのだそうです。

 草丈が低く、いつでも出口へ戻れるメリットもあるとのことでした。

 

 

 そう言えば、この植物園のトレイルも、ゆったりと迷わずに歩けて、気持ちを癒すことができます。

 歩くラビリンスのコンセプトそのものではありませんか。

 そうか、ミシガン大学植物園では、木々や草々の心癒す作用を研究テーマの一つとしているのかもしれません。

 

 帰り道では、伸び伸びと枝を広げた大木の姿に寛ぎを覚えます。

 

 

 どんぐりの木でしょうか? かさこそと葉を付けた木々が寄り添っています。

 

 

 この木は、絵本から抜き出したようなフォルムを見せてくれています。

 

 

 グェグェという鳴き声に気づいて視線をやると、野鴨が胸を張って歩いていました。

 

 

 春の足音を察知して、誰よりも早くスイセンが風に香を送っていました。

 

 

 カロリーナポプラの名札を付けた木も、なかなかにハンサムな枝振りです。

 春から夏にかけてどんな表情を見せてくれるのでしょうか。

 

 

 冬の眠りからまだ覚めやらぬ木立に囲まれて、池が鈍色の空を静かに映し出していました。

 

 

 空を雨雲が覆っていても、池の畔を巡る若草の道に、小鳥達の歌声が明るく響いていました。

 春の気配を感じ始めた青い鳥が、恋の季節を待ちわびているのでしょうか。

 

 ミシガン大学植物園。

 多くの花を認めることはありませんでしたが、印象に残る一時を過ごすことができました。

 

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USA 早春の小道

2011-07-30 11:56:17 | アメリカ大陸横断 花の旅

 ミシガン大学植物園のトレイルは、フレミング川が流れる森の中に続いています。

 北海道だと野幌の森林公園、関東では千葉の泉自然公園、関西では枚方の山田池公園などに近いイメージでしょうか。

 大学の施設ですから、夫々の公園よりは、自然に手を加えない状態で管理されています。

 

 四つあるトレイルの中から20分程のものを選んで歩き始めました。

 周囲に人の気配が全くありません。

 小川の水は音もなく流れています。

 小川に掛けられた木橋を渡るとき、足元で木の橋が、かたことと音をたてます。

 

 

 小雨が降っていますが、風もない森の梢に小鳥の囀りが明るく響きます。

 私は、登山用のウールのシャツを着ていますので、早春の雨にも寒さを感じません。

 小川を渡ると目の前に四阿が見えてきました。

 

 

 その先は、落葉樹の林に踏み固められた道が続いていました。

 小道を縁取るように、早春の草が、雨の中でみどり色に濡れていました。

 

 

 小道の横に小川が流れます。

 私はその流れの中を一匹の鱒が、ゆっくりと泳ぎ渉って行く姿を認めたような気がしました。

 

 

 雪融の水を溜めた藪の中では、春を待ちわびる草々の芽が萌え出しています。

 

 

 小川に掛かる木橋をもう一度渡ります。

 

 

 その橋の上から流れを見ると、春の小川は思いの外に豊富な水量で、両岸から迫り出す藪の赤い枝は、まるで祝祭の前夜祭に灯る篝火のようにも見えます。

 

 

 早春の小道は、右岸を、流れに沿って上流へと続き、

 

 

 静かな森の中でささやかな堰が水音を立てていました

 

 

 温かな落ち葉の褥の中で、やがて来る春を演じる主役達が、顔を覗かせていました。

 

 

 梢の少ない場所では、雪解けも早かったのでしょうか、小道は緑の絨毯に変わり始めていました。

 

 

 雨に濡れそぼる木道の脇にも、小枝の赤い篝火が揺れていました。

 

 

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USA ミシガン大学植物園

2011-07-30 11:17:03 | アメリカ大陸横断 花の旅

 ミシガン大学植物園に到着したのは12時半でした。

 生憎の空模様で小雨がぱらついています。

 駐車場の横に消え残った雪の姿を認めました。

 

 

                

 

 受付で5ドルの入園料を払い、温室に入りました。

 温室はそれ程大きな規模ではありません。

 収集された植物の種類もそれ程多いとは思いませんでした。

 見せることより、研究や学生への教育が主目的のようです。

 

 

 温室の中には代表的な亜熱帯、熱帯植物が植裁されていました。

 

 

 奥へ進むと、大きなアオノリュウゼツランやサボテンなどを見かけました。

 

 

 私はサボテンの花をフィルムに数枚写してから退出しましたが、「花を撮る」という目的としては然程の成果は得られませんでした。

 

 

 30分程で外へ出ると小雨が辺りを濡らしていました。

 温室横に設置された西洋式ガーデンは季節前なのか、まだ閉鎖されていました。

 セントルイスには花が溢れていたのに、ミシガンにはまだ春が到来していないようです。

 

 時間が余ったので、どうしようと、逡巡したのですが、小雨の中を傘を差して、園内に設けられた、森と湿地のトレイルを歩いてみることにしました。

 

 

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USA ミシガンへ

2011-07-30 11:08:35 | アメリカ大陸横断 花の旅

 シカゴで30分ほどの休憩を取って、再びハイウエーに戻りました。

 

 

 程なく、道路標示にデトロイト(Detroit)の文字を認めました。

 

 

 やがて、車窓に一瞬、水面が見えたような気がしました。

 水面だとすれば五大湖の一つ、ミシガン湖のはずです。

 

 

 空はどんよりと曇り、時々小雨がぱらついてきました。

 

 昨日のセントルイスは春爛漫だったのですが、この辺りではまだ春の気配を感じ取ることができません。

 

 シカゴは北緯41度51分ですから函館とほぼ同じ緯度です。セントルイスは北緯38度38分ですから仙台のちょっと北、一関か気仙沼辺りに該当しますので、気温に差があって当然です。

 

 ところで、この辺りで頻繁に目にしたものがあります。

 

 

                    

 

 お分かりでしょうか?

 そう、パトカーの取締りです。

 多分と言うか、絶対にスピード違反です。

 

 かなりの数で目にしました。

 

 日本人は、殆どの人が、アメリカのハイウエーに速度規制が無いと信じ込んでいるようですが、決してそんなことはありません。  

 

 私はフリーウエーの制限速度、70マイル(約113㎞)以上を出さないようにしましたので心配はないのですが、それでも市街地に入ると、制限速度が50マイル(約80㎞)に変更されますので注意が必要です。

 

 

 サンフランシスコで車を借りた時は、左ハンドル車の運転操作に精一杯でしたから、スピードメータの横の走行距離表示を確認するどころではなかったのですが、二日目に気付いて累積走行距離を確認すると5000マイル+α程度でした。

 

 今は2011年4月19日11時31分、車の累積走行メーターが8000マイルを示しています。

 

 

 この時点で「アメリカ大陸横断花の旅」は通算約3000マイル、即ち5000キロ程度を走破したことになります。

 

 そして、道路標識にミシガン大学植物園の所在地アナーバー(Ann Arbor)の表示が現れました

 

 

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