INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

チラシのオモテ(19)

2008年05月31日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
1996年5月1日に、東部地区の大改正が行われたときのチラシの一部。
香椎台、みどりが丘地区については以前に取り上げたが、画像のチラシは三苫駅地区、高美台地区に関するものである。

西鉄三苫駅からは、「23番」の天神方面行きが平日15本から36本へと、倍以上に増えた(チラシには35往復と書いてあるが裏の時刻表を数えてみると36本になっている)。
当時、三苫駅には現在は廃止となった「230番」も通っていた。
「230番」は、和白営業所を出て、三苫駅、新宮駅前、大蔵、高美台、平山、香椎留学生会館、都市高速を経由して天神方面に向かうもので、現在の新宮急行の前身といえる。
「230番」は大蔵発着便が多かったので、三苫駅からの「230番」は平日で12本のみであったが、「23番」とこの「230番」を合わせると、三苫駅から天神方面へは平日一日あたり48本が運行されていたことになる。
現在は「23番」と、その後新設された「210番」を合わせても、天神方面への便は31本であり、3割以上減っている。
なお、このとき同時に、博多駅への足であった「29番」の三苫駅系統が廃止となっている。

一方、高美台地区については、「23番」の天神方面行きが平日25本から40本へと、大幅に増えた。
また、高美台一丁目から和白、女子大前を経由して香椎ランプから都市高速に乗って天神方面に向かう「23A」も新設された。
現在は「23A」は廃止され、高美台一丁目発の「23番」も平日25本に戻ってしまっているが、その後新設された大蔵発の「23番」と合わせるとちょうど40本となり、新宮急行の充実も考慮すれば、高美台地区全体でみた利便性はそこそこ維持されているといえるだろう。

なお、三苫駅地区、高美台地区の路線の改善案については、以前書いたことがある。

ちなみに、この改正を機に、「23番」下りのうち、三苫駅行きと高美台一丁目行きの天神郵便局前の乗り場が18Bから18Aに変更となった。
同じ「23番」なのに乗り場が異なるという状況は、このときから現在まで続いていることになる。

1996年5月1日は、ほかにも、「22番」が「23番」から分割、「28番」の廃止と「28B」の新設、「24C」の大増便、赤間急行の改正(特急むなかた号や日の里経由の廃止)…などなど、かなり大掛かりな改正が行われたが、これらのチラシについてもいずれ紹介していきたい。
(つづく)
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近い遺産(11)

2008年05月30日 |    ┣ 近い遺産
(つづき)
約2年前に取り上げた「桜坂」バス停の夜の様子。
季節はずれの夜桜である。

警固町」のバス停と同様、昼間はテープが貼られて見えない過去の路線が浮かび上がる神秘の世界(?)が繰り広げられる。
昼間隠れていたのは「20番」の「薬院、天神、県庁経由九大前行きと吉塚営業所行き」である。

この「20番」は「六本松」にも隠れているもようであり、廃止からかなり時間が経つのに意外にしぶとい。
(つづく)
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お役所前の風景(56)

2008年05月29日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
「北野役場前」のバス停。
三井郡北野町は3年前に久留米市に編入され現在は存在せず、北野町役場も「北野総合支所」となっているが、停留所名は昔のままである。

このバス停を通る久留米地区の「22番」は、久留米市中心部と北野町の「両筑苑」までを結んでいるが、かつては、北野町から先の、大刀洗町、小郡市、佐賀県鳥栖市方面まで走るかなり乗りごたえのある路線であった。
(つづく)
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趣に赴く(15)

2008年05月28日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
火曜日は先々週に引き続き、またまた熊本県南部まで出張してきた。
その途中で見つけたバス停。
どんな謂れがあるのかは知らないが、かなり由緒がありそうな名称である。
(つづく)
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イミカヨミカ(2)

2008年05月26日 |   ┣ イミカヨミカ
(つづき)
吉塚駅の新ロータリーを出て、道路の向かい側のバス停の英字表記は「YOSHIZUKA STATION MAE」となっている。

“ヨシヅカステーションマエ”って、ルー大柴じゃないんだし…。

そもそも誰に対する利便性を考えて英字表記をおこなっているのか、という根本的な問いかけをしたくなるような表記である…。
(つづく)
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四年目DA.YO.NE

2008年05月24日 | このブログについて
おかげさまで本日「INSIDE SORAMAME」は三周年を迎えた。

ブログを始めたときは一人暮らしだったが、現在はプラス二人…。
自分にとってはかなり密度の濃い3年間だったのかもしれない。

最初のうちは、意外にまじめに取り組んでいて、内容によっては「こんなこと、人さまに読ませるようなものじゃないよな…」などと考えて、アップするのをためらったりするときもたまにあった。
だが最近は、ふと思い出したことや街なかで見つけて思いついたことなどをそのまま書いてアップしている感じであり、「だから何だよ」と言われてしまいそうな内容が多くなっていると思う。

また、ブログというツールは文章で「逃げて」しまうことができるため、わからないことや自信がないことはぼかしたりごまかしたりして書いているので(笑)、読んでいて消化不良感をもよおすことも多いかもしれない。
コメントをいただく方の中には、緻密に調査をされてその成果を発表されている方も多いが、その姿勢にはただただ感心してしまうばかりである。  

ここ最近はバスの話題が大半を占めているが、バスについては、車体のこととか、設備のこととか、車両がどこの営業所に転属したかとか…、そういう方面のことにどういうわけか全く興味がわかないため(西鉄バスの車体に付いている4桁の数字に意味があると知り、覚えてみようかとも思ったがダメだった…)、そういった話題が好きな方にとってはかなり物足りないものとなっているかもしれない。
バスの中でも、路線やバス停など、どちらかといえば偏りがちな内容にもかかわらず、それでも毎日100人以上の方に見ていただいていることには心から感謝である。

今後も特に大きな変化はないと思われるが、これからも暖かく見守っていただけたら幸いです。
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お役所前の風景(55)

2008年05月23日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
福岡県うきは市の市役所前のバス停。
うきは市は、浮羽郡吉井町と浮羽町が合併して3年前に誕生した市であり、吉井と浮羽の庁舎を結ぶ「庁舎間連絡バス」が運行されていた。

うきは市、みやま市、みやこ町と、「平成の大合併」により、県内にもひらがなの自治体が増えた。
(つづく)
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カミングスーン?

2008年05月22日 | バス━ 未分類
JR吉塚駅前のロータリーが整備され、路面には「バス停」の文字がペイントされていた。

何番が乗り入れる予定なのだろうか。
吉塚営業所発の便?それとも「72番」や「74番」?
前者だとしたら、一部を天神まで快速にしてみてはどうだろうか…などと、ついつい想像が膨らんでしまう…。
コメント (3)
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colors(6)

2008年05月21日 |    ┣ colors&ぐりーん
(つづき)
色付きのバス停、六色目は福岡市中央区にある「銀」(←やや無理があるが…)。
演歌やムード歌謡の舞台なんかにもなりそうな、なかなか味わい深い名称である。

以前書いた「61番」の「西公園下行き」は、荒戸2丁目経由で西公園下に到着し、逆に、西公園下発のバスはこの港銀座通り経由で那の津通りに入っていたため、「61番」については、天神方面行きのみがこのバス停に停車していた。
(つづく)
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チラシのオモテ(18)

2008年05月19日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
昭和58年10月1日現在の「6番 市内循環線」の時刻表の一部である。

歴史資料館前(現在の天神4丁目)、天神山一証券前(現在の天神郵便局前[西行き])、城西営業所(現在の城西橋)、鳥飼6丁目(現在の城南区役所北口)、警固神社前(現在の天神警固神社三越前)、渡辺通4丁目(現在の天神1丁目)、渕上前(現在のキャナルシティ博多前)など、懐かしい名前が並んでいる。
また当時は全区間130円の均一運賃であった。

当時のルートは、
【博多駅~昭和通り~天神~西新~鳥飼6丁目~六本松~国体道路~駅前3丁目~博多駅】
という循環線であった。
その後、博多駅~昭和通り~天神間が廃止となり循環ではなくなった時期が一時あったが、のちに、明治通り経由で博多駅~天神間が復活し、再び循環路線となった。
しかし、数年前に博多駅~明治通り~天神~西新間が廃止となってしまい、循環しなくなったまま現在に至っている。
また、今年3月のダイヤ改正では、枝番を付けた「6-1番」が新設されている。

もともとの「6番」は、昭和通り、鳥飼5丁目、国体道路など、市内電車となるべく重複しないようなルート設定がなされており、市内電車を補完する役割があったのではないかと推測される。
(つづく)
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SWEET NAIL(7)

2008年05月17日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡市博多区の「キャナルシティ博多前」の、祇園町を経由せずに博多駅に向かうバスが停車するバス停。

このバス停を最寄りとする大型複合商業施設の正式名称は「キャナルシティ博多」であるが、このバス停では「キャナルシティー博多」となっている。
棒の一本くらいどうでもいいことなのかもしれないが、一応施設の名称なので正しく表示したほうがよいのではないかと…。
(つづく)
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お役所前の風景(54)

2008年05月16日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
熊本県水俣市の「市役所前」のバス停。
熊本県の南端部、鹿児島県と接する都市なので、産交バス(熊本)と南国交通(鹿児島)のバス停がある(もうひとつはコミュニティバスの「みなくるバス」)。

県境付近の都市のバス停は、隣接する2つのエリアが重なりあっていてなかなか面白い。
かつては、大牟田駅に産交バスのバス停があったり、門司港駅のバス停に下関駅行きの時刻表が掲示されていたりと、県境の向こう側にある未知なる世界に思いを馳せることができた…。
(つづく)
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colors(5)

2008年05月14日 |    ┣ colors&ぐりーん
(つづき)
色付きのバス停、五色目は火曜日に熊本県の八代市で撮った「白」。
無難に福岡市東区の「和白」などでもよかったのだが、せっかく見つけたので…。
(つづく)
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チラシのオモテ(17)

2008年05月12日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
平成11年7月1日現在の福岡空港前(下り)の時刻表。
当時は以下の行先が運行されていた。

「1番」
・月隈団地、桜ケ丘経由上宇美行き、障子岳行き

「2番」
・月隈団地、志免経由原田橋行き

「3番」
・東平尾公園入口、新原経由宇美営業所行き

「4番」
・月隈団地、志免経由佐谷行き

「37番」
・月隈団地、志免経由四王子坂行き

「38番」「39番」
・月隈団地、桜ケ丘経由ひばりが丘行き

「39番」
・月隈団地経由桜ケ丘第五行き

「43番」
・金隈経由雑餉隈営業所行き

複雑な運行系統を大胆に整理した平成8年12月の大改正の後、さらに大改正が行われ、福岡都市圏の番号体系から独立したこの地区固有のローカル路線(「1番」~「5番」)ができた。
なお、「5番」は福岡空港前(上り)から出るためここには出てこないが、亀山、志免経由新生行きとして運行されていた。

「1番」は「39番」のルートとほぼ重複しており、現在は数本残るだけである。

「2番」は廃止され、その後、ダイヤモンドシティ(現在のイオンモール福岡ルクル)と上宇美を結ぶ休日限定の路線として再登場している。
「2番」は、現在、太宰府市役所と宇美営業所を結んでいる「4-1番」と統合して、空港と九州国立博物館を結ぶ路線となるものとばかり思っていたが、読みがはずれた。

「4番」と「5番」は一つにまとめられ、現在は「5番」として、上りのバス停から発車している。

「1番」から「5番」のうち、現在まともに残っているのは「3番」のみである。

なお、当時、福岡空港前(下り)から出る全ての便と福岡空港前(上り)から出る「5番」を合計した本数は248本(平日)であった。
現在の合計は224本であり、単純にみると約1割減であるが、224本の中にはこの間に運行を開始した「無番 福岡空港~イオンモール福岡ルクル」線(44本)が含まれていることから、地下鉄福岡空港駅から郊外の住宅地に向う利便性は、一部を除いてかなり低下したということができる(平成11年時点が過剰であり、現在の水準が適正だという見方もありそうだけど…)。
(つづく)
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チラシのオモテ(16)

2008年05月10日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
「50番」が運行を開始したときのチラシ。

それまで皿山地区(柳河内~皿山3丁目)から博多駅へは、「67-1番」がごくわずかに運行されるのみであり、周辺の長住地区や中尾地区などと比較して博多駅への直通路線に恵まれていなかったが、「50番」の登場により利便性が向上した。
「50番」は博多駅から自動車免許試験場への足としても利用されているが、外環状線が開通した現在、野間四角からは、若久経由のほうが試験場に速くたどりつけそうである。

なお、先代の「50番」は、
【天神~昭和通り~検察庁前(現在の法務局前)~野間四角~大橋(現在は廃止)~井尻(現在の井尻六ツ角)~南八幡町(現在は廃止)~雑餉隈営業所】
というルートを走っていた。
また、「50番」にはもうひとつ
【天神~昭和通り~祇園町~隣保館前~堅粕~比恵~板付~麦野~雑餉隈営業所】
というルートもあり、もっと昔は2つを合わせて循環していたそうである(循環していた時期のことはリアルタイムでは知らない)。

板付経由の「50番」は、その後「41-1番」に改番され、明治通り経由となった。
近くを通るのに博多駅を通らないこのルートは、旧博多駅の頃の名残ではないかと推定される。
そして、「41-1番」を補完するように、現在も「41番」が一日2往復のみ緑橋を経由して吉塚営業所まで運行されている。
(つづく)
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