加賀藩の所領加賀、能登、越中の魅力、海越しに観る山々、風光明媚なシーサイド・ラインの風景・出来事を写真で紹介する。
金澤・能登立山シーサイド・ライン



手取川 白山頭首工

川の水は透明で氷つきそうなくらい冷たさを感じさせる。

霊峰白山に源を発して流れてくる水はこれより下流の扇状地を潤す。

浅いところでは薄氷が。かといって水は澱んではいない

山々が朝陽に染まり始めたが、流れに日が差すのはまだ先だが。日差しが差し込めば水はもっとエメラルド色が増すことだろう。

撮影:2024.01.14



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前回訪ねたのは8月のとある日、汗を拭いながら訪ねた。

あれから半年が経つ。

先日は雪が舞う一日だったが、西からの高気圧に覆われ冷え込んだ朝、木々には樹氷が。

朝陽が差し込み木々がとても綺麗だが、それを忠実に再現できる技量も機材も無いことが悔やまれる。特に雪景色は素人には難易度が高すぎる。

この景色を目に焼き付けて墓場まで持っていくことにしよう。(?)

こんな寒い朝に私ぐらいかと思ったら、どうも先客があったみたいで足跡が。やはり同じことを考える人がいたみたいです。


下流側の景色

 
昨年8月の景色

 
同じように、昨年8月の景色

夏に訪ねたコースを思い出しながら次の場所へと車を進める

綿ヶ滝

荒々しく轟音とともに流れ落ちる綿ヶ滝、その向かいには糸を引いたように流れ落ちる滝も見ることが出来る。

綿ヶ滝を男滝、向かいに見る滝を女滝とも呼ぼうか、動と静そしてその先には静寂が


こちらが、夏、夕暮れの風景

新緑のころ、紅葉の頃も素敵だろうが自分的には雪景色が一番かも


滝見台からの景色

綿ヶ滝を後にして上流へと、途中真っ白な斜面にひきつけられて手取川ダムへと、この斜面は中々の滑りごたえが下部がもう少し広ければ、ここを滑り降りる輩がいてもおかしくないかも。私もその中の一人かも?

堤高153メートル、斜面の直線距離320メートル魅力的だ。

そう思って調べてみるとこんな事件が

スノーボード滑走事件2008年(平成20年)3月、一面に積雪した手取川ダムにスノーボードで滑走した跡が発見された[4]。スノーボーダーは当時関係者以外立入禁止だったはずのダム天端に侵入。そのままダムの直下まで、直線距離にして約320メートルを滑り降り、下流の集落へと続く道をたどって逃走したという。防犯上、カウンターテロリズムの観点からも、ダムへの不法侵入という点は問題であるが、それ以上に新雪上での滑走は雪崩による災害を誘発しかねない、極めて危険な行為である。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より


堤正面に見える旧瀬女スキー場山頂駅山頂からは手取川ダムが一望できるだろう。

ちなみに堤本体がゲレンデなら、こちらはジャンプ台?


余水吐けゲートと堤頂部


ダム湖と取水塔。昨年は貯水率20%を切ったとの報道がされていたが、例年より雪も少なめのようだが今年も同じようになるのだろうか。

堤頂部に置かれた自然石とモニュメント。よく見ると自然石の中には化石のようなものも、ゆっくり観察しても面白いかも。

雪と青空のコントラストが綺麗だ、堤本体の石に積もった雪の模様が面白い(写真では実感が湧かない)

堤本体にはライブカメラが設置されているこれで私も犯罪者(不法侵入罪)かも。

早々に手取川ダムから退去、最終目的地の白峰市ノ瀬道路の通行止め箇所まで入る。

風嵐にてゲートアウトこれより先は徒歩のみ、今回はかんじきの用意しかなく。40年ぶりにかんじきを履く。先行者のトレースがありその跡を追随する。積雪は50~60センチメートル程度?でもかんじきにてトップを行くには体力が続かないだろう。

ゲートより2キロメートル程度進んでみる。これは中々の重労働だ。今回はカメラだけ持ってノ散策だが、この時期に山頂を目指しての登山はよっぽどの体力と精神力がないと自殺行為だ。

私にはそんな勇気も体力もないからあきらめることにする。

ここ風嵐から市ノ瀬まで約10キロメートル往復20キロメートル道路の開通を待つことに・・・・・。

撮影:2024.01.14

 

撮影から1週間が過ぎての投稿になってしまった。雨で積雪も随分と少なくなったことだろう。



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街角で見つけたことば

“頑張らず 無理せず 焦らず あきらめず”

重伝建『白山市白峰』を歩いていて見つけた。

白山市白峰伝統的建造物群保存地区は、山間部の狭隘な敷地に主屋が通りに面して建ち並び、地区の中央部には、社寺及び大家が居を構え、これらを囲む石垣が連なり、特徴ある景観を形成している。また、豪雪という気候風土や養蚕という生業に即して発展成立した地方色豊かな伝統的建造物群が良く残りまた、厳しい自然環境にある山村集落の歴史的風致を良く残している。


白峰温泉総湯


雪だるまカフェ

林西寺 白山下山仏

無量光院林西寺は真宗大谷派に属し、泰澄大師の開基と伝えられる白峰地区最古最大の寺院です。古来より白山の山頂一帯には多くの尊像が安置されていましたが、明治7年(1874年)の神仏分離令により廃棄の危機に瀕しました。これを憂慮した当時の住職可性と山麓十八ヶ村の尽力により、「白山下山仏」として半分が林西寺に収められることとなったのです。現在下山仏堂には白山本地仏で国指定重要文化財である銅造十一面観世音菩薩立像など、白山信仰の歴史を今に伝える8体の仏様と泰澄大師坐像を安置。いずれも白山の神仏習合の実態を知る遺品として貴重な資料です。

白山市HPより

先月22日に降り積もった雪が残る白峰。

雪の降らない穏やかな正月を迎えて一週間が過ぎ小寒が過ぎた今日、暦通りに寒さも一段と厳しく再び雪が降りしきる。

例年なら一メートル越えの雪がある頃。

明日にかけてまとまった雪になることだろう。

自然の猛威には抗えない。

 

 

能登地方にも同じように冷たい雪が降る。

“頑張らず 無理せず 焦らず あきらめず”

明けない夜はないのだから、光を見出してほしい。

合掌



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洗面所の時計は午後4時11分6秒で止まったまま。

ここは、東金沢駅から徒歩5分の場所。で私はというと七尾の実家にて正月番組を見ながらコーヒーをすする。

携帯電話が鳴り響く、築50年の家ががたがたと揺れる。この程度なら大丈夫だろうと思って車のカギを手に高台に避難しようとしているところへ、第二波、前回以上に家がギシギシと揺れるもうダメかもと?

津波警報が発令されすぐに大津波警報になる。海岸から50メートル程度の場所家の両側は20メートル以上の高台、津波が増幅する地形、取るものも取らず高台に避難、ここからは富山湾が一望できる。立山連峰の眺望も素晴らしいところだが、今日は波の様子、後から後からと襲ってくる地震っそれだけが気になる。

子どもからは、安否を確認する電話が鳴る。

いつまでも余震はやむことがない。車で待っていると、町内の人が近くの避難所に避難できる旨を伝え次々にと避難先の案内を各車に伝えて廻る。

避難所近くまで行くがたくさんの車が止まっている。ここでは体が休まらにだろうと諦めて再び車に。

パーキングエリアのトイレの断水が始まった。このままでは町会全体の断水は時間の問題。意を決して自宅に帰る。まだ電気も水も大丈夫だ、今のうちにすきっ腹を満たすその間にもなんだ主余震が襲う。

こんな状態ではここで一晩を過ごすのは難しい。とりあえず荷物をまとめ避難することに、避難先は金沢市、はたしてたどり着けるか疑問だ。国道は通行止め、氷見七尾道路も通行止めの表示が。

じっとしていてもいても仕方がない、氷見のタクシーが通行止めの氷見七尾道路を走っていった。本社と連絡を取って通行できることを確認したのだろう。

これなら行けると確信してパーキングエリアから氷見に向けて車を走らせる。インターチェンジ度にここで降りるよう案内が出ている。ここで降りても一般国道が果たして走行できるか不安だ。この道は一様だが高規格道路とのうたい文句で建設された。(実際には一般道より脆く弱い)ほかに走る車はない。貸し切り状態で高岡インターまで走りここで降りる。元料金所横には道路パトロールの管理車両が止まっているが見ぬふりをして通り抜ける。

ここまでくれば一安心金沢まであと40分程度。途中燃料を補給し石川県に入る石川県のスタンドでは給油の為の車列が出来ている。みんな考えることは同じなのだろう。

距離にして70km程度の走行で普段は何も気にすることなく走っていたが、今回はとってもワイルドでハラハラドキドキのドライブでした。

 

最後に大規模な地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。

私どもも決して不安が解消された訳ではありません。実家もいつ倒壊してもおかしくありません。隣の家も倒壊寸前です巻き込まれる可能性もあります。一刻も早く余震も収まり平常通りの生活が戻ることを祈っております。

合唱



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