筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

●『源氏物語』8帖 花宴(はなのえん) 朧月夜との禁断の出会い

2024年06月02日 | xx源氏物語

『源氏物語』8帖 花宴(はなのえん)
朧月夜との禁断の出会い
光源氏20歳春 宰相兼中将時代
 藤壺25歳/葵の上24歳/朧月夜?歳

[光源氏、春鶯囀を舞う]
2月、南殿(紫宸殿)での花の宴が催され、光源氏は春鶯囀を、頭中将は柳花宴を舞いました。

[光源氏、朧月夜君と会う]
宴も果てましたので、光源氏がほろ酔い気分で弘徽殿の辺りを歩いていると朧月夜に似るものぞなき……と謡って来る美しい姫君がありました。

※上の写真は、「京都御所紫宸殿/おぼろ月夜」/無料(フリー)写真素材を使用


この姫君との出逢いが、
光源氏の運命を大きく変えていきます。
その夜、光源氏は弘徽殿の細殿で、朧月夜弘徽殿女御の妹)に出会い関係を持ちます。
※上の写真は、「京都御所紫宸殿」/無料(フリー)写真素材を使用

[光源氏、朧月夜君の素性を知る]
3月下旬、右大臣邸で藤の花の宴が催された時、光源氏朧月夜と再会し、その女が弘徽殿女御の妹で、近く東宮(後の朱雀帝)のもとに入内する予定であることを知りました。


【源氏物語8帖に出てくる主な登場人物】

光源氏(ひかるげんじ)
第一部、第二部の物語の主人公。亡き母にそっくりと言われている藤壺の中宮恋をしてしまう。
その後も亡き母・桐壺更衣の面影を求め、様々な恋愛遍歴をたどる。
紫の上も、女三の宮藤壺の姪である。光源氏は藤壺中宮の血縁者に強く心を惹かれる人生だった。

朧月夜(おぼろづきよ)
右大臣の6番目の娘。弘徽殿女御の妹である。光源氏と恋人関係になった。
後に尚侍として朱雀帝に仕え、寵愛を受ける

弘徽殿女御(こきでんのにょうご)
桐壺帝の妃であり、朱雀帝の母。
桐壺帝が、第一皇子を産んだ自分よりも桐壺の更衣を溺愛することに強く嫉妬して、桐壺をいじめた。
その子の光源氏をも憎んでいる。光源氏を須磨・明石に追放するよう計画したのは弘徽殿女御とその父右大臣である。

右大臣(うだいじん)
光源氏の政敵。娘に弘徽殿女御や朧月夜がいる。弘徽殿女御と一緒に光源氏の追放を画策する。
「明石」の巻で亡くなる。


今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」(2024年)を解りやすく視聴見るために平安時代の勉強を兼ねて『源氏物語』のブログを書いています。『源氏物語』には、物語に欠かせない要素のひとつとして多くの「植物」が登場します。これなどを切り口に『源氏物語の花』『源氏物語の風景』をブログで表現できたらと思っています。

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6月1日は「鮎の日」 万葉集/巻5-0855 2024年

2024年06月01日 | 00.今日は何の日

6月1日は「鮎の日」です。
万葉集には、鮎(あゆ)を詠んだ歌があります。


今日は、生き物を詠んだ  鮎(あゆ) の歌です。

万葉の時代は、占いにも使われたようで、「鮎」という字が当てられたといわれています。万葉歌の原文では「年魚(あゆ)」とも書きます。

万葉集/巻5-0855  作者/不明

松浦川(まつらがわ)    川の瀬光り  (あゆ)釣ると
       立たせる妹(いも)が   裳(も)の裾(すそ)濡れぬ 

【意味】松浦川の瀬がきらめいて アユを釣ろうと川の瀬に
  立っておられるいとしい人の 裳裾が濡れて美しい

 ※「立たせる」〈せ〉尊敬已然形。
                             〈る〉存続連体形。立っていらっしゃる。
 ※「裳」女性が腰から下に着た着物。

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、フリー写真素材を使用


「鮎の日」の由来は、6月1日がアユ釣りの解禁日としている地域が全国的に多く、また、アユが小売店に出そろうことからこの日が選ばれた。

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福岡の散歩道の花 2024/05/31【金】

2024年05月31日 | 01.自然(草花等)

福岡散歩道の花です。
ブログ読者も皆様も、福岡の散歩道の花を写真でお楽しみください。

 早歩きを含めたウオーキングは、

 健康増進ウォーキング 。

『運動で 減らす体重 増す寿命』

 頑張っていますよ。

 

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万葉集/巻2-0090  ニワトコ/万葉名:山たづ 5月 2024年

2024年05月30日 | 21.万葉の花

接骨木(にわとこ)を詠んだ歌
万葉の時代は、山たづと呼ばれています。
万葉集では、「山たづ」は「迎へ」を導く枕詞として使われています。対生の羽状複葉をツルの羽を広げた姿に見立てたもので、ツルの古名「たづ」からきているとする説がいわれています。

万葉集/巻2-0090  作者/衣通王(そとほしのおほきみ)

君が行き  日長くなりぬ  やまたづ
                    迎へを行かむ    待つには待たじ


【意味】あなたが旅に出かけた日から  もう幾日も経ちました
  私の方から迎えに行きます とても待ってはいられない

 ※枕詞:やまたづ
 ※「迎へを行かむ」〈を〉間投助詞。

※写真は、「ニワトコの花と実」/無料(フリー)写真素材を使用


【一口メモ】ニワトコは山野に見られる落葉の低木です。 葉は対生で、羽状の複葉は長さ15~30cmになり、花は新芽が出る春に開き、赤い果実を付けます。 若葉は食用または民間薬として用いられます。
別名セッコツボク  花期は4〜5月。実は6〜8月に暗赤色に熟す。

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ミニ山野草展 5月29日(水)

2024年05月29日 | 03.我が家の草花

わが家の庭で「山野草展」の真似事をしています。
庭のテーブルには、山野草鉢を置いて完成です。眺めると、和みますよ。
大きさが判るよう必勝ダルマ(高さ9㎝✖横幅10㎝)を置いてみました。


【右側の鉢/紫式部の苔玉】

ムラサキシキブの苔玉に花が咲きました。
実を付けてくれると嬉しいのですが・・・・

 

【左側の鉢/ドクダミの花】

小さな鉢で育てていますが、花を付けてくれました。


ミニ山野草展は2~3鉢程度テーブルに並べ、写真を撮ったら終わりです
ブログ読者様に見て頂くのが目的です。
気楽で手間いらずの展示会にしていますよ。

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