思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

すべて嘘と誤魔化し=最高責任者が責任を取らずに「言い訳」に終始するのが、日本の文化となった。

2018-05-31 | 社会批評

加計学園のトップが、親友・安倍晋三を守るために事務局長にやらせたサル芝居には、誰もが吐き気をもよおした事と思います。

森友は、関係者全員が不起訴!!?? 頭脳明晰の元検事で正義の味方・郷原信郎さんの言う通り、『検察崩壊』です。

日本という国家が根元から朽ちていくのを目の当たりにして、正常な人は、憤りを通り越して、言葉もないでしょう。

21世紀最初のピュリッツァー賞を受賞した大書「HIROHITO」(日本語版名は「昭和天皇」)の著者ハーバート・ビックスは、「大敗戦のあと、最高責任者(天皇裕仁)が責任を取らずに、その地位に留まったのは、世界の歴史上はじめてのこと、その国がどのようになっていくのか」がこの大著を書かせた重要なテーマだと言いました。ここまで堕ちるのです。ついに経験したことのない次元にまできました。

いよいよ最後を迎えるのでしょうか。それを食い止めるのは、良識を失わない自立した精神=シチズンシップをもつ市民だけです。立憲民主党などの野党と力を合わせて、新しい日本を開かなければならない、と強く思います。

罪を認め、正直に話したのは、ただ一人、若干20歳の宮川選手だけ、というのが日本の国の現状です。わが国の「エリート」、最高の地位にある人は、みな悪賢い人のようです。顔は汚く、目は濁っています。


左から二番目が郷原信郎さん


武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員)

 

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部活という名のスポーツ競技のために学校があるー頭がかなりおかしいニッポン人

2018-05-27 | 教育

 

勝ち負け、記録、部活、競技のために学校がある、それをはやす頭の軽いマスコミ人が大手を振るうクニは、どこでしょうか(笑)

ここまでみんなで狂えば怖くない、が進めば、何を言っても言葉が届きそうもありませんが、

お教えしましょう。学校は、学習のために、知識の習得や 思考力の鍛錬や 知的対話の練習のためにあるのです。それが主目的なのです。

スポーツ競技のためにあるのではありません。学校でのスポーツ遊びは、ほんらいリフレッシュのためです。

そんなに競技が大切で毎日ガチンコでやらせたいなら、スポーツ競技養成所をつくればよいのです。やりたい人は、そこに通うのです。

なんのために学校に行くの? 何のために大学進学するの? 名前がほしいだけ、それが真実の国は、必ず滅びると思います。

ニッポン人、みんなで狂えば怖くない、満点大笑いの国家のようです。吐き気をもよおします。

 

武田康弘の体験談

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籠池夫妻の異常な長期勾留と面会謝絶は検察庁による不当な人権侵害ーー行政監視委員会の権限強化が不可欠です。

2018-05-25 | 社会批評

凶悪犯罪ではなく、逃げ隠れできる状況にもない籠池夫妻を10か月も勾留し、面接さえ禁止(特別に国会議員には認めざるをえなかったが)とは、いかなる法的根拠に基づくのか。しかも今回の保釈にも検察は待ったをかけたが、大阪地裁により保釈が認められた。

 不当、違法な長期拘留と言うほかないが、こういう超法規的で恣意的な検察庁の所業は後をたたず、これでは、民主制国とは到底言えない。行政権の肥大化は民主政治の否定となるが、とりわけ警察や検察という実力組織の恣意的な権限行使は、危険で恐ろしく、公共悪というほかない。

 

第三者機関であるオンブズマンの創設で、役人=検察官の勝手な行いを監視しなければ、再び戦前のような狂気が再現されてしまう。検察や警察による冤罪事件は後をたたないが、それを防ぐためのオンブズマン制度がない。その創設は急務である。また、国会の行政監視委員会に強い権限を与えて、国会から行政機関への監視を行う制度を実効性のあるものとしてつくることが必要だ。

行政権の肥大化は目に余る。

 ※わたしは、籠池夫妻の思想や行動には、まったく賛成できないし、彼らの行為には強い憤りをもつが、それと、検察庁の異常な権限行使とは次元を異にする。人権無視の公権力の行使はより罪が重い。

 
2009年10月14日
左は、参議院行政監視委員会委員長・山下栄一
右手前は竹田青嗣(早大教授)・中央は武田康弘(哲学者)・奥は西澤利夫(調査室室長)
撮影は荒井達夫(調査室首席)


武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員)

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天皇裕仁と日大アメフト監督。「絶対王政」という非近代性と個人の消去による全体主義を清算しましょう。

2018-05-23 | 社会批評

日本を著しく特徴づけるものは、上位者に従うしか生きる道がないと思わせる全体主義=上位下達の集団一致です。

明治維新政府の「天皇現人神という天皇教」(狂気の国家宗教)は、「個人の自由と責任」を元から奪うもので、非民主性・非民主制・非民主政の象徴ですが、その悪しき文化がいまも清算されません。

自民党の憲法案から「個人」という文言が消され「」に変えられたのは、彼らのもつ全体主義の現れで、天皇・皇室を利用して全国民を一つにしようとするアナクロニズムなのです。

日大部員たちが証言する監督による「絶対王政」とは、天皇裕仁の現人神という存在を想起させます。彼もまた犠牲者の側面は持ちますが、「上官の命令は天皇の命令と思え!」が合い言葉となり、徹底して上位者に従う人間個人の良心は下に置かれる)がつくられたのでした。無条件降伏という大敗戦の後、自害はおろか謝罪もせず退位さえしない最高責任者(主権者であり軍隊の統帥権者であり生きる神!であった)とは何なのか。主権者が天皇から国民へと180度転回し、神ではなく人間だと「人間宣言」をした、その前も後も同じ「昭和時代」という。退位しないので、日本の歴史はわけのわからない話となり、グチャグチャにされてしまいました。

最高責任者が責任を取らずに「言い訳」に終始するのが、日本の文化となったのです。責任を取らず、戦争への反省もしない人間(神から人へ転回した天皇という存在)が「のうのうと生き延びた」(皇軍兵士たちの言葉)のでは、誤魔化しが常態となり国は腐ります。

きちんと個人の自由と責任により精神的に自立して生きる人が評価される日本にしなければ、未来はなく、朽ちていくだけです

なによりも個人が尊重され、個々人の自由と責任に基づいて公共世界と政府がつくられ、官僚は主権者である国民の僕となるまともな民主国家にしたいものです。スポーツ組織も学校の運営も会社の営業も国家運営もみな同じで、個人につき個人から立ち昇る民主的思想と行為に依らなければ未来はありません。もう目を覚ましましょう、わが日本人よ。

それにしても、安倍首相とその手下たちの吐き気もよおす嘘、厚顔無恥、無責任に対して、20歳の宮川選手は、組織の論理を超えて、個人の良心に基づき、自分の非を認め、真実を話したのは立派でした。日本も捨てたものではない。戦前思想の愚か者の国会議員の集団(主に自民党)を消去するのは、良識ある個人としてのわたしたち国民です。


武田康弘

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嘘のつき放題ー記憶にない、面会記録は破棄した、悪を絵にかいたような首相の安倍晋三よ、いい加減にしろよ!

2018-05-22 | 社会批評

細かく書く必要はないでしょう。

ここまでウソ=国権の最高機関である国会での答弁のウソが誰の目にも明らかになっているのに、辞職もせず、のうのうと首相の座に居続ける。

これほど破廉恥な首相は、歴史上他にいません。

それを支える自民党の面々とマスコミの買収されたかのような「野党批判者」たち。日本はどこまで堕ちれば気が済むのでしょうか。

明仁さんと美智子さんも忌み嫌う戦前の天皇現人神の思想をもつ「日本会議」に250名もの政治家(大多数は自民党議員)が参加する国は、どこから見てもまともではありません。

国体思想=靖国思想につき、そこから教育や福祉や外交を発想する政治は、もとからアウトですが、そんな常識さえ弁えない議員と国民では、国が滅びます。

いい加減にしろよ!と言うほかないでしょう。

国家の私物化は、民主制社会では、最も重い罪であり、ふつうの民主国なら逮捕です。

最高責任者が責任を取らないのでは、人間も国も元から腐り、腐臭を放ち、朽ちていくほかありません。

もう一度言いましょう。「いい加減にしろよ!」

総理在任中に首相官邸での面会記録を廃棄した!!??悪事を働く必要がないのなら、官邸側が記録を廃棄することはありえないのです。
バカにするのも程々にしろ!!

「疑わしきは罰せず」は一般裁判の原則ですが、政治家、まして総理大臣が、公的機関から明白な証拠文書が出されたなら、それへの反証を出さなければならず、それが出来ないなら責任をとる以外はないのです。常識を弁えない厚顔無恥・夜郎自大が通るなら、国はお終いなのです。

 

 

※どのようにして安倍晋三はつくられたのか?


武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員)

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新緑と飛行機雲と昼の月ーー青空三つ 

2018-05-21 | その他

すばらしい青空だった昨日の写真3枚です。

青空に浮かぶ昼の月 と 青空に描く飛行機雲 と玄関前の新緑から覗く青空です。

 



上の二枚は、キャノンの超望遠付きコンパクト(月は1200㎜=35ミリ判換算で)

下は、プラナー50mm(ソニーα99)=あんまり青空が綺麗だったので、ただ玄関から見上げただけ。


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2017ザルツブルク=「レクイエム」演奏史上はじめての事件、聴衆は総立ち。クルレンティス・ムジカエテルナ。

2018-05-18 | 芸術

かつて一度もなかったことでしょう。
モーツァルト『レくエイム』演奏の歴史で、はじめてのことでしょう。

モーツァルト最後の作品『レくエイム』の演奏後、しばらくして歓声があがり、それが繰り返され、最後は全員がステンディングオベーション。聴衆の顔は嬉々として、まさにカタルシス。

しかも、場所は、モーツァルトの生誕地=ザルツブルク。
昨2017年に行われたザルツブルクフェスティバルでの演奏会のこと。いやらしい言い方をすれば、世界で最も権威あるモーツァルトの演奏会でのこと。

指揮者は、アテネ出身でロシアのペルミ(シベリア)を本拠地にするテオドール・クルレンツィス。オーケストラと合唱は、クルレンツィスが組織したムジカ・エテルナで、クルレンティスの理念ー音楽革命に賛同する若き名手たちの集合。古楽器も現代楽器も自在に弾きこなす人たちの集まりです。

この演奏、まるでモーツァルトの心に直接触れるかのような音と音楽。かつての巨匠たちの演奏とは次元が違う怖ろしくなるほどの『レクイエム』です。演奏後、コンサートマスターも隣の女性奏者も涙していました。

時間のない方は、飛ばし飛ばし数分間でもぜひご覧ください。ザルツブルクフェスティバルの提供する音声と映像は、すばらしく美しい!






武田康弘

 

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人権なんてないんだよ。おぞましい日本という国家。強制手術の実態が次々と明らかに。

2018-05-17 | 社会批評

安倍首相の思想ブレーンの中心者である八木秀次 麗澤大学教授は、『反人権宣言』(ちくま新書)を出し、

「欧米のつくった『人権』に日本はなじまない。日本人は人権という言葉に怯えずに、国民の常識に戻るべき」 と言いますが(安倍晋三と八木秀和は、それを国連で演説すればよい!)、

わざわざ書かなくとも、とっくの昔からオゾマシイ人権無視が、自民党+官僚王国の特徴です。それでも自民党に投票するのでは、みな同罪で一蓮托生。

次々と明らかになる凄まじい強制避妊手術の実態に、公共的憤りが湧き上がります。民主性・民主政・民主政はありません。

 (※人権思想の淵源は、宗教(一神教)や哲学(理論体系の哲学及び人生哲学)ではなく、幼子の存在です。武田康弘

今日の東京新聞・夕刊

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二つの国体(菊と星条旗)論 ー白井聡の論考は正鵠を射るもの(集英社新書)

2018-05-12 | 社会思想

 

戦前は、「天皇陛下は、その赤子であるわたしたち臣民を愛してくれる」、だから、その愛に応えることが日本人の生き方。
戦後は、「アメリカは、敗戦国の国民であるわたしたちを愛してくれる」、だから、その愛に応えることが日本人の生き方。

なんだか超哀しい~~!ですが(笑呆)
著者の言う二つの「国体」という妄想=物語に共通するのは、なんでしょうか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それは、「自由と責任をもつ精神的に自立した個人」が存在しないことです。
日本人には知性はあっても、個人の精神がないのです。
だから、事象の判断を自分ですることのできる人はほとんどいません。
いつも権威に従い、有名である人を評価します。自立した精神がないので、それ以外には判断の方法を持ちません。
学者は、欧米の研究成果が基準ですから、オリジナルな知性=精神がありませんが、それに疑問を抱く人もいません。
そのため、明治から今日まで「日本に哲学なし」と言われてきました。日本では、哲学(フィロソフィーの正しい訳語は「恋知」ですが)と言えば、大学内の一つの専門知とされ、哲学書の読解と記憶に過ぎませんから、日々の体験に基づき自分の頭を悩ませて考える=精神の力を強めていく実践とは切れています。

天皇陛下に従属し、
アメリカに従属し、
プライドのある「エリート」族は、西ヨーロッパに従属します。
みな従属です。

従属なき知性=自立し精神は、疎まれ、無視されます。その構造的「虐め」(序列と型の二つで人間を閉じ込める)に屈せずに、なんでも受入れつつ精神の自由=恋知をつらぬける人は、どうも「天然記念物」レベルの少数者のようです。まあ、国の特別天然記念物として丁重にオモテナシしてくれるなら嬉しいですが(笑)、そうは問屋がおろさず、村八分にされる(干される!吊るされる!)のが落ち。ズコッ(失礼)。それにしてもなんと底意地が悪い国なのでしょう~~~

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

話がこの本「国体論」からズレて広がってしまいましたが、
これは、稀にみる優れた論考で、とてもお勧めです。著者の白井さんは、本道を歩み、立派だと思います。まだ若いので、これからも楽しみです。
一つだけ苦言を呈しますが、これからは、天皇の「おことば」に依拠するのはやめないといけません。天皇家は京都御所に戻して文化的行事のみに(国事行為から解放)、そして人権を認めて自由な生活に、という方向に変えていくというのが正論のはずですから。




武田康弘

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セクハラ問題・人間問題を考える前提。人間関係とは通い合いであることの強い自覚を!

2018-05-10 | 恋知(哲学)

セクハラのみならず、人間の問題を考え語るときに必要なのは、「性」を肯定する意識です。

せまい意味での性交渉のみならず、スキンシップや視線の共有に始まる広い意味での性は、必要なもの・大切なもの・よいものである、という当然の前提がしっかり意識されないと、思考は歪んでしまい、有意味な発話はできません。

女も男も、年齢の上下もなく、広義の性への関心や欲望はとても強いものです。その質、求める方向性や程度は人により差異がありますが、食欲とならんで性欲を満たそうとするのは当然で、それ自体は正当・健全な行いです。ほんらい「性」はいやらしいものではなく、悦びです。必要ですし、大事な営みです。

もちろん、食欲にせよ性欲にせよ、それが肥大化すれば、心身を害して不健康・不健全になります。
その質や量の適切さについては、個人差が大きく、客観的基準は定められず、主観性の領域ですから、各々が、自分にあった質や程度を見い出す以外にはありません。

ただし、性の場合は、食と異なり、自分一人の問題ではなく相手との関係性ですから、それ抜きには成り立ちません、様々なトラブルが生じる原因はそこにあるので、性の問題は、最も根源的なコミュニケーションの問題だと言えます。心身全体を用いてのコミュニケ―ションですから、通い合いがあれば、深く強い悦びが得られますが、その反対に一方通行だと、最悪の結果となり、相手に酷いダメージを与えることになります。

性の両刃の剣で、最高のよろこびをつくる可能性をもちますが、(多くは)女性側にこれ以上はない最悪のダメージを与えるものでもあります。狭い意味での性行為に限らず、言葉や身体的な触れ合いでも、通い合いがあれば悦びが得られ、それがないと正反対の結果をつくります。

通い合いがあるのかないかで、一見同じように見える言葉や行為が、「よい」言動にもなり「悪い」言動にもなる。

性そのものはよいことだが、相互性のない「性「」は最悪となること、それを了解していれば、相手の嫌がることはしない、いやだと思うことは、いやだと明言し、態度に表すことが必須であることが了解できるはずです。

あまりに当然ですが、通い合い=相互性の有無がすべてです。

 

武田康弘


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9日(水)は『恋知の会』 個人意識の獲得と共に人間精神が誕生ー昨日、染谷君がミレトス(哲学生誕地)に入る。

2018-05-06 | 学芸

9日(水)は、「恋知の会」です。午後1時開場ー1時30分開始  飛び入りもできます(白樺教育館あてにメールか電話をお願いします)。


 恋知第3章『民主制・公共思想』を用いて、フィロソフィーと民主性・民主制・民主政とは一体であることの学習です。「人間知性」が個人意識の獲得と共に「人間精神」となるのは、エーゲ海周辺における古代哲学の発祥によります。人類が個々の自立する精神をもった人間となったのです(今もなお日本では相当に怪しいですが)。

 いま、教え子で白樺同人の染谷裕太君が、哲学=人間精神の生誕地である古代ギリシャ(現トルコとアテネ)を徒歩旅行中ですが、昨日、哲学の発祥地=ミレトス(トルコ)に入りました。貴重で見事な写真をたくさん発表していて興奮を抑えられません。ぜひご覧ください。

(写真は徒歩旅行でパソコンがないため、スマホでの写真ですが、同時にソニーのフルサイズコンパクトRX-1Rでも撮っていますので、帰国すれば、望みうる最高の画質で堪能できるでしょうー大変貴重な資料がつくれます)

※なお、授業は、「道徳」と「公共」という二つの言葉の意味本質についてのお話もします。


武田康弘
 

昨日、染谷裕太君撮影。
ミレトスの劇場に座る「ソクラテス」(笑)(わがソクラテス教室・白樺教育館のマスコット人形)。


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ドヴォルザーク「新世界」の超がつく名演に出会い、興奮しています。 ロビン・ティチアーティ指揮

2018-05-04 | 芸術

 ビックリ! ドヴォルザーク「新世界」の超がつく名演に出会い、興奮しています。

 指揮者の名前は、まだ覚えられないので、表記を見ると、ロビン・ティチアーティ。
輸入盤ですが、カバーに日本語の解説があります。細かい文字で読みにくいですが、ルーペで拡大して読むと、イギリス人で1983年生まれとあります。10代から指揮者として活動していて、来日もしているとのこと。

 なんと、オケは、バンベルク交響楽団(ドイツ)で、2013年12月、ちょうど30歳の時の録音です。現代、世界最高の指揮者の一人・ジョナサン・ノットが音楽監督・常任指揮者の時の録音ということになります。同じイギリス人ですから、20歳程度年上のノットが彼の才能を買っているのは間違いないでしょう。

 わたしが最高のマーラーと思っているノット・バンベルクによるSACDの交響曲全集がつくられた直後の演奏ですが、ノットが指揮する時とバンベルク響の音が違います。録音はTUDORで、録音場所も企画も全く同じですので、この違いは、指揮者によるものでしょう。

 ノットのどちらかと言えばドイツ的な(そこにイギリス経験論的なよさが加味されている)音、音づくりとは異なり、まるで「地中海的な」と言いたくなる明るさ・美しさがあるのです。しなやかさ伸びやかさがあり、音は透明です。イギリスとかドイツではなく、イタリア的な明るさ、カンタービレ、を感じさせます。

 このドヴォルザークは、チェコの国民性とか民族性を感じさせるものではなく、とても新鮮な解釈で、まさしく新世界。音の情報量が多く横溢するかのようですが、それが混濁とは無縁で、実にすっきりとして気持ちよく、生理的な快感が得られます。旋律の出だしや歌い回しは、まるで劇音楽のようにドラマティックでウキウキしてしまいます。明るく美しく、濃やかですが、迫力も凄い。

 どこもかしこも自信に溢れ、堂々としています。とても30歳の指揮者の演奏とは思えませんが、ピチピチと新鮮なのはやはり30歳です。レコード芸術の「モーッアルトの演奏史」で高評価されているのを見て、Amazonで検索して出会ったCDですが、見事な演奏に嬉しさいっぱい。付録のAMERIKAN SUITEも素敵。

 
 それにしてもイギリスはさすがに世界中に紛争の種をまき、悪事を積み重ねてきただけのことはあり(笑・困)、素晴らしい指揮者が続出します。芸術で活躍してもらい、罪滅ぼしですね。ロビン・ティチアーティ、次回の来日公演には必ず行こうと決めました。

 

 

武田康弘

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自民党のみなさん、9条改正をしましょう。平和主義を徹底させましょう。自衛隊員にも喜ばれます。

2018-05-03 | 社会批評

自民党のみなさん、9条改正をしましょう。いま以上に平和主義を徹底させることは、国民みなに徳と得があり、自衛隊員の方々に存在価値を与え、しかも海外活動がなくなるのですから、立場の違いを超えて大きな国民益となります。

一部の財界人や政治家に、戦争を望む人がいるのは事実です。朝鮮有事ー戦争による経済の大特需で、日本の経済破綻(今は税金&その類のお金で株を買うなどして騙し経済を続けている)は救われ、大儲けができるのですから。
そういうタイプの人は、1億人以上もいる国民ですから、例え何十万人が死んだとしても国家にとり大したことはないと本音では思うのです。愛の感情がなく、勝ち負けがすべての人(爬虫類の属性をもつ)には、お金や権力がすべてですから、演劇者のように「よい人」を演じるだけで、真心がありません。

でも、多くの人は、そうではないはずです。人間性の豊かな人、人としての心、愛情のある人、よき理性のある人は、戦争放棄の国是を守りたいと思います。

以下のように9条の第二項を変えましょう。全会一致で世界に誇る戦争放棄を謳うのです。改憲派の方、まさか反対はしないでしょうね。


 

現 第9条
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 改定 第9条
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
わが国は、日本が直接攻撃を受けた場合のみ、自衛隊を中心に防衛のために戦うが、国連の平和維持活動への参加及び自然災害の救助を除いては、自衛隊の海外活動は行わず、また他国の戦争に参加ないし協力する権利はもたない。

武田康弘

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わたしの9条改正案。憲法記念日にちなんで。平和を守るために。

2018-05-03 | 社会批評

わたしの持論ですが、第9条は、以下のように後段(第二項)を変えます。

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
わが国は、日本が直接攻撃を受けた場合のみ、自衛隊を中心に防衛のために戦うが、国連の平和維持活動への参加及び自然災害の救助を除いては、自衛隊の海外活動は行わず、また他国の戦争に参加ないし協力する権利をもたない。

 

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母親による子どもの精神的虐待が蔓延。自己感情の絶対化は、おぞましい不幸の再生産。

2018-05-02 | 教育

 親、とくに母親による子どもの精神的虐待が蔓延しています。当の親は、自分の好き嫌いの感情を絶対化して、自分の都合でこどもの精神の自由を奪っていることに罪悪感を感じません。平然として日々精神的虐待を続けますが、それを躾とか教育という言葉で正当化するのですから怖ろしい。

 具体的に書くとキリがないので今はやめておきますが、女性のもつ負の面を自覚しないと、不幸を再生産してしまいます。

 男性(夫)の方は、普遍性の豊かな理念を示すことができないことが多いのですが、それは、しっかり自分の頭で考える生活を送れていないことと、女性(妻)の機嫌が悪くなるのを恐れて何も言えないことの双方が、原因していて、悪しき状況を変えられません。女のご機嫌とりと女性の人権の尊重とはまるで異なり、しっかり内容ある話をして批判しないのは、逆に人として女性を尊重していない証拠です(女体のエロスにしか興味がない)。闘うべきは断固として闘わない男は男ではありません。

 子育て・教育において、どのような人間を育てるのか、という「考え」がない日本では、本質的な意味では単なる惰性(進歩なし)か、目先の利害損得、世間のやりかたや価値観に従うだけの「劣った」ものに留まります。家庭も学校も同じです。

 こどもの心や頭の歪みや癖を直すのは大切なことで、それがなければ優れた個性の発露はあり得ませんが、それとは逆に、普遍的な真善美への追求なしに、親の感情や思いで子どもに言うことをきかすのは、怖ろしい虐待、精神あるいは魂の殺人行為であることを自覚しないと、お先真っ暗です。深く愚かで酷く怖ろしい。親の感情でしかないものが「よい」となれば、すべてお終いです。こどもの思いを尊重しない子育ては、つまらない顔をした不幸な日本人を再生産するだけです。

 親であるあなた、あなたの顔はよろこびの多い顔ですか?自他を幸せにする顔ですか?ご自分の表情を鏡でよく見てほしいものです。反省なき人生、自分に居直る人生、人を悪者にする人生は、失敗した人生でしかなく哀れです。
 
いま日本に一番必要なことは、大人が虚心に鏡に写った自分の顔を見ることでしょう。豊かさ、伸びやかさ、楽しさ、よろこびの表情が見えますか。



武田康弘

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