思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

東大?官僚?金メダル!?超がつく単純人間の集合=ニッポンは、儀式・形式主義の忖度文化に沈みます。

2018-03-31 | 教育


忖度文化ではない超自立パワーの二人(笑)
芸を仕込まれたアシカではありません(笑)

昼間テレビを見ると、おそろしいまでに単線的な価値意識の披歴に吐き気をもよおします。

なんでも答える博識が偉い? 
天才!?というので見ていると暗記マシーンのこどもが登場! 
あげくに、東大生を天才と言う始末(笑)

いまの芸能人が支配する日本のテレビが示す基準で言えば、クイズはできず、博識でもなく、高校は落第し、大学入試も失敗した(数学の才能ありで特別に拾われた)アインシュタインのような人は、「大したことないおじさん」にしかなりませんね(笑)

知的好奇心に富み創造力に優れた頭(自立した精神)は、受験知頭(パターン知と暗記の忖度精神)とは二律背反であることさえ弁えぬようでは話になりませんが、単なる「事実学」の累積が学問と信じるニッポンは、本質学・意味論とは無縁の知で溢れます。おそらく本質学(論)と言っても何を言われているのか分からぬ人が大多数でしょう。

どうしてここまで堕ちたのか。

こういう「優秀」人間!ばかリでは、仰々しい儀式をありがたがり、上位者に従う「忖度文化」を自ら生きるよりほかの生き方は不可能です。一人ひとりの個人がもつ価値以上の価値はないという民主的公共社会の思想の原理を知らず、ただ組織や団体(最大のものが国とされる)が暗黙のうちに示す価値に合わせるのでは、人間にはよろこびが得られず、輝かず、艶は消え、精神は死んでしまいます。

わたしの存在、わたしがここに存在することが価値であるという不動の出発点を失って、外なる絶対=一番を求めるのは、底なしの愚か者の行為です。いまは、国全体が狂気に陥っていくように思えますが、凝りもせず、再び戦前の天皇陛下万歳の忖度文化へ、では酷すぎる話です。いつまで明治政府のつくった「天皇教」=「外なる一番文化」=「忖度文化」を続けるのでしょうか。

生き方=考え方の革命が必須です。「民主的倫理に基づく実存としての生」を追求することがよき生の基盤であり、はじめの一歩ですが、まだ「はじめの一歩」が歩みだせません。



武田康弘

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待望のペライアのベートーヴェンピアノソナタ29番14番ー「美しさによる覇気」という新たな世界。

2018-03-30 | 芸術

 

 ベートーヴェンのヘレン版校正作業を続けているマレイ・ペライアは、録音に恐ろしく慎重で、ようやく29番(規模も内容も最大のソナタ)と14番(月光)が出ました。待望の新録音です。

 わたしが敬愛するペライアですが、ベートーヴェンの録音は少なく、あまり得意とはいえません。彼の美音・濃やかさと、ベートーヴェンが要求する反世俗的な理念・精神の強靭さ・不退転の意思が合わないからです。

 で、結果は、ウン、素晴らしい!
 史上最美の演奏と思います。ていねいで、優しく、美しい。美しさのもつ強さで新しいベートーヴェンをつくりました。ペライアは自身の特質に徹しています。柔らかみのある粒の揃った美音が得難い魅力を放ち、何度でも繰り返し聴きたくなります。もう8回聴きました。

 最大のソナタ29番は、豪胆な覇気ではなく、「美の力がもつ覇気」とでも言うべき新しい演奏で感嘆するほかはありません。豊かな和声は、交響曲のような広がりをもちます。
 月光ソナタは、もともとペライアの美質にあった曲ですが、濃やかで緻密な美に唖然とします。出だしから辺りを照らす月の光が目に見えるようです。 
 二曲ともに迫力も十分ですが、キツくならず、柔らかみと余裕感のある打音です。音の粒が見事に揃い、実にきめ細かく技術的にも最高の演奏で、さすがというほかありません。
 月光の第三楽章の強打は、キレと思い切りがよく爽快で、かつてのペライアにはなかった強さに打たれます。70歳にしてこういう前進ができるとは、驚きです。それに二曲とも躍動感に溢れ、若いころよりもダイナミックで気持ちのよい演奏です。growing young!

 動的にして完璧なる美としてのベートーヴェン、それが彼の出した解答です。あまりにも美しい音と演奏で、ベートーヴェンの曲のイデーとは異なる点もあると思えますが、強弱や緩急を含めて、抗しがたい魅力の塊であること確かです。だれよりも和声を重視し、交響的な広がりと大きさを特徴とするペライアは、もとよりベートーヴェンのもつ大きさをあらわすには最適ですので、豪胆さや強靭さには不足しても、「美による覇気」は、新たな世界を拓いたと言えるでしょう。

 

 

武田康弘

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衝撃のバッハ体験ーコンスタンチン・リフシッツのパルティータ全曲演奏会(所沢ミューズ大ホールで)

2018-03-26 | 芸術

ロシアとその周辺の「東側」出身の演奏者のスケールの大きさと根源性には、目を見張るものがあり、その底知れぬパワーに圧倒されてしまいますが、

昨日はじめて聴いたウクライナのコンスタンチン・リフシッツのバッハには、わたしのバッハ観がひっくり返る衝撃を受けました。今までの演奏は、バッハがつくったたくさんの部屋に「私」という個性をもつ人間が住んでいなかったのだ!

それがどうだろう、抽象的なあるいは一般的な人間ではなく、豊かな感情をもったわたし、万華鏡のように変わる心模様をもつわたしという人間が生き生きと動き回る。ロマン豊かな人間、形式や儀式ではなく、内容で生きる人間が実在していた。

ニッポン的「事実学」とは全く無縁の、普遍的な意味論の世界が繰り広げられ、音は輝き飛びまわり、多彩な色で溢れ、ホールは虹色に包まれた。ああ、そうか、1番2番3番4番5番6番、全曲を聴くことではじめてバッハの世界は分かるのだな、覚醒した。つまみ食いでは広大なバッハの宇宙は分からない。

かの有名なグレン・グールドのバッハは、神経質で、一面に強く光をあてた演奏でしかなく、コンスタンチン・リフシッツの多面性、豊かさと大きさはもっていないと感じ、作曲家の清瀬保二さんが弟子の松橋桂子さんに「君、これはバッハではないよ(一度目のゴールドベルクを聞いて)」と言った意味が分かったように思えた。

バッハがこんなに面白く内容豊かで色模様に富み多面的な世界だったとは、う~~ん、たまらない。で、このとんでもないレベルのピアニスト=コンスタンチン・リフシッツの超がつく長時間演奏会のS席が2500円!これはどういうこと。この後、上野の文化会館でバッハの協奏曲の全曲演奏会(弾き振り)があり、残席がありそうなので、みなさまもぜひどうぞ。わたしも今から電話で購入します。こちらはS席7700円です。

 

なお、昨日の全曲演奏会は、その後、アンコール(バルトークの「ミクロコスモス」の第6巻の1と6で、これまた強烈な演奏)とサイン会まであり、ただ驚き。15時に始まった演奏会は、18時45分まで。その後19時よりのサイン会でした。

   

 


 武田康弘

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税金で秘書がつく人が、私人であるはずがありませんー安倍昭恵氏の異様な処遇の問題

2018-03-24 | 社会批評

公費=税金で秘書がつく人が、私人であるはずがありません。

昨年、森友問題で渦中の人であった昭恵氏には、経産省と外務省から五人の秘書が派遣されてついていました。
大臣の秘書(正式名称は秘書官)は、各国務大臣に一人です。最高裁と高裁も同じく一人です。
安倍首相夫人の昭恵さんには、五人(常設は二人)ついていました。

安倍内閣は、閣議で、昭恵氏は私人であるとしましたが、そうならば、使ったお金(諸費用)は公金横領になります。


武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員)

 

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わたしの考える六方拝 

2018-03-23 | 私の信条

わたしの考える六方拝 
(感謝の祈りを捧げることは、よく生きるための普遍的な営みと思います

すべては縁により起こるので、感謝するのは、気持ちがよいことです。心のありようですから、作法などはありません。

 
父母や祖父母にー過去   
子と孫とその母に ー未来  

教えを受けた人や先生に  
友人や教え子とその父母に 

雲と青空と太陽に     
海と大地に        


写真はいま、屋上から。

武田康弘

 

 

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わたしは、ロリコン?ババコン?異性愛?同性愛? うん、ううん、人間愛。

2018-03-19 | 恋知(哲学)

わたしは、幼子が好きです。子どもが好きです。若者が好きです。お年寄りが好きです。女性が好きです。男性が好きです。

国家とか、会社とか、役所とか、学校とか、特定の団体とかは、好きではありません。そういうものは愛しません。

一人ひとりの人間を愛します。

 

愛がいっぱい。

それは、一番健康・健全な心身のありようです。

愛とは、スキンシップの愛があり、心で想う愛があり、お世話する愛があり、性愛があり、慈しむ愛があり・・・・

愛とは、プラトンによるソクラテスの対話編「饗宴」にあるように、大元はエロースの愛です。エロースの愛を邪(よこしま)なものとみる宗教思想には、普遍性がないのです。元から嘘です。

 

愛する、愛される、とは、互いの人間存在を肯定し認め合うことですが、十分に愛されずに、型通りに育てられた人には、それが分かりません。

受験主義で点数競争をするように誘導された人、損得勘定ばかりを身に付けられた人、特定の宗教思想を仕込まれた人、身体的な愛を邪なものという考えを仕込まれた人は、柔らかで豊かな人間性をもてません。なんでも型どおり、規則づくめで、束縛された人生を歩む不幸な人になります。

それは、愛がない人生、愛がない生活で、生きるに値しない人生ですので、代わりに勝ち負けを競う生き方になります。金品欲と権力欲と他者に優越したい欲で生きるのです。

そういう不幸な人は、自己の不全感から、人間性の豊かな愛の人生を送っている人を逆に悪者とし、排除しようとします。自分と同じ不幸な人生でないのは怪しからん!というわけです(笑)

みな型どおりになれ、みな束縛された人生をおくれ、みな既成秩序の奴隷となれ、自由と愛はケシカラン。

組織を愛し、国家を愛し、神を愛するというのは、逆立ちした精神です。どこにも実在しないもの=概念を愛するのは、怖ろしいことと思います。愛するのは人間であり、さまざな生命です。いま目の前に存在する命です。豊かな愛を育て、愛を広げ深めることが人間の生きる意味です。おかしな観念の奴隷になって一生を送るのは根源的不幸です。

 

5年前の「愛情と理性、エロース」もぜひみてください。


武田康弘

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これが核心=真実、とわたしも確信。森友問題ーリテラの記事。

2018-03-18 | 社会批評

http://lite-ra.com/dev/print/?url=http://lite-ra.com/2018/03/post-3873.html

安倍首相がまたも大嘘答弁! さらに土地取引に首相も関与との情報も…安倍首相が頻繁に会っていた「もう一人のキーマン」とは

2018.03.15
abe_01_20180314.png
自由民主党HPより

 この期に及んで、安倍首相の虚偽答弁がまたも発覚した。問題となっている決裁文書改ざんの事実をいつ知ったのかと昨日の参院予算委員会で問われた安倍首相は「11日に報告を受けた」と答弁したが、これがとんだ大嘘だったのだ。

 朝日新聞が決裁文書の改ざんを報じたのは今月2日のことだったが、その3日後の5日に、じつは国土交通省が書き換え前文書を確認して「書き換えられた可能性が高い」旨を首相官邸の杉田和博官房副長官に報告していたというのだ。

 5日には改ざんの報告を受けていたのに、「捜査に影響するので答えられない」などと12日の改ざん前文書の公表までシラを切ってきたことも国民をバカにしているが、問題は最初に紹介した安倍首相の昨日の答弁だ。

 きょうの会見で菅義偉官房長官は、国交省の報告を杉田官房副長官から6日に報告を受けていた事実を認め、安倍首相も「そうした動きがあることは承知している」と発言。ようするに、少なくとも6日には安倍首相は改ざんの事実を知っていたというのに、「11日まで知らなかった」などと嘘をついていたのである。

 安倍首相が息を吐くように嘘をつく人間であることは過去のさまざまな発言からもはっきりしていたことだが、まさか、ここまで国民から不信の目で見られているいま、すぐにバレる嘘を堂々と国会で答弁していたとは……。呆れてものも言えない。

 いや、そもそも安倍首相が改ざんの事実を6日に知ったという話自体、誰も信じてなどいないだろう。だいたい、これまでの安倍首相の行動パターンからいえば、朝日がスクープした時点でいつものように「朝日新聞のフェイクニュースだ!」とがなり立てていたはずだ。それをしなかったということこそ、改ざんの事実を知っていたということを如実に表しているだろう。

 実際、このことをきょう放送の『ひるおび!』(TBS)で作家の室井佑月氏が指摘したのだが、すると、“御用ジャーナリスト”の田崎史郎・時事通信社特別解説委員は、こんなことを言い出した。

「2日の報道を受けて、安倍さんは内輪の席なんですけども、結構、朝日新聞批判をされていたときもあるんですよ」
「予算委員会でやってたとしたら、言ってたと思いますよ」

 事前に知っていたかどうかの証拠が「裏では朝日バッシングをしていた!」って……。必死に安倍首相を擁護しようとしたものの、むしろ安倍首相の相変わらずな幼稚さを暴露してしまうとは。これこそまさに「惨めな言い訳」というやつだろう。

 

安倍首相が土地取引の段階で頻繁に会っていた「もうひとりの理財局長」

 本サイトでは何度も言及してきたが、今回の改ざんは、麻生太郎財務相が主張している「佐川宣寿前理財局長が国会答弁に合わせるかたちで書き換えた」というような話ではけっしてなく、安倍首相の「私や妻が関係していたということになれば総理も国会議員も辞める」という答弁に合わせて改ざんしたとしか考えられない。しかも、約300箇所にもおよぶ改ざんは役人の判断でやれるようなものではない。政治の力が働いていたことは明白だ。

 しかも、公表された改ざん前文書によって、土地取引に昭恵夫人が深く関与していたことがはっきりしたが、問題はそれだけではない。じつは、安倍首相自身が、土地取引の段階から何らかのかたちでかかわっていた可能性もあるのだ。

 というのも、森友学園と国の間で土地のゴミ撤去費用交渉が行われていた最中、安倍首相は国有地払い下げの“責任者”と何度も会っていたという事実があるからだ。

 たとえば、借地契約締結後の2015年9月4日、小学校建設工事を請け負った設計会社所長ら森友学園関係者が近畿財務局を訪ね、近畿財務局の統括管理官と大阪航空局調査係と話し合いをおこなっているが、この森友学園と国が面談した日の前日、安倍首相も官邸である人物と会っていた。その人物とは、当時、財務省理財局長だった迫田英典氏だ。

 首相動静によれば、15年9月3日午後2時17分、迫田氏は理財局長として、財務省の岡本薫明官房長とともに官邸入り。10分間、安倍首相となんらかの話し合いをもっている。しかも、その翌日の午後、安倍首相は国会をサボって大阪入りし、読売テレビの『情報ライブ ミヤネ屋』に生出演したあと、冬柴鉄三元公明党幹事長の次男の料理店「かき鐵」で食事。一方、昭恵夫人はそのまた翌日の9月5日に、森友学園の経営する塚本幼稚園で講演をおこない、その場で小学校の名誉校長に就任している。

 安倍首相と迫田氏が面談したのはこれだけではない。迫田氏は2015年7月に国有地を管轄する理財局長になってから、首相動静に記録されているものだけでも、7月31日、8月7日、9月3日、10月14日、12月15日と、半年の間に5回も会っているのだ。総理大臣が、主計局長や主税局長と違って傍流の理財局長とこんなに頻繁に会うというのは異例のこと。実際、前任の理財局長・中原広氏が総理と面談したのは在任中2回だけだった。

 

同郷の迫田元理財局長を目にかけていた安倍首相…迫田氏は安倍首相の名代だった!?

 じつは、迫田氏と安倍首相とはもともと密接な関係をもっているという見方がある。

迫田氏は東大卒で1982年に大蔵省入り、主計局次長などを歴任しましたが、事務次官レースの本命からは外れていた印象でした。ですが、迫田氏が内閣官房内閣審議官だったとき第二次安倍政権が発足、そのころに安倍首相から目をかけられていたと聞いています。迫田氏の出身は安倍首相の地元である山口県下関市。その縁じゃないかとも言われていましたね。そのためか2014年ごろには、首相を後ろ盾にして事務次官の目があるという噂も出ていました」(大手紙財務省担当記者)

 実際、迫田氏は理財局長になる以前、2014年7月からの総括審議官時代にも安倍首相と3回面談している。こうした親密さを見ていると、迫田氏は安倍首相の名代として、その意向を反映、もしくは忖度するかたちで森友学園に便宜を図っていたのではないかという疑念が頭をもたげてくるのだ。

 文書改ざん問題の本質は、なぜ〈特例〉の取引がおこなわれたのか、という点にあることは間違いなく、改ざん前文書を見ても、総理大臣夫人付き職員だった谷査恵子氏が財務省に送った「口利きFAX」の存在をとっても、昭恵夫人の存在が土地取引に「神風を吹かせた」ことはあきらかだ。だが、はたして安倍首相は、そんな妻の言動を黙って見ていただけなのか──。

 いまだに自民党は昭恵夫人の証人喚問を拒否しつづけているが、昭恵夫人のみならず、谷査恵子氏、そして迫田元理財局長の国会招致も実施されなければ話にならないだろう。

 

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佐川と理財局こそ悪だ、そこに押し込めろ!(官邸)昭恵さんにしゃべられたら、白日の下になる。

2018-03-16 | 社会批評

もう、いうまでもなく、真相は、安部首相夫妻による神道(明治政府による国家神道)系学校設立への情熱が起こした国家犯罪ですが、そんなことはとても言えないですから、悪者をつくり出すより他はなく、ほんとうのことをしゃべってしまう篭池夫妻は、いつまでも警察に監禁し出さないのですし、昭恵氏は、絶対に、証人としないのですし、問題の官側の当事者で頻繁に安倍首相と会っていた迫田英典(当時の財務省理財局長)の証人喚問にも応じなかったのです。

佐川にかぶせろ(裏でその見返りを約束しているか、あるいは、ほんとうに悪をかぶせて社会的に抹殺するのか分かりませんが)というのが官邸=安倍グループの基本戦略ですが、それは、もうマスコミも多くの国民も分かっているでしょう。いよいよ正念場ですが、ニューヨークタイムスのいうように「安倍首相逮捕」とはならないでしょう。ここは日本ですので、明治維新の長州藩出身の権力者(国家神道=靖国思想という宗教と国体思想をもつ戦前の権力者の子孫)は、特別に保護されています。

わたしは、もうそろそろ日本も主権在民の民主政治を行う国にしたいな、と思います夢でしょうか。


武田康弘

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以下は、コメントですが、ここに掲載します。


今の時代に添ぐわない、思想 ・ 理念には ・・ 。 (朝倉)2018-03-16 19:20:25

国家神道への思い込みは、結果としてあの悲惨な戦争を再び生み出すのでは。
自分は現在、神社関係に関わっており県や市町村の神社関係者大会と称する集会にでますが、国歌斉唱や国旗への拝礼などが強制され、挙げ句の果て 万歳三唱 での掛け声は「天皇陛下 万歳」と唱えられております。
自分としては、『 現在の 天皇制 』を否定をするものではありませんが・・・。「天皇制」は、戦後の安全期を経て、日本に根ざしている “ 文化 ” の一つとして実在をしているものであるものと考える ・・ からです。
が、しかし目の前では ・・ さすがに下を向いているしかない 状況に陥ります。( 笑 )
神道政治連盟に属する国会議員が、来賓として顔を出している状況がある事にも疑問を感じざるを得ないです。

コメント (1)
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週休2日、平日2時間=中高の運動部活指針―スポーツ庁   大きく前進を評価します。

2018-03-13 | 教育

ようやく異常としか言いようのない部活動が改善される見通しです。
わたしは、30年以上もの間、さまざまな場面で訴え続けてきましたが、ようやく文科省が動きました。
とても残念ですが、わが国の場合、上からの指令がないと、身近なことすら改善しないことが多く、自治ができません。

 

 週休2日、平日2時間=中高の運動部活指針―スポーツ庁

3/13(火) 17:50配信

時事通信

 スポーツ庁の有識者会議は13日、中学や高校の運動部の活動時間について、週2日以上の休養日を設け、平日は約2時間以内とする指針をまとめた。

 生徒のけが防止や顧問教員の負担を減らすのが目的。指針は、長期的に地域のスポーツクラブと連携するなど学校単位にとどまらない活動を進めることも求めている。

 部活動は指導に当たる教員の多忙化の一因となっているほか、生徒のけがのリスクなどが問題になっている。このため指針は、学期中に平日と土日に各1日、週2日以上の休養日を設定。練習時間は長くても平日約2時間、休日は約3時間にとどめるとしている。

 実効性を持たせるため、自治体や校長に対し、活動時間に関する方針を定めるよう要請骨子段階では中学のみを対象としていたが、高校についても原則適用する。

 また、競技志向の部活だけでなく、友達と楽しく体を動かすレクリエーション型の活動や、少子化の進展により単独校でチームを組めない場合の複数校合同部設置など、生徒のニーズを踏まえた活動の充実を提案。持続可能な部活動の運営に向け、学校と地域のスポーツクラブとの連携、融合を進めるなど新たな環境整備も盛り込んだ。 

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佐川宣寿氏の答弁は尻拭いです。すべては、首相と近しく同郷の元理財局長・迫田英典氏の時代。

2018-03-13 | 社会批評

 

森友問題で、前代未聞の国有地貸出と売却を行ったのは、当時の理財局長の迫田英典氏の時です。

迫田氏は、安倍首相の地盤である山口県(旧長州藩)の出身ですが、理財局長になる直前から何度も安倍首相と会っています(きわめて異例なこと)。

土地の異常な貸出と売却のすべてに関わったのは、迫田英典氏なのです。

佐川宣寿氏(福島県出身)ではありません。彼は、この事態のしりぬぐいをしただけです。

※迫田英典氏は、2015年7月~~~2016年6月17日まで財務省の理財局長を勤めた(その後、2016年6月17日 - 2017年7月5日までは、国税局長官)。 理財局長も国税局長官もその後を継いだのが佐川宣寿氏です。

ーーーーーーーーーーーーーー

以下は、2015年9月4日の産経新聞社が「安倍日誌」として報じていた記事からです。

「3日 0時2分、参院厚労委休憩。同室出る。3分、国会発。6分、官邸着。2時2分から12分、内閣府の松山健士事務次官、黒羽亮輔賞勲局長。17分から27分、財務省の岡本薫明官房長、迫田英典理財局長

9月3日に迫田理財局長らと打ち合わせ。9月4日に大阪入りし、9月5日に昭恵氏が名誉校長に就任し、講演会を行う。

詳しくは、クリック

森友問題は、国の形(民主政)を揺るがす大問題なのです。


武田康弘(元参議院凝視監視委員会調査室・客員調査員)

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佐川氏ではなく、当時の理財局長だった迫田英典氏(安倍首相と同じ山口県出身で森友のキー)こそ。

2018-03-12 | 社会批評


 

 迫田前理財局長は国有地を管轄する部門の“最高責任者”だったわけだが、氏をめぐっては、森友学園側が近畿財務局で統括管理官と大阪航空局調査係とで話し合いを行った前日である9月3日(2015年)に安倍首相と面談。森友学園と国が交渉を行っていた翌日には安倍首相自身が来阪し、テレビ出演を行い、さらには翌5日に昭恵夫人が塚本幼稚園で講演し、名誉校長に就くことが決定するという“あまりに奇妙な流れ”がある。しかも、理財局長に就任した2015年7月以降、迫田氏は安倍首相と半年のあいだに5回も面談。主計局長や主税局長と違い、傍流の理財局長がこんなに頻繁に総理と会うというのは異例のことだ。


再録ですが、全文は、以下にあります。
国税局長官=迫田英典、安倍首相夫妻、稲田夫妻と父、松井一郎と橋下徹ー「戦前思想」復活のための結束=『森友学園』

 

 

武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員)

 

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森友問題 首相官邸での昭恵氏へのインタビュー記事ー夫妻が共有する神道思想。

2018-03-12 | 社会批評

 以下は、1年前「文芸春秋」が『徹底取材』と銘打って、石井妙子さん(ノンフィクション作家)に依頼し、首相官邸で安倍昭恵氏にインタビューした記事(2017年3月号)の一部紹介です。

 首相官邸でのインタビュー。

部屋の隅には秘書が控えていて、会話をメモする。現在、経産省や外務省から夫人付き秘書として派遣されているのは計五人。首相夫人に公費で、これだけの秘書がつくようになったのも、第二次安倍政権からという。やはり夫人といえども、公人なのだと改めて思う・・・」

  お嬢さまとして育ち、「女の子はおしとやかに育ち、結婚するのが当たり前の幸せ」と思い、幼稚園から聖心女子学院に通い、エスカレーターだが、「勉強は嫌いでしたし、スポーツを頑張ったわけでもなく、勉強しないと四年制の大学に進めないと先生に注意されましたが、『それならいいです』という感じでした」それで、二年制の聖心女子専門学校に進んだ。

 24歳で安倍晋三と結婚、晋三は、父の晋太郎の秘書をしていたが、父が急死したので、地盤を引き継ぎ、山口一区で当選して、「政治家の妻」になる。

 第一次安倍内閣がひどい終わり方をし、「どん底を味わいました。もう一度総理になるなんて想像もしなかった、これからは、政治家の妻ではなく、自分の人生を生きたいと強く思いました」 
 そこで大学院に進学し2年間学んだが、「読んだ本はみんな忘れてしまい、論文もすごく手伝ってもらって書いたので、あまり偉そうなことは言えません。正直なところ苦手でした。また、グループディスカッションなどを通じて、気づかされたのは『自分の意見』がわたしにはなかったことでした」

 それと『神社めぐり』をはじめたこと。そこでスピリチュアル系の人々や神社関係者、ニューエイジ系の自然科学者との交流を深めていく。とりわけ大きな影響を受けたのは、スピリチュアル界の有名人である江本勝(2014年死去)。彼を信奉していたのは、もともとは安倍家であった。晋三が毎晩、寝る前に祝詞のようなものを唱えるのは、そのため。

 昭恵は、この江本勝と、熊本にある幣立(へいたて)神宮に行き、いろいろと学ぶが、江本は、「1万5千年前から続く日本最古の神社。宇宙人が天孫降臨の場としたことに由来する」「日本研究をして分かったのは、天皇様、神社、そして大麻です。毎日のように宮司さんたちが一生懸命純粋な祈りを捧げることによって、日本という国と宇宙のフリーエネルギーとを結ぶ結界ができているわけ」と言う。

 また、彼の福島県の放射能の汚染水を「愛と感謝の祈り」を日本中から送れば浄化できる、を信じて、昭恵夫人はネットを通じて「江本先生からのメッセージを実践しよう」と呼びかけている。

 昭恵は、彼がいう大麻の霊性を強く信じるがゆえに、大麻栽培で若者たちが逮捕されてもブレない。

話の中で何度も「神様がそう思っている」「自然の神様がそれを望んでいる」と言い、スピリチュアル的なものや神道への傾倒が強く、「大麻は霊性の強い草で神事には欠かません」と話す。

  また、昭恵は、自身が経営する居酒屋を含む種々の飲み会の席で、よく酔って夫に電話し、傍らの人にケイタイを「はい」と手渡すという。そういうことをされて喜ばぬ人は少なくない。

  インタビュアーの石井さんの結語は、正鵠を射るものと思います。

 これまであまりにも「反原発」「反防潮堤」のイメージが強く、夫とは異なる意見をもつファーストレディーと喧伝された結果、首相とは対照的な価値観をもっていると思い込んでいる人も多いようだが、それは彼女を見誤っている。
 むしろふたりは価値観の基礎の部分を共有しており、結びつきが強い。だからこそ枝葉末節に属する活動については何もいわない、という安定した関係性を築いているのだ、とわたしは感じられる。

 夫婦の小さな差異ではなく、共有する価値観に、むしろメディアはもっと目を向けていくべきと思う。・・・
 論理的に考えることが苦手という昭恵の知識はどうしても耳学問的だ。そこにスピリチュアリストや一部の神官たちとの共鳴が生じたのだろう。

 反原発、反防潮堤、大麻、農業、天皇、神、宇宙、夢、平和・・・・といった彼女のキーワードは、彼女の中では矛盾なく、すべてつながっいている。そのベースにあるものは、日本を神聖視する、危うさを含んだ、少し幼い思考ではないだろうか。

 今年4月、日本初の神道系小学校瑞穂の圀記念小学校」が開校されるが、昭恵は名誉校長に就任する予定だ。
 同幼稚園では、教育勅語の朗誦、自衛提への慰問、伊勢神宮への参拝といった、戦前回帰の教育が行われており、昭恵は、そこに感銘を受けたと語っている。伊勢神宮のある三重県でサミットをやるように提言し、男系天皇の維持にも夫以上にこだわっているとの噂もある。・・インタビューの最後に聞いた、答えは、思った通り明快だった。
「世界の王室と比べても日本の皇室は特別なもの。二千何百年、男系で守ってきたのだから、続けるべきと思います」

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 この記事を読むと、成蹊のエスカレーターで勉強嫌い、耳学問でしかない夫の安倍晋三とピッタリなことがよく分かります。

 なお、テレビ東京の報道(7分間のビデオ)は必見です。

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森友に関わった官僚の皆さん、自死せずに真実を話してください。それが公共人=人間のほんとうの生き方です。

2018-03-09 | 社会批評

 近畿財務局の森友担当者の死は、自殺とのことですが、
官僚になった大多数の人は、幼いころから、親の言うことを聞き、受験勉強一筋で育った「いい子」(=上位者に従順)が多いですから、上への批判ができません。

 そういう育ちのために、公務でやったことのすべてを自分の罪と感じて追い込まれてしまうのでしょうが、あなた方は、一人の役人である前に、一人の個人としての人間です。人が生きる上で一番大切なのは、組織人であることの責任ではなく、一人の人間であることの責任(自由と責任)なのです。それは、ほんらい言うまでもないことです。

 反公共的な『教育勅語』(天皇現人神の国家主義道徳)を推進する教育への全面的な賛同首相夫人が森友の名誉校長)のために、国有地をただ同然で払い下げた悪行は、組織の命令=空気に従わざるを得なくなったことを含めての指令により行われたことは、誰しもが思うことです。

 戦後の主権者を国民とする国戦前の主権者は天皇でした)においては、あってはならない思想教育(戦前の天皇制国家主義)を進めるために使われた下級官僚たちは、その経緯を包み隠さずに話すことが、公共人=社会人、そして何より個人としての責務です。真実を話すことは、自身の実存を解放し救うことですし、社会的役所的ではなく責任を果たすことになります。それは「正義」のイデアの現実化です。

 絶対に死を選んではいけません。それは巨悪=ほんとうの悪を温存させてしまうことになります。政治権力や上位者への従順というのはちっぽけな価値に過ぎません。もっと大きな価値、善美のイデアを想う公共的良識に目覚めてください。


武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員)

 

 

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明治維新がつくりだした「エゴイズム」という精神と行為ー150年間の闇(白樺ホームにアップ)

2018-03-05 | 恋知(哲学)

明治維新政府がつくりだした「エゴイズム」という精神と行為-150年間の闇】を白樺教育館ホームにアップしました。ぜひ、ご覧ください。

ご意見、ご感想をぜひお寄せください。

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以下は、白樺MLです。

古林さん、ありがとう~~

みなさま

黙っている人、従うばかりの人こそが、エゴイストです。周りに合わせてばかりの人は、自分で考える努力をしない人で、閉じています。そういう人をエゴイストといいます。
自分の思いや考えをしっかり言う人、きちんと主張する人は、開かれているので、エゴイストではなく、公共性の豊かな人です。日本では、見方がアベコベです。
それでは、個人としてのよろこびがなく、公共性を開くこともできません。
個人のエゴイズム以上に、家族エゴイズム・組織エゴイズム・国家エゴイズムは、実に困った日本の大問題と思います。


武田康弘

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