思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

こどもたちの敵=首相の安倍晋三という男をわたしは決して許しません。必ずそのイデオロギーを消去します。

2017-03-30 | 教育

 

 

臣民道徳=「教育勅語」の思想よる教育改革をすすめる首相の安倍晋三が「こどもたちに共通する敵」であることは確かです。

個人の自由を抑圧し、国家意識を植え付けることを画策する政治家は、人間性の豊かさとは無縁の存在であり、この世の悪の代表と言えます。

政府が、学校教育に口を出し、特定の考え(国家主義=愛国主義)に導くのは、根源的な悪行であり、けっして許されることではないのです。

わたしは、こどもたちの伸びやかで柔らかい自由な精神を守り育て、羽ばたかせるために、残りの全人生をかけて頑張ります。

こどもたちの敵である「戦前思想」(靖国思想=国体思想)をよしとする右派の政治家とは、不退転で闘い、必ず、彼らの「個人抑圧」の国家主義=全体主義を消去します。

ぜひ、皆さまも共に、「公共的良識」と「個々人の自由」と「豊かに羽ばたく人間性」を現実のものとするために、闘いましょう~~~

おぞましい強権主義者は、みなを不幸にします。よき大人は、こどもたちの真心の代弁者とならなければいけません。

善美に憧れ、真実を求め、人間性を肯定し、愛に生きる人は、ぜひ団結心をもちましょう。

恋知の生を!


     
2017年3月29日 東京芸術劇場で、孫と。


武田康弘

 
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篭池理事長 と 安倍首相は、同じ思想の持ち主で、同志なのですが、マスコミは分からない? 教育の籠池化。拡散を!

2017-03-28 | 社会批評

 安倍首相が第一次安倍内閣の時に一番力を入れたのが、「教育基本法」の改定で、公明党の強い反対、
ーーとりわけ昨年亡くなった山下栄一参議院議員(当時は参議院行政監視委員長)は、私の『白樺教育館』を公務で訪れ意見交換をしましたが、彼がトップを務める行政監視委員長室で、安倍首相を止められなかったことへの無念を強い調子で話していましたーー
を押し切って成し遂げました。

 しかし、どなたもご存知のように、第一次安倍内閣は、追い込まれた安倍首相が、国会開会を知らせるベルが鳴っても来ず、そのまま首相を辞めるという事態となりました。あまりの醜態に、歴代最低の首相とマスコミにも揶揄されました。この時、再び首相になると予想した人は、自民党支持者を含めて誰もいなかった、と言ってよいでしょう。

 そのどん底にあった時に、自分と同じ思想(教育の「戦前回帰」を目がける)籠池氏の存在と「教育勅語」に基づく教育実践を知り、励まされたのが安倍晋三氏だったのです。

 安倍氏の思想については、第一次内閣の前から彼の思想的ブレーンの中心者である麗澤大学(以前は高崎経済大学)の八木秀次教授の著書を見るとよく分かります。『反人権宣言』(ちくま新書)、『明治憲法の思想』(PHP新書)。右派というレベルを超えて超がつく「戦前思想」礼賛ですが、八木氏は、今もずっと安倍教育改革を進める座長でもあります。

 露骨なまでに戦後民主主義を嫌い、「戦後レジーム(体制)からの脱却」を謳い、戦前の日本、とりわけその思想(伊藤博文が作成した「天皇教」という政府神道による国家主義・軍事強国づくりー現天皇・皇后も嫌う思想)については、一度も反省したことがなく、逆に肯定する思想の持ち主である安倍首相は、自身が右翼団体「日本会議」の要職につき、大阪の「日本会議」の中心者の一人であった篭池氏とは、まさに同志だったのです。

 国旗、国歌の徹底による愛国主義、幼いころからの教育により「ニッポン人」であるという自覚を植え付け 「忠」という道徳こそが、世界のどこにもないーシナ(中国)にもない日本固有の道徳であり、それは世界に誇るべきもの、というのが、安倍首相と篭池理事長と日本会議や神社本庁など「戦前思想」への回帰を目がけるグループに共通する根本思想ですが、彼らの思想を可視化した(テレビ東京)のが、安倍首相夫人が名誉校長を務めていた森友学園の塚本幼稚園です。今回の騒動が表ざたにならなければ、今も名誉校長であり、安倍首相自身も講演する政府推薦の幼稚園ー小学校になったのです。

 安倍首相自身が記念小学院の創設に尽力したのは、2015年の9月の三日間の動きで一目瞭然で、それは動かぬ状況証拠と言えるでしょう。恐らく官側はメモさえも廃棄しているでしょうが。
※森友問題の本質は、クリックしてください。

 
 以下は、日本全体で進む「教育の籠池化」の一端です。
この騒動の起きる前ー2月15日の「東京新聞」の朝刊一面です。


 武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員「日本国憲法の哲学的土台を講義

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郷原信郎さんの記事(首相夫人のFBは官邸の捏造)への多くのアクセス感謝と、彼との思い出。

2017-03-27 | 日記

 

3月25日のアクセス数

  • 閲覧数 8,426
  • 訪問者数 5,620
  • 順位:13位 / 2,691,871ブログ中 

 

3月26日のアクセス数

  • 閲覧数 36,575
  • 訪問者数 25,619
  • 順位:3位 / 2,692,235ブログ中 

    郷原信郎さん(元東京地検特捜部)の昨日の記事は多くの方に読まれたことが分かります(前日の5倍近い訪問者数)。とても感謝ですが、ぜひ、引き続き拡散をお願いします。「正義」の実現のために。


    実は、わたしは、7年前に彼と共に参議院において「パネルディスカッション」をしましたが、人間的にとてもよい印象をもちました。
    わたしの旧友の福嶋浩彦さん(元 我孫子市長・当時 消費者庁長官)と同じく長い付き合いの竹田青嗣さん(哲学者・早稲田大学教授)とわたしと、この時はじめてお目にかかった郷原信郎さんの4人で「新しい公共」をテーマにしたパネルディスカッションをしたのでした。

    その内容は、白樺教育館ホームでも見れますが、郷原さんは、東大の数学科に学び、その後で司法試験に合格し、検察庁に入ったたいへん異色の人です。ほんとうは弁護士事務所に就職する予定(内定)でしたが、検察庁が彼を是が非でも採りたいので、横やりをいれて獲得したというまるで拉致のような~(笑笑)。

    頭脳明晰ですが、尖った感じではなく、物静かで優しく、正義感に溢れ、とても人間味のある人という印象でした。芯は強く不退転です。


2010年6月24日「新しい公共」について考える。修了後、スタッフと
福嶋さん、郷原さん    竹田さん   武田

 

 

  


 

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昭恵夫人Facebookコメント=官邸サイドがつくった疑いが濃厚 (元東京地検特捜部 郷原信夫)

2017-03-25 | 社会批評

以下は、元東京地検特捜部の郷原信郎さんの記事です。さすがに、的確で、見事な分析です。
太字と下線は武田による。


昭恵夫人Facebookコメントも“危機対応の誤り”か

 森友学園籠池氏が、昭恵夫人を通して安倍首相から100万円の寄付を受領したと発言した直後に、自民党竹下亘国対委員長が、「総理に対する侮辱だ。たださないといけない」と述べ、自民党側から「籠池氏証人喚問」を仕掛けたことについて、当ブログで【籠池氏証人喚問は、自民党にとって「危険な賭け」】として、自民党側の対応を疑問視し、その後も【籠池氏証人喚問、高度の尋問技術が求められる自民党質問者】として、自民党側の証人喚問への対応に困難さを指摘し、それを理解しているとは思えない自民党側の対応について、【籠池氏問題に見る”あまりに拙劣な危機対応”】と述べた。

3月23日に行われた証人喚問では、籠池氏は、昭恵夫人が森友学園の小学校設置構想に主体的に関わっていたことを印象づける証言を行い、それに対して、与党側の「反対尋問」としての質問も、籠池氏を「嘘つき」呼ばわりするだけで、ほとんど空振りに終わった。それどころか、土地問題について籠池氏側から依頼を受けた昭恵夫人付の官僚が籠池氏側に回答をファックス送付した事実も明らかになり、安倍昭恵夫人が関わった「口利き」疑惑が表面化するなど、籠池氏証人喚問は、森友学園問題に決着を付けるどころか、事態を一気に深刻化させることになった。

籠池氏が「昭恵夫人を通じて安倍晋三首相から100万円の寄付を受けた」という話に反応して、拙速に「証人喚問」に持ち込んだ段階で、このような結果は目に見えていたはずだ。

結果的に、籠池氏証人喚問は、自民党、首相官邸にとって最悪の結果に終わり、まさに、“拙劣極まりない危機対応”であったことが明らかになった。政権与党の自民党側としては、今後はそのような間違いを犯さないよう反省しなければならなかったはずだ。

ところが、籠池氏証人喚問終了のわずか4時間余り後の午後9時半頃、私が、テレビ朝日のインターネットテレビ番組「AbemaPrime(アベマプライム)」に、「安倍総理に最も近いジャーナリスト」と言われる山口敬之氏とともに出演している最中、昭恵夫人がコメントを出したとの速報が流れた。番組終了後に確認したところ、昭恵夫人個人のフェイスブックのタイムラインに掲載されたものだった。

昭恵夫人のコメントを個人のフェイスブックで出したのは、昭恵夫人個人の立場でのコメントであることを強調するためであろう。実際に、「森友学園に関する問題についての初めての昭恵夫人個人のコメントが籠池氏の証人喚問の直後に出された」ということで、報道でもかなり大きく取り上げられている。

しかし、以下に述べるとおり、細かく分析すると、昭恵夫人のフェイスブックコメント(FBコメント)の形式・内容には、多くの疑問があり、今後、昭恵夫人の証人喚問を求める声がますます強まると予想される中で、かえって、安倍首相側、官邸側にとってマイナスに作用する可能性が強いと考えられる。

 まずFBコメントを全文引用する。(下線は筆者)

 本日の国会における籠池さんの証言に関して、私からコメントさせていただきます。

①寄付金と講演料について

私は、籠池さんに100万円の寄付金をお渡ししたことも、講演料を頂いたこともありません。この点について、籠池夫人と今年2月から何度もメールのやりとりをさせていただきましたが、寄付金があったですとか、講演料を受け取ったというご指摘はありませんでした。私からも、その旨の記憶がないことをはっきりとお伝えしております。

本日、籠池さんは、平成27年9月5日に塚本幼稚園を訪問した際、私が、秘書に「席を外すように言った」とおっしゃいました。しかしながら、私は、講演などの際に、秘書に席を外してほしいというようなことは言いませんし、そのようなことは行いません。この日も、そのようなことを行っていない旨、秘書2名にも確認しました。

また、「講演の控室として利用していた園長室」とのお話がありましたが、その控室は「玉座の間」であったと思います。内装がとても特徴的でしたので、控室としてこの部屋を利用させていただいたことは、秘書も記憶しており、事実と異なります。

②携帯への電話について

次に、籠池さんから、定期借地契約について何らか、私の「携帯へ電話」をいただき、「留守電だったのでメッセージを残した」とのお話がありました。籠池さんから何度か短いメッセージをいただいた記憶はありますが、土地の契約に関して、10年かどうかといった具体的な内容については、まったくお聞きしていません。

籠池さん側から、秘書に対して書面でお問い合わせいただいた件については、それについて回答する旨、当該秘書から報告をもらったことは覚えています。その時、籠池さん側に対し、要望に「沿うことはできない」と、お断りの回答をする内容であったと記憶しています。その内容について、私は関与しておりません。

以上、コメントさせて頂きます。

平成29年3月23日

安倍 昭恵

まず、形式面から、このFBコメントは、少なくとも、昭恵夫人の他の投稿とは多くの点で異なり、昭恵夫人自身が自ら書き込んで投稿したものかどうか疑問がある。

一つは、昭恵夫人のフェイスブックの投稿は、すべて年号が西暦表示になっており、数字はすべて半角表示であるのに、このコメントでは年号が元号で表示され、数字がすべて全角で表示されている。フェイスブックでは常に西暦表示を使っている昭恵夫人が、森友学園で講演をした日を「平成27年9月5日」と自ら書くことは考えにくい。また、昭恵氏のフェイスブックでは、通常、数字は半角で使われており、全角を用いているものは見当たらない。

また、昭恵夫人が使うとは考えにくい、典型的な「役人用語」が多く使われている(コメントの引用にアンダーラインを引いた部分)。特に「旨」「当該」「何らか」などの言葉は、典型的な「官僚的、公用文書的表現」であり、そのような役人仕事、公的事務の経験がない昭恵夫人が書いた言葉としては違和感がある。

これらのことから、このFBコメントは、昭恵夫人が直接フェイスブックに書き込んで投稿したのではなく、別に作成された文書を、フェイスブックの投稿欄にコピー・アンド・ペーストしたのではないかと考えられる。

内容面からしても、昭恵夫人自身が書いたものではない疑い »

次に、内容面からしても、昭恵夫人自身が書いたものではない疑いがある。その後の菅官房長官の記者会見での説明や、安倍首相の参議院予算委員会での答弁と比較すると、むしろ、証人喚問での籠池証言に対する「首相官邸側の反論ないし弁明」そのものであり、官邸側が作成して、昭恵夫人に投稿を依頼したのではないかとさえ思える。

まず、このFBコメントは、(1)100万円の寄付を行っておらず、10万円の講演料も受領していないこと、(2)「秘書に席を外すように言った事実」がないこと、(3)講演の控室が園長室ではなく「玉座の間」であったこと、(4)籠池氏からの携帯電話の内容、(5)籠池氏から秘書に対して書面で問い合わせを受けた件についての秘書からの報告を受けたこと、(6)「要望に沿うことはできない」という内容の回答をする旨の報告を受けたことという、籠池証言に対する首相官邸側の主要な反論をすべてカバーしている。

これだけの内容を過不足なく、籠池証言から僅か4時間余り後に、昭恵夫人が自らの記憶に基づき考えをまとめて、自ら投稿したとは、他の投稿や携帯メールの文面からすると、考えにくい。

しかも、(3)は、講演料や寄付金のことについて「記憶から飛んでしまって」「全く記憶がない」と言っている昭恵夫人が、1年半前の講演での控室が「園長室だったのか、それに隣接する玉座の間だったのか」具体的に記憶しているとは考えにくい。

(5)(6)についても、谷査恵子氏が籠池氏から受け取った手紙と、それへの対応として文書をファックス送付したことについての報告を言っているものと思えるが、この点についてのFBコメントの内容は、ファックス文書に書かれている内容と整合している。この点についても、現金の受け取りの有無について全く記憶のない昭恵夫人が、谷氏からの報告内容については明確に記憶しているということは極めて考えにくい。しかも、政府側は、谷氏が籠池氏からの手紙に対応したことは、「総理大臣夫人付職員」の「公務」ではなく、谷氏の公務員「個人」としての対応だったと説明しているのであるから、なおさらである。

これらのことから、このFBコメントは、首相官邸側で、籠池証言に対する反論として作成したものを、昭恵夫人のフェイスブックで発信させた可能性が高いと考えられる。ネット上の他のブログでも、昭恵夫人が書いたものではないとの見方が見られる(小林よしのり氏【アッキード事件の証明】など)。

偽証の制裁の下で証言した籠池氏と正面から相反するFBコメントが出されたことで、昭恵夫人の証人喚問を求める声が一気に高まっている。

もし、昭恵夫人の証人喚問が行われた場合、或いは記者会見を行った場合、100万円の寄付をしたことや10万円の講演料受領や谷氏を通じての「口利き」について質問されることになるが、その場合、籠池証言の直後に、昭恵夫人個人のフェイスブックでの投稿という形式で公表したコメントについて、その作成と投稿の経緯について質問を受けるのは必至だ。その場合、昭恵夫人に、上記の重大な疑問を解消する説明ができるだろうか。

今回のFBコメントを出したことによって、今後、首相官邸側としては、これまで以上に、昭恵夫人を、証人喚問はもちろん、記者会見の場にも立たせることはできないということになるのではないか。

しかし、会見等を避ければ避けるほど、首相官邸側が作成したコメントを昭恵夫人がフェイスブックで投稿した疑いは一層深まることになる。それは、昭恵夫人個人の私的行為と、首相官邸の対応とが「一体化」していることを示す事実であり、これまで安倍首相が繰り返してきた「妻の言動は独立した個人としてのもの」との答弁にも重大な疑問を生じさせることになる。

昭恵夫人にも確認して官僚側で作成した文書なのであれば、「個人のフェイスブックでの投稿」という形で、昭恵夫人が自らコメントしたかのように見せかけるような小細工はせず、昭恵夫人のコメントをまとめたものとして、官邸が公表するのが正直なやり方だ。昭恵氏の証人尋問を回避しようとしたことが、かえって昭恵夫人を窮地に追い込むことになりかねない。

安倍首相は国会で、昭恵夫人が「100万円の記憶がないのですが」と籠池氏の妻にメール送付したのち、返信がなかったことを、100万円の寄付がなかったことの証明であるかのように言っているが、すでにその100万円の問題について籠池氏が証人喚問されることが確定的になっている状況で、籠池氏の妻がその問いかけに答えなかったからと言って、100万円の事実を否定する根拠にも、昭恵夫人の喚問を拒否する理由にもならない。

菅官房長官は、谷査恵子氏が籠池氏の求めに応じて財務省に照会していたことを示す資料を、証人喚問終了と相前後して、記者会見で報道陣に配布したが、その際、谷氏のメールアドレスや携帯電話番号という重要な個人情報をマスキングしないまま配布したとして、翌日の国会答弁で謝罪した。証人喚問での籠池証言によって、官邸側が相当な混乱に陥っていたということだろう。

そのような官邸の混乱状態の中、籠池証言に対する反論を大慌てで作成し、昭恵夫人個人のコメントとしてフェイスブックで出すことを決定し、喚問終了後4時間余りで急きょ公表したとすると、証人喚問を提案することの決定と同様に、あまりに拙速であり、これもまた危機対応の重大な誤りだと言わざるを得ない。

森友学園問題は、国家予算、外交、防衛等の問題と比較すれば、とるに足らない些細な問題である。しかし、その問題で、籠池氏一人に、翻弄され、狼狽し、危機対応の誤りを繰り返している首相官邸の対応を見ていると、この状態で、一層緊迫化する北朝鮮問題など、国家としての重要問題への対応は大丈夫なのかと、不安にならざるを得ない。郷原信郎

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武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員「日本国憲法の哲学的土台を講義)

 

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安倍首相の公金不正使用!!拡散を

2017-03-25 | 社会批評

安倍内閣は、「首相夫人の昭恵さんは、私人である」との閣議決定までしました(これは、なんとも評す言葉もない異様な出来事ですが、それは今は置いておきます)。

その私人であると決められた昭恵さんには、大臣秘書官と同じ待遇の政府職員が5名(常設は2名)もついています。森友学園の篭池さん宛にファックスを送った谷さんは常設の秘書で、経済産業省の官僚です。

大臣や最高裁の判事につく秘書官は1名だけですので、その異様な待遇が分かります。まさに、王室政治で、平気で、公金=税金を「私人」に使っています。

わたしのFBに寄せられた宮本さんのコメントは、正鵠を射るものです。
宮本 和子

しかも閣議決定で私人とされたので、安倍首相は夫人のために公金不正使用ですよね。

 

武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員「日本国憲法の哲学的土台」を講義)

 

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NHKニュース=通知表に評価がつくことになった「どうとく」教科書検定は、森友学園の教育内容と重なる。

2017-03-24 | 教育

 いよいよ今春からはじまる「道徳」の新しい教育は、通知表に評価がつくものに変わりますが、その教科書検定の内容がいかなるものだったかを、NHKの午後7時のニュースで見ました。

 小学校低学年の「どうとく」の教科書では、パン屋さんの物語を取り上げましたが、これは検定を通らず、郷土愛や国への愛の物語に変えさせられたとのことでした。今の政府の求める「道徳」に合うように教科者つくることに苦労した、と執筆者が述べていたとのです。

 あああ!政府の意向に合うように道徳を教える時代になったのだな。わたしは、もう半世紀以上前に、主権が天皇であった明治憲法の時代を小学校の歴史の時間で知り、昔はいやな国だったな、と思いましたが、その時代に戻るとは、悪い意味で感無量!です。

 安倍政府による道徳教育の内容は、明治天皇が臣民に与えた『教育勅語」と同じで、いま話題の森友学園の教育と重なります。安倍首相夫妻や自民党右派や維新の会と、森友学園とが一体であったわけがよくわかります。土地もお金もない森友学園に、小学校創設の認可がおりた理由もよくわかります。

 いまは、同じウヨク思想の持主同士がもめていますが、安倍政府の道徳教育のすがたが可視化された事件として、歴史に刻まれるでしょう。

 ほんらいの「道徳」とは、フィロソフイ―の基底なのですが、日本ではその常識すら通りません。なんということか。 「道徳とは何か」(クリック)


武田康弘

 

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「私人」であるはずの夫人に「大臣秘書官」と同じ政府役人が付き、財務省と交渉。安倍政権はお終いです。拡散を!

2017-03-24 | 社会批評

 学校法人「森友学園」への国有地格安売却問題でクローズアップされた首相夫人付の政府職員は現在5人。うち常駐は2人で、いずれも経済産業省から派遣されている。

 首相夫人付スタッフは2006年から配置されており、常駐職員が置かれたのは12年12月の第2次安倍内閣発足以降。安倍晋三首相夫人の昭恵氏付で、森友学園の籠池泰典氏とやりとりしていたことが明らかになった谷査恵子氏も常駐だ。

(共同通信)

われわれの税金で、5人も政府のスタッフがつく「私人」です。私人であるはずの夫人に「大臣秘書官」と同じ待遇の政府役人が付く。こんなことは、今までありません。安倍夫妻は、国家なり~~~ということのようです。どこのお国の話なのか。国家の私物化は、最も重い罪です。その秘書官同等の夫人付、谷査恵子氏(経済産業省職員)が、財務省等とのやりとり(私人であるはずの昭恵夫人の秘書=経産官僚が政府機関と交渉!)していたのが、昨日提出されたファクスで明らかとなりました。安倍政権は、お終いです。


大臣の秘書(正式名称は秘書官)は、各国務大臣に一人です。最高裁と高裁も同じく、一人です。
大臣も最高裁の判事にも一人しか付かない秘書ですが、
安倍首相夫人の昭恵さんには、5人(常設は二人)というのは、王室政治のような話で、到底、近代の国民主権の国ではあり得ない話です。



武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員「日本国憲法の哲学的土台」を講義)

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FBコメントから一部を。

鈴木 英男 「美しい国日本」というお芝居が、面白くなってきた。
仲違いした仁俠の輩が、相手を抑えんと必死である。
潰すつもりで国会に招致した人間が、国家権力に対して言ってくれてはならぬことを、刺し違えるつもりか、明確に言ってくれた。
国会議員が質問しているのか、証人が質問しているのかわからぬほどであった。もちろん観客は、何の証拠も持たないから何とも言えないが、「無かったことを実証することは難しい」などと分からぬ答弁をする官房長官、「無かったことにするのは難しい」と訂正すべきであろう。
この証人は、気分の悪い人間であるが、近頃にない悪人であり、さらに上を行く悪人に食いついたことは、溜飲が下がる。
ただし、相手は国家権力であるから「ゴミのかけらも何も無かった『そうでしょう、皆さん!』『そうです!』」とそれで、この証人は、社会、あるいは、この世から抹殺されてしまう。
お芝居の成り行きを楽しみつつ、「徳」のつく言葉についてじっくり考えていきたいと思う。
「おぬしも悪じゃの〜」。


Spike Columbo · 共通の友達: 平澤 薫さん、他8人
世界最強の権力者アメリカ大統領ですら、議会の承認がなければ大統領令を発効させられない。だから権力の腐敗を最小限に抑えることもできる。タダの私人、首相夫人に何だ、このザマは!お追従したければ身銭でやれ。公金遣うなら情報開示して国会の承認を取れ。当たり前だろ。日本は立憲民主主義国家なんだよ。これも記憶にないのかな?
 

 

 
宮本 和子 · 共通の友達: 三浦 憲彦さん、他1人
しかも閣議決定で私人とされたので。安倍首相は夫人のために公金不正使用ですよね。

 

 

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「戦前思想」による教育改革のはじめの一歩。 安倍首相と夫人、動かぬ状況証拠=9月の三日間 (東京新聞)

2017-03-23 | 社会批評

森友問題は、ストレートに「戦前思想」の問題です。維新を再び! 戦前の日本主義の肯定を下敷きとします。
ドイツのように戦前思想を反省することなく、カタチだけの民主化に留まった戦後日本の現実を、自治政治を広げる地味な努力ではなく、戦前の「靖国思想=国体思想」に戻す方向で変えようとします。これは、してはならぬことですが、右派の政治家はそれを弁えません。

首相夫妻の戦前教育の推し進め=「森友」支持は、それを可視化しました。右翼思想家である八木秀次麗澤大学教授(「反人権宣言」ちくま新書著者)をトップに据えた安倍政権による「教育改革」がよく分かります。

 

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教育勅語は、「反道徳」の見本なのだ、ということが今も分からぬ日本人では哀れです。

2017-03-22 | 恋知(哲学)

 戦前の日本を紹介した『日本を知れ』(アメリカ映画)では、学校でのこどもたちの姿を映し、「日本には道徳はない、ただ目上の人に従うだけである」と説明されています。
 「教育勅語」を暗唱し、規律正しい日本の学生を見て、「道徳は存在しない」と言われるのは、なぜだろう?と思われますか。

 道徳とは、全体一致とは逆のことです。みな一緒が道徳ならば、北朝鮮の学校は一番道徳的です。権威者や権力者、上位者(社会的地位や年齢や)に従うのは、道徳とは異なり、人間が人間としての矜持(プライド)を失うことです。そこには、道徳はない、のです。

 道徳は、一人ひとりの「私」が、自分のありのままの心を見つめることが「はじめの一歩」で、その私の心の自由がなければ、何も始まりません。自由に想い、自由に考え、自由に行為し、その自由の結果に責任を負おうとするのが、道徳のはじまりです。個人が「それぞれ独自の内面世界をもつ人間」として精神的自立を成し遂げようとするのが、道徳なのです。

 したがって、大人が子どもに箇条書きの規範を覚えさせるというのは、その内容がいかなるものであれ、反道徳にしかなりません。一人ひとりの精神的自立を育てるための手間暇のかかる営み、その過程(プロセス)が道徳=人間的な精神を生みだすのです。

 手っ取り早く「上から規範を強要する」のは、最も道徳から遠いことだいう基本さえ知らないのでは、あまりに哀れです。日本文化を愛し、日本贔屓(びいき)で知られたアメリカ人のライシャワー駐日大使は、亡くなる数年前にNHKの元旦インタビューで「これからの日本に望むことは?」の問いに応えて、微妙な笑顔で「人類社会の一員になってほしい。」と言いました。世界の、ではなく、人類の、です。安倍首相の「人類の前に日本人という自覚が必要」とはアベコベです。

 われわれは、人間です。一人ひとりの内面世界、赤裸々な心を基底とする一つの精神です。躾けられた自動人形ではありません。道徳は、何よりも大切です。独自の内面世界を豊かにもつ存在になって、はじめて人間となるのですから。権力による強要や方向づけは、人類社会=民主政社会では、あってはならぬ「反道徳」なのです。

 基本を知りましょう。特に政治家や役人のみなさんは。


 武田康弘

 

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内閣人事局の写真  安倍日本の構造問題を、森友問題は、戯画的に可視化。

2017-03-21 | 社会批評



安倍首相が発足させた『内閣人事局』 
審議官級以上の約600名の人事権を官邸が握ることになり、安倍首相の方針に従わない者は幹部登用の道が閉ざされる事となりました。

当時理財局長の迫田英典は、すぐに国税庁長官に昇進しました。安倍首相の意思を忖度することは、今、官僚たちの「仕事」となっています。
 
欧米とは異なり、三権分立の民主制度が不十分な日本では、人事権の掌握により、首相の思想がそのまま官僚政府の意向となり、結果として国は独裁的性格を帯び、全体主義へと陥る可能性が高まります。

今回の森友問題は、戯画化された形で、誰の目にも安倍首相らの思想(戦前への郷愁・回帰)を「可視化」してしまいましたので、首相以下の関係者は慌てて、関係ない、わたしは被害者だ!?と言い張ることになりました。安倍首相が昭恵夫人の「言いなり」であることは有名ですが(「公人」が「私人」に従う!)、テレビが報じるまで1年半もの間、名誉校長を務め、森友の教育を体験的に知っている昭恵夫人から話を聞き、首相自身も講演を予定していた事実は、消しようがありません。

今回の騒動は、安倍首相が進める(麻生副総理は「ナチスの手法を真似たらいい」と進言)【戦後レジーム(体制)からの脱却】=現憲法の全面廃棄を目標とする首相主導の「政治改革」の姿を戯画的に可視化してくれました。これでも目が覚めない国民やマスコミであれば、もう奈落の底まで行くしかないでしょう。


安倍首相の一番のお気に入り稲田防衛大臣(極右思想の持ち主)と安倍首相と苦楽を共にしてきた菅官房長官との「内閣人事局」写真は、日本の構造問題を象徴するものでしょう。
なお、栄転を勝ち取った迫田英典国税局長官(当時は理財局長)は、山口県(長州藩)出身です。

 
 
武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員「日本国憲法の哲学的土台」を講義)
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「教育勅語」の思想は、民主主義国では、許されません。「戦前思想」は、ドイツでは厳しい取り締まりの対象です。

2017-03-19 | 学芸

 『教育勅語』は、現人神であり主権者であり軍隊の統帥権をもっていた明治天皇が臣民に与えた道徳です。民主的倫理ではありませんので、主権が国民へと180度変わった戦後の『日本国憲法』の基本理念とは矛盾します。そのために1948年6月、衆参両議院で廃止の決議がなされたのです。

 その「戦前思想・教育」を裏から復活させようという言動は、思想犯罪であり、ドイツでは厳しい取り締まりの対象です。主権在民の民主政とは背反する思想を現実化させようとするのは、憲法および公務員法違反です。到底許されません。

 政治家の【教育勅語に基づく教育への支持】は、憲法の基本理念に反するものであり、主権者を市民=国民とする民主政国家の存立を脅かすものです。

 

 武田康弘(元参議員行政監視委員会調査室・客員調査員「日本国憲法の哲学的土台」を講義)

 

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高橋源一郎さんによる教育勅語の現代語訳

◆教育勅語 現代語訳

①「はい、天皇です。よろしく。ぼくがふだん考えていることをいまから言うのでしっかり聞いてください。もともとこの国は、ぼくたち天皇家の祖先が作ったものなんです。知ってました? とにかく、ぼくたちの祖先は代々、みんな実に立派で素晴らしい徳の持ち主ばかりでしたね」

②「きみたち国民は、いま、そのパーフェクトに素晴らしいぼくたち天皇家の臣下であるわけです。そこのところを忘れてはいけませんよ。その上で言いますけど、きみたち国民は、長い間、臣下としては主君に忠誠を尽くし、子どもとしては親に孝行をしてきたわけです」

③「その点に関しては、一人の例外もなくね。その歴史こそ、この国の根本であり、素晴らしいところなんですよ。そういうわけですから、教育の原理もそこに置かなきゃなりません。きみたち天皇家の臣下である国民は、それを前提にした上で、父母を敬い、兄弟は仲良くし、夫婦は喧嘩しないこと」

④「そして、友だちは信じ合い、何をするにも慎み深く、博愛精神を持ち、勉強し、仕事のやり方を習い、そのことによって智能をさらに上の段階に押し上げ、徳と才能をさらに立派なものにし、なにより、公共の利益と社会の為になることを第一に考えるような人間にならなくちゃなりません」

⑤「もちろんのことだけれど、ぼくが制定した憲法を大切にして、法律をやぶるようなことは絶対しちゃいけません。よろしいですか。さて、その上で、いったん何かが起こったら、いや、はっきりいうと、戦争が起こったりしたら、勇気を持ち、公のために奉仕してください」

⑥「というか、永遠に続くぼくたち天皇家を護るために戦争に行ってください。それが正義であり「人としての正しい道」なんです。そのことは、きみたちが、ただ単にぼくの忠実な臣下であることを証明するだけでなく、きみたちの祖先が同じように忠誠を誓っていたことを讃えることにもなるんです」

⑦「いままで述べたことはどれも、ぼくたち天皇家の偉大な祖先が残してくれた素晴らしい教訓であり、その子孫であるぼくも臣下であるきみたち国民も、共に守っていかなければならないことであり、あらゆる時代を通じ、世界中どこに行っても通用する、絶対に間違いの無い「真理」なんです」

⑧「そういうわけで、ぼくも、きみたち天皇家の臣下である国民も、そのことを決して忘れず、みんな心を一つにして、そのことを実践していこうじゃありませんか。

以上! 明治二十三年十月三十日 天皇

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すべては皇室ー天皇のために~~~~という「天皇教」という国家宗教を作成したのは、かの偉大な伊藤博文(国学者を暗殺し、イギリス公使館を全焼させ、長州藩の積立金数千万円(現代の貨幣価値換算)を横領し、『大日本帝国憲法』=今後、主権が国民となることは永久にないと教説=をつくり、初代総理大臣となり、皇室ー天皇への絶対忠誠を日本国民の義務とした長州藩の下級武士)でした。まだ16歳だった明治天皇は、京都から江戸城に連れて来られ、伊藤や山県らに現人神となるべく躾けられ、利用され
たのです。

こういう思想に賛成するか否か、【国民投票】にかけてみたいですね。ただし、本音では、民主政=主権在民を嫌う自民党のみなさんの意向で、日本では国民投票の制度すらありません。これで、「西側諸国と同じ人権と民主主義の国」(安倍総理談)とは面白いことを言いますね。

 

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再び、ジョナサン・ノット賛  YouTubeで二つの演奏をぜひ。

2017-03-17 | 芸術

ノット

ジョナサン・ノットとドイツの若手オケによるハイドンの交響曲44番。生き生として美しく心地よい。新鮮!
https://www.youtube.com/watch?v=RB_E0VPr9-o

また、バンベルク響との「マーラー交響曲全集」(SACD)は、見事というほかないです(特に3番と8番、5番と7番、9番)が、どれほど凄い演奏かは、ライブ映像=5番のYouTubeを見ると分かります。ノット渾身の指揮を一部分でもぜひどうぞ。過去の名演をまさに過去のものとしてしまう名演です。
https://www.youtube.com/watch?v=bDg1VPUeQyI&t=1654s...
ーーーーーーーーーーーー

 ノットは、人間を愛している。一人ひとりのプレーヤーを愛している。個々の楽曲を、楽器を、音楽を愛している。自己顕示ではなく、世間的な出世ではなく、生きること、音楽をすることに真っ直ぐだ。
 だからノットのつくる音楽は、優しく丁寧で愛に溢れているが、それと、楽曲の意味・理念を抉る能力の高さ、分析力の鋭さが一体なので、稀に見る人間的感動、宗教的とか神秘的という「不健康」とは無縁な、豊かな人間的感動をもたらす。
 なんとすばらしい指揮者=人間なのだろう。ただ感動あるのみ。



 いま、日本で、ジョナサン・ノット指揮による演奏を直に聴けるのは、実に幸運だ。それもまだ7年間も! 東京交響楽団との演奏会、今年も充実の極み(記者会見の映像あり・必見)で、定期演奏会のほか、暮には、演奏会形式で、モーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」まである。昨年の「コジ・ファン・トゥッテ」に続き、最高のモーツァルトが聴ける! 演奏会形式は、舞台があるよりも純粋に音楽を楽しめますし、ふつうの音楽会に近い費用で聴けるので、民主的です。

2016年7月17日(日)よこすか芸術劇場で、
ブルックナー交響曲8番の圧倒的な名演奏の後、オケが引き上げても呼び出されるノットさん。
前日のサントリーホールでの演奏がCD(SACD)で聴けます。

撮影はわたし。


武田康弘

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国税局長官=迫田英典、安倍首相夫妻、稲田夫妻と父、松井一郎と橋下徹ー「戦前思想」復活のための結束=『森友学園』

2017-03-16 | 社会批評

  以下は、リテラの記事です。太字・色字は、武田によります。

なお、このような事態が起こる原因と、その「思想的犯罪」については、前のBlogをぜひご覧ください(クリック)
維新、長州(山口県)がキーワード。



 籠池の代わりに菅野完が会見、マスコミが中継を打ち切った爆弾発言の中身! 財務省の工作、稲田の父親、在特会…

 

 またも森友学園に関して、爆弾発言が飛び出した。本日、日本外国特派員協会による記者会見をキャンセルした籠池泰典理事長だったが、著述家である菅野完氏に会うために上京。自宅の前に詰めかけた報道陣に対し、本日14時半すぎ、菅野氏が理事長に代わって会見のキャンセル理由などを語ったが、そのなかには疑惑の鍵を握る重大な内容が含まれていた。

まず、菅野氏は「理事長は僕にだけ話したいと言っている」とし、籠池理事長の記者会見キャンセルの理由を「僕の口からは言えないが、いろんな事情がある。ご想像の事情もある」「会見は延期ではなく中止というふうに考えたほうがいい」と発言、籠池理事長の会見出席に何らかの圧力がかかっていることを示唆した。

 さらに、菅野氏は「(籠池理事長から記者の質問に答えるための)交換条件をいただいている」として、封筒から紙を取り出した。その紙にプリントされていたのは、なんと、国税局長官であり、国有地が払い下げられた当時の理財局長だった迫田英典氏の顔写真だった。(注・迫田氏は。山口県出身)

「この人、当時の理財局長やった迫田さん。いま、(東京都内の)番町の官舎に住んでいらっしゃるんですけれども、この人の単独インタビューとってきたメディアがいたら話ししたると言っています」
「(迫田前理財局長は)国会の招致にも応じていないですよね。理事長は私人ですが、この人は公人です」

 迫田前理財局長は国有地を管轄する部門の“最高責任者”だったわけだが、氏をめぐっては、森友学園側が近畿財務局で統括管理官と大阪航空局調査係とで話し合いを行った前日である9月3日に安倍首相と面談。森友学園と国が交渉を行っていた翌日には安倍首相自身が来阪し、テレビ出演を行い、さらには翌5日に昭恵夫人が塚本幼稚園で講演し、名誉校長に就くことが決定するという“あまりに奇妙な流れ”がある。しかも、理財局長に就任した2015年7月以降、迫田氏は安倍首相と半年のあいだに5回も面談。主計局長や主税局長と違い、傍流の理財局長がこんなに頻繁に総理と会うというのは異例のことだ。

 しかも、昨日、塚本幼稚園で行われた修了式において籠池理事長は「疑惑が浮上してから、財務省に言われて身を隠していた」と発言していたが、その指示をしていたのが、現在の理財局長である佐川宣寿氏だったというのだ。菅野氏はこう述べている。

「理事長および理事長夫人は、顧問弁護士から、財務局の佐川理財局長から電話があって、『10日間でいいから身を隠してくれ』と言われた、と言っていました」

 佐川理財局長が自ら籠池理事長の顧問弁護士に電話をし、身を隠せと指示をした──。これが事実ならば、財務省が国有地売買の不正を認識しており、それを語らせないために籠池理事長をメディアの前に立たせないように手を回したということだろう。そして、菅野氏も指摘したように、それは「迫田氏を守るため」だ。

 だが、ここで菅野氏はもう1枚紙をめくり、今度はあの男の顔写真が入った印刷物をカメラに向けた。松井一郎・大阪府知事の顔だ。

「いま大阪府が必死になって、この人を守ろうとしている」

 菅野氏はそう話すと、自分を取り囲む大勢のマスコミに向かって、このように迫った。

「この人は八尾のとある大規模マンションに住んではるんですけど、みなさん、この人(迫田氏の写真を取り出す)の官舎の前と、この人(松井府知事)の八尾の家の前に、これくらいのカメラ構えました?」
「同業者としてのみなさんへのお願いです。この人たちこそが悪い奴なんです」
「冷静になって考えてみてください。理事長は国有地の売買にどう関与しようと決済印を押せないんです。理事長は私学審議会の審査内容にどう介入しようが最後の認可の判子は押せないんです。認可の判子を押すように催促できるのは松井知事であるし、国有地の売買の最終決済をおろすのは近畿財務局の局長と本店の財務省の理財局の局長です。であれば、判断の責任を問われるべきは、私人である籠池さんではなくて公人である理財局長と知事ではないですか? マイクを向け、カメラを向けるべきは、政治家と役人ではないですか?」
「なぜ家に行かないんですか? なんで僕の家の前に来てるのに、(迫田国税局長や松井府知事に対してしては)なぜ記者会見の場以外に(迫田国税局長や松井府知事の)家に行かないんですか?」

 籠池理事長を追及する声は高まり報道も過熱しているが、一方、公人にして問題の責任者である迫田理財局長や松井府知事への追及は、きちんとできているのか。本サイトも本日配信の記事において松井府知事と橋下徹への追及が甘いと言及したが、菅野氏の指摘はもっともな話だろう。

しかし、やはり批判を受けたメディアのほうは、今回もヘタレっぷりを自ら露呈した。

 昼のワイドショーはこの菅野氏への囲み取材の模様を各社が伝えたが、生中継を行うとしてスタンバイしていた『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)は籠池理事長ではなく菅野氏のみが出てきたために生中継を中止。『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)は生中継を行ったが、松井府知事の写真が飛び出すと、松井と仲良しの宮根誠司はワイプで露骨に苦笑いを浮かべ、挙げ句、菅野氏が「おそらく籠池さんがもってはるもんが全部出てきたら、内閣が2つ分くらい飛ぶと思うんです。安倍晋三みたいなどうでもエエって話になると思うんですが」と言った途端、安倍首相の名前が出るや否や素早く中継をストップさせたのだ。

 だが、その『ミヤネ屋』が中継を止めてからも、菅野氏はもうひとつ、重要な指摘を行っていた。それは渦中にある稲田朋美防衛相についてと、安倍政権を支える政治家と極右組織との繋がりについてだ。

「稲田さんのお父さんである椿原(泰夫)先生(編集部注:昨年10月に死去)は関西保守人脈の重鎮ですから、籠池さんみたいな思想をもっている人だったら椿原さんとよく昵懇だったでしょうし、そうすると稲田朋美さんと在特会とか、いわゆるレイシストたちとのいかがわしい関係というのは大阪や京都や福井を歩けばいっぱい見つかると思いますよ」
「椿原先生の存在を追いかけると、なぜ瑞穂の國記念小學院みたいな学校が大阪に出来たのか、なぜ維新みたいな連中が大阪で権力をもつにいたったかというのも、よくわかると思います。みなさんぜひそこらへんを追いかけてみてください。いかがわしい連中が大阪府庁のなかで陣取っているというのが、よくわかると思います」

 稲田の実父・椿原泰夫氏は、「頑張れ日本!全国行動委員会」という団体の役員などを務めてきた人物だが、同団体は在日朝鮮人・韓国人差別や同性愛者に対する差別デモなどをおこなってきた極右ヘイト団体だ。以前本サイトでも報じたことがあるが、その結成集会には、稲田朋美はもちろん、安倍首相下村博文元文科相、高市早苗総務相、西田昌司参院議員、山谷えり子元国家公安委員長といった安倍政権の幹部たちが参加するなど、安倍政権と親密な関係にある。

 極右人脈と政治家が接近し、その蜜月から森友学園疑惑は起こった─。今回の騒動の根幹に違いない問題だが、はたして、メディアはその深層にまで切り込むことができるのか。菅野氏がカメラの前で投げかけた重要な指摘の数々を、メディアは『ミヤネ屋』のように聞かないふりをして闇に葬ってしまう、そんな気がしてならない。

 実際、夕方のニュースでは、一部の番組が菅野氏の会見に対する財務省の否定コメントを紹介するのみで、あれだけ大挙して押し掛けておきながら、迫田理財局長や松井大阪府知事の責任や、疑惑の背後にある極右人脈についてなどの重要な指摘については一切報じられていない。このままでは今回と同じように、思想によって便宜供与が図られるという異常政治が繰り返されるということは肝に銘じるべきだろう。

 また夕方になって再度会見した菅野氏は、「籠池氏が、閣僚との金銭授受を明かす用意がある」ことを語った。本サイトでも引き続き、続報をお伝えしたい。
(編集部)

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  『教育勅語』は、現人神であり主権者であり軍隊の統帥権をもっていた明治天皇が臣民に与えた道徳です。民主的倫理ではありませんので、主権が国民へと180度変わった戦後の『日本国憲法』の基本理念とは矛盾します。そのために1948年6月、衆参両議院で廃止の決議がなされたのです。

 その「戦前思想・教育」を裏から復活させようという言動は、思想犯罪であり、ドイツでは厳しい取り締まりの対象です。主権在民の民主政とは背反する思想を現実化させようとするのは、憲法および公務員法違反です。到底許されません。

 政治家の【教育勅語に基づく教育への支持】は、憲法の基本理念に反するものであり、主権者を市民=国民とする民主政国家の存立を脅かすものです。

 

 武田康弘(元参議員行政監視委員会調査室・客員調査員「日本国憲法の哲学的土台」を講義)

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人権思想の淵源は、宗教(一神教)や哲学(理論体系の哲学及び人生哲学)ではなく、幼子の存在です。

2017-03-12 | 恋知(哲学)

昨日の大学クラスでは、同時代人であるルソーの「自然人」と安藤昌益の「真人」との重なりと違いをやりました。
(『中江兆民と安藤昌益』安永寿延著1978年レグルス文庫から)) 

 そこから、話は広がって、
《人権思想の淵源》の考察となりました。

強い一神教であるキリスト教を下敷きとして持つ「人権」の概念は、人類普遍の、とは言いますが、そこには超越神の存在を置く宗教的信念が隠されています。
わたしの、人権思想の淵源についての見方は、欧米のキリスト教思想とはまるで異なりますので、そのお話をしました。

それは誰にも、どこの国の人にも納得できるとおもわれる話です。

人権という思想の淵源は、赤ちゃん・幼児の存在です。
幼子は、生まれた瞬間から「個性」をもち、泣き方もみな違います。その一人ひとりの命は、かけがえのないもので、他の誰とも取り換えることのできない命です。金持ちや有名人の家に生まれた子も、貧乏な家に生まれた子も、そこには上下はなく、価値に少しの差もありません。赤ちゃんは、みなが大事で尊い存在として生まれてきたのです。これは、特定の思想や宗教とは何の関わりもなく、子を持つ親が誰でも自然に感じ、思うことです。子を守り育てようとする心は何よりも深く大きいです。固い言葉で言えば、この心にこそ「究極の普遍性」があると言えます。わが子のない人も、そこが淵源であることは十分に了解できるはずです。病的に歪んだ人でない限り、幼い命に対する思い=愛情は、みなに共通しています。

 ここに「人権思想」の淵源があり、特定の宗教や哲学に淵源があるのではありません。だからこそ、人権とは、決して侵すことのできない人類普遍の原理なのです。自由も平等も博愛もみな、〇〇主義や〇〇宗教ではなく、自然な人間の想いや感情から生まれますので、人権とは、幼子への心身全体による愛情を淵源とすると言えます。そこから自ずと立ちあがってくる思想です。

 一神教的でも、共産主義でも、安倍首相らの戦前思想=国体思想でもなく、自然な人間の感情から生じる世界共通の人の想い、それがほんらいの人権思想の淵源だというのがわたしの考えです。

一人ひとりのかけがえのない人間=「個人」の尊厳、みな「唯我独尊」として生まれてきたことの自覚、それが人間が人間として生きる上での土台となる考えです。


武田康弘




小2のかなちゃんの黒板画(白樺教育館・ソクラテス教室)



 
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篭池理事長を口封じ、ーー官邸と松井知事側から (リテラ)

2017-03-12 | 社会批評

 

    これは何かあったな......。昨日10日に行われた学校法人森友学園の籠池泰典理事長による緊急記者会見を見て、ほとんどの報道関係者はそんな感想をもったに違いない。

 
永田町ではこうした籠池理事長の態度豹変に早速、「官邸と裏取引したか、もしくは圧力がかかったのではないか」という見方が流れている。森友問題を取材している全国紙の社会部記者がこう語る。

「官邸サイドが籠池理事長に、第三者を介してこれ以上余計なことをしゃべるな、と圧力をかけたという情報は流れていますね。2〜3日前より新聞やテレビ報道の流れが安倍首相ら政界との関係を追及する方向から、3種類の工事契約費問題に移り、籠池理事長の刑事責任問題が言及され始めましたが、これは官邸や大阪府の松井一郎知事がリードしたものです。つまり、刑事責任追及の空気をマスコミを使ってつくり出し、裏で『これ以上、余計なことをしゃべったら、逮捕されるぞ』というようなメッセージを直接、送ったんでしょう」

 実際、昨日の会見では、これを示唆するようなシーンがあった。一気呵成に言い分をまくしたてていた籠池理事長が、「ある質問」に対して、ものの見事に狼狽したのだ。それは、『日本会議の研究』(扶桑社)の著者であり、今回の森友学園問題の追及を引っ張ってきた著述家・菅野完氏による、こんな質問だ。

「今回の認可、自分からの取り下げって知恵つけたのは、稲田さんの旦那さんの稲田龍示さんですか? 誰ですか?」

 すると、籠池理事長は一瞬フリーズし、さらにはそれまでの勢いとは打って変わって「ちょっと待って」と言い、湯飲みの茶を口に含んだ。そして、菅野氏からの質問には一切答えず、9日の大阪府による実地検査を批判しはじめたのだった。


以上は、今日のリテラの一部です。全文は、クリックしてください。

 

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