思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

小学4年生の安倍首相批判!

2014-05-31 | 社会批評

今日の、小学4年生の男の子二人の会話です。

 

「あのさ~、安倍っていう総理大臣、テレビ見てると気持ち悪いよな。声とか変だし~~。」

 「うん、そうだよ。あの人、自分勝手なんだよ。悪いよ。」

わたしはそれを聞いて、

「おお、いいとこ見てるね~~~。安倍首相ほどおかしい考えの首相はいないね。日本が戦争したときの「考え」を反省していないんだよね。戦争を起こしたおじいさんの岸という人が好きだと書いてるよ。」

 「ふ~ん、やっぱりね。あの人、話し方がおかしいからバレるよな。」

 

 10歳の子どもの方が、大人より、本質を見抜いています。

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自己宣伝の「おぼっちゃま首相」による日本支配ーNHKは政府放送局へ。元自民党総裁の批判さえ伝えない。

2014-05-30 | 社会批評

 安部首相は、自著「美しい国へ」で、「軍事力で相手に勝ことが必要だ」としてレーガンやサッチャーを称賛し、保守主義ー天皇制の日本こそ誇るべきものであり、特攻隊員たちは、その歴史の大義に殉じたのだ、と書いていますが、

 こういう想念に憑りつかれて、日本を「自分の思い描く国」にするために突っ走っています。主権者の「一般意思」を実現するのではなく、特定の思想を国家権力を使って現実化させるという恐ろしい行為ですが、自民党の長老たちが、その危うさを指摘しても聞く耳をもたず、「自分と同じ考えをもつ仲間を審議会の委員にして、自己満足の答申を出させている」(河野洋平自民党元総裁の言)のです。近代民主制の原理である「立憲主義」まで否定して、国の基本姿勢を自分勝手に変えてしまいます、

 これほどまで露骨な権力支配をした総理大臣は過去に例がありません。原発問題でも憲法問題でも、あらゆる部門で批判者を排除し、自分の友達・仲間で固める。NHKという公共放送局を、経営委員から会長まで首相と同じ思想(戦前の日本主義)をもつ人間に入れ替え、ニュースは、北朝鮮や社会主義国と同様な「政府の宣伝」放送とする。元自民党幹事長の安倍批判も、元自民党総裁の安倍批判講演も、批判者の言は何も伝えないで、公共放送?

 教科者も政府の意向を書かせる、として、文部科学省に検定させると言いますが、こういう政権は、すでに近代民主制の原則を逸脱しています。この連続する暴挙=「暴挙の日常化」に対して、マスコミのテイタラクは目を覆うばかりです。彼らは、権力批判によって民主制を担保するという最大の使命を忘れ、ただ、時の政権に寄りそうのみ。これでは、自殺行為というほかありません。戦前の日本が辿った「国体思想」(全体主義ー批判者は排除する)という狂気の歴史から学ばないのには公共的怒りと憤りで、言葉もありません。わが日本人は、なぜこんなにも愚かになったのか、悲しくなります。

 ぼくちゃん安倍ちゃん、なんでも安倍・安倍、自己宣伝は毎日・毎日。
自分で、「安倍政権では・・・」「アベノミクスの成果です・・・」を連発し、恥かしげもなく得意顔。
公人として失格なのはもちろん、個人としても、自己反省のない反倫理の言動の連続で失格です。こういう極端なまでの自我主義者(自分勝手なタカ派のおぼっちゃん)を支持するわが日本人とは、何なのでしょうか。戦前も同じでしたので、先祖返り?

「人間」ではなく「日本人」
「私」ではなく「国民」。
「個人」ではなく「組織人」。
 暴力団じゃあるまいし、です。

 
武田康弘

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誰かがではなく、自分がやる、おかしいと思ったら発言する、 内から輝く個人へ。

2014-05-28 | 私の信条

誰かがではなく、自分がやる、
おかしいと思ったら発言する、

自分の頭でよく考え、
よいと思うことをしっかり実行する、

自分の自由と責任により、「私」を生きる、
「私」から始め、「私」を活かす。

こういう何よりも大切な「実存としての生」を歩めない人であっては、人として生きる意味がありません。

 
道徳とは、まず何よりも「私」を生きること。それがなければ、すべてはウソ=偽善に過ぎません。
わが国の道徳が胡散臭いのは、実存の真実がないからですが、偽善者を「大人」になったと言ってしまうような「文化」を変えなければ、永久に不幸です。


内からの輝きをもつ個人がいない!外なる価値を体現した「外面人間」ばかりがマスコミを賑わす。とくに昨今の政治権力者の顔の醜さと幼稚さは空恐ろしくなるほど。


武田康弘

 

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ぜひご署名を!安倍首相が閣議決定だけで憲法解釈変更?!を止めるために(自民党の方もぜひ!)

2014-05-27 | 社会批評
武田 康弘さんがAvaaz.orgリンクをシェアしました。Facebook
「思索の日記」の読者の皆さま、ぜひ、署名をお願いします。できれば拡散もお願いします。

 安倍首相の手法は、民主制の根幹を揺るがせる危険なものです。これでは、「行政府によるクーデター」になってしまいます。自民党支持者の方も、民主制(主権在民)という近代社会の原則を守るために、ぜひ声をあげてください。
 あのヒトラーも、選挙で勝った後で、高い支持率を背景に行政権力を肥大化させ、ついに憲法改定に成功して、「ドイツ中心主義」を完成させたのです。その柱となったのは、愛国心を強要(洗脳)する教育でした。
 

日本国内閣総理大臣 安倍晋三氏へ: 閣議決定による憲法解釈変更は絶対に認めない

 
日本国内閣総理大臣 安倍晋三氏へ: 閣議決定による憲法解釈変更は絶対に認めない

4,801 人が署名しました。 15,000人まで頑張りましょう

安倍首相が閣議決定だけで憲法解釈変更?!
 
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元大統領特別補佐官・M.ハルぺリン氏 「日本の秘密保護法は、国際原則から逸脱」-安倍政権ウソ

2014-05-26 | 社会批評

以下は、クリントン大統領の特別補佐官で、ジョンソン政権からオバマ政権まで、日米関係のアドバイザーであるモートン・ハルぺリン氏の話です。

昨日の「東京新聞」朝刊の一面のコピーをご覧ください。

 

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伝記 「エリノア・ルーズベルト」ーー真に偉大な女性=人間に感動。

2014-05-25 | 書評

ずいぶん前からこの伝記をご紹介しようと思っていましたが、
エリノア・ルーズベルトという女性をどう評したらよいか?うまく書けずにいました。
彼女は、どのような面からも感動的な人であり、簡潔にまとめられないのです。

この奥の深い豊かな人物、明晰で優しく強い女性を知るには、ぜひ、本書を手にとって読んでみてください。
こども向けの伝記ですので、写真も豊富で、編集も工夫され読み易いですが、中身は詰っています。頭と心が一緒に感動でいっぱいになります。

ここには消えることのない希望があります。

公私ともに辛く困難な道を歩んだエリノアさんは語ります。
「女性と言うものは、さまざまな障害をはねのけて、1センチずつ前進するものなのです。」


HUMAN BEINGS=「すべて人間」に共通する考え方は必ず見つかると確信し、不可能と思われた『世界人権宣言』(1948年に国連で採択)をフランスのルネ・カサンらと共に起草しました。包み込むような深い愛の心と行為と、「独裁者に従うくらいなら死んだ方がよい」という強靭な意思と、誰もがしり込みする難題に挑む勇気と・・・・


武田康弘

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近現代史の複眼的理解ー「伊藤博文暗殺ー安重根の研究のために」ー裁判速記録の復刻出版(東京新聞)

2014-05-25 | 書評

わたしたちは(もちろんわたしを含めて)近現代史を複眼的に捉える学習が足りませんし、イデオロギー対立のために、学校教育でも「いろいろな見方を提示する」努力を怠ってきました。

社会主義をよしとする立場や、明治からの天皇主義をよしとする立場など、特定の見方から歴史を見るのではなく、ふつうの生活者の人々の目で複眼的に見ることで、偏りの少ない豊かな認識を得ることが大切だと思います。

以下は、今朝の東京新聞のコピーですが、このような第一級資料の出版にはとても大きな価値があります。関係者の努力にエールを贈ります。

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11月13日 マレイ・ペライア(指揮&ピアノ)&アカデミー室内管弦楽団 素晴らしい公演となるでしょう。

2014-05-23 | 学芸

昨年の10月に続き、わたしの一番敬愛するピアニスト、ペライアが来日です。今年は弾き振りで、指揮だけもあります。
詳細は以下ですが、曲目も素敵です。

ジャパンアーツ・ピアの会員(登録はインターネットで無料)はすでに先行発売で買えます。

昨年10月のBlogはクリックで出ます。

なお、本日(23日)夜7時30分からNHKFMで、昨年のサントリーホールでの演奏を放送します。

マレイ・ペライア(指揮&ピアノ)&アカデミー室内管弦楽団

日時
出演者
マレイ・ペライア Murray Perahia (指揮&ピアノ / Conducting & Piano)
アカデミー室内管弦楽団 (正式名称:アカデミー・オブ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズ) The Academy of St. Martin in the Fields
主催
主催:ジャパン・アーツ
協力:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
ニュース
マレイ・ペライア「アカデミー室内管弦楽団について語る」(2)(2014年5月)

マレイ・ペライア「アカデミー室内管弦楽団について語る」(1)(2014年5月)

5/23にベストオブクラシックでオンエアがあります(2014年5月)
 
席種残席状況一般料金夢倶楽部会員料金購入先備 考
S ¥14,000 ¥13,000 チケット購入  
A ¥12,000 ¥11,000 チケット購入  
B ¥10,000 ¥9,000 チケット購入  
C ¥8,000 ¥7,200 チケット購入  
D ¥6,000 ¥5,400 チケット購入  

 12年振り!巨匠ペライアが聴かせる奇跡の指揮&ピアノ

メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲 第7番 ニ短調
Mendelssohn: Sinfonia No.7 in D minor

モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467
Mozart: Piano Concerto No.21 in C-Major, K.467

J.S. バッハ:ピアノ協奏曲 第7番 ト短調 BWV 1058
J.S.Bach: Piano Concerto in G minor, BWV 1058

ハイドン:交響曲 第94番 ト長調 Hob.I-94「驚愕」
Haydn: Symphony No.94 in G Major "Surprise"

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日本では、法は解釈次第でどうとでもなります。守る必要はありません。安倍晋三の行為が教えるもの。

2014-05-20 | 社会批評

解釈改憲!!??

なんじゃ、論じるのも愚かしい。

9条が解釈でどうとでもなる。「アメリカの戦争に日本も参加できる」と解釈するーーもう、満点大笑いの世界ですが、真面目に考える人は憤死するでしょう。

憲法はないに等しい、政府が率先して無視する、根源的無秩序の国になります。後は、力関係で片が付く。もう、暴力団の世界と同じ。

恐ろしいほどの公共悪。

 

今朝の「東京新聞」(24面)には、アメリカの主要メディアが「アベ、アジアで最も危険な男」と書いていることが報じられています。「立憲主義分かっていない」と。

 

武田康弘

 

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一昨日、少年野球で試合に負けて少年らは坊主頭に!-ー「こどもの人権」を配慮しない行為が我孫子市で。

2014-05-20 | 社会批評

「こどもの人権」や「男女共同参画社会」を厳しく批判している安倍首相の中心ブレーン・八木秀次麗澤大学教授(政府の教育再生実行委員)は、欧米は「個人」を主張するので、すでに行き詰っている、「家族」こそ単位とすべきであると主張しています。

 子どもの犯罪が横行するのも人権思想のせいだとし、スウェーデンなどの自由で高福祉の国は、こどもが「わがまま」で、性やたばこや麻薬に興味を持つヒドイ社会であると自著(ちくま新書「反人権宣言」)に書いていますが、これは、たいへんな国際問題となるでしょう。

 安倍首相の戦前思想(国体イデオロギー)への回帰という路線は、ウヨクの論客らが支えていますが、「こどもに自由や人権はないー学校は国家空間である」とする『プロ教師の会』(20数年前に過激な全共闘活動家がウヨクに転向してつくった組織)らの実践とも符合して、日本という国をますます人権後進国(EUやアメリカから厳しく批判されている)にしています。

 おそらくは、こういう流れがあるためでしょう。子どもたちの人権を無視する行為が、わたしの街でも起きています。こどもの心を無視して一方的に大人に従わせる行為は日常化していますが、

 一昨日は、少年野球の試合で負けたことを理由に、「やる気があるなら丸坊主にしてこい!」とコーチに言われたこどもたちが、丸刈りにさせられました。こういうコーチの言動に対して、親も何も言わないというのは、いかにも人権後進国。わたしは、強い憤りを覚えました。我孫子市や近隣の市町のみなさんが人権侵害を許さない優しさと強さを備えた大人であってほしいと願います。見過ごしにしないで、声を上げましょう!!黙っていることは犯罪です。

 
武田康弘

 

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安倍首相の中心ブレーン=八木秀次麗澤大学教授が、天皇・皇后を批判!! 「正論」5月号

2014-05-17 | 社会批評

正論 2014年05月号

 『正論』の5月号に掲載された八木秀次麗澤大学(元・高崎経済大学)教授は、

憲法巡る両陛下のご発言公表への違和感」を発表し、公然と「違和感」を現わしました。

両陛下の「お言葉」が安倍政権に楯突いているかのように“聞こえる”からというのがその理由です。

八木秀次も安倍首相も、天皇制の強化を謳いますが、実は、彼らは、自分たちのイデオロギーに都合のよいように皇室=天皇というシステムを利用するだけの「悪人」

であることがよく分かります。

個人としての、一人の人間としての天皇や皇后は敬愛せず、ただ、天皇制を政治権力を聖化する装置として利用するのです。

反道徳・反倫理の見本です。

 

※ 八木教授は、政府の教育再生実行委員ですが、その著「反人権宣言」ちくま新書 で、人権は欧米の作ったイデオロギーであり、われわれは人権という言葉に怯える必要はなく、日本人は日本の常識に戻ればよいのだ」と記述しています。



※天皇の明仁さんの発言は、以下です。

宮内記者会代表質問

問1
陛下は傘寿を迎えられ,平成の時代になってまもなく四半世紀が刻まれます。昭和の時代から平成のいままでを顧みると,戦争とその後の復興,多くの災害や厳しい経済情勢などがあり,陛下ご自身の2度の大きな手術もありました。80年の道のりを振り返って特に印象に残っている出来事や,傘寿を迎えられたご感想,そしてこれからの人生をどのように歩もうとされているのかお聞かせ下さい。
 
明仁天皇

80年の道のりを振り返って,特に印象に残っている出来事という質問ですが,やはり最も印象に残っているのは先の戦争のことです。私が学齢に達した時には中国との戦争が始まっており,その翌年の12月8日から,中国のほかに新たに米国,英国,オランダとの戦争が始まりました。終戦を迎えたのは小学校の最後の年でした。この戦争による日本人の犠牲者は約310万人と言われています。前途に様々な夢を持って生きていた多くの人々が,若くして命を失ったことを思うと,本当に痛ましい限りです。

戦後,連合国軍の占領下にあった日本は,平和と民主主義を,守るべき大切なものとして,日本国憲法を作り,様々な改革を行って,今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し,かつ,改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し,深い感謝の気持ちを抱いています。また,当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います。戦後60年を超す歳月を経,今日,日本には東日本大震災のような大きな災害に対しても,人と人との絆(きずな)を大切にし,冷静に事に対処し,復興に向かって尽力する人々が育っていることを,本当に心強く思っています。

傘寿を迎える私が,これまでに日本を支え,今も各地で様々に我が国の向上,発展に尽くしている人々に日々感謝の気持ちを持って過ごせることを幸せなことと思っています。既に80年の人生を歩み,これからの歩みという問いにやや戸惑っていますが,年齢による制約を受け入れつつ,できる限り役割を果たしていきたいと思っています。

80年にわたる私の人生には,昭和天皇を始めとし,多くの人々とのつながりや出会いがあり,直接間接に,様々な教えを受けました。宮内庁,皇宮警察という組織の世話にもなり,大勢の誠意ある人々がこれまで支えてくれたことに感謝しています。

天皇という立場にあることは,孤独とも思えるものですが,私は結婚により,私が大切にしたいと思うものを共に大切に思ってくれる伴侶を得ました。皇后が常に私の立場を尊重しつつ寄り添ってくれたことに安らぎを覚え,これまで天皇の役割を果たそうと努力できたことを幸せだったと思っています。

これからも日々国民の幸せを祈りつつ,努めていきたいと思います。


※皇后の美智子さんの発言は、以下です。

「皇后さまにとってのこの1年,印象に残った出来事やご感想をお聞かせ下さい。」との宮内庁記者の質問に対する美知子さんの文書での回答の一部です。

美知子皇后

「5月の憲法記念日をはさみ,今年は憲法をめぐり,例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。主に新聞紙上でこうした論議に触れなが   ら,かつて,あきる野市の五日市を訪れた時,郷土館で見せて頂いた「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました。明治憲法の公布(明治22年)に先立ち,地域の小学校の教員,地主や農民が,寄り合い,討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で,基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務,法の下の平等,更に言論の自由,信教の自由など,204条が書かれており,地方自治権等についても記されています。当時これに類する民間の憲法草案が,日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが,近代日本の黎明期に生きた人々の,政治参加への強い意欲や,自国の未来にかけた熱い願いに触れ,深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で,市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして,世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います。」

 (宮内庁のホームページより)

 

 

 

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「得」と「徳」を失う愚か者 集団的自衛権の容認ー国の危険が増すだけのこと。

2014-05-17 | 社会批評

アホか。

 「集団的自衛権」などわが国は持たない、としてきたからこそ、

長い冷戦時代においてさえ、そして、テロが多発する湾岸戦争以降の不安定な世界情勢の中でさえ、わが国の安全が担保されてきたのだ、という歴然たる事実を見ようともしない。

おおバカどもの顔と声をテレビで見て聞いて、わたしは呆れ返りました。彼らは、なんでこうも頭が弱いのでしょう。

得も徳も失い、危険が増すだけなのが分からない、こういう連中こそ最大の国益損。わが国を危険状態に陥れる戯け者。愚か者に政治権力をもたせると国は不幸に沈みます。

中国を挑発してわざわざ関係を悪化させる安倍晋三と言う名の男の罪深さ。公共悪の見本。

 

武田康弘

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安倍首相が、憲法の理念に従わず、自衛隊法を変更して戦闘を命じるなら、逮捕・投獄すべきです。

2014-05-15 | 社会批評


自衛隊員は、入隊にあたり、『日本国憲法』とその下にある『自衛隊法』に従う者とされています。

自衛隊法第三条は、自衛隊の任務を記しています。

  第三条 自衛隊は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たるものとする。
 自衛隊は、前項に規定するもののほか、同項の主たる任務の遂行に支障を生じない限度において、かつ、武力による威嚇又は武力の行使に当たらない範囲において、次に掲げる活動であつて、別に法律で定めるところにより自衛隊が実施することとされるものを行うことを任務とする。 

一 我が国周辺の地域における我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態に対応して行う我が国の平和及び安全の確保に資する活動

二 国際連合を中心とした国際平和のための取組への寄与その他の国際協力の推進を通じて我が国を含む国際社会の平和及び安全の維持に資する活動


 ところが、政府は、「秋に予定する臨時国会で自衛隊法を改正し、「防衛出動」規定の緩和を目指す方針を固めた。日本への武力攻撃がなくても、「わが国と密接な関係にある国」への武力攻撃が発生すれば首相の命令で自衛隊が武力行使できるように改める。」と言います。

 そのような危険で不道徳な仕事を命じられることは自衛隊員にとって「想定外」のことであり、入隊時には考えられもしなかった海外派兵の任務に従う必要はありませんし、従うのは間違いです。

 わたしは、声を大にして言います。首相がそのような誰も想定していなかった命令を下すとすれば、首相が自衛隊員を含む国民への「反逆」を起こしたと言うほかありませんから、安倍晋三を逮捕・投獄すべきです。民主制国家であるならば、国民の「一般意思」に反して、根本的に国是を変えてしまおうとする政治権力者は、追放されるべきなのです。



 ps:これほど露骨な憲法無視を行政の長がしたならば、ほんらいは、最高裁判所が、首相を失職させなければならないはずですが、日本にはその制度がありません。三権分立ははじめから形骸化しています。

武田康弘

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EUが日本に「人権条項」を要求ーーーわが日本政府の後進性は目を覆うばかり。

2014-05-14 | 社会批評

EUが人権問題で厳しく日本を批判しています。

安倍首相のお友達で、政府の教育再生実行委員の八木秀次麗澤大学(元・高崎経済大学)教授が、ちくま新書で「反人権宣言」(「人権は欧米の作ったイデオロギーであり、われわれは人権という言葉に怯える必要はなく、日本人は日本の常識に戻ればよいのだ」と記述)を出している国ですから、EUから批判されるのも当然です。個人を認めないイヤ~~~なわが国を変えたいな、とわたしは強く思います。

 

以下は、ヤフーニュースです。坂東太郎さんの解説から抜粋します。


 戦略的パートナーシップ協定(SPA)の交渉で、欧州連合(EU)が日本に対して「人権条項」の設置を要求し、日本側が反発しているとの報道がありました(時事通信、55日)。SPAの人権条項とは、日本で人権侵害などが起きた際に経済連携協定(EPA)を停止できるというものです。


死刑執行を続ける日本

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの調べだと死刑廃止国(事実上の廃止も含む)は世界の3分の2。執行しているのは約20か国に過ぎません。死刑執行数の断トツ1位は中国で、イラン、イラクなど中東の国が多く含まれます。イスラム諸国は欧州の法制度とは別の「イスラム法」に依拠するためです。先進国で制度が存在して執行が行われているのは上位10か国のうちアメリカと日本ぐらいです。
 
ただアメリカの場合は州によって異なり、死刑制度がある州も執行する日や方法などを本人はもちろん家族や被害者遺族、マスコミにまで公開し、執行の立ち会いまで多く許されます。「正しい死刑のあり方」を常に議論しているのです。死刑囚への取材も正規の手続きを踏めば可能です。

 それに対して日本では取材など到底無理。執行は当日の朝に本人に知らせる仕組み。以前は事前通告していたのですが、今は自殺防止など「心情の安定」などを理由に当日となっています。国際人権規約委員会の勧告はまさにこの点を突いています。廃止派の主な主張は「生きてこそ償える」「国家だからといって『殺人』は許されない」「冤罪(ぬれぎぬ)であったら取り返しがつかない」などです。 

国連が指摘する日本の人権侵害

 日本では、刑事訴訟法では警察の留置が原則48時間(2日)までで、警察が「裁判を起こしてもらうか判断するに足りる」と考えたら検察庁に身柄が移されます。検察の取り調べは原則20日間までで、そこまでに起訴(裁判にかける)かどうかを決めます。日本の刑事裁判の有罪率は99%以上。ゆえに検察の起訴か不起訴かとの判断はまさに運命の分かれ道となります。この間、容疑者(罪を犯したと疑われる者)は基本的に外部と接触できません。

 国連が指摘した人権侵害は他にもあります。女性差別、障害者差別、同和問題、子どもの権利侵害、先住民族(アイヌ)差別など。これとは別に法務省の人権擁護機関は性的少数派(いわゆるLGBT)や原発事故での被災者差別などを課題として取り上げています。女性差別は出産・育児の段階で退職してしまうM字カーブ問題(OECD加盟国でこの傾向が見られるのは他に韓国ぐらい)、男性は育児休業の取得率は2012年で1.89%という極端な少なさ。8割が取得するスウェーデンと比べるとゾッとするほど低いのです。女性管理職の比率11.1%も欧米に比べるまでもなく低く、フィリピン、シンガポール、マレーシアの後塵をも拝しています。

  障害者差別は20141月に障害者権利条約をやっと日本が批准したというありさま。同和問題も就職や結婚で相変わらず根強く、子どもの相対的貧困率は67人に1人で1人親家庭のそれは半分以上と先進国中最悪。2013年に「子どもの貧困対策法」ができました。

  いじめや体罰、虐待は人権擁護機関が救済にあたります。アイヌ民族にかつてアイヌ語を禁じるなど同化政策を強制しました。今はそうした行為は行われてませんが、大学進学率が全国平均の約半分に止まるなど生活や教育の格差は解消しておらず、それに向けた立法も遅々として進みません。

  LGBTに関しては欧米が相次いで同性婚法やパートナ法を成立させており、同性愛を認めないカトリックが多いフランスでさえ2013年に合法化しました。日本でも、という動きはあるものの具体的な法案準備段階まで至っていません。

  「難民鎖国」も世界から白い目で見られています。難民とは人種、宗教、国籍、政治的意見などを理由に迫害される恐れがあ」るために「他国へ逃れる」しかない人々で、それ自体が重大な人権問題です。2012年の申請者が約2500人に対し認定したのは18人。別途法務大臣の裁量で在留資格が与えられた人も100人程度。欧米先進国の年間数千から数万という受入数とは比較にならず「鎖国」と批判されています。

 

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ロックのイデア! ジェリー・リー・ルイスー1989年のパリでのコンサートがユーチューブに。

2014-05-13 | 趣味

以前記事にしました まるでロックのイデアだ!のジェリー・リー・ルイス。

1989年のパリでのコンサートを収めたDVDの全部(1時間)がユーチューブにアップされていますので、ぜひ!

超がつく名盤ですが、日本では発売されていません。わたしはイタリアから輸入しましたが、EUとは規格が違うために日本の機器では再生できません。パソコンでなら見られますが。

上着を脱ぎ捨てた時(25分経過)からの35分間、一気に最後まで唖然!!とする歌とピアノ(バックのメンバーも凄い)が続きます。デュオの二曲目、21分過ぎ位からどうぞ。

何度見ても(聞いても)痺れます。

(このDVDはさすが芸術の国フランスの制作で、カメラワークなども素晴らしい出来です。)

 

武田康弘

 

 

 

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