永遠の「天皇教+官僚主義+東大病」の日本と日本人で、人類文明という発想や生身の誇らしい人間として堂々と生きる、は始まりようがないと感じ想い考えています。
永遠の「天皇教+官僚主義+東大病」の日本と日本人で、人類文明という発想や生身の誇らしい人間として堂々と生きる、は始まりようがないと感じ想い考えています。
人間には生しかない。意識が消え去る体験はないからだ。現実に死は体験できないので、いつもわたしは生きている。
死が現実にあるのは、日本の死刑囚だけ。執行は当日の朝告げられる。殺されるのが100パーセント確実で、絶対に逃れられない死。
きわめてナマナマしく死を極限まで意識させて、殺す。どんな犯罪よりも人間の心の奥底に恐怖と絶望を与え、告げ知らされる朝まで毎日、その日が来るのをずっと底なしの恐怖を味あわされて、殺す。
人類が考えだした最高の拷問=精神の最大苦を考え、実際に殺されるより怖い恐怖感を何百日も何千日も味あわせながら殺すのが死刑制度。
それを当然とするのが、わが日本人のありのままの心。すごい民族だ。恐ろしい人たちが平然と暮らす国。残酷が血肉化しているようだ。
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思想がなければ、現実の政治も行えません。
明治維新を成したのは、吉田松陰の思想です。それは水戸学であり、松陰の誤読ではあるのですが、本居宣長の国学でした。松陰は、自身が述べている通り、1857年(安政4年)春に思想が完成しました。
松陰は、尊王(天皇崇拝)を強調しても、なお攘夷(外国を打ち払う)ための手段として考えていましたが、1857年春からは、尊王自体を絶対的化させて、水戸学と完全に一致したのです。そこから従来の漢学中心をやめ、国学を読むようになり、水戸学と共に本居宣長を高く評価します。
松陰は、1859年12月27日に処刑(29才)されましたが、彼の思想・意思は、処刑により熱く松陰を慕う松下村塾の10代の若き塾生に受け継がれ、その後の過激な維新革命を生んだのです。
伊藤博文ら長州藩の若者は、江戸に積み立ててあった多額の長州藩藩金を横領してイギリスに渡りますが、彼等は、ロンドンに着くなり、日本とのあまにも大きな文明の差に愕然とし、攘夷(外国を打ち払う)など不可能なことを悟りました。伊藤は、その差が、強い宗教=キリスト教をもつところにあることを知り、日本は仏教という個人を救済し平等を重んじる弱い宗教しかないのでダメだ。強い宗教をつくらないといけないと考え、皇室の伝統を利用して、天皇教という一神教もどきを創り出したのです。
天皇という名をもつ者=京都の朝廷内の人間は、平安時代初期の村上天皇で終り、※その後800年以上は、今上とか御門とか様々な名で呼ばれ、天皇という称号をもつ者はいなくなりましたが、江戸後期の光格が再び天皇を名乗り出してから(在位1780~1817)は、天皇という名称が復活して、明治の睦仁で4人目(今の徳仁さんは8人目)でした。この睦仁を京都御所から江戸城に連れてきて、満年齢で14才の睦仁を教育して明治天皇=現人神に仕立てたのが伊藤や山県有朋らでした。
※ 詳しくは、学習院大学と大学院で教鞭をとる遠山美都男さんの『名前でよむ天皇の歴史』(朝日選書・2017年刊)をご参照ください。
武田康弘
つづく。
個人でも同じだが、自分が所属する国の場合も
その問題点、間違いや犯した罪を真正面から見据え、逃げずに反省し、新たな世界の扉を開ける勇気がある人のみが、自他を向上させ、明るい公共世界を拓くことができる。
日本では象徴と規定された(マッカーサーがシンボルとした)天皇が、自らの罪を認めず、誤魔化したために、上位者はみなその真似をする。日本の場合、明治政府がそれまでの日本史を捻じ曲げて天皇教という国家宗教(現人神というカルト)を拵えたために、すべて嘘の上塗りとなり、民族全体として悲喜劇に墜ちた。
新たな日本は、まず、江戸城に住む天皇家を京都御所に戻して伝統を回復すること、皇族に人権を与え、同時に大きな特権や特別待遇をやめることからスタートする。これは原理であり、避けて通れない。主権在民を現実のものにするために、それは必須の営みだ。
武田康弘
15日のfbと、コメントです。
今日は無条件降伏の日。明治政府が作成した天皇現人神の思想から、米軍と天皇家が一体化した日本が誕生した日とも言えます。マッカーサーにより天皇は日本国のシンボルとなり、ソフト化した天皇教に衣装替え。再び全体一致の国となり、個人の精神的自立は疎まれました。
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ほんとにそうですね。NHKに於いては天皇のストーリまたぞろ始めます。でも天皇制の批判的数は増えていると思います。既得権益層だけが潤い、明治維新以来、御用学者、歴史修正主義者、紐付きを打破しましょう。
私の叔父は、ニューギニア戦線の生き残りの一人でした。その叔父の家の神棚には、靖国神社のお札が、入っていました。そういった方々の思いも、しっかりと受け止める事も、とても大切だというのが、現在の私の立場です。鈴木邦男さんは、晩年左翼になったと批判する方も、いらっしゃいますが、様々な意見の違う方々と邂逅し、自らの魂ののレベルをあげていかれたと私は、理解しています。
日本人の瞬時にかわる、というよりも、しっかり考え吟味した上での言動ではなく、その時その場の空気でながされゆく言動なので、明仁さんの言う通り、「わたしは終戦まで軍国少年だった」となります。
けれども何がどのように間違いかは考えず、新しい空気に合わせてまた始まる、というわけです。だれもが、その状況の中での行為ですので、それを固定して考えると、大元から間違えてしまいます。
状況を主体的に引き受けた上で言動するの人生は稀です。その稀を生きる人になりたいと思います。
靖国神社は天皇の臣民として祀る、英霊とは皇軍による上級軍人の戦死した人を祀る。それ以下は祀られない。ここでも差異があり52社の護國神社はその思想をくむので、私は参拝する気にはなれない。それでも天皇制を仰ぐ民衆ならおめでたい。
その通りで、騙されていた、で終わりにしないで、どういう思想が大元にあるのかを知ろうとするのが大切ですよね。
武田 康弘 さんへ。いやぁ「明治政府がつくった天皇という記号」(武田さん著の冊子・pdfでも読める)を拝見してから私なりに深掘りしてみました。まだまだ学びが足りませんが。実のある投稿に感謝です。
金時綾小路 様
私も今学び中
天皇について余り深く考えていなかった
堤 寿美枝さんへ。ネイティブアメリカンの思いとありましたが部族としては500部族以上いまして言語がバラバラで手振り身振りにて会話していて現代の手話はネィテブから始まりました。それに民族が自前の農耕を辞すると滅ぶとも。知っていると思いますがネィテブは合州国に於いて不当な扱いでウラン鉱で働くのは皆ネィテブです。日本の炭鉱労働者は朝鮮人、その上に日本人管理労働者で年金付きですが朝鮮人にはありません。アイヌの国政議員は存在しましたが、明治政府の同化政策によるアイヌはネィテブアメリカンと重なり大日本帝国主義の回帰、戦前回帰と繋がります。私は武田さんの珠宝な投稿に感じ入り3年ぐらい経ちまして山形の奥奥羽から応援しております。今後とも宜しくね。
金時綾小路 様
良くご存知ですね
アメリカインディアンの魂
デニスバンクス師を読んでお話会やアイヌの長老とバンクスの談話会等
参加して直接お話しさせて頂きました
残念ながらバンクス師はお亡くなりになりましたが、
その活動を日本でもなさっている方もおります。
私はコロナ禍以来、日本の野党の情けなさに悲しくなります。私の周辺の知識人達も思考停止の人ばかり。
ウクライナ支援ロシア制裁等と言って間接的参戦しています。
そして戦争反対ウクライナに平和を?
ロシアの真の情報は取らず
国から流される偏向報道に洗脳され、カルト状態
いまだに、新型コロナ危機から命と生活を守ろう
5類移行による感染拡大放置
公費負担削減を許さない等と言っている。コロナ詐欺に莫大な国家予算を使い詐欺の片棒担ぎ、国民の健康被害を産み出している。子供達にマスクさせて笑顔も見れなくしても何も感じない
武田氏のような、魂の人が稀になった日本
それでも、出来る事で抗い
伝え続けるしかない。
宜しくお願いします
日本と開戦して欧州戦線に参加したかったルーズベルト。戦後の日本支配は天皇を利用する事で決まってました。東京空襲でも皇居は避けています。東京裁判で天皇を被告としないために日本国憲法を間に合わせました。「天皇は日本のシンボルだ!亅
誰も天皇家のことを思ってないのに、テレビ、週刊誌、年号で、必死に天皇家の存在をアピールしてますね。
いまだに昭和天皇ヒロヒトを擁護するだまし番組をつくり垂れ流すNHKなる放送局は万死に値しますね。理性(全体的判断能力)なき日本人の象徴でしかない。
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最重要文書の「ポツダム宣言」を読んだことのある人は極めて少数。なので、今日の授業では、小中学生に全文を音読してもらった。その後で、天皇裕仁の玉音放送を聞いた。「受諾せしめたり」をはじめどこまでも上から目線なので、皆で笑った。愚かな国だ、いまだに象徴!(笑)
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袴田さん87歳、再審で無罪のはずが、検察官は、有罪立証すると裁判を長引かせる作戦に出た。
証拠捏造の悪人たちの更なる悪どさは、許し難いもの。
検察官とは人間失格者たちの集まりのようだ。
悪徳政治家は見逃し、えん罪で個人を苦しめる。絶対に許せぬ所業だ。人権思想の否定者たち。
こういう親を持つ子がどう育つのか?
そもそも再審が決定した後で、検察が異議申し立てができるという制度は、民主主義思想とは相いれないものだ。
武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室客員調査員=官僚たちに哲学と日本国憲法の哲学的土台を講義)
日本の歴史に一度もなかった「一世一元の元号」を使い、まったく縁のない江戸城をいまだに天皇に占有させ、全員が最大級の敬語で遇するお方がいることに何の疑問も感じないのですから、さすが明治政府がつくった国家カルト教で、その威力は絶大。統一協会というような甘いものではありません。
天皇陛下万歳!皇族敬愛。主権在民とか差別の禁止とか人間存在の対等性とは、言葉だけのもの。この露骨な堂々たる差別の国で、そんなのを信じたふりして生きるあなたは、とてもよい人ですね(笑)
共和国日本をつくりたい。天皇は京都御所にもどり自由なくらし。公的・公共的な場では世界暦(西暦)を使う。それだけで、わが日本は、正常で気分爽快な国に大変身します。土台・中心が変われば、すんなり改革は進みます。各政党の方、分かってほしい。
武田康弘
なぜ、明快な批判はないのか、なぜ辛口批評はないのか、片側情報だけなのか、これでは、ソフト独裁になり、人々から思考が消える。真実の面白さがない平板人間だけとなり、社会から活力が奪われる。テイタラクが蔓延し緩慢な死が訪れる。元からアウトだ。
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金野 奉晴批判すべき対象はアメリカの覇権主義、戦争主義です。我々が抗議に押し掛けるべきは在日米軍横田基地であり、アメリカ大使館です。国会議事堂前や首相官邸前で抗議するのは対症療法であり、根本治療ではないのです。日本再生の近道は在日米軍一掃です。
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武田 康弘金野 奉晴さまもちろん、金野さんの批判はよく分かりますが、わたしは、元凶は、明治政府が拵えた【天皇教という国家宗教】(靖国思想=国家神道=国体主義)にあると確信しています。日本史上一度もなかった【一世一元の元号制度】で天皇現人神という思想を国民全員の心身に埋め込み(岩倉具視発案)、京都から皇族の長の天皇を【江戸城】に連れてきて、崇めさせる(伊藤博文・山県有朋がまだ14歳の睦人を教育して現人神にした)、ことに象徴される国家宗教が、いまもそのまま(ソフト化されましたが)であることがわが国の不幸の深因だと確信しています。マッカーサーの発案で、現日本国憲法にシンボルという言葉を入れたのは(天皇は、日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴である)、明治政府がつくった【天皇家のお家安泰】を保障し、【米軍】と共に、日本全土を支配し続ける最高の戦略でした。戦後もまだ明治維新政府がつくった天皇教を清算できないので、天皇家と米軍による支配は永遠になっています。ぜひ「明治政府がつくった天皇という記号」pdfをお読みください。必読と思います。
武田康弘
これからは直接行動が絶対に必要です。世の中悪すぎ。権力をもつ者たちの悪があまりも酷い。いま時間がある年寄りが多いのですから、官公庁やテレビ局や学校やらに直接出向き、批判すべきです。その行動は、【責任ある主権者の義務】なのです。戦わざる者食うべからずです。
憲法を守るのは、公務員の義務ですが、守らせるのは、われわれ国民の責務です。それが民主主義の土台・中心の思想です。
何も知らず、義務も果たさずでは、いまのインチキ政治家、愚かなマスコミ人に操られるだけの哀れな存在に堕ちます。主権者はわたし(あなた)です。官府ではありません。彼らはわれわれ主権者の代行者であり、サービスマンです。
武田康弘
信長の野望ー天下統一。強い一神教=キリスト教擁護の信長は、欧州のキリスト教徒おなじく、戦いは残虐を極め、非妥協的で、従わない農民たち=南無阿弥陀仏を拠り所とした一向宗(浄土真宗)自治区との戦いにおいては、婦女子もすべて皆殺しの戦略でした。
従わない民は皆殺しの信長が偉人!!??と教える教育は、恐怖の権力者を称揚しているのです。武力で従わせるのがカッコいい!!??という思想を植え付けるドラマや映画やマンガ本は、とんでもない代物ではないでしょうか。
一向宗(浄土真宗)自治区の思想・発想・不退転の態度こそ民主制・民主政・民主性の象徴であることを知りましょう。
今年は親鸞生誕850年、茨城で浄土真宗が開宗されて800年の年です。
武田康弘
小田実の提唱した「ベトナムに平和を」の市民活動に共鳴して、1968年、9年、わたしも高校生の時に、積極的に支持し、クラス委員と全学議長を務めていた高3の時に、わたしのクラスからは、多いときには半数(20数名)が集会とデモに参加しました。
積極的に反戦平和を訴えましたが、今のウクライナへのロシアの攻撃を批判する日本政府やマスコミとはまるで逆で、米軍の残虐な戦争に協力したのでした。毎日、沖縄の米軍基地から爆撃機が飛び立ち、べトナムに無差別爆撃=残虐なナパーム弾でこどもや女性まで無差別に殺害し、北ベトナムの民間人だけでも300万人を殺しました。この破天荒な殺人行為にも、日本政府(佐藤自民党内閣)は、批判するどころか、米軍に協力していたのです。
米軍の残虐さは、目を覆うもので、あらゆる手段でベトナムの全国土を破壊し、残酷な殺しを行う狂気の戦争を続けたのですが、それは、いまのロシアによるウクライナ侵攻=戦争とは全く比べ物にならない酷さでした。
結局アメリカは敗北したのですが、夜郎自大な米軍と政府は、己の侵した悪行・罪を反省し、謝罪し、批判することを怠ったために、その後も幾度も他国を侵略し続けたのです。日本の自民党政府もベトナム戦争への協力を反省し、謝罪し、自己批判することをしないできたために、いままた戦前回帰の国体思想に戻る(保守派議員の大多数がウヨク団体「日本会議」のメンバー)という時代錯誤を演じています。
書くのもいやになるほどの堕落、能天気、夜郎自大ですが、いったい理性はどこにあるのか!?
わたしの高校生の時の考えと行動は、いま振り返ってのまったく正当ですが、米軍と日本政府の考えと行動は、明白に間違いでした。深い懺悔が必要なのはいうまでもありません。
武田康弘
こどもの時から、へんだな~~おかしいな~~不平等だな~~と思っていましたが、
70歳を過ぎても、とってもへん、へん過ぎる~と思います。非国民といわれるかな!!??(笑)
コメント7件
明の障害となっています。
いまの一世一元の元号は、日本の伝統とはまるで異なり日本史上はじめてのもの。「天皇現人神」(政府が作成した国家カルト教)を浸透させるために策士の岩倉具視がつくったもの。
それも知らないのが東大生(それで頭がいい!?)笑。 元号を使っているあなたは、天皇教徒ですね。違いますか? カルトの洗脳はなかなか解けないようです(哀)。
明治政府がつくった天皇カルト教による全体一致の集団同調主義は、何も変わらずです。反論できる方はいますか?
日本の伝統であった八百万の神という多神教は、天皇を神とする(頂点がある)疑似一神教に変えられ、日本の伝統は、元からひっくりかえされたのです。伝統主義者のウヨク思想のみなさん(日本会議や統一協会)は、ただ何も知らないだけですね。愚かで哀れです。
武田康弘
4年前のブログの再録です。
統一教会問題で、カルト宗教が話題ですが、今、自民党議員の大多数が所属する「日本会議」も天皇カルトでしかありません(哀)。なぜ清算できないのか?
小学5年生の男の子が、戦前の日本の歴史を知り、
「人間が神だなんて、日本って、狂ってたよね」
といいました。
ほんとうにその通りですが、
そういう狂った思想を教えていた戦前の先生、それを強要していた官僚と政治家たち(安倍首相が最も敬愛するという祖父の岸信介はその中心者)。
彼らは、その天皇主義の狂った思想(国家神道=靖国思想=国体思想)を反省したのでしょうか。もう大多数が死去していますが、死ぬ前に、悔い改めたのでしょうか? まだ生きている人は、どう考えているのでしょうか?
また、そういう「狂っている」思想の戦前の権力者の子や孫がたくさん政治家になっていますが、彼らは、小学生の言う真実を受け止め、健全な思想に変わったのでしょうか。どうも全然そうではなく、「戦前思想」を反省するどころか、「狂っている」思想に郷愁を抱いているようです。首相以下、閣僚はほぼ全員、狂っている思想の「日本会議」(ウヨク団体)のメンバーです。
日本という国は、どこまでおかしい国なのでしょう。いつになったら精神の病気は治るのでしょう。小学生の理性は健全ですが、権力者の思想の不健全には言葉もない。
※上の昭和天皇の裕仁の顔を見てください。この表情に「神」を感じる人がいるとはとても思えませんし、人間的な豊かさ・大きさ・優しさも感じないでしょう。無表情で、つくられた顔でしかなく、人間的なよさ・美しさも神をイメージさせる神々しさもまるでありませんね。焦点の定まらない目は死んでします。
武田康弘
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以下は、友人の深谷 志寿さんのコメント(「私はキリスト教は嫌いです」に対して)です。
「日本は一神教ではないのに明治以降は戦争をやりまくっておりました。しかも、日清戦争も、日露戦争も、太平洋戦争も、どれも宣戦布告無しの卑怯な奇襲攻撃で戦争を始めています ( ̄▽ ̄;)。つまり、戦争を始めるのに一神教も、多神教も、アニミズムも、無神論も、全く関係ないということですよ。」
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深谷さんのコメントは、明らかな間違いですので、以下にご説明します。
明治維新政府は、日本が戦争が出来る体制をつくるために、仏教を排して、国家神道=靖国思想(天皇を絶対=神とする疑似一神教)をつくりました。
伊藤博文の慧眼(困)です。富国強兵は、国民全体をひとつにしないと出来ない、そのためには、欧米の強さの秘密=絶対神の信仰が必要で、仏教という神のない平和主義ではそれは不可能なので、皇室を利用して天皇を現人神とするという強烈な国家宗教をつくる必要がある(吉田松陰先生から学んだ水戸学+後期国学による)と考えたのでした。
その伊藤の思惑撮り、天皇から恩寵として臣民に与える憲法=欽定憲法を四人で極秘裏につくり、天皇という名を利用して超国家主義の政治をすすめ、日清日露戦争を行い、韓国を植民地とすることに成功したのでした。
個々人の内面世界=実存としての生を徹底的に抑圧(教育で天皇を崇める滅私奉公を叩きこむ)することができたのは、天皇教という強烈な一神教(しかも「禁じ手」の人間を神とする=オウム教がこれを真似た)によります。
これ以上戦争を続けるならば、「日本全土を壊滅させる」「その準備は整えた」とする世界の歴史に例のない強烈な『ポツダム宣言』が出されたのは、どれほど負けても負けを認めない「天皇という絶対神を信奉する神国・.日本」に業を煮やしたからでした。受諾しなさい=「遅延は一切認めない」と書かれていたにも関わらず、首相の鈴木貫太郎も外務省も皇軍もみなこれを無視したために、広島に原爆が落とされ、ついで長崎(全部で13発が用意され順次各都市に)にとなったのです。
もはや誰の目にも日本全土は原爆で壊滅となった時点で、ようやく負けを認めたのです(これを天皇のご聖断というのですから世界の笑いものです)。
人間を神とするとんでもない一神教なくしては、日本の超がつく連続戦争政策(日清、日露、第一次世界大戦、シベリア出兵=ロシアへの干渉で日本は最後までしつこくやり続けた、満州事変=昭和天皇が関東軍に栄誉を与えたことで拡大し、対米戦争まで14年間の戦争)を続けることは不可能でした。
「上官の命令は天皇の命令と思え!」
武田康弘
ご存じですか?
平安初期の村上天皇を最後に、天皇という名称は日本からなくなったことを。
天皇と名乗った最初の人物=天武(記紀編纂を命じた)から290年余りで、終わりました。
力を失い京都周辺のローカル王になったからです。
以後は、今上とか御門とか・・・と呼ばれ、死後は、○○院になりました。
天皇を再び名乗ったのは、江戸後期に幕府の力が衰えたのを見て、野心をもった光格が最初です。
それ以降いまの徳仁さんまで8名しかいません。
日本はずっと天皇家が治めてきた国という安倍派や維新の会のウソは酷すぎる話です。
日本史の教科書も、天皇という言葉さえない大部分の時代・時間も○○天皇とか書いているのは、もう恐ろしい洗脳教育で、開いた口がふさがりません。
なぜ、ほんとうのことを教えないのか?
それは、明治維新政府が捏造(ねつぞう)した天皇教を今日まで引きずっているからです。生きている生身の人間を神とする(天皇という名の記号にする)のは、カルト教そのものですが、それが清算できません。だから自由・人権をはく奪したままです。
それまでの日本の歴史には一度もなかった「一世一元の元号制度」をつくり(岩倉具視の考案)、時間・時代まで天皇の下におき管理するという古代王制の思想と手法を19世紀になり、行う。
また、皇室文化とは京都文化なのにも関わらず、何一つ関係しない東国の江戸城に住まわせ、敗戦後もそのまま一家族を江戸城跡に住まわせて、皇居と呼ばせている。日本の伝統や文化を大切にするなら、京都御所に戻すことが必要なのに、そのままにしている。
明治のつくった天皇カルトを清算し、正しく健全な思想にする。皇族の人々にも人権を保障し、日本の伝統文化を回復させる。これは急務です。
統一教会が、日本の政治を支配してきた自民党など右派グループと深く関わっていることが明白になったいま、皇族とそれ以外のほぼすべての国民のために、天皇教に終止符をうつことが必要です。ウソはいけません。
憲法の天皇条項も、1条「天皇は、国民統合の象徴であり、」は、いまもなお明治政府作成の天皇現人神(あらひとがみ)を引きずり、そのソフト化にすぎません。GHQが参考にした高野岩三郎や鈴木安蔵による民間憲法案では、1条「主権は国民にあり、天皇は儀礼を司るのみ」となっていましたが、マッカーサーが天皇制度利用のために、シンボル(象徴)という言葉を入れたのです。
武田康弘