MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

Arc アーク

2022-02-28 23:04:08 | 邦画
これは、積極的に日本映画を見ていこうという企画で視聴した作品
原作ありきで作られた人間の願望というか、欲望というか“不老不死“をテーマにしてジャパニーズSF作品ですが
アクション作品でも観念映画でもなく
不老不死の施術というか、その不老不死を開発した兄によって30歳から永遠に年を取らなくなった主人公リナの17歳から135歳までの人生を綴った物語。
 
始めは17歳で我が子を産み、手放さざるを得ず、19歳で美容家であるエマに拾われて、死んだ人間がその死んだ時の年齢で質感も肌感覚も生前同様の、いわゆる置物となる”ボディワークス“を作る仕事に就く
そこで生きるとは、死人に執着する人々を知り、
そしてエマの弟である天才科学者天音はこの技術を発展させ、遂にストップエイジングによる“不老不死”を完成させ
30歳でその施術を受けるリナ
病気に勝てず弟は死に、エマも自殺する中でリナは1人この“不老不死”というか人間の果てなき欲望に応えるために
ある島に施術院を開業する
 
しかし、人間がもしみんな不老不死になったとしたら
地球上に人の住む場所と食料は無くなるよね
人は死ぬから地球には住処があり食料需給も保てるんですけど
この作品はそんな現実問題は無視して
 
不老不死を望まぬ普通に人としての天寿を全うする人種と、飽くなき欲望で死にたくないって言う言う人がいて
この物語では先に書いた人口増加や食料需給の問題は不問にされてたようで・・・
 
自分より先に年を取り、老人になっていき人生とは生きるとは、を教えてくれるのはなんと自分の息子である老人夫婦という矛盾的な
そして人間的な生き方の描写ではなんとモノクロで描写されます。
 
不老不死に施術院では完全なる無機質感を出して
作者としてもキチッとそこいらを映像で描いてくれていたなぁ
まぁ、私もこの年になって、過去を振り返ってあの時は充実していたなぁとか思い起こす事もあるにはありますが
永遠に30歳のままで生きていたいとは思わないし、かつ不老不死になったとしても
ロシアがクリミアに侵攻したり、
脱炭素だとか、地球温暖化とか、果たして死なないことが本当に人として幸せなのかとか
色々と考えさせられました。
しかし、これからも色々と進化していく映画だけは永遠に見続けていけるといいなとは思いますけどもねぇ
 
2021年製作、日本映画、映画「Arc」製作委員会作品、WB配給作品
『円弧(アーク)』ケン・リュウ原作、石川慶共同脚本・編集・監督作品
出演:芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、井之脇海、中川翼、中村ゆり、倍賞千恵子、風吹ジュン、小林薫
 
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ソウルメイト/七月と安生

2022-02-28 17:28:26 | アジア映画
先に「少年の君」を観てたんですね、それも員数合わせでのレンタルでしかなかったんですが
これが重たい内容の映画でしたが、いろんな意味で結構映画としての完成度と、こっちに訴えかけてくる上部の重たさと違う何か爽やかさが映画にあって
これが実にハマって・・・
ちょっと間が空いたのには、やっぱ自分的に「少年の君」が心の中で完全消化されてきたのもあって
この作品は監督デレク・ツァンの初監督作品であり、透明感のあるチョウ・ドンユイがこちらにも主演してるという事もあって
日本でのDVDリリースが同時に行われたわけでして
 
でもって、個人的には順番を守る人なんですが、ようやっと先に作られたこっちを見ました。
これまたチョウ・ドンユイさんが主演というか安生を演じ、七月をマー・スンチュイという女優さんとのW主演でしょうね
最初に言っちゃうと二作品共に素晴らしい作品です。
しかし舞台の設定が違うからか、こちらの作品の方が映像的に透明感ある作品となっていましたが
どうなんでしょう、よく俗に”女同士の友情はない“なとも言われていますが、
小学校高学年で知り合い、そこから高校までつかず離れず一緒に過ごしてきた安生と七月
 
高校時代に好きな男ができた七月、彼と付き合うものの
こいつ見かけは素敵な奴なんですが七月と安生とを天秤にかけていたような、ないような
地方から大人になって北京に舞台を移しても
2人の友情は変わらない
って言えるのかどうか・・・

大人になってからの2人が歩む道ではすれ違いを繰り返し
でもソウルメイトを思い そして成長して行き 大人なる姿を 
七月が携帯小説として書き進めて行くと、それが話題になり出版される企画になったものの
七月がどこにいるか全く掴めない
しかし、もう1人の安生の消息を掴んだ出版社が
安生に七月の所在を尋ねているところから映画は、始まります
でその小説の過去から現在までのストーリーと、現在の安生のリアルタイムの生活とを交差させて描写していくんですね
 
ここに演出としての意図が隠されてて、最後に見てるこっちはドンデンをくらいます。
この作品は少女から思春期を経て大人になっていく過程で、先に書いたように女同士仲良くしてるがその実、ホントはどうなんだ
って1人の男を介して2人の女の人生を描いていく様は実に見事で素晴らしい
「少年の君」は男女の友情以上恋愛未満的な感情を表していましたが
こちらは女同士でしたからねぇ
ある意味「ソウルメイト」って言うタイトル自体がパラドックスにも思えて仕方なく感じたのは・・・私だけ?
 
2016年製作、中国・香港合作映画(日本未公開作品)
デレク・ツァン監督作品
出演:チョウ・ドンユイ、マー・スーチュン、トビー・リー
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恋するけだもの

2022-02-28 01:21:28 | 邦画
白石晃士監督の久々の長編映画でしたが尺的には86分と言う
個人的に映画としてはちょうどいい尺でした。
先にこの骨子となった18分の「恋のクレイジーロード」を観てすぐの鑑賞でしたから
宇野祥平さんの女装には違和感なく入れたのと
なんでシャベル持ってないんだって思って見てたらば
なんと期待を裏切らないシャベルの登場でしたし
アスファルトとの引きずり火花と。シャベル真一文字に横一閃での首チョンパには
思わず見惚れてしまいましたがな

スナックくぽちかでのクライマックスまでが、先ほどちょうどいい長さと言うには言いましたが
なんだかほとんど見どころがなく、ちょっとそこまで長く感じてしまったのも白石監督の計算にこっちがはまったんでしょうねきっと
ここからの見てるこっちの解放感と演者の開放感とのマッチングが凄すぎて・・・

実際最初っから胸糞映画でして、オープニングでのある意味人物紹介的なところでのオシッコ二題にはねぇ
こいつらの糞ぶりが実にうまく昇華されて居ましたが
個人的には最後のケレンでの拳銃使用には是とは言えない気がするのは何故だろう
でも宇野翔平さんは撃たれても、宙也に首の骨折られても死なないばけものだったり
結局は、ばけもの二人の恋のお話だったようで
なのでラストは2人して手に手を取ってのスキップらんらんらんでした
 
犯罪者ばかりが働いている作業会社の連中が片し屋って言う設定はありですが
宙也の過去をセリフ説明で片付けるのはいかがなものかと・・・
宇野さん同様に言わず語らずの方がばけもの感が出てよかった気がするのは私だけ?
そうでないと宙也の普通人から殺人鬼への変身シチュエーションの意味が消えてしまうような気がしたんですよね

ある意味全員がキ◯ガイの映画でして
そんな輩が一か所に集まれば当然我を通して血みどろの展開になるのは必至という事で
プロットの運びはうまいんだけど
ここにくるまで何かものたらなさを感じたのも事実ではあるのですが

首チョンパや顔引き千切ったりしてるけど、血飛沫もチラッと出るには出るんだけど、直接グロ描写がないのはレイティングGという制約からなんでしょうか
もっとグロさも強調して欲しかったなぁ
楽しい映画ではありましたが多少そこいらに不満の残る作品でもありました。
 
2020年製作、日本映画、ダブルフィードル作品
白石晃士脚本・撮影・編集・監督作品
出演:田中俊介、宇野祥平、上のしおり、木村知貴、細川佳央、大迫茂生、久保山智夏、金子鈴幸
 
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恋のクレイジーロード

2022-02-27 23:01:51 | 邦画
個人的には前オールイン、現在ライツキューブがリリースする作品が
ライツキューブになってから任侠ドラマの制作は薄くなった代わりに
色々バリエーション豊かにアジア映画の埋もれたっていうか、なかなか商売にならないような作品をリリースしてくれてて
ゴミ映画大好き人間にとっては重宝していて
 
ここのブログでもそれなりにリリースされている作品はなんとか積極的に見るようにしていますが
この会社、実はDVDの問屋代理店を通さずに、営業担当が直接店舗と販売契約するようで
レンタル店も販売店も直接買取りですから
任侠ドラマを仕入れる関係からか、私のが使ってるTSUTAYAさんで作品自体リース会社からの入荷ですから「日本統一」でさえ一本も導入されてません
が、捨てる神有れば、拾う神ありで、GEOさんは着実に買い取り導入してくれて居て
その関係からか他作品も大抵は入荷されるんですが
 
この作品のリブート「恋するばけもの」含めて、さらに「温泉しかばね芸者」も今月は導入されてません
しかし、オールイン時代から唯一全作品を買い取り販売してる店舗を都内で見つけて
見たい作品はそこで買うようにしており
今回はその店舗で購入できました。
 
まずは白石晃司士監督のこの作品
ニコ動企画で18分の短編が作られました
白石監督作品に初めて接したのは青春Hシリーズ2の「超・悪人 」でしたが
その後は、私の敬遠するジャパニーズホラー作品ばっか作られてて
一般映画としてはシネコンにかかるような「不能犯」、「地獄少女」とか見てきてますが
 
そんな彼のある意味得意分野のエッセンスだけを目的に作られたのがこの「恋のクレイジーロード」
余計な背景を排除して、目の前で演じられるバイオレンスだけを描出して見せる18分
実に濃密な18分でもありましたが
きちんとキャストたちが何者であるか分からなくても
勢いだけで変に納得させられてしまうのはなぜだろう
 
ほとんどまともな日本映画を見て居ませんから、今時の役者さんとして
女装のシリアルキラーを演じる宇野祥平さんの出演作もさほど見てないし
宇野さんよりも本当のシリアルキラーである田中俊介さんも同様ですが
 
バスの中で最初に田中俊介さんにガンつける乗客である細川佳央さんはよく知ってる
そうこのブログで、細川佳央で検索してみてください20本くらい出てきますよ
それも全部がピンク映画と言って良い
って事で知った顔は彼しかいない作品でしたが
白石監督も楽しんで撮影されたような作品ですが
実はプロットが骨子だけの作品ということで
これに肉付けしてリブート作として世に出したのが「恋するけだもの」って事ですか
 
この骨子だけでも納得のバイオレンスですから
これにシチュエーションが変わって居ても、それぞれのキャストにどのような肉付けがなされて
どう面白さが増してるのか、ワンパケージで二本組、さらに本編よりもメイキングの方が長いって言う作品も珍しい
二本一組でリリースしたライツキューブの英断に感謝
 
2018年製作、日本映画、白石晃士と坪井篤史の映画狂人ロード作品
白石晃士脚本・編集・監督作品
出演:田中俊介、宇野祥平、芦那すみれ、細川佳央、久保山智夏、金子鈴幸、高橋教之
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マドンナ

2022-02-27 17:19:19 | 韓国映画
実に韓国映画らしい韓国映画
貧困と男社会のエゴをこれほど身ごとに、そして見てるこっちに極度の嫌悪感を醸成させる力技
まさに韓国映画ここにありって言った作品
 
オールインからライツキューブに再編成されて新会社になってから
看板であった任侠ドラマの制作を極度に半減(月二本のリリース)させ
その後余力でアジア映画の未発掘作品の輸入と、日本映画で埋もれた作品をリリースするようになって
こっちもオールインのある意味ファンだから、極道のDVD以外でも埋もれた日本映画とか、韓国映画を極力見ていこうと思ってレンタルしたり、購入したりしています。
そんな中で見つけたこの韓国映画
実に胸糞悪い作品だけども、それなりに楽しめた作品
格差社会の見本のような韓国映画でなければ描けなかった作品でしたねぇ
 
金銭的に苦しい生活を送るソ・ヨンヒ演じるムンは、特定VIPのみを扱う病院で准看護師として働くこととなる。
配属された病室に入院している患者は病院に莫大な額を出資している全身麻痺の老人チョルオ
で、彼は過去10年間で何度も臓器移植を受けて命を保ってきたものの完全に植物人間である

そしてその特別病室にはチョルオの息子であり、病院で絶大なる権力を持つサンウという男が居て
父親の金力外伝必要で、父親は死んだら全財産を社会事業に寄付する遺言を書いており、死なれると彼は無一文の運命
ということで臓器移植を数十回させて命を繋いでるという存在
 
そんなチョルオに新たな心臓が必要なタイミングで、謎の交通事故で脳死状態となったクォン・ソヒョン演じるチャン・ミナという妊娠6ヶ月の若い女性が病院に運ばれてくる。
病院を牛耳るサンウは、ミナの心臓を提供させるため、ヘリムにミナの家族を探させ、臓器提供の許可を取って来いと命令され
お金の為にそれを引き受けたヘリムは、かつてミナが"マドンナ"という源氏名で呼ばれてきた街娼であることを突き止め
家族を探し出すとともに誰がお腹の子の父親であるのかと彼女の過去を辿っていくこととなる・・・

ミナの人生はもう韓国の格差社会と男尊女卑の被害者と言っても過言でないほどの酷さを
これでもか、これでもかと我々に見せつけてくれる
ある意味自分と重なると言ってもミナほどではないが格差社会の底辺で暮らすヘリムは
もう憑かれたようにミナの過去から父親を探そうとする

ミナは工場などで働くもののそこの通勤バスの運転手やら、行く先々で男たちに身体を弄ばれていたことを知る
ミナがあまりにも純粋すぎるのか、周りの男どもがクズなのかこうまでされて生ききたミナの人生の辛酸さにこっちの胸が締め付けられるが
それはヘリムも同様で・・・
 
その怒りは自分が遊んで暮らすためにミナ以外にも赤ん坊の死をも厭わないサンウに向けられて
ついにヘリムはある行動を起こす・・・
 
韓流映画は見るものの、あんまり韓流ドラマは見ないんで知らなかったんですが
この嫌な男がサンウを演じていたのは「愛の不時着」で一世を風靡したキム・ヨンミンという男優さんだったのね
2014年に制作された作品ですから、彼が人気出る前の作品だったようですね
ライツキューブも、このキム・ヨンミンで輸入したんでしょうかねぇ
韓流ドラマやキム・ヨンミンでこの作品を借りた奥様たちは
多分キム・ヨンミンのワルぶりに腰抜かしたんじゃなかったでしょうね
 
唯一の救いがラストに待ってはいるものの、実に暗い映画
でも私は韓国映画のこう言った暗さは好きです、だから韓国映画は見まくってます。
監督は女性だったのね

2014年製作、韓国映画(日本未公開作品)
シン・スウォン脚本・監督作品
出演:ソ・ヨンヒ、クォン・ソヒョン、キム・ヨンミン、ピョン・ヨハン、コ・ソヒ、ユ・スンチョル、シン・ウンソプ、キム・ホジョン、ハン・ソンヒ、イ・ミョンヘン、イ・サンヒ、パク・ヒョニョン、チン・ヨンウク、キム・ヒョンスク
 
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日本統一外伝 山崎一門3

2022-02-26 23:20:05 | Vシネマ
「日本統一」シリーズのスピンオフ作品「日本統一外伝 山崎一門」が一年半ぶりに帰ってきました
前二作品は山崎一門の全員による”俺々詐欺“を退治する群像劇というか
だいぶコメディ色の強い作品でしたし
ちょうど丸神の菊村との狂人的な作品とリリース時期が被っており
その隙間を埋める形でしたが
 
今回は山崎組四代目組長丈坂口治を演じてる北代高士にスポットを当てての本筋には全く絡まない作品でしたねぇ
山崎一門以外で俠和会からは神農道の植木組の組長永倉大輔さんが参戦でしたが
植木組って宮城でしたっけ?
もう東北は松田一三の山形の進友会の平川と東北支部長の馬場が仕切っていると思ってましたが
三陸は植木組のシマだったんですね
 
そんな植木のシマでアワビの密猟をして捕まった男が丈治の幼なじみって名乗ってために東北にまでゆくことになった丈治
実際幼なじみだったものの、さらにその男は高校時代の元カノと結婚までしていただけでなく
茨城の一本独鈷の組員であり、このアワビで中国人と麻薬取引していたわけでして
 
高校時代の元カノにはバラエティでの芸術バトル番組「プレバト」で、“光の道子”で通ってる田中道子さん
水彩画の有段者としてしか知らないんですが、って役者の演技を見るのはわたしにはこれが初めてだったようですね、日本のTVドラマ見ないし
彼女との回想シーンでは田中道子にセーラー着せてるんですが
これは流石に無理っていうか、三十路過ぎのお姉さんですからねぇ
もうこれは犯罪の域に入ってるでしょう、
 
氷室さんみたいに状況判断を求められる丈治さんですが
そこに幼なじみとの情が絡んでくるは
俠和会の名前も出せない中で
山崎一門のいつもの面々をも巻き込んでの、この始末をどう付けるのか
一種の坂口丈治の組長としての成長のお話にもなっていたようでもありましたが
 
いつもの作品と違ってなんと尺が70分で納まっておらず、97分もあったのね
 
あと勝矢さんがお一人でコメディリリーフされていましたね
クライマックスの活劇含めて全部コメディ演技で楽しまれておられました
横浜って言ったら崎陽軒って・・・
横浜から茨城にお土産で持ってった崎陽軒のシウマイ弁当が横浜工場製作の弁当ではなくて東京工場製作の弁当だったのがちょっと残念
横浜で作られてる弁当は紙の簡易包装に紙紐で縛ってる仕様なんですが
東京工場での弁当は箱型のかぶせ蓋仕様の違いがあって
みんな同じだと思い込んでると完璧な横浜仕様のお弁当は神奈川内でしか手に入らないんですよね
味は一緒だから東京工場製作でも横浜工場製作でもどっちでもいいんだけど
 
新幹線でも東京駅品川駅で購入すると箱型蓋ですが
新横浜以降の車内販売では紐縛りの横浜工場出荷の完全なる“横浜崎陽軒のシウマイ弁当”が食べられます
っていつのまにかシウマイ弁当のお話になっちゃいましたが
 
二本撮りで作られてるこのスピンオフ
4月に館昌美さんが主演で歌舞伎町篇ですか
ここいらはちょうど氷室たちが歌舞伎町に進出してきてる本シリーズとの整合性があるんですね
 
2022年製作、日本Vシネマ、ライツキューブ作品
辻裕之脚本・監督作品
出演:北代高士、舘昌美、勝矢、田中尚樹、田中道子、浜谷康幸、中澤達也、本田広登、川﨑健太、小手山雅、岸田タツヤ、ボブ鈴木、小中文太、永倉大輔、山口祥行、本宮泰風
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クローブヒッチ・キラー

2022-02-26 16:52:52 | 洋画
もうちょっと起伏があって、スリリングな作品だと思ってセットに組み込んできたんですが
実は、厳格なクリスチャンので家庭で父親は町の名士でボーイスカウトの隊長
そんな家庭に育ってボーイスカウトであり、クリスチャンである思春期真っ盛りな16歳の少年が、
ふとした事から、自分の父親が、10年前に世間を震撼させた連続殺人犯グローブビッチ・キラーじゃないかと、疑いを持ち深め、その殺人犯に母を殺された無宗教のネエちゃんと真実を探るお話だった
そんなんですが少年の視点で描かれていましてじつに地味な映画で、逆にビックリさせられます
前半は主要人物の外的な人物評価を描いていきますから実に退屈
 
もう少し全体的にハラハラドキドキするような演出してくれてもいいのに、淡々と描いていくので全くドキドキさせられませんし、
結末に問題がありすぎでした。
 
極一般的なアメリカの田舎町のホームドラマのように始まり
宗教に縛られ、それに従わなければならないし、厳格な父には逆らえない思春期の少年に好きな娘ができて夜中父親のトラックを無断で拝借し彼女とデートしてキスし
カーセックスしようとシートを倒そうと彼女がシート下のノブを探したら
ボンデージのいわゆる緊縛写真を見つけて
カーセックスはおじゃん
 
父親の日常の隠れ部屋に隠された数々のそんな緊縛雑誌にインスタント写真を見つけて
少年は父親に疑問を持ち、無宗教で事件を調査してるネエチャンに声をかけてかけて
2人で父親を探っていく
なんと床下で過去の被害者全員の免許証まで見つけて
厳格であり、理想的なマイホームパパと連続殺人犯どんな結びつかないものの
 
少年が自分を調べていることを嗅ぎつけた父親はなんと、
それを自分の兄さんが犯人で事故は自分が追い詰めて自殺未遂と・・・
裏の顔を持つ父親への疑いが、いわゆる紐の結びにあることから
少年はなんとボーイスカウトの研修に行き
母と妹は実家に行かせた父親はなんと獲物を見つけ・・・
 
宗教的に厳格になればなるほどその反動が出てくるのは人間ノブ真理ですが
最後は息子が父親の犯行現場に現れて・・・
彼自身が母と妹のために、重い十字架を背負う決意をするんですね
 
っていうか、被害者を助けてるはずなのに
彼女はここから完全に放置プレイでして
警察に言うわけでもなく、父親の名誉を守ることがハハと妹をば守るためにことだと
彼は銃のが暴発にみせて父親を射殺する
敵討ちのがネエちゃんもだんまりでしたねぇ
 
ここいら完全放置でちょっと突っ込みたくなるんですが
息子の父親への弔辞でこれらを完全にねじ伏せて
少年の成長物語に特化させる力技はすごい
 
2018年製作、アメリカ映画
ダンカン・スキルズ監督作品
出演:チャーリー・プラマー、ディラン・マクダーモット、マディセン・ベイティ、サマンサ・マシス、ブレンナ・シャルマン、ランス・シャンタイルズ・ウェルツ
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極道の紋章 レジェンド 第七章

2022-02-25 23:51:25 | Vシネマ
前作「極道の紋章 レジェンド 第六章」で北海道小樽の前崎の兄弟である横川組と、
弘和会の後ろ盾で横車押してきた道南連合と手打ちにさせたものの
道南連合の手打ち破りが弘和会にとっては義真会打倒へのチャンスと
黒岩は津波を呼び出して
手打ち破りで抑えようって言う時に、道南の藤沢組長から黒岩の手の内を白状させていて
どっちも引く気がないとこに、なんと本宮泰風さん演じる東堂が現れてその場を収める

こんな感じで始まるんですが、今回はなんと弘和会が義真会にスパイを送り込んだってところに
義真会の幹部会に四方堂さんの推薦で名古屋の橋本が会員に推されて入会してくる
その橋本を演じてるのは仁科貴さんですからね
実に怪しい存在感を示してくれるし

一方前崎の前に、私もこの新シリーズが始まって津波が横浜に拠点を置いたのは
俠和会唯一前崎組が横浜に存在していたからだと思っていたんですが
前崎の二代目木村圭作さん演じる島谷がいたからだと思っていたんですが
このシリーズでは、始まった時から前崎組は消滅していて、残念だと思っていたら
ようやく第七章にして島谷が帰ってきましたねぇ、それも唐突に
昔の見る影もない姿ではあるし、かつ人格も変わってしまっていまして

何かと言うと誰にでも喰ッてかかる狂犬のような存在でしたね
そして彼の行動もまたスパイであるかのように見えるんですよね
前崎の信頼していた島谷に一体なにが・・・
スパイの存在を意識しつつ弘和会と義真会とが渡り合う中で
今回ようやっと弘和会の会長が登場しました
小沢和義さんの親分で弘和会会長には堀田真三さんだったのね
ある意味ないすキャスティングでしたねぇ

スパイの正体は次回へ持ち越しとなっていますが
さて木村さんか?、仁科さんか?、それとも?・・・早く第八話何見たいなぁ
本宮さんは津波さんとは敵対しないような役どころみたいですねぇ
横浜に代紋飾らねばいても良いと言ってたし
場合によっては弘和会から抜けてもいいような口ぶりでしたし・・・
そう言う意味でも早く次作がみたいんだよね

2022年製作、日本Vシネマ、「極道の紋章レジェンド」製作委員会作品
片岡修二製作・監督作品、
出演:白竜、松田一三、國本鍾建、大山大介、中川翔太、五十嵐剛、松沢蓮、松本慎司、吉田由一、高橋大介、崔哲浩、野口雅弘、諏訪太朗、石原和海、河本善鎬、本村衆、辻英彦 、YU、木下徹、大道順平、小暮信彦、仁科貴、木村圭作、下元史朗、四方堂亘、武田幸三、山口仁、堀田眞三、小沢和義、本宮泰風

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南拳宗師 ライズ・オブ・フィスト

2022-02-25 17:53:07 | アジア映画
”南拳“って中国南部の各宗派のカンフーの総称ですよねぇ
中国南部っていうと香港とか含まれるからイップマンの“詠春拳”自体も南拳の一宗派にあたるわけで
時代的に中国清朝末期、阿片にによってヨーロッパ各国から利権を狙われてる時代に
阿片撲滅にいのちをかけ、中国から阿片排斥に動いた功夫達人のリウ・ユエンバーのお話

実在の人物像を通して香港で一時期映画界を席巻していた功夫映画の体裁を借りての
これまた、ある意味中国の国策プロパガンダ映画でもあったようですね
国策にかなうようにつくんないとあかんと言うことなんでしょうかねぇ中国映画は?

阿片撲滅に積極的に動くのがお姉ちゃんです
ちょっと見美人さんでしたのとカンフーの達人にしてはおっぱいがちょっとおっきいこの人
ジュラシック・アイランド 」に出演されてたワン・ワンチョンさんですね
リーダー的な存在で、リウ・ユエンバーの想い人になるようで


この作品開巻では完全にコメディタッチです人物紹介していき
街中麻薬で汚染し暴利を貪るのはなんと役人と結託した外国人
兵士を動かして・・・そうですよね日清戦争の時代ですから単発ではあるものの銃器は兵士が持っててもおかしくないですよね
そんな外人と役人と、近代兵器で装備してる軍人に立ち向かうのが拳でしかないわけですが

そこは単発銃いうことで弾込めのリロードの隙に彼らを攻めていくわけで
町中の人を阿片中毒から抜くシーンとか
彼らに功夫技を伝授させるシーンとかで盛り上げる手法は完全なるプロパガンダでしたねぇ

阿片に侵された人々から中毒症状を抜くシーンとか結構丁寧に描いているので104分の長尺に個人的に私はちょっとオチそうになりはしました。
先に書いたようにふた昔前の香港功夫映画の懐旧にちょっと浸れた作品でもありました。

2020年製作、中国映画(日本未公開作品)
チュン・シエン・ウー監督作品
出演:ベニー・チャン、ワン・ワンチョン、チー・ユンペン、シャオ・ラオウー




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魔性の女前篇・後篇

2022-02-24 23:00:02 | OV
チャンネルNECOの深夜枠でのプログラムの一環として
オルガと言うAVドラマを作る会社の作品を、本番シーンをカットして、ドラマプロットだけを再編集して1時間20、30分前後に三作品を一本のオムニバスとして
「世にもエロスな物語」シーズン1、2。「令和エロス噺」シーズン1、2とOAしてきて、さらにそれらを解体再編成での「エロス秘宝」シリーズの他に
各単体作品もプログラム化してはいまして・・・
 
なんと今月この「魔性の女」前篇、後篇として深夜枠でOAされましたが
前にも書いた記憶はあるんですが
このような作品がOAされていたことも忘れていまして
今回録画して一気見したのですが
内容は全く覚えてませんでしたが、一応過去作を探ってみると、一年半くらい前に
令和エロス噺〜愛欲〜」として見ていたのがわかります
なんとAV熟女女優の二大大御所女優北条麻妃さんと、川上ゆうさん競演の超大作だったんですね
本体のAVのタイトルは「罪と罰」と言って、なんと220分にもなる超大作のようですね
このシリーズでも前後篇になるのも当然のようですね
リンク先に物語の詳細が書かれていますので興味ある方は、そちらに
 
切り口の違う記事はコチラ
 
 
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