セレンディピティ ダイアリー

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無茶庵 @椿山荘

2019年07月30日 | グルメ

私用で出かけた折に、目白の椿山荘でお蕎麦をいただきました。椿山荘はもとは山県有朋のお屋敷があった場所ですが、今は美しい広大な日本庭園をもつ宴会施設となっています。結婚式場のイメージが強いですが、誰でも自由に庭園を散策し、ホテルやレストランを利用することができます。

5月の終わり頃のことで、新緑がきれいでした。まだ今ほど暑くなく、散策が気持ちよかったです。

色づき始めたばかりの紫陽花が初々しい。

庭園を奥へ奥へと進み、小高い山を上る途中に、おそば処の無茶庵さんがあります。木立に囲まれ鄙びた風情があって、ここが都心の庭園の中だということを忘れてしまいそうです。ちょうどお昼時で数組待ちましたが、ほどなく坪庭が見渡せる窓側のお席に案内していただきました。

私は海老と野菜の天ぷらもりそばをいただきました。おいしいだけでなく、しっかりボリュームもあって、食べ応えがありました。散策のあとの冷たいお蕎麦に生き返りました。

こちらはなめこおろしそば。おつゆをかけていただきますが、薬味がいろいろのっていて、清涼感たっぷり。実は私はこちらの方が気に入りました。^^ どちらもシェアしておいしくいただきました。

食事のあとは、園内を散策しました。園内で最古の木として保存されている御神木。樹齢500年の椎の木です。堂々たる風格があって、圧倒されました。

園内の一番高いところにある三重塔。1925年に、広島県から移築されたそうです。

宴会場の前に広がる幽翠池。この日も何組か結婚式があったようで、この池を背景に新郎新婦が記念写真の撮影をしていました。

日本庭園と、チャペルとホテルの組み合わせが不思議と絵になります。

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神代植物公園 バラと温室の花々

2019年07月28日 | おでかけ

ようやく前期の試験が終わって、ひと息ついたところです。だいぶ間が空いてしまいましたが、5月半ばに行った神代植物公園のことを書き留めておきますね。深大寺散策の続きです。

神代植物公園は、広大な緑の中、四季折々の花々が美しい公園ですが、中でもバラ園のすばらしさで知られています。この日はバラのスティッチの入ったワンピースを着て、うきうきしながらでかけました。ちなみに前回の記事はこちらです。

神代植物公園 春のバラフェスタ (2016.06)

409品種5200本のバラの中から、いくつか厳選してご紹介しますね。

クリスチャン・ディオールという名のフランスのバラ。目の覚めるようなローズピンクに心を奪われました。

前回も気に入ったエメラルド・アイル。淡いグリーン~ピンクのグラデーションがとてもきれいです。ちょっぴりロココな花びらも愛らしい。

今回は、日本のバラの清楚な美しさが心に残りました。これは、新雪という名の白いバラ。気品あふれる美しい白です。

ミスティ・モーニング。富吉紀夫さんというお名前がありました。ほんのりアプリコットがかったピンクが初々しく愛らしい。

麗らかなメロディー。佐藤亘さんというお名前がありました。聴こえてくるのは、モーツァルト、シューマン、それともメンデルスゾーンでしょうか。

フレグラント・アプリコットという、アメリカのバラ。淡いアプリコットカラーが美しい。

バラのソフトクリームでひと休みしました。この日のバラ園はすごい人、人、人...でしたが、少し雰囲気が伝わるでしょうか。

温室のお花もいくつかご紹介しますね。どれもピンクのお花です。

シクンシという花です。インドからインドネシアにかけて分布する花で、咲き始めは白ですが、午後にかけて赤くなるのだそうです。とてもかわいい花ですね。

メディニラ・マグニフィカ。フィリピン原産だそうですが、いかにも南国らしい華やかさ。

メキシコ原産のコエビソウ。どことなくゆでた海老に似ています。

シャクヤクもみごとでした。こちらも大好きな花です。

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重慶飯店 麻布賓館

2019年07月22日 | グルメ

六本木の住宅街にひっそりとたたずむ中国四川料理のレストラン「重慶飯店 麻布賓館」でランチのコースをいただきました。重慶飯店は、横浜中華街の名店です。

テーブルにセットされた大胆なデザインのお皿がすてき。気持ちが華やぎます。

 

飲みものは、バラのウーロン茶をいただきました。カップにそそぐと、ふわっとわずかにバラの香りがします。

ガラスのお皿にサーヴされた、四川名物 よだれ鶏。洗練された盛り付けがすてきです。ナッツや花椒の効いたソースがピリリとアクセントを添えていました。

海老のマヨネーズ和え。フリッター衣の海老に手作りのマヨネーズソースをたっぷりまぶしていただきました。

冬瓜、干し貝柱、フカヒレのスープ。干し貝柱のうまみが凝縮された、ふくよかなお味でした。

豚トロとニガウリの黒胡椒炒め。黒胡椒がぴりりとアクセントになっていました。ニガウリと豚肉、よく合います。

麻婆豆腐ととうもろこし、鶏肉入りチャーハン。どちらも本格的なお味です。

デザートは、愛玉子(オーギョーチ) とココナツのおだんごでした。おだんごは、以前マレーシアの留学生に教えてもらった "オンデオンデ” というお菓子に似ていました。口に入れると、中から黒蜜がとろ~りとあふれます。愛玉子もさっぱりとしておいしかったです。

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ドライマンゴー入り キャロットラペ

2019年07月17日 | 料理

先日フィリピンのおみやげに、ドライマンゴーをいただきました。

このまま食べてもおいしいですが、以前 Twitter でキャロットラペに入れるとおいしい、と書かれていたのを思い出して作ってみました。

キャロットラペは、私はふだんはにんじんだけでシンプルに作ることも多いですが、レーズンやドライクランベリーを入れると、ドライフルーツ独特のふくよかな甘さがプラスされ、これはこれでおいしい。というわけで、ドライマンゴーも絶対合いそう!と期待がふくらみます。

にんじんとドライマンゴーを、それぞれ千切りにして軽く合わせ、マリネ液 (三温糖・米酢・グレープシードオイル・塩) をかけて浸しておきます。

これは一晩おいた状態ですが、早ければ3時間後くらいから浅漬け状態のものが食べられます。ドライマンゴーが柔らかくふやけて、にんじんといい感じになじんでいます。

キャロットラペに、常備菜のひよこ豆のマリネ、紫キャベツのマリネ、そしてきゅうりとプチトマトを添えてサラダにしました。(ところで、ここのところの長雨で、きゅうりの価格が跳ね上がっていますね~@@ 私は、1/2本ずつケチケチ使っています^^;)

ドライマンゴーがとろけるように柔らかくなるので、レーズンやドライクランベリーに比べて主張しすぎず、形状的にもにんじんによくなじんでおいしくいただきました。これからの定番となりそうです♪

***

おまけに昨夜の一品。トマトを入れないラタトゥイユです。

緑ズッキーニ、黄ズッキーニ、紫玉ねぎ、赤パプリカ、しいたけを入れて作りました。トマトを入れないと、他の野菜の色がきれいに出るので、わりと気に入っている方法です☆

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ささみを使って よだれ鶏 & 棒棒鶏

2019年07月12日 | 料理

家族の健康上の理由で、最近はお魚料理を中心とした献立にしていますが、例外的に鶏肉のささみは時々取り入れています。ゆでささみは白ごはん.comさんのレシピを参考に、塩を入れた熱湯で30秒ゆで、そのまま冷ましています。(ただし、筋を取るなどの処理はしていません^^;) この方法だと柔らかくふっくらと仕上がります。

ゆでささみを常備しておくと、ちょっとした和え物やサラダに使えてとても便利です。私はメインのお料理にもよく使います。最近作った夏のお料理からご紹介させていただきますね。

よだれ鶏は、中国・四川のお料理で、”よだれが出るほどおいしい” ことからこの名前がついています。私は中目黒の "JASMINE 憶江南” で初めていただきましたが、最近はレシピもよく見かけます。

私はあらかじめゆでてあったささみに、斜め切りにして太めの千切りにしたきゅうりを添えました。たれはこちらのレシピを参考にしました。上に白いりごまと九条ねぎを散らしています。たれは上からかけることもありますが、今回はささみの白を生かすため、お皿の端から回しかけました。

こちらは棒棒鶏(バンバンジー)です。同じくゆでささみを薄切りにして並べ、4つ割りにしたミディトマト、たたいて細めの乱切りにしたきゅうりを添え、ごまだれをかけました。ごまだれはこちらのレシピを参考にし、保存用に少し多めに作っておきました。

ゆでささみさえあれば、いつでも簡単にできるので、この日は私のお弁当にしました。きゅうりの代わりに太めの斜め切りにしたオクラと、6つ割りにしたミディトマトを添えています。ふたの上に保冷剤をのせると、お昼までほどよく冷たく、おいしくいただきました。

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深大寺散策

2019年07月10日 | おでかけ

5月半ばのことですが... この日は調布市にある、神代植物公園にバラを見に行きました。植物公園の駐車場に車を停めてから、まずはすぐ近くの深大寺界隈で、お昼にお蕎麦をいただくことにしました。

深大寺の門前町は、江戸時代にさかのぼったかのような趣のある街並みに、20数軒のお蕎麦屋さんが軒を連ねています。

深大寺お蕎麦屋さんマップ(深大寺そば組合加盟店のご案内)

江戸時代、このあたりの土地は米作りに向かなかったため、蕎麦を作って深大寺に納めていたそうです。お寺で蕎麦を打って来客をもてなしたのが、深大寺そばのはじまりといわれています。今はこの近くにそば畑はほとんどありませんが、たくさんあるお蕎麦屋さんが当時の名残りをとどめています。

前回訪れた時は、深大寺通りにある湧水さんに入りましたが、今回は深大寺の山門からほど近い「青木屋」さんに入りました。美しい緑の木立の中にある、老舗らしい佇まいのお店です。お座敷もありましたが、気持ちのいい陽気だったので、私たちは外のお席に案内していただきました。

外に張り出したテラスの横を清水が流れ、新緑の美しさが目にまぶしい。

私は天ぷらそばをいただきました。お値段は良心的でしたが、おそばはコシがなくて柔らかく、蕎麦の香りがしなかったのがちょっと残念。でも、お店のロケーションと雰囲気は最高でした。

植物公園に入る前に、深大寺と周辺を少しだけ散策しました。深大寺は733年に創建された、都内では浅草寺の次に古い、歴史のあるお寺です。毎年3月に開かれる「だるま市」も有名です。

”ゲゲゲの鬼太郎” の作者、水木しげるさんが調布市に住んでいたという縁で、参道には鬼太郎グッズとカフェを併設した ”鬼太郎茶屋” というお店もあります。

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みなとみらい Amalfi CAFFE & A16

2019年07月05日 | グルメ

5月と6月、横浜みなとみらいでお昼をいただきました。まず5月は「MARK IS みなとみらい」の1階にあるイタリアン、Amalfii CAFFE (アマルフィイ カフェ) へ。こちらは鎌倉・七里ガ浜に何軒かあるアマルフィイの系列店です。

MARK ISのお店は横浜美術館の向かい、広々としたプロムナードに面したところにあります。横浜美術館に行った時などに何度か入ろうとして入れりそびれていた人気店ですが、この日は並ばずにあっさり入れました。

屋外で食事をするのにちょうど気持ちのいい時期でしたので、お店の方が、外にどんどんテーブルを増やしていたこともラッキーでした。この日は、母の日のランチセットをいただきました。

白身魚のマリネサラダ。さっぱりとして華やかなおいしさでした。

柔らかく煮込まれた牛肉がど~んとトッピングされた、トマト系のショートパスタ。ちょうど(家族の健康の関係で)お肉を断ち始めていた頃だったので、久しぶりのお肉がとてもおいしく感じられました。ノンアルコールの洋梨のスパークリングとともに。

食後のデザートはベリーのチーズケーキ。私はこれが一番気に入りました。^^ 深煎りのコーヒーとともに、おいしくいただきました。

***

6月は、MARINE & WALK YOKOHAMA (マリン アンド ウォーク ヨコハマ) 2階にあるイタリアン、A16 (エーシックスティーン) に入りました。ここはサンフランシスコに本店のあるイタリアンで、日本では丸の内とここ横浜にお店があります。どちらも何度か入ったことがありますが、カジュアルで居心地のよいお店。お料理もおいしいです。

MARIN & WALK のお店は、港が見える2階の通路にテラス席があります。まだ梅雨入り前で、やや汗ばむ陽気ながら海風がさわやかに吹いていて、屋外での食事が気持ちよかったです。この日はパスタのセットをいただきました。

前菜の盛り合わせです。左は豚肉とピスタチオのパテ、奥はロメインレタスとひじきのサラダ右はきのこのフリッタータ(イタリアンオムレツ)。ストレートのアイスティとともに。

4種類くらいあったパスタの中から「トロッコリ 豚肉とマッシュルームのラグーソース」にしました。トロッコリというのはパスタの種類ですが、やや平たく少しねじれたような生パスタで、つるんとした食感が楽しめました。

この時は肉断ちをしてから一カ月近くが経っていたので、おいしかったのですが、動物性のお味が私にはちょっと重く感じられました。だいぶ体質が変わってきたようです。

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