これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

換気扇も美白

2019年04月28日 22時09分47秒 | エッセイ
 お湯を沸かすためガスコンロに向かうと、見たくないものが目に飛び込んできた。
「ああ、換気扇フィルターの交換をしなくちゃ……」



 月に2回は交換しているのだが、見上げるといつも汚れている気がする。平日なんぞ、20時過ぎに仕事から帰り、きちゃないものを見るとドッと疲れが押し寄せてくる。疲労回復には美しいものが一番だ。
「ええっと、フィルターのストックはあと何枚かな」
 薄汚れたフィルターを、真っ白なものに交換したら、気分が明るくなった。でも、残りはたったの1枚である。いつも生協で注文しているのだが、最近カタログに載っていない。ならば、お気に入りのヨドバシを見てみよう。
「おお、あったぞ。業務用か。ふむふむ」
 何種類もある業務用フィルターから、わが家のサイズに合いそうなものを選んで注文した。
 ところが……。
「お荷物でーす」
 届いた宅配便の箱がやけに大きい。それもそのはず、業務用フィルターがバカでかかったのだ。



「うわあ、こんな大きさだったのか」
 もうひと回り大きかったら、野球部がグランドを整備するときに使えそうだ。置き場に困り、屋根裏の収納庫に持っていき、雛人形の隣に押し込めた。
「ふう~」
 4月は目まぐるしく過ぎていく。入学式のあとにラスト1枚のフィルターを使い、ついにストックがなくなった。ようやく業務用の出番である。グラウンド整備に使う道具は、コートローラーというらしい。外側は鉄でできており、中に水や砂を入れて使うのだとか。



 コートローラーもどきのフィルターをカットし、換気扇に取り付ける。「弱」のボタンを押して作業すると、都合よく換気扇にフィットし固定しやすくなる。さすがに業務用だけあって、厚手で、たっぷりと油を吸い取ってくれそうだ。
「でーきたっ」



 うんうん、これも美しい。
 しばらくは、純白のフィルターに安心できそうだ。
 昨日から、待ちに待った10連休が始まっている。
 料理を頑張っちゃおうかなっ!



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2019 統一地方選挙

2019年04月21日 21時33分15秒 | エッセイ
 本日は、一大イベントである統一地方選挙の投票日であった。
 私の勤務校では、何日も前から「3年生の中には選挙権のある生徒もいるので、投票に行かれないことのないよう部活動に配慮すること」と注意を受けている。
 ところで、選挙権のある生徒は、いつまでに生まれた子なのだろう。こういう疑問は、公民科の先生に聞けばすぐわかる。
「投票日が4月21日だと、満年齢で計算するので、4月22日までに生まれた生徒に選挙権があるんです」
「へー、そうなんですか」
 いやあ、聞いてみるものだ。これでまた一つ、新しいことをおぼえることができた。
 もっとも、自然消滅している知識もたくさんあるから、トータルで見たら減っていたりして。
 そして迎えた投票日。何年も前から応援している議員さんが、今回も立候補している。彼女が当選するよう、私も一票入れに行かなくては。



「お母さん、ミキはもう横浜市民だから投票権がないの。しっかり入れてあげて」
 引っ越した娘も応援している議員さんである。毎週月曜日になると一人で駅前に立ち、熱心に福祉のあり方について話しているから、好感を持つ有権者が多いようだ。前回の選挙ではかなり上位で当選していた。
 夕方、陽が落ちる前に投票所に着いた。日焼けするのは怖いので、日差しの強い日中は避けるに限る。予想通り行列はなく、待ち時間ゼロで投票をすませた。
 投票所になっている小学校の門を出るとき、これから投票すると思われる夫婦とすれ違った。年配のご主人が、奥さんに話しかける声が聞こえる。
「ええと、たしか○○○子だよな」
「そうよ、間違えないようにね」
 その名は、まさに今私が書いてきた議員さんだ。ここにも支援者がいたとわかると嬉しくなる。
 願わくば、当選しますように。


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川崎大師と洗濯物

2019年04月14日 22時06分53秒 | エッセイ
 近くまで行ったついでに、川崎大師に寄ってみた。



 カッコいい駅だ。
 ちょうど時計は11時を回ったところだし、少し早めのランチタイムにするのがよかろう。
 駅からすぐの場所に、いい感じの店があった。まぐろのフライとカニクリームコロッケの定食を注文する。



 たしか、これで1080円だった気が……。美味しくいただき満足した。
 食事のあとは甘いもの。どうやら、揚げまんじゅうと久寿餅(くずもち)が名物らしい。
 揚げまんじゅうは、外側にゴマが点々とついているものもあったが、イボみたいでよろしくない。無難な見た目のものにした。



 うま~い♪
 5分ほど歩くと川崎大師の立派な門が見えてくる。



 そうだ、食べるのがメインじゃなくて、お詣りするのがメインだったんだと気を引き締めた。
 中の様子は写真で見た通りだ。



 五重塔も立派であった。



 お願いしたいことは山ほどあるが、一番大事なのは健康だろう。自分の健康、両親の健康、家族の健康を祈った。おみくじを引くと「吉」。



 大師様に「まかせておけ」と太鼓判を押してもらったような気がして、心強くなった。
 ところで、おみくじの左下の方に「走り人」という項目があるが、これは何だろう??
「なで木」なるものもやってみた。よくなってほしい体の部分を木で撫でて、奉納すれば快方に向かうのだとか。だんだん疲れてきたので、私と娘の分だけにして、夫の分は省略する。
 お詣りが終わったら、ダルマつきの耳かきを買って



 ソフトクリームと久寿餅が同居したおやつをいただき、しばし休憩。



 あれから3週間が過ぎた。
 職場が変わり、慣れない毎日に戸惑いながらも、元気に過ごすことができるのは、大師様の御利益ではないだろうか。
 一方、よくないこともあった。
「肩と腰が痛い、うーん。手が上がらないよ」
 何と、夫が先月末から体の不調を訴え、洗濯物を干す係が私になってしまったのだ。手早く朝食をすませ、荷物を用意したあとは、洗濯物と格闘する毎日が待っていた。
 ちらりと「なで木」が脳裏に浮かんでくる。
 夫の分を省略した罰かもしれないなぁ。


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あら、どちらへ?

2019年04月07日 22時02分20秒 | エッセイ
 新しい職場での一週間が終わった。
 今度の職場は自宅から2.5kmぐらいだろうか。自転車をすっ飛ばし、信号機の少ない裏道を通れば15分ほどで到着する。校舎は改築して4年しか経っていないから、新築並みにキレイで機能的だ。
「はじめまして。○○と申します」
 職員は礼儀正しく、挨拶するために席まで来てくれる人が多い。なんて居心地がよいのだろう。
 だが、すべてが快適なわけではない。
「え、浄水器がない……」
 何と、この職場には浄水器が存在せず、ポットの中には沸騰した水道水が入っていた。
「困ったな……」
 新婚のとき、水道水を使って料理していたら、顔に吹き出物ができたことがある。浄水器をつけたら、すぐに治ったので、私は過度に浄水器に依存している。心の支えがないと、不安で不安で仕方ない。
「そうだ、お湯を沸かして持っていこう」
 よく考えてみたら、自転車通勤なのだから、自宅から浄水を運べばすむではないか。お湯だけでなく、水、カフェオレなども水筒に入れておけば、仕事の手を休めることなくひと息つける。なかなかいいアイデアだ。



 これだけのポットと弁当を持っていくには、エコバッグしかない。



 荷物が多すぎて、あとは財布とタオル、セキュリティカードぐらいしか入れられない。たまたま来ていた娘が、冷たい言葉を投げかけてきた。
「は? なにこれ。何しに行くのよ」
「……仕事」
「誰が信じるの? ピクニックだよ、これじゃ」
 まあ、そういえないこともないけど、必要なのだから仕方ない。
 ついでに、一日の歩数にも大きな変化があった。電車通勤をしていたときは、毎日7000~10000歩は歩いていた。



 ところが、4月からは一気にこんな数値が……。





「こりゃまずい。運動不足になっちゃう」
 幸い、校舎は広い。探検と運動を兼ねて、早歩きで何往復もすることにした。
 明日からは新学期が始まる。
 どんな毎日が待っているのか楽しみだ。


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