これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

プリン愛

2024年02月11日 10時34分55秒 | エッセイ
 1月26日発売のHanakoが熱い。



 お待ちかねのスイーツ特集で、生クリームたっぷり、イチゴどっさりのデザートが紙面を飾っている。東京の店が多いとはいえ、京都など西の実力店も載っていて、永久保存版にしたいくらいだ。
 しかし、このタイトルには疑問がある。
「ショートケーキ、シュークリームはともかく、ドーナツってジャンルが違うんじゃない?」
 私のイメージでは、ドーナツは主食としても、間食としても使える実用的なアイテムであり、ケーキやシューと同じ土俵ではない。ドーナツは別のカテゴリーに属している気がする。
「三大定番スイーツだったら、プリンを入れないと」
 そんなわけで、プリンについて語りたい。
 プリンの一番の魅力は喉ごしのよさではないか。真夏の暑い日に、スポンジ系のスイーツは「ちょっとなぁ」と思うが、プリンだったら「くれくれ!」となる。黄色のカスタードに卵の濃厚さと控えめな甘味が凝縮され、大変口当たりがよい。これに茶色のカラメルが流れ込み、強力な甘味とわずかな苦味が加わることで、格段にパワーアップしながら味覚を楽しませる。食道にダイビングする直前まで舌を満足させるスイーツだ。
 代々木にある、かもめのイタリアンのプリンは絶品だった。



 代官山のミケランジェロプリンもなかなか。



 リーズナブルなところでは、ジョナサンのプリンサンデーもイケる。



 ケーキ屋さんのプリンはどこもクオリティが高く、甲乙つけがたい点で記事化しづらいのかもしれない。
 プリンは自家製でも勝負できる。先日、料理研究家の小林まさみさんのレシピを見て作ったジャンボプリンが、家族から絶賛された。



 栗原はるみさんもジャンボプリンをアップしているが、小林さんは生クリームを使わず、卵3個、牛乳300cc、砂糖70gというシンプルな材料で「うまい~」と唸らせるところが素晴らしい。
 作り方もシンプルだ。先にカラメルを作り、バターを塗った耐熱容器に入れる。その上に混ぜた材料を加えて、160~170度のオーブンで60分間蒸し焼きにするだけ。



 生焼けを避けるため、竹串を刺して、卵液がついてこないかを確認するのが大事だ。
 できたからといって、ここで、「ハッハッ」とがっついてはいけない。粗熱がとれたら、ひと晩冷やすことでさらに美味しく食べられる。
「ううう、我慢我慢」
 後ろ髪を引かれつつ、プリンを冷蔵庫に入れた。明日になるまでおあずけだ。
 さて、どうやって耐熱容器からプリンを出せばよいかと心配したが、冷やすことで体積が小さくなるらしい。翌日には、自然と耐熱容器の淵からはがれ、カラメルの海に浮かんでいた。大きな皿を耐熱容器の上にかぶせ、そのまま「エイッ」と裏返すだけでプリンを救出することができる。



 好みもあるが、プリンは少々硬めが美味しい。
 私は口径18cmのキャセロール型を使ったため、切り分けたときに平べったくなり高さが出なかった。



 次は、16cmのボウルを使い、お手本のように仕上げてみよう。
 Hanakoのスイーツをチェックする。職場の近くの店が「人気のシュークリーム」として載っているではないか。歩いて15分の店のドーナツも掲載されており、「こ、これは行かなくては」と気がはやった。
 そのうち、プリン特集をやってくれないかな~と期待している。

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コメント (8)
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