これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

クリスマスケーキは手作りで

2023年12月24日 16時26分54秒 | エッセイ
 クリスマスは、家でまったり、美味しいものを食べるに限る。
「寒いし……」
 今朝の練馬の気温は2度だったらしい。もっと冷えている雪国の方には申し訳ないけれど、厚着した身をブルブルと震わせ、コタツから外に出られない。ダラダラ、デレデレ、ドロドロと過ごすばかりだ。
 昨年まで、ケーキだけはデコレーションを予約していたが、今年はそれすらも面倒になり、「家で作るからいいや」と決めて何もしていない。幸い、ブッシュドノエルのレシピはあるから、今月上旬までは張り切っていた。でも、だんだんテンションが落ちてきて、「もっと簡単なレシピはないかな」とクリアーブックをひっくり返して探す有様……。
 そして、超カンタンなレシピを見つけてしまった。
「ふっふっふ」



 ヨーグルトクリームのティラミスである。
 たしか、2022年ではなかったか。小林まさみさんという料理研究家の方のレシピを「いつか作るときが来るかもしれない」と切り抜き、ファイリングしていたことが功を奏した。
 ココアパウダー・コーヒーはあるから、プレーンヨーグルトとカステラ、リキュールを買ってくればできるというお手軽さがありがたい。



 ただし、オシャレなガラスの器がなかったので、こっそり、サイズの近いパウンド型を使っている。完成して皿に盛りつければ、何に入れたかなんてわかりっこないから問題なーい!



 まずはヨーグルトの水切りをする。2パック800gものヨーグルトって、こんなに大量。



 これに重しをして、90分冷蔵庫に入れる。



 すぐに乳清(ホエー)が流れてくる。これは栄養価が高いため、捨てずに二次利用した方がよい。



 私はオリゴ糖を入れて、そのまま飲んでしまった。少々クセがあるけれど、お腹の調子が上がった気がする。検索すると、ホエーのレシピも豊富にあるから、もっと有効活用できるかもしれない。
 水切り後は、こんなにぺちゃんこになる。申し訳ないくらい、つぶれてしまった。



 これに砂糖大さじ5を加えて、クリームのでき上がりだ。甘くない方がいいので、大さじ4を入れた時点で味見をしたら、まあまあの仕上がり。砂糖は大さじ4でもイケる。



 やっとカステラの出番が来た。1cm厚さに切ると、ちょうど4切れ並ぶサイズである。



 これにコーヒー60cc、リキュール大さじ1を混ぜたシロップを半量かける。





 この上にクリームを半量載せて



 その上にまたカステラを重ね、シロップの残りをかける。



 最後にもう一度、残りのクリームを全部載せて、2時間冷やせばでき上がり



 完成品にココアパウダーをかけ、切り分けたら「いただきまーす」となる。



「おいし~」
「かる~い」
 家族からの評判は上々であった。
 課題としては2つある。
 まず、崩れてしまったピースがあったため、水切りを徹底する必要があった。表面積の大きな重しにした方がよさそうだ。
 それから、若干の酸味が残っていたので、ヨーグルトのメーカーにもこだわりたい。小岩井のヨーグルトだったら、よりクリーミーになり、マスカルポーネに近づくのではないかと思う。
「そんなもん、何だっていいよ。ごちそうさま!」
 夫も娘も満足してくれたようだ。小林まさみ先生、ありがとうございました。
 さて、夕飯にはピザを焼こう。ステーキとカニ爪も焼いて、冷凍のスープを温めるだけだから、楽チン楽チン。
 日が落ちて気温が下がってきた。
 私はまたコタツに潜り込む。
 夕飯の支度を始めるまで、ダラダラ、デレデレ、ドロドロと、クリスマスイブの雰囲気を満喫した。

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コメント (6)
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