これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

むくみが悩み

2023年08月20日 21時35分27秒 | エッセイ
 むくみやすい体質は損だ。
「ああ、また靴下のあとがついてるよ。指輪も抜けないし、キーッ!」
 夏は特にいけない。汗腺が発達していないのか、あまり汗をかかない割に、喉が渇くものだから、どうしても水分を多くとりがちだ。仕事を終えて履き替えた靴がきつくなり、翌朝は顔が腫れぼったくなる。運動しても、出た水分より飲んだ水分の方が多くて、かえって体重が増えると虚しい。
 唯一の救いは熱中症になりにくいことだろうか。体に水分をため込んでいるので、暑い部屋で掃除をしても、料理をしても、具合が悪くなることはない。
「もしかして、暑い部屋にいるから、むくんでしまうのかも?」
 どちらが先なのだろうか。体脂肪計に乗ると、16%とか17%という数値が表示されるので、やはり、余計な水分で重くなっているようだ。
 友人から「ラクダみたいだね」と言われたときは苦笑するしかなかった。猛暑、酷暑の毎日に適応しようと、体が変化したのかもしれない。でも、ラクダではちょっと……。
「むくみを撃退する食べ物ないかな」
 心当たりがないこともない。たとえば、血行をよくする玉ねぎなどは、間違いなくプラスに働くだろう。生食の方が効果大と知り、ネットでレシピを見て「酢玉ねぎ」を作ることにした。
 まずは玉ねぎを薄切りにする。



 これに酢・水・ハチミツを煮立てたものをかけ冷ます。
 保存容器に入れ、6時間たったら食べられる。



「うん、酸っぱくて美味しい。これだったら簡単だから続けられるわ」
 玉ねぎは一度に4分の1個、約50gを食べないと効果が期待できないという。毎日せっせと食べていたら、尿量が増え、体が軽くなってきた。これはいいと思っていたのに、1カ月ほどで問題が起きた。
「いたたたた、歯が、歯が」
 私は歯が弱い。虫歯の治療跡だらけで、知覚過敏になっている箇所も多いせいか、酢との相性が悪かった。硬いものを噛むと痛みが走り、料理方法を変える必要に迫られた。
「じゃあ、焼き玉ねぎかな」
 次にチャレンジしたのは玉ねぎのソテーだ。
 薄切りにするところは同じだが、油を敷いたフライパンに入れる点が違う。



 そのまま火をつけ、フタをして弱火で蒸し焼きにする。



 10分ほど経ったらかき混ぜて、さらに10分焼けば甘味が出て食べやすくなる。
 これに醤油をかけ、かつおぶしをまぶせばでき上がりだ。



 粗熱がとれたら容器に入れる。といっても、結構な量なので、それなりに大きくないと入りきらない。それでまた、酢玉ねぎの瓶を使った。



「液体じゃないのに、何かおかしくない?」
 家族からは不評だったけれど、他に選択肢はない。知らん顔をしてやり過ごした。
 かくして、むくみは順調にとれている。体重もかなり減ってきた。お腹周りもスッキリして体が軽い。血行がよくなると、肌も若がえり、40代に見られることもある。
 私と同様に、むくみやすい方はぜひお試しを!
 それにしても、この暑さはいつまで続くのだろう。
 もし、クーラーが壊れたりしたら、玉ねぎをやめてラクダに戻ろうっと。

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コメント (4)
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